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17話 社交ダンス
社交ダンスが始まる直前だというのに、妙に落ち着いている。
それどころか今から始まるんだ、ハイド様とようやく踊れるんだ、とワクワクしているのだ。
「相当なまでに練習に励んでいたと、サイヴァスとエネから聞いていた」
「励んでいたというよりも楽しくなっていました」
「スパルタで有名なサイヴァスの練習が楽しい……か」
確かに厳しかった。
だが、練習していくうちに手応えも感じるようになっていた。
スタミナが足りないなと思って指示はなかったけれども公爵家の庭で走り回ったり、部屋で腹筋やスクワットといった筋トレもしたりするようになった。
付き纏われて辛い思いをしているハイド様をなんとかしたいという気持ちもあったため、より励んだ。
そのためにも、社交ダンスでハイド様の婚約者で恥ずかしくないと少しでもようにならなければ。
♢♢♢
手を取り合い動きはじめた。
ハイド様は、サイヴァスさんの動き方とまるで同じではないかと思うくらいに似ている。
安心して踊れて夢中になっていたのだが、うっかりとドレスをヒールで踏んづけでしまい体勢が崩れそうになった。
(落ち着かないと、ドレス着用の練習時に何度も経験したでしょう!)
アドリブを効かせてハイド様に身を預ける。
するとハイド様はこうなることがわかっていたかのように、私が動きやすくなる位置に戻してくれる。
その直後、動きながらも小声でそっと囁いてきた。
「大丈夫かい?」
「は、はい。ありがとうございます」
「問題ないよ。さあ続けよう」
本番用のドレスを着用しての練習がなかったら、ハイド様に大変な迷惑をかけてしまうところだった……。
一瞬どうなることかと思ってしまったが、その後はハイド様との社交ダンスをただただ楽しんだ。
♢
ダンスの時間が終わると、夜会の残り時間は自由時間になる。
仲の良い人同士での雑談、お偉い人同士での情報交換、夜会を機会に親睦を深めようと声をかけにいく人たちもいる。
私はハイド様のお飾り妻としての任務を……と思っていたが、もうお飾りではない。
ハイド様がより過ごしやすくなるにはどうすればよいかということを考えていた。
しかし社交ダンスの余韻で良い案がなかなか浮かばない。
ハイド様は国王陛下に用事があるそうでひとまずお別れ。
一人残った私はさてどうしよう。
せっかくだからテーブルに用意されているおいしそうな料理をひたすら食べておくでも良いのかもしれない。
下手に声をかけて、ハイド様の妻だからと調子に乗るなとヘイトを与えるよりはマシか。
そう思ってテーブル方面に移動しようとしたときのことである。
ご挨拶したことのない私と同年代くらいの女性三人組に、進行先を塞がれてしまった。
「ハイド=ラフィーネ公爵夫人ですよね? 少々、よろしいでしょうか?」
「へ、あ、はい」
ハイド様にヘイトが集まらないようにするためには、どうやって応対すればよいか。
これを脳をフル回転させて考えてみた。
しかし、彼女たちは最初に挨拶をしていた人たちとはなんとなく違う雰囲気だ。
むしろなにか好意を向けられているような気がしてしまうのである。
「先ほどのお二人のダンス……見惚れていまいましたわ」
「え?」
「相当な練習をしていたのでしょう。そうでなければあんなに息がピッタリあいませんもの」
「い、いえ。実はハイド様と踊るのは今日が初めてで……」
「「「まあ!」」」
三人とも同時に驚いていた。
よく見てみると、三人とも左手の薬指に指輪を身につけている。
ハイド様の取り巻きではなさそう。
「さすがハイド公爵様。奥方をお選びになる点でも見る目があるのですね!」
「ええと……お名前が……レイチェル様でしたわよね? レイチェル様のダンスもあのハイド公爵と対等に踊れるだなんてすごすぎですわ」
「ほんとそれ! これほど素晴らしいのに、どうして今まで気がつかなかったのでしょう……」
明らかに好意を向けられている。
領地の管理ばかりに行動を全振りしていたため、夜会や貴族の集まりは疎かにしていた私。
しかし歓迎してくれる人たちもいるんだと思うととても嬉しくなった。
「改めてハイド公爵が夫人。レイチェル=ラフィーネと申します」
挨拶をしながら深々と頭を下げた。
すると三人とも大慌てになり、頭の位置を戻すように言われる。
「公爵夫人ともあらせられるお方が私どものような下の貴族にそのような態度をさせてしまうなど」
色々と難しい。考えてみれば、公爵家に嫁いだ日もサイヴァスさんからそのようなことを言われたような……。
領地での挨拶でも今回のように頭下げたりしていたし、これで良いものかと思っていた。
これがダメということではないと思うが謝った。
するとまた謝らないでと言われてしまう。
「レイチェル様のあれだけ素晴らしかった社交ダンス……さらに整ったお顔立ちも綺麗な金色の髪も綺麗に輝いているエメラルドの瞳も、すべて非の打ちどころがありませんわ」
「ほんとそれ! あなたのようなお方とご挨拶させていただけただけでも名誉なことですのに、へりくだるような態度はせずとも……」
聞くところによると、彼女たちはそれぞれ侯爵のご婦人だそう。
ならば先ほどの指摘どおりにするのであれば、頭を下げるのは私のほうだ。
「今は公爵夫人であるかもしれませんが、元々ヴィニア伯爵が娘です。貴族階級でおっしゃるのであれば私がむしろ丁寧でないと」
「いえ、ですが今は」
「せっかくですから、ここでは対等に行きましょ」
私の交渉モードを発動した。
普段は領民へしていること。
家柄のことを考慮してくれてより多く納税しようとしてくる領民や、人手が足りないから私も農作業を手伝いますといったときの交渉である。
少々困惑させてしまったが、納得はしてくれたようで少しだけ喜んでいるようにも見えた。
「ありがとうございますですわ!」
「お人柄も大変お優しいのですね!」
最初は戸惑っていたようだが、やがてとても喜んでくれているように見えた。
同年代かつ貴族夫人同士という間柄での雑談ができたのはこれが初めてである。
私自身もどれだけ嬉しかったことか。
しかも、彼女たちの一人がとんでもないことを提案してくれたのである。
「レイチェル様を今度お茶会にご招待してもよろしいのでしょうか?」
「良いのですか!?」
「むしろ来ていただけたら大変嬉しいですわ」
サイヴァスさんが事前に言ってくれていた。
もしも夜会を通して仲良くなることができて、相手からお茶会などお誘いがあったら自分の判断で決めて良いと。
もちろん断らなかった。
最後のほうはずっと四人でワイワイおしゃべりが進んで楽しい夜会となったのである。
なお、ワイワイしている途中でガルムとジェシーの二人がなにか会話しているところを目撃した。
まあ私には関係のないことだから興味なし。
彼女たちとのお茶会が楽しみで仕方がなかった。
それどころか今から始まるんだ、ハイド様とようやく踊れるんだ、とワクワクしているのだ。
「相当なまでに練習に励んでいたと、サイヴァスとエネから聞いていた」
「励んでいたというよりも楽しくなっていました」
「スパルタで有名なサイヴァスの練習が楽しい……か」
確かに厳しかった。
だが、練習していくうちに手応えも感じるようになっていた。
スタミナが足りないなと思って指示はなかったけれども公爵家の庭で走り回ったり、部屋で腹筋やスクワットといった筋トレもしたりするようになった。
付き纏われて辛い思いをしているハイド様をなんとかしたいという気持ちもあったため、より励んだ。
そのためにも、社交ダンスでハイド様の婚約者で恥ずかしくないと少しでもようにならなければ。
♢♢♢
手を取り合い動きはじめた。
ハイド様は、サイヴァスさんの動き方とまるで同じではないかと思うくらいに似ている。
安心して踊れて夢中になっていたのだが、うっかりとドレスをヒールで踏んづけでしまい体勢が崩れそうになった。
(落ち着かないと、ドレス着用の練習時に何度も経験したでしょう!)
アドリブを効かせてハイド様に身を預ける。
するとハイド様はこうなることがわかっていたかのように、私が動きやすくなる位置に戻してくれる。
その直後、動きながらも小声でそっと囁いてきた。
「大丈夫かい?」
「は、はい。ありがとうございます」
「問題ないよ。さあ続けよう」
本番用のドレスを着用しての練習がなかったら、ハイド様に大変な迷惑をかけてしまうところだった……。
一瞬どうなることかと思ってしまったが、その後はハイド様との社交ダンスをただただ楽しんだ。
♢
ダンスの時間が終わると、夜会の残り時間は自由時間になる。
仲の良い人同士での雑談、お偉い人同士での情報交換、夜会を機会に親睦を深めようと声をかけにいく人たちもいる。
私はハイド様のお飾り妻としての任務を……と思っていたが、もうお飾りではない。
ハイド様がより過ごしやすくなるにはどうすればよいかということを考えていた。
しかし社交ダンスの余韻で良い案がなかなか浮かばない。
ハイド様は国王陛下に用事があるそうでひとまずお別れ。
一人残った私はさてどうしよう。
せっかくだからテーブルに用意されているおいしそうな料理をひたすら食べておくでも良いのかもしれない。
下手に声をかけて、ハイド様の妻だからと調子に乗るなとヘイトを与えるよりはマシか。
そう思ってテーブル方面に移動しようとしたときのことである。
ご挨拶したことのない私と同年代くらいの女性三人組に、進行先を塞がれてしまった。
「ハイド=ラフィーネ公爵夫人ですよね? 少々、よろしいでしょうか?」
「へ、あ、はい」
ハイド様にヘイトが集まらないようにするためには、どうやって応対すればよいか。
これを脳をフル回転させて考えてみた。
しかし、彼女たちは最初に挨拶をしていた人たちとはなんとなく違う雰囲気だ。
むしろなにか好意を向けられているような気がしてしまうのである。
「先ほどのお二人のダンス……見惚れていまいましたわ」
「え?」
「相当な練習をしていたのでしょう。そうでなければあんなに息がピッタリあいませんもの」
「い、いえ。実はハイド様と踊るのは今日が初めてで……」
「「「まあ!」」」
三人とも同時に驚いていた。
よく見てみると、三人とも左手の薬指に指輪を身につけている。
ハイド様の取り巻きではなさそう。
「さすがハイド公爵様。奥方をお選びになる点でも見る目があるのですね!」
「ええと……お名前が……レイチェル様でしたわよね? レイチェル様のダンスもあのハイド公爵と対等に踊れるだなんてすごすぎですわ」
「ほんとそれ! これほど素晴らしいのに、どうして今まで気がつかなかったのでしょう……」
明らかに好意を向けられている。
領地の管理ばかりに行動を全振りしていたため、夜会や貴族の集まりは疎かにしていた私。
しかし歓迎してくれる人たちもいるんだと思うととても嬉しくなった。
「改めてハイド公爵が夫人。レイチェル=ラフィーネと申します」
挨拶をしながら深々と頭を下げた。
すると三人とも大慌てになり、頭の位置を戻すように言われる。
「公爵夫人ともあらせられるお方が私どものような下の貴族にそのような態度をさせてしまうなど」
色々と難しい。考えてみれば、公爵家に嫁いだ日もサイヴァスさんからそのようなことを言われたような……。
領地での挨拶でも今回のように頭下げたりしていたし、これで良いものかと思っていた。
これがダメということではないと思うが謝った。
するとまた謝らないでと言われてしまう。
「レイチェル様のあれだけ素晴らしかった社交ダンス……さらに整ったお顔立ちも綺麗な金色の髪も綺麗に輝いているエメラルドの瞳も、すべて非の打ちどころがありませんわ」
「ほんとそれ! あなたのようなお方とご挨拶させていただけただけでも名誉なことですのに、へりくだるような態度はせずとも……」
聞くところによると、彼女たちはそれぞれ侯爵のご婦人だそう。
ならば先ほどの指摘どおりにするのであれば、頭を下げるのは私のほうだ。
「今は公爵夫人であるかもしれませんが、元々ヴィニア伯爵が娘です。貴族階級でおっしゃるのであれば私がむしろ丁寧でないと」
「いえ、ですが今は」
「せっかくですから、ここでは対等に行きましょ」
私の交渉モードを発動した。
普段は領民へしていること。
家柄のことを考慮してくれてより多く納税しようとしてくる領民や、人手が足りないから私も農作業を手伝いますといったときの交渉である。
少々困惑させてしまったが、納得はしてくれたようで少しだけ喜んでいるようにも見えた。
「ありがとうございますですわ!」
「お人柄も大変お優しいのですね!」
最初は戸惑っていたようだが、やがてとても喜んでくれているように見えた。
同年代かつ貴族夫人同士という間柄での雑談ができたのはこれが初めてである。
私自身もどれだけ嬉しかったことか。
しかも、彼女たちの一人がとんでもないことを提案してくれたのである。
「レイチェル様を今度お茶会にご招待してもよろしいのでしょうか?」
「良いのですか!?」
「むしろ来ていただけたら大変嬉しいですわ」
サイヴァスさんが事前に言ってくれていた。
もしも夜会を通して仲良くなることができて、相手からお茶会などお誘いがあったら自分の判断で決めて良いと。
もちろん断らなかった。
最後のほうはずっと四人でワイワイおしゃべりが進んで楽しい夜会となったのである。
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