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3話 公爵家での生活
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引っ越し作業も終わり、新生活が始まった。
お父様とお兄様は寂しそうにしながらも門出を祝福してくれた。
なんちゃって使用人だった私の代わりに、ベテランの使用人さんが五人も伯爵家に配属された。稼働力が五倍。生活面は快適になることだろう。
さて、新生活が始まった早朝に起こされたから、なにごとかと思ってみたら……。
「兄上らにも結婚した報告をしなければだから、ひと月ほど家を空け、隣国へ行ってくる」
隣国とは距離があるため、婿入りした義兄様はまだ結婚したことを知らない。
さすがお飾り結婚だ。結婚早々別居が始まるのか。
「私は同行しなくともよろしいのですか?」
「構わない。公務の一切を関わらなくて良いと誓約書に書いてあっただろう?」
ハイド様も私と無理に一緒にいようとせず、要点だけ述べてくれる。
「必要な物や欲しい物があれば執事に命じてくれ。引越二日目にして不安かもしれないが、公爵家で過ごしやすいようにしてもらって構わない。ではまたな、レイチェル」
さすがお飾り結婚。お互いに気持ちがないからやり取りが非常に楽。
両親も婚約が決まったと同時に別邸へ引っ越した。
なお、ハイド様の両親もお飾り結婚であることは知っている。理由はなんであれ、結婚してくれたことが嬉しかったらしい。
せっかくだから、公爵家ライフを満喫しよう。
むしろ今まで通りマイペースに。
と、思っていたのだが……。
「どれでもお好きな服をお選びください」
「どれでもって……、これ全部もしかして……」
「奥様専用のドレスですわ」
見ただけでも高級品質なものだとわかるドレス。
ちょっと待った。
私、こんなに贅沢をしたくて結婚したわけではない。
ハイド様は私を良くしようと用意してくれたのだろうが、張り切りすぎだ。
むしろ庶民生活くらいで構わないのに……。
「ほ、他にもっと似合いそうな服はありますか?」
「左様でございますか。お気に召しませんか……?」
「いえ、そうではなくて普段着ていたような服があれば……」
「奥様はお美しいですから、きっとドレスもお似合いかと思いますよ~。せっかくですから試着されてみては?」
使用人のペースに流されてしまった。
今まで着たこともないような最高級感溢れる赤色のドレスを着させてもらう。
「奥様のサラサラな長い金髪に良くお似合いだと思いますわ。胸のラインも綺麗に着飾れていて魅力的です。それに加えて大きな目とエメラルドの瞳も、まるで天使を眺めているかのようですわ」
つい使用人の会話術に根負けして、今日一日はドレスで過ごすこととなった。
絶対に汚さないように気をつけなくては!
♢
食事の際が一番気を使う。
それにしても夕食のメニューが……。
「さすがに待遇が良すぎるかと……」
「なにをおっしゃっているのですか。一日三食、夜はお風呂で綺麗にして一日の疲れを癒すマッサージ。奥様に奉仕することは当然のことですわよ」
一日を通してみてなんとなく思った。
公爵家の使用人たちが無理をしているような気がする。
私のことを良くしようと必死になっていることが伝わってくる。
主従関係を徹底してることもわかる。
だが、これはやり過ぎだと思ってしまった。
「皆さんもお飾り結婚のことは知っているのでしょう? 普通に接してくださって良いのですよ」
「と、とんでもございません! 私たちは奥様のお世話を徹底するべき立場ですから」
「ではせめて、一緒に食事をすることはできませんか? 一人で食べるのが寂しくて」
「申し訳ありませんが、主人や奥様と対等にすることなど恐れ多く出来かねますわ。そしてどうか敬語もおやめください」
これは困った。
普段から誰に対しても敬語だったし、言葉を崩すことが苦手である。
ならば、せめて名前を呼んで親近感を持とう。
今日一番一緒にいてくれた彼女は、確か他の使用人からこう呼ばれていたはず。
「えぇと、エネさん?」
「そんな名前で呼ばずとも、使用人として使っていただければ――」
「エネさんで合ってる?」
「は、はい……」
比べたら失礼かもしれないが、バケット子爵家の使用人たちはここまで徹底した関係性はなかったはずだ。
まぁガルムが使用人たちをコキ使っていたり、口説いていたりして迷惑そうにしていたことは知っているが。
話をしてみた限りでは、ハイド様のご両親は厳しそうなお方ではあったが、使用人たちを奴隷のように扱うような雰囲気には見えなかった。
ひとまず、私は自由に過ごして良いと言われているし、私の理想になるようにエネたちの言動や、生活環境も誘導したい。
「今度からはエネさんって呼んで良いかしら?」
絶対に引かないぞ、という目線を送る。
さすがに観念したのか、それでも完全に諦めたわけではなかった。
「せめて、エネ、と」
「では、エネ? この料理はお昼に残してしまったものと全く違う食材かと思うのだけれど」
「はい。新たにご用意したものですわ」
「お昼ごはんの残りはどこへ?」
「えぇ……その……」
言い辛そうにしているエネを見て、概ね理解した。
もったいない!
朝ごはんの時に食べきれない量が出てきて、残ったものを使用人さんたちのごはんになるのかと思っていた。
「せめて、ハイド様が不在中だけでも、私が食べ切れる量の食事の用意にしてほしいの」
「完食してしまうのですか!? それでは国を救った公爵家の面目が……」
ああ、これは見栄というものか。一国を救ったヒーローの食卓が、満足のいかないまま完食はダメなのだろう。
だが、私の考えはこうだ。
食べ物を残すだなんて贅沢は、できない!
誰かが頑張って作り上げた作物や食材を無駄にするだなんて行為だけは譲れなかった。
「そこを……なんとか……」
困らせてしまって申し訳ないとは思ってしまう。
いきなり公爵家に転がり込んできた新参者があれこれ注文をつけるのも悪女のように思ってしまう。
しかし、実際に使用人たちも窮屈そうな雰囲気があるし、ここは心を鬼にして思ったことを口にするようにした。
領地改革を手伝っていた経験が活かされているような気がする。
「執事長と相談してきますわ」
「お願い……ね。今日残してしまう分は明日の朝ご飯に回してもらいたいことも伝えてほしい」
「え、えええええっ!?」
「そうでなければ、お腹が壊れても全部食べるわよ」
もちろんそんなことはほぼ不可能ではあるが、それくらいの覚悟は持っている。
その意思だけでも伝えようとした。
エネが困ってしまったが、ここだけはどうしても解決しておかないと、今後のお飾り生活に影響してしまう。
それに、自由にして良いと言われているため、ある程度のことはお願いすることもできるだろう。
「かしこまりました。明日より量の調整をするようお願いしておきますわ」
「ありがとう! 一緒に食べることは……?」
「なりませんっ!」
「ですよね……」
交渉もやりすぎはよろしくない。
今日はここで手を引くことにしよう。
散々大変そうとは思ってしまうものの、こんなにも私の面倒を見てくれて、一生懸命な使用人たちにお礼がしたい。
なにか良い方法はないかなぁと考えながら、ふかふかなベッドに身体を預けた。
お父様とお兄様は寂しそうにしながらも門出を祝福してくれた。
なんちゃって使用人だった私の代わりに、ベテランの使用人さんが五人も伯爵家に配属された。稼働力が五倍。生活面は快適になることだろう。
さて、新生活が始まった早朝に起こされたから、なにごとかと思ってみたら……。
「兄上らにも結婚した報告をしなければだから、ひと月ほど家を空け、隣国へ行ってくる」
隣国とは距離があるため、婿入りした義兄様はまだ結婚したことを知らない。
さすがお飾り結婚だ。結婚早々別居が始まるのか。
「私は同行しなくともよろしいのですか?」
「構わない。公務の一切を関わらなくて良いと誓約書に書いてあっただろう?」
ハイド様も私と無理に一緒にいようとせず、要点だけ述べてくれる。
「必要な物や欲しい物があれば執事に命じてくれ。引越二日目にして不安かもしれないが、公爵家で過ごしやすいようにしてもらって構わない。ではまたな、レイチェル」
さすがお飾り結婚。お互いに気持ちがないからやり取りが非常に楽。
両親も婚約が決まったと同時に別邸へ引っ越した。
なお、ハイド様の両親もお飾り結婚であることは知っている。理由はなんであれ、結婚してくれたことが嬉しかったらしい。
せっかくだから、公爵家ライフを満喫しよう。
むしろ今まで通りマイペースに。
と、思っていたのだが……。
「どれでもお好きな服をお選びください」
「どれでもって……、これ全部もしかして……」
「奥様専用のドレスですわ」
見ただけでも高級品質なものだとわかるドレス。
ちょっと待った。
私、こんなに贅沢をしたくて結婚したわけではない。
ハイド様は私を良くしようと用意してくれたのだろうが、張り切りすぎだ。
むしろ庶民生活くらいで構わないのに……。
「ほ、他にもっと似合いそうな服はありますか?」
「左様でございますか。お気に召しませんか……?」
「いえ、そうではなくて普段着ていたような服があれば……」
「奥様はお美しいですから、きっとドレスもお似合いかと思いますよ~。せっかくですから試着されてみては?」
使用人のペースに流されてしまった。
今まで着たこともないような最高級感溢れる赤色のドレスを着させてもらう。
「奥様のサラサラな長い金髪に良くお似合いだと思いますわ。胸のラインも綺麗に着飾れていて魅力的です。それに加えて大きな目とエメラルドの瞳も、まるで天使を眺めているかのようですわ」
つい使用人の会話術に根負けして、今日一日はドレスで過ごすこととなった。
絶対に汚さないように気をつけなくては!
♢
食事の際が一番気を使う。
それにしても夕食のメニューが……。
「さすがに待遇が良すぎるかと……」
「なにをおっしゃっているのですか。一日三食、夜はお風呂で綺麗にして一日の疲れを癒すマッサージ。奥様に奉仕することは当然のことですわよ」
一日を通してみてなんとなく思った。
公爵家の使用人たちが無理をしているような気がする。
私のことを良くしようと必死になっていることが伝わってくる。
主従関係を徹底してることもわかる。
だが、これはやり過ぎだと思ってしまった。
「皆さんもお飾り結婚のことは知っているのでしょう? 普通に接してくださって良いのですよ」
「と、とんでもございません! 私たちは奥様のお世話を徹底するべき立場ですから」
「ではせめて、一緒に食事をすることはできませんか? 一人で食べるのが寂しくて」
「申し訳ありませんが、主人や奥様と対等にすることなど恐れ多く出来かねますわ。そしてどうか敬語もおやめください」
これは困った。
普段から誰に対しても敬語だったし、言葉を崩すことが苦手である。
ならば、せめて名前を呼んで親近感を持とう。
今日一番一緒にいてくれた彼女は、確か他の使用人からこう呼ばれていたはず。
「えぇと、エネさん?」
「そんな名前で呼ばずとも、使用人として使っていただければ――」
「エネさんで合ってる?」
「は、はい……」
比べたら失礼かもしれないが、バケット子爵家の使用人たちはここまで徹底した関係性はなかったはずだ。
まぁガルムが使用人たちをコキ使っていたり、口説いていたりして迷惑そうにしていたことは知っているが。
話をしてみた限りでは、ハイド様のご両親は厳しそうなお方ではあったが、使用人たちを奴隷のように扱うような雰囲気には見えなかった。
ひとまず、私は自由に過ごして良いと言われているし、私の理想になるようにエネたちの言動や、生活環境も誘導したい。
「今度からはエネさんって呼んで良いかしら?」
絶対に引かないぞ、という目線を送る。
さすがに観念したのか、それでも完全に諦めたわけではなかった。
「せめて、エネ、と」
「では、エネ? この料理はお昼に残してしまったものと全く違う食材かと思うのだけれど」
「はい。新たにご用意したものですわ」
「お昼ごはんの残りはどこへ?」
「えぇ……その……」
言い辛そうにしているエネを見て、概ね理解した。
もったいない!
朝ごはんの時に食べきれない量が出てきて、残ったものを使用人さんたちのごはんになるのかと思っていた。
「せめて、ハイド様が不在中だけでも、私が食べ切れる量の食事の用意にしてほしいの」
「完食してしまうのですか!? それでは国を救った公爵家の面目が……」
ああ、これは見栄というものか。一国を救ったヒーローの食卓が、満足のいかないまま完食はダメなのだろう。
だが、私の考えはこうだ。
食べ物を残すだなんて贅沢は、できない!
誰かが頑張って作り上げた作物や食材を無駄にするだなんて行為だけは譲れなかった。
「そこを……なんとか……」
困らせてしまって申し訳ないとは思ってしまう。
いきなり公爵家に転がり込んできた新参者があれこれ注文をつけるのも悪女のように思ってしまう。
しかし、実際に使用人たちも窮屈そうな雰囲気があるし、ここは心を鬼にして思ったことを口にするようにした。
領地改革を手伝っていた経験が活かされているような気がする。
「執事長と相談してきますわ」
「お願い……ね。今日残してしまう分は明日の朝ご飯に回してもらいたいことも伝えてほしい」
「え、えええええっ!?」
「そうでなければ、お腹が壊れても全部食べるわよ」
もちろんそんなことはほぼ不可能ではあるが、それくらいの覚悟は持っている。
その意思だけでも伝えようとした。
エネが困ってしまったが、ここだけはどうしても解決しておかないと、今後のお飾り生活に影響してしまう。
それに、自由にして良いと言われているため、ある程度のことはお願いすることもできるだろう。
「かしこまりました。明日より量の調整をするようお願いしておきますわ」
「ありがとう! 一緒に食べることは……?」
「なりませんっ!」
「ですよね……」
交渉もやりすぎはよろしくない。
今日はここで手を引くことにしよう。
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