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7話 レイチェルはアルジェントがザッソウに感謝する姿を見て喜ぶ
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「アルジェント辺境伯様はどこかへ避難していると聞きましたが」
「表向きにはそう言っている。だが、俺はどんな状況であっても、管理している土地を愛しているのだ」
「で、では、ずっとここで?」
「あぁ。ここ最近は異常気象で危険だと判断し、わずかに残っていた民たちには避難してもらった。だが、俺はたとえ危険だと分かっていても、ここから離れたくなかったのだよ。残るのが自分一人になろうとも」
アルジェント辺境伯様のような考え方をしている植物たちもたくさん見てきた。
たとえどんな状況であっても、故郷を離れたくない子たちを王都へ呼ぶことはしなかった。
だから、アルジェント辺境伯様が命がけでもここへ残っていたことも仕方のないことかと思ったのだ。
だが……。
「もう少しで死んでしまうところだったかもしれないのですよ……。無理はしないでください」
「すまないな。食料も三日前に尽きてしまい、水だけで生活していたのでな。限界だったのかもしれん」
『植物よりも無茶する男なんて初めて見ましたよぉ……』
「そうかもね」
「どうしたのだ?」
ザッソウに話しかけられたからいつもどおりに返答してしまった。
不思議そうにアルジェント辺境伯様は私を見てくる。
どんな相手であっても、ザッソウたちのことを仲間外れにするつもりはない。
私が聖なる力で植物たちと会話できることを正直に話した。
王都では散々バカにされてきたため、信じてもらえるとは思えないけど……。
「レイチェルと言ったな。俺にもこやつらと会話できるようになれないのか?」
アルジェント辺境伯様は背もたれにしているザッソウたちを見ながら聞いてきた。
まるで、ワクワクしているかのようだった。
「植物に力を与えることのできる聖女でないと会話は無理ですね」
「そうか、残念だ。ならば、この者たちに伝えてくれないか? 大変居心地が良い。助けてくれてありがとうと」
アルジェント辺境伯様の優しい言葉を聞いて、私は嬉しすぎて泣きそうになった。
このお方は、まるで疑うようなことをしてこない。
それどころか、植物たちに感謝してくれることは、私にとってなによりも嬉しかったのだ。
「表向きにはそう言っている。だが、俺はどんな状況であっても、管理している土地を愛しているのだ」
「で、では、ずっとここで?」
「あぁ。ここ最近は異常気象で危険だと判断し、わずかに残っていた民たちには避難してもらった。だが、俺はたとえ危険だと分かっていても、ここから離れたくなかったのだよ。残るのが自分一人になろうとも」
アルジェント辺境伯様のような考え方をしている植物たちもたくさん見てきた。
たとえどんな状況であっても、故郷を離れたくない子たちを王都へ呼ぶことはしなかった。
だから、アルジェント辺境伯様が命がけでもここへ残っていたことも仕方のないことかと思ったのだ。
だが……。
「もう少しで死んでしまうところだったかもしれないのですよ……。無理はしないでください」
「すまないな。食料も三日前に尽きてしまい、水だけで生活していたのでな。限界だったのかもしれん」
『植物よりも無茶する男なんて初めて見ましたよぉ……』
「そうかもね」
「どうしたのだ?」
ザッソウに話しかけられたからいつもどおりに返答してしまった。
不思議そうにアルジェント辺境伯様は私を見てくる。
どんな相手であっても、ザッソウたちのことを仲間外れにするつもりはない。
私が聖なる力で植物たちと会話できることを正直に話した。
王都では散々バカにされてきたため、信じてもらえるとは思えないけど……。
「レイチェルと言ったな。俺にもこやつらと会話できるようになれないのか?」
アルジェント辺境伯様は背もたれにしているザッソウたちを見ながら聞いてきた。
まるで、ワクワクしているかのようだった。
「植物に力を与えることのできる聖女でないと会話は無理ですね」
「そうか、残念だ。ならば、この者たちに伝えてくれないか? 大変居心地が良い。助けてくれてありがとうと」
アルジェント辺境伯様の優しい言葉を聞いて、私は嬉しすぎて泣きそうになった。
このお方は、まるで疑うようなことをしてこない。
それどころか、植物たちに感謝してくれることは、私にとってなによりも嬉しかったのだ。
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