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二章
4.愛に迷う
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暗い寝室に、卑猥な音が響く。
仄かに灯るベッドライトに照らされて、二つの身体は艶めかしく繋がっていた。
「あっ、…んっ、ああっ!」
膝を抱えられながら腰を打ちつけられて、香澄は喘いだ。
時々奥を擦り付けられるようにされたら堪らなくて、必死に彼に縋りついた。
「あっ、んんっ、それ、やだぁ…っ」
「そんなエロい顔して言われてもな」
笑いながら降ってくる濃厚なキス。
もたらされる快楽も思考を奪われる口付けも、拒むことなどできない。
今夜の彼はいつになく優しく、香澄を甘やかしているように見えた。
キスして、とか、抱きしめて、とか、彼女が口にした願いをことごとく叶えては、その身体にいくつも赤い華を残した。その行為はまるで自分の所有物だと刻み付けるようで、そうなれたらいいのに、と香澄は強く願った。
彼の一部となって永遠に離れずにいられたら、どんなに幸せだろう。
けれどそう思うことすらもしかしたら、虚偽の上に成り立っているのかもしれない――そう考えたら涙があふれて、遂に香澄の頬を濡らした。
「なんで泣くの」
涙をキスで拭いながら、永瀬が柔らかな髪を撫でて問う。
身体の中に彼自身を埋め込まれながら、緩い律動の中で香澄は声を震わせた。
「好きすぎて…」
答えたが、本当はそれだけじゃない。でも今の香澄にはそう言うのが精一杯だった。
好きすぎて、怖い。幸せすぎて、苦しい。
唯一無二と思っていたこの愛情はただの幻で、巧みな演技でただ騙されているだけなのかもしれない――そう思うと、胸が張り裂けそうなくらい辛い。
浮気なんてする人じゃないと分かっているのに、そんなの分からないとも思う。
大樹の時だって、裏切りを知るまでは誠実な人だと思っていたじゃないか。
前回はただ傷ついて、恋愛を封印することでなんとか耐え凌いだ。
でも今回は違う。きっと、それだけでは済まない。あまりに違うのだ、想いの深さが。
この恋が崩壊する時、今度こそ全て失うだろう。恋も、仕事も、生活ですら。
既に引き返せないところまで来ているというのに、この手を失ったら――どうやって生きて行けばいいの?
「俺も好きだよ」
その言葉はあまりに優しすぎて、香澄の心を深く抉った。
信じるのも疑うのも、今の彼女にとっては同じくらいに残酷で、勇気が必要なことだ。
疑心暗鬼に染まる自分の顔を見られたくなくて、香澄は顔を両手で隠す。だがそれを永瀬は羞恥心ゆえだと勘違いしたらしい。
彼は「照れてんの?可愛い」と笑いながら――香澄の本心など微塵も知らないまま、彼女の手にキスを落としていく。
そして最後に彼女の肩を掴んで抱き起こすと、向かい合って座るようにしてまた腰を打ち付けはじめた。
「あっ、あっ、んっ、ねぇ奥当た…っ、ああっ」
「気持ちいい?」
「んっ、ああ気持ちいい…っ」
「ほんと可愛い、最高すぎる」
聞こえてきた言葉は本音だろうか。それとも、都合のいい関係を続けるための建前だろうか。
好きも、可愛いも、こんなに疑いの余地がある言葉だっただろうか。
もう何も分からなくなって、香澄は自らの嬌声でかき消した。
「あっ、んっ、ああ…っ」
キスされる度に思いが募る。離れられなくなる。
どんなに求めてもその全てが幻ならば――手にできないならば、最後に残るのは虚しさだけ。
そう分かっているのに、それでもこの手を離すことができない自分は、愛に狂った道化だ。
「あ、はっ、ああんっ、そこは、ダメぇ…っ」
「いいよ、我慢しないでイって。俺ので気持ちよくなる顔もっと見たい」
甘い台詞とともに奥まで攻められて、たまらず香澄は首を反らした。そこに永瀬が噛みついてきて、キスマークがまた一つ増える。
愛情を感じるほど、失う恐怖が増していく。
信じると決めたのだから、と思う自分と、もし裏切られているとしたら、と警戒する自分と。
両極に揺れる自分を振り払いたくて、香澄は快楽の波の中、目の前の胸に必死にしがみついた。
***
激しく抱かれた後、ぐっすり眠る永瀬の隣で、香澄は一人声を押し殺して泣いた。
彼に抱かれて分かったのは、愛を囁かれた分だけ彼を信じられなくなったということ。
身体を重ねれば彼の気持ちを確かめられると期待したのに、完全に裏目にでたとしか言いようがない。
ぐずぐず悩んでないで、潔く思い切って訊いてみればいい――そんなことは分かっている。
だけどそうできないのは、それだけ別れを恐れているから。
このまま何も見なかったことにして忘れたふりをしていれば、その願いは叶う。
けれど他の女の影を見つける度、きっと心は壊れていく。そんなの、到底耐えられる気がしない。
真実を問い質す勇気もないくせに見ないフリもできないなんて、とんだ臆病者だ。
一睡もできないまま、時間だけが無情に過ぎていく。
次第に明るんでいく窓の外は、この恋の終わりのカウントダウンのようにも思えた。
捕らわれた囚人のように逃げ場のない感情の中で、香澄はぼんやりと考える。
(分かっていたのに…いつか終わる恋かもしれないってこと)
そもそも彼と付き合えたこと自体、奇跡だったのだ。
いつか愛想を尽かされる日が来るかもしれないなんて、最初から想像できていた。
別れるリスクを承知の上で永瀬を受け入れたのだから、何があっても彼を責めることなどできない。
結局自分の覚悟が足りなかった――そういうことなのだろう。
(これからどうしたらいいのかな…)
考えたいのに、泣いた上に眠れなかったせいで、上手く思考を巡らせることができない。そのうえ、ひどく目が痛む。
鏡を見なくても目が腫れていることは明らかだ。
こんな状態では彼が目を覚ました時に驚かせてしまう。そしてその時、うまく言い訳できる自信がなかった。
――だから。
香澄は夜明けを待って、彼の隣をひっそりと抜け出した。
身体を寄せてはいたが触れ合ってはいなかったので、彼の側を離れることは容易かった。
実際、彼女がベッドから降り立っても永瀬は穏やかな寝息を立てたままだ。
彼は今、一体どんな夢を見ているのだろう。そこに自分はいるのだろうか。笑っているのだろうか。
起きた時、隣に自分がいないと知ったらどう思うだろう。怒るだろうか、心配してくれるだろうか、それとも…。
香澄は息を殺しながら手早く服を着ると、バッグを持って彼の部屋を静かに後にした。
物音を立てないように扉を閉め、外に出る。冷たい風に出迎えられたら、思わず安堵の息が漏れた。
静寂な早朝の中を、とぼとぼと駅に向かって歩いていく。
白い朝が、次第に街を明るく照らし始めていた。
新しい一日が始まっても、昨日からの悩みが消え去るわけではない。
結局今日は昨日の延長線でしかなく、不安も葛藤も捨てることができないなら、全て抱えて進むしかないのだろう。
すれ違う他人にひどい顔を見られたくなくて、咄嗟に俯いて隠す。
しかしすぐにそれがどれだけ愚かなことか気付いて、香澄は小さく嘲笑った。
自惚れもいいところ、一体こんな自分など誰が気に留めるというのか。
恋人の心さえ、まともに繋ぎ止められないのに。
そんなことを考えていたら枯れたはずの涙がいつの間にか零れ落ちてきて――香澄の心と同じ灰色の地面にひとつ、染みを作った。
仄かに灯るベッドライトに照らされて、二つの身体は艶めかしく繋がっていた。
「あっ、…んっ、ああっ!」
膝を抱えられながら腰を打ちつけられて、香澄は喘いだ。
時々奥を擦り付けられるようにされたら堪らなくて、必死に彼に縋りついた。
「あっ、んんっ、それ、やだぁ…っ」
「そんなエロい顔して言われてもな」
笑いながら降ってくる濃厚なキス。
もたらされる快楽も思考を奪われる口付けも、拒むことなどできない。
今夜の彼はいつになく優しく、香澄を甘やかしているように見えた。
キスして、とか、抱きしめて、とか、彼女が口にした願いをことごとく叶えては、その身体にいくつも赤い華を残した。その行為はまるで自分の所有物だと刻み付けるようで、そうなれたらいいのに、と香澄は強く願った。
彼の一部となって永遠に離れずにいられたら、どんなに幸せだろう。
けれどそう思うことすらもしかしたら、虚偽の上に成り立っているのかもしれない――そう考えたら涙があふれて、遂に香澄の頬を濡らした。
「なんで泣くの」
涙をキスで拭いながら、永瀬が柔らかな髪を撫でて問う。
身体の中に彼自身を埋め込まれながら、緩い律動の中で香澄は声を震わせた。
「好きすぎて…」
答えたが、本当はそれだけじゃない。でも今の香澄にはそう言うのが精一杯だった。
好きすぎて、怖い。幸せすぎて、苦しい。
唯一無二と思っていたこの愛情はただの幻で、巧みな演技でただ騙されているだけなのかもしれない――そう思うと、胸が張り裂けそうなくらい辛い。
浮気なんてする人じゃないと分かっているのに、そんなの分からないとも思う。
大樹の時だって、裏切りを知るまでは誠実な人だと思っていたじゃないか。
前回はただ傷ついて、恋愛を封印することでなんとか耐え凌いだ。
でも今回は違う。きっと、それだけでは済まない。あまりに違うのだ、想いの深さが。
この恋が崩壊する時、今度こそ全て失うだろう。恋も、仕事も、生活ですら。
既に引き返せないところまで来ているというのに、この手を失ったら――どうやって生きて行けばいいの?
「俺も好きだよ」
その言葉はあまりに優しすぎて、香澄の心を深く抉った。
信じるのも疑うのも、今の彼女にとっては同じくらいに残酷で、勇気が必要なことだ。
疑心暗鬼に染まる自分の顔を見られたくなくて、香澄は顔を両手で隠す。だがそれを永瀬は羞恥心ゆえだと勘違いしたらしい。
彼は「照れてんの?可愛い」と笑いながら――香澄の本心など微塵も知らないまま、彼女の手にキスを落としていく。
そして最後に彼女の肩を掴んで抱き起こすと、向かい合って座るようにしてまた腰を打ち付けはじめた。
「あっ、あっ、んっ、ねぇ奥当た…っ、ああっ」
「気持ちいい?」
「んっ、ああ気持ちいい…っ」
「ほんと可愛い、最高すぎる」
聞こえてきた言葉は本音だろうか。それとも、都合のいい関係を続けるための建前だろうか。
好きも、可愛いも、こんなに疑いの余地がある言葉だっただろうか。
もう何も分からなくなって、香澄は自らの嬌声でかき消した。
「あっ、んっ、ああ…っ」
キスされる度に思いが募る。離れられなくなる。
どんなに求めてもその全てが幻ならば――手にできないならば、最後に残るのは虚しさだけ。
そう分かっているのに、それでもこの手を離すことができない自分は、愛に狂った道化だ。
「あ、はっ、ああんっ、そこは、ダメぇ…っ」
「いいよ、我慢しないでイって。俺ので気持ちよくなる顔もっと見たい」
甘い台詞とともに奥まで攻められて、たまらず香澄は首を反らした。そこに永瀬が噛みついてきて、キスマークがまた一つ増える。
愛情を感じるほど、失う恐怖が増していく。
信じると決めたのだから、と思う自分と、もし裏切られているとしたら、と警戒する自分と。
両極に揺れる自分を振り払いたくて、香澄は快楽の波の中、目の前の胸に必死にしがみついた。
***
激しく抱かれた後、ぐっすり眠る永瀬の隣で、香澄は一人声を押し殺して泣いた。
彼に抱かれて分かったのは、愛を囁かれた分だけ彼を信じられなくなったということ。
身体を重ねれば彼の気持ちを確かめられると期待したのに、完全に裏目にでたとしか言いようがない。
ぐずぐず悩んでないで、潔く思い切って訊いてみればいい――そんなことは分かっている。
だけどそうできないのは、それだけ別れを恐れているから。
このまま何も見なかったことにして忘れたふりをしていれば、その願いは叶う。
けれど他の女の影を見つける度、きっと心は壊れていく。そんなの、到底耐えられる気がしない。
真実を問い質す勇気もないくせに見ないフリもできないなんて、とんだ臆病者だ。
一睡もできないまま、時間だけが無情に過ぎていく。
次第に明るんでいく窓の外は、この恋の終わりのカウントダウンのようにも思えた。
捕らわれた囚人のように逃げ場のない感情の中で、香澄はぼんやりと考える。
(分かっていたのに…いつか終わる恋かもしれないってこと)
そもそも彼と付き合えたこと自体、奇跡だったのだ。
いつか愛想を尽かされる日が来るかもしれないなんて、最初から想像できていた。
別れるリスクを承知の上で永瀬を受け入れたのだから、何があっても彼を責めることなどできない。
結局自分の覚悟が足りなかった――そういうことなのだろう。
(これからどうしたらいいのかな…)
考えたいのに、泣いた上に眠れなかったせいで、上手く思考を巡らせることができない。そのうえ、ひどく目が痛む。
鏡を見なくても目が腫れていることは明らかだ。
こんな状態では彼が目を覚ました時に驚かせてしまう。そしてその時、うまく言い訳できる自信がなかった。
――だから。
香澄は夜明けを待って、彼の隣をひっそりと抜け出した。
身体を寄せてはいたが触れ合ってはいなかったので、彼の側を離れることは容易かった。
実際、彼女がベッドから降り立っても永瀬は穏やかな寝息を立てたままだ。
彼は今、一体どんな夢を見ているのだろう。そこに自分はいるのだろうか。笑っているのだろうか。
起きた時、隣に自分がいないと知ったらどう思うだろう。怒るだろうか、心配してくれるだろうか、それとも…。
香澄は息を殺しながら手早く服を着ると、バッグを持って彼の部屋を静かに後にした。
物音を立てないように扉を閉め、外に出る。冷たい風に出迎えられたら、思わず安堵の息が漏れた。
静寂な早朝の中を、とぼとぼと駅に向かって歩いていく。
白い朝が、次第に街を明るく照らし始めていた。
新しい一日が始まっても、昨日からの悩みが消え去るわけではない。
結局今日は昨日の延長線でしかなく、不安も葛藤も捨てることができないなら、全て抱えて進むしかないのだろう。
すれ違う他人にひどい顔を見られたくなくて、咄嗟に俯いて隠す。
しかしすぐにそれがどれだけ愚かなことか気付いて、香澄は小さく嘲笑った。
自惚れもいいところ、一体こんな自分など誰が気に留めるというのか。
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