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二章
3.葛藤
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レストランで夕飯を済ませた二人は、永瀬のマンションに帰りついた。
当たり前のように香澄のバッグを持ち、手を繋いでくれるその姿が昼間見た彼と重なって、香澄の胸を苦しく締め付けた。
――この優しさを知っているのは、私だけじゃない。
一度そう思い始めたら、何もかもが信じられなくなってしまう。
もしかしたら、あの人もこの部屋に入ったのだろうか。
キッチンで料理をして、お風呂に入って、ベッドで愛し合ったのだろうか。
ゆっくりと部屋を見渡してみるが、他の女性の気配はないように思える。
けれど彼は注意深い人だ。もしかしたら分からないように上手く隠しているのかもしれないし、会う時は彼女の家とかホテルとか場所を決めているのかもしれない。そう、例えば今日の昼間のように――。
「どうしたの、そんな怖い顔して突っ立ったまんまで」
リビングに入るなり顔をこわばらせて佇む香澄を見遣って、永瀬が揶揄うように笑った。
香澄は取り繕って苦笑で隠したが、彼の目を見ることができない。
「あ、ううん。なんでもない。ちょっと考え事してた。…お水、だすね」
誤魔化しながら、冷蔵庫を開いて水を取り出そうとしたそのとき――飲みかけのペットボトルが置かれているのがふと目に入った。
ノンカフェインと大々的に謳われているそのお茶は、最後に香澄が来た時、そこになかったはずだ。
そして明らかに異彩を放つその存在が、香澄をさらに戸惑わせた。
というのも、永瀬はカフェイン好きである。過去に彼がノンカフェインのお茶を敢えて選んだことなど、一度もない。
つまりこれを選んだのは、彼以外の誰か。
――ピッピッピ
開けっ放しを警告する機械音が響く。
思考を取り戻した香澄は、慌てて水を手に取ると扉を閉めた。
気付けば、手が震えている。心臓がうるさくて、呼吸すら荒くなっていた。
その原因は不安なのか怒りなのか、その両方か、自分でも分からない。
元はと言えば、ちゃんと聞けない自分のせいだ。勘違いだということも十分にありえる。でもそうじゃない可能性の方が高いから、怖くて聞けない。
(泣くな。泣くな。まだそうと決まったわけじゃない)
そう言い聞かせるのに、自分以外の誰かの存在に気付いてしまった今、冷静でいることはこんなに難しい。
どう頑張っても、感情を上手くコントロールできなかった。ともすれば次第に目が熱くなって、生ぬるいものが零れそうになる。
香澄は大きく深呼吸をし、顔を上げて涙を必死に堪えた。
幸い、永瀬はトイレに行っていて現在この部屋にはいない。
おかげで冷蔵庫の前で不自然に固まる自分を見られずに済んだが、水洗音が聞こえてきたのですぐに戻ってくるだろう。
そう思っていたらリビングに向かう足音が大きくなって、香澄は急いで二人分のグラスを取り出した。
おざなりに氷を入れてから水を注ごうとしたところで、キッチンに入ってきた永瀬に後ろから抱き締められた。
「会いたかった」
耳元で囁かれたその一言は、いつもなら香澄を喜ばせるのに、今日はひどく嘘っぽく聞こえた。
――本当に?
――それを告げる相手は、私で合ってるの?
――櫻木さんにもそう言ったんじゃないの?
――こうやって昼間もあの人を抱きしめたの?
警戒する心が、冷たい言葉を吐く。
だけどそれより最悪なのは、こんな状況でも抱きしめられて嬉しく感じてしまう自分がいることだ。
その事実に、香澄は打ちのめされそうだった。
「…ねえ」
「ん?」
「私のこと、好き?」
「うん」
「私だけ?」
「うん」
身体に巻きつく腕に力がこもった。
迷いない返事が今は却って疑わしい。
すごく幸せなのに、すごく悲しい、なんて。
生まれて初めて感じる、こんな複雑な感情。
「…本当に?」
「もちろん。なんで疑うの?」
言いながら、証明するように彼のキスが頬に、耳に、続いて首筋に落ちてくる。
その温かさはいつもと寸分違わなかったから、淡い期待が不意に胸をよぎった。
――もしかしたらやっぱり何もかも自分の勘違いなのかもしれない、と。
(愛されてるって信じてもいいの?)
香澄の心は今、大きく揺れていた。
この目で見た事実と、目の前の彼と――どちらを信じればいいのか。
できるなら、彼を信じたいと思う。彼の言葉を、このキスを、抱擁を。
だから信じさせてほしいと思った。
過去に埋もれて抜け出せなかった自分を救ってくれたあの日のように。
そうして揺るぎない愛情を感じることができたなら、真実を問う勇気が持てるかもしれないから。
「…香澄?あのさ、」
何かを永瀬が言いかけたが、それを遮るようにして香澄はくるりと体の向きを変えた。
向き合う姿勢になったところで思い切ってぐっと身体を押し付け、首に腕を絡ませながら彼を上目遣いで見上げる。
「ねえ…したい」
告げた一言に、永瀬が目を見張った。
思いがけない誘惑に、彼は驚きの眼差しで香澄を見下ろしている。
だがそれも仕方のないことかもしれない、こうやって素面の状態で香澄から誘ったことは過去にほとんどなかったから。
基本的に永瀬から求めて、それに香澄が応じる形で二人は身体を重ねてきた。
「だめ?私から誘うのとか…」
彼が戸惑っているのは明白だったから、香澄は勢いを失って気まずそうに俯いた。
甘えるように彼の胸に顔を埋めたのは、今更羞恥心が湧いてきて恥ずかしかったせいでもあるが、こうすることで彼が少しでもその気になるのではと期待したからだ。
「…いや全然ウェルカム。むしろ嬉しい」
俯く顔に永瀬の手が伸びてきて、促されるように顔を上げたら、愛おしげな眼差しとぶつかった。
その瞳に嘘はない…ように見える。
真実を探りたくてじっと見つめていると、その答えを見つける前に深いキスが落ちてきた。
そうして、あっという間に奪われていく思考と理性。
結局水を飲むこともできないまま、香澄はそのまま寝室に連れ込まれた。
当たり前のように香澄のバッグを持ち、手を繋いでくれるその姿が昼間見た彼と重なって、香澄の胸を苦しく締め付けた。
――この優しさを知っているのは、私だけじゃない。
一度そう思い始めたら、何もかもが信じられなくなってしまう。
もしかしたら、あの人もこの部屋に入ったのだろうか。
キッチンで料理をして、お風呂に入って、ベッドで愛し合ったのだろうか。
ゆっくりと部屋を見渡してみるが、他の女性の気配はないように思える。
けれど彼は注意深い人だ。もしかしたら分からないように上手く隠しているのかもしれないし、会う時は彼女の家とかホテルとか場所を決めているのかもしれない。そう、例えば今日の昼間のように――。
「どうしたの、そんな怖い顔して突っ立ったまんまで」
リビングに入るなり顔をこわばらせて佇む香澄を見遣って、永瀬が揶揄うように笑った。
香澄は取り繕って苦笑で隠したが、彼の目を見ることができない。
「あ、ううん。なんでもない。ちょっと考え事してた。…お水、だすね」
誤魔化しながら、冷蔵庫を開いて水を取り出そうとしたそのとき――飲みかけのペットボトルが置かれているのがふと目に入った。
ノンカフェインと大々的に謳われているそのお茶は、最後に香澄が来た時、そこになかったはずだ。
そして明らかに異彩を放つその存在が、香澄をさらに戸惑わせた。
というのも、永瀬はカフェイン好きである。過去に彼がノンカフェインのお茶を敢えて選んだことなど、一度もない。
つまりこれを選んだのは、彼以外の誰か。
――ピッピッピ
開けっ放しを警告する機械音が響く。
思考を取り戻した香澄は、慌てて水を手に取ると扉を閉めた。
気付けば、手が震えている。心臓がうるさくて、呼吸すら荒くなっていた。
その原因は不安なのか怒りなのか、その両方か、自分でも分からない。
元はと言えば、ちゃんと聞けない自分のせいだ。勘違いだということも十分にありえる。でもそうじゃない可能性の方が高いから、怖くて聞けない。
(泣くな。泣くな。まだそうと決まったわけじゃない)
そう言い聞かせるのに、自分以外の誰かの存在に気付いてしまった今、冷静でいることはこんなに難しい。
どう頑張っても、感情を上手くコントロールできなかった。ともすれば次第に目が熱くなって、生ぬるいものが零れそうになる。
香澄は大きく深呼吸をし、顔を上げて涙を必死に堪えた。
幸い、永瀬はトイレに行っていて現在この部屋にはいない。
おかげで冷蔵庫の前で不自然に固まる自分を見られずに済んだが、水洗音が聞こえてきたのですぐに戻ってくるだろう。
そう思っていたらリビングに向かう足音が大きくなって、香澄は急いで二人分のグラスを取り出した。
おざなりに氷を入れてから水を注ごうとしたところで、キッチンに入ってきた永瀬に後ろから抱き締められた。
「会いたかった」
耳元で囁かれたその一言は、いつもなら香澄を喜ばせるのに、今日はひどく嘘っぽく聞こえた。
――本当に?
――それを告げる相手は、私で合ってるの?
――櫻木さんにもそう言ったんじゃないの?
――こうやって昼間もあの人を抱きしめたの?
警戒する心が、冷たい言葉を吐く。
だけどそれより最悪なのは、こんな状況でも抱きしめられて嬉しく感じてしまう自分がいることだ。
その事実に、香澄は打ちのめされそうだった。
「…ねえ」
「ん?」
「私のこと、好き?」
「うん」
「私だけ?」
「うん」
身体に巻きつく腕に力がこもった。
迷いない返事が今は却って疑わしい。
すごく幸せなのに、すごく悲しい、なんて。
生まれて初めて感じる、こんな複雑な感情。
「…本当に?」
「もちろん。なんで疑うの?」
言いながら、証明するように彼のキスが頬に、耳に、続いて首筋に落ちてくる。
その温かさはいつもと寸分違わなかったから、淡い期待が不意に胸をよぎった。
――もしかしたらやっぱり何もかも自分の勘違いなのかもしれない、と。
(愛されてるって信じてもいいの?)
香澄の心は今、大きく揺れていた。
この目で見た事実と、目の前の彼と――どちらを信じればいいのか。
できるなら、彼を信じたいと思う。彼の言葉を、このキスを、抱擁を。
だから信じさせてほしいと思った。
過去に埋もれて抜け出せなかった自分を救ってくれたあの日のように。
そうして揺るぎない愛情を感じることができたなら、真実を問う勇気が持てるかもしれないから。
「…香澄?あのさ、」
何かを永瀬が言いかけたが、それを遮るようにして香澄はくるりと体の向きを変えた。
向き合う姿勢になったところで思い切ってぐっと身体を押し付け、首に腕を絡ませながら彼を上目遣いで見上げる。
「ねえ…したい」
告げた一言に、永瀬が目を見張った。
思いがけない誘惑に、彼は驚きの眼差しで香澄を見下ろしている。
だがそれも仕方のないことかもしれない、こうやって素面の状態で香澄から誘ったことは過去にほとんどなかったから。
基本的に永瀬から求めて、それに香澄が応じる形で二人は身体を重ねてきた。
「だめ?私から誘うのとか…」
彼が戸惑っているのは明白だったから、香澄は勢いを失って気まずそうに俯いた。
甘えるように彼の胸に顔を埋めたのは、今更羞恥心が湧いてきて恥ずかしかったせいでもあるが、こうすることで彼が少しでもその気になるのではと期待したからだ。
「…いや全然ウェルカム。むしろ嬉しい」
俯く顔に永瀬の手が伸びてきて、促されるように顔を上げたら、愛おしげな眼差しとぶつかった。
その瞳に嘘はない…ように見える。
真実を探りたくてじっと見つめていると、その答えを見つける前に深いキスが落ちてきた。
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