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17 【ザグレーム視点】ざまぁみろと思っていたのだが
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メアリーナのやつ、やはりとんでもない奴だった……。
俺はあんな凄い人間と本当に結婚していたのだろうか。
ギルドの冒険者なんてどれほど凄いのかよく知らなかったから、ただ金を持っているというだけで口説いて結婚した。
今回の大爆発に巻き込まれても、メアリーナの肉体だけは無事で、意識不明の重体で済んでいると聞くのだから驚きだ。
「あんなに強い存在だったのなら……」
シャーラは誰よりも可愛くまさに俺の理想だった。だが、もしもメアリーナがあれほどの凄い人間だと知っていたら愛人にすることもなかったのかもしれない。
とはいえ、もう俺たちには助かる術はないんだ。
今、判決が言い渡される。
「其方らの数々の罪、そして王都を爆破しようとした罰、情状酌量の余地は一切無しで死刑だ。魔獣の餌として提供する」
裁判長の発言に対して、俺やシャーラ、それに三女誰一人反論はしなかった。
もはや何を言っても無駄だろうから。
「くそう……。こんなことなら最初からシャーラと不倫などしなければ……」
「ザグレームさま! な……なんで今更そんなこと言うのです!?」
「当然だ! お前さえいなければ今頃メアリーナと幸せに過ごせていたのだぞ!」
「静粛に!!」
裁判長が吠えているが、どうせ俺たちは死ぬんだ。構うものか。
「ふざけないでよっ! 私がどれほどザグレームさまのことを愛していたか……。あなたの失態をフォローしてきたのは私よ!」
「なんだと! 罪をなすりつけるなよ!」
「そっちこそ!!」
「静粛に!!」
あっさりと警備兵に捕らえられ、そのまま連行されてしまう。
その先にいたのは情けない顔をした王子だった。
「ザグレームよ、お前の罪、魔獣に喰われる程度では私の心は癒えないのだぞ……」
何を今更そんなことを言っているのだこの王子は。
「それ以上の罪などあれば教えて欲しいものですね」
「おのれ……メアリーナは貴様の愚かな行いのせいで犠牲になり、今もまだ眠り続けているのだぞ! メアリーナを返せ……」
「何言ってるのです腰抜け王子。まるで自分の恋人か妻みたいな発言ですね。聞いてて呆れますよ」
せめてもの反抗だ。
俺はこいつらに出来る限りの嫌味を言い続けた。
ふん……所詮は俺はたかだか不倫をしただけにすぎないんだ。
後からみんなしてふざけたことをしてきたからいけないのだよ。
「そうだ、殿下。死に土産で言っておきますけど、メアリーナの持っている財産ですけどね、調べた方がいいですよ。あいつの持っている金塊、偽物の鉄屑っすから。俺はあれを盗みましたけど、偽物だって言われて詐欺罪になったんですからね」
「あぁ、あれは貴様らに仕向けた罠だ。当然私だけでなく取引所の男も偽物だと知っている」
「ほへ!?」
なんだって……。あんなやたら重いものをわざわざ持ち運んだのはこの時のためだと言うのに……。
「まさか今になって言ってくるとはな……。メアリーナが聞いたら笑うだろう。しかし、罠だとも気がつかずに大事に証拠として持ち運んでいたのか。間抜けな奴らだ」
「そ……そんなバカな……」
「最初からお前たちは簡単に捕まえられたのだ。だが、泳がせておけばいずれ捕まっていない悪党とつながる可能性が高いとメアリーナが言っていてな。案の定、お前達のおかげでとんでもない組織を捕まえられた。だが貴様らの罪は重過ぎだ。情状酌量の余地など一ミリもない!」
メアリーナの詐欺を暴けば多少の免罪かと思って頑張っていたのに。最後の最後で王子にバカにされてしまった。
しかも、結果的に爆弾から王都を救ってしまったということか。
くそう……。
俺はその後は無言になってしまい何も言い返せなかった。
俺はあんな凄い人間と本当に結婚していたのだろうか。
ギルドの冒険者なんてどれほど凄いのかよく知らなかったから、ただ金を持っているというだけで口説いて結婚した。
今回の大爆発に巻き込まれても、メアリーナの肉体だけは無事で、意識不明の重体で済んでいると聞くのだから驚きだ。
「あんなに強い存在だったのなら……」
シャーラは誰よりも可愛くまさに俺の理想だった。だが、もしもメアリーナがあれほどの凄い人間だと知っていたら愛人にすることもなかったのかもしれない。
とはいえ、もう俺たちには助かる術はないんだ。
今、判決が言い渡される。
「其方らの数々の罪、そして王都を爆破しようとした罰、情状酌量の余地は一切無しで死刑だ。魔獣の餌として提供する」
裁判長の発言に対して、俺やシャーラ、それに三女誰一人反論はしなかった。
もはや何を言っても無駄だろうから。
「くそう……。こんなことなら最初からシャーラと不倫などしなければ……」
「ザグレームさま! な……なんで今更そんなこと言うのです!?」
「当然だ! お前さえいなければ今頃メアリーナと幸せに過ごせていたのだぞ!」
「静粛に!!」
裁判長が吠えているが、どうせ俺たちは死ぬんだ。構うものか。
「ふざけないでよっ! 私がどれほどザグレームさまのことを愛していたか……。あなたの失態をフォローしてきたのは私よ!」
「なんだと! 罪をなすりつけるなよ!」
「そっちこそ!!」
「静粛に!!」
あっさりと警備兵に捕らえられ、そのまま連行されてしまう。
その先にいたのは情けない顔をした王子だった。
「ザグレームよ、お前の罪、魔獣に喰われる程度では私の心は癒えないのだぞ……」
何を今更そんなことを言っているのだこの王子は。
「それ以上の罪などあれば教えて欲しいものですね」
「おのれ……メアリーナは貴様の愚かな行いのせいで犠牲になり、今もまだ眠り続けているのだぞ! メアリーナを返せ……」
「何言ってるのです腰抜け王子。まるで自分の恋人か妻みたいな発言ですね。聞いてて呆れますよ」
せめてもの反抗だ。
俺はこいつらに出来る限りの嫌味を言い続けた。
ふん……所詮は俺はたかだか不倫をしただけにすぎないんだ。
後からみんなしてふざけたことをしてきたからいけないのだよ。
「そうだ、殿下。死に土産で言っておきますけど、メアリーナの持っている財産ですけどね、調べた方がいいですよ。あいつの持っている金塊、偽物の鉄屑っすから。俺はあれを盗みましたけど、偽物だって言われて詐欺罪になったんですからね」
「あぁ、あれは貴様らに仕向けた罠だ。当然私だけでなく取引所の男も偽物だと知っている」
「ほへ!?」
なんだって……。あんなやたら重いものをわざわざ持ち運んだのはこの時のためだと言うのに……。
「まさか今になって言ってくるとはな……。メアリーナが聞いたら笑うだろう。しかし、罠だとも気がつかずに大事に証拠として持ち運んでいたのか。間抜けな奴らだ」
「そ……そんなバカな……」
「最初からお前たちは簡単に捕まえられたのだ。だが、泳がせておけばいずれ捕まっていない悪党とつながる可能性が高いとメアリーナが言っていてな。案の定、お前達のおかげでとんでもない組織を捕まえられた。だが貴様らの罪は重過ぎだ。情状酌量の余地など一ミリもない!」
メアリーナの詐欺を暴けば多少の免罪かと思って頑張っていたのに。最後の最後で王子にバカにされてしまった。
しかも、結果的に爆弾から王都を救ってしまったということか。
くそう……。
俺はその後は無言になってしまい何も言い返せなかった。
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