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王都へ行くことにした
ライムハルト殿下にお会いすることを決めたあと、私はギルドの裏門から出た。
すでに受付の方には他の冒険者がいたようなので、コッソリと裏から出させてもらったというわけだ。
さて、私は今もなお、驚きを隠せないまま自分の強さを信じられないでいた。
「私にこんな魔力が……」
歩きながらじっくりと過去の行動を思い返してみる。
よーーーく考えてみると、心当たりはいくつかあった。
ダンジョンで私は今まで怪我をしたことがない。
それはダルムとマインが前衛で頑張っているからだろうと思っていた。
お父様からお叱りを受けたときに、頬をビンタされたことがある。
超級冒険者だったお父様が力を加えたら私の首など簡単に吹っ飛ぶだろうと思っていたが、痛くなかった。
その当時は、そうとうな手加減をしていただいたんだろうと思っていたが……。
よく考えてみればあのとき、お父様は怒りながらも私をみて驚いていたような気もする。
石板には表示されていなかったが、力量がそれなりにあったということは防御面でもかなり強いのかもしれない。
「私の能力は高いのか……」
まさかいきなりライムハルト殿下の元へ行くことになるなんて思わなかった。
でも、これで私の恋愛志望への道は閉ざされてしまったのだ。
いくらパーティーを組めるとは言っても、王子が私を恋愛対象として見てくれるわけがない。
しかも、王子のパーティーに入ったら呑気に恋愛などしている暇もなくなるだろう。
うーん……。
恋ができなくなってしまったのは残念だけど、大変名誉なことではあるし、冒険者として頑張っていこうかな。
「よしっ!!」
覚悟を決めて家へ帰った。
早速お父様にこのことを報告したのだが、ゲラゲラと笑っていた。
「はっはっは!! さすが俺の娘だ。せっかくだから王子のハートも掴んでこい!」
「無茶苦茶な……」
「ワンチャンあるかもしれないぞ? 自分より強い者としか婚約しないという噂を聞いたことがある」
なおのこと無理な話である。
さっき聞いた話では、私の力量はライムハルト殿下の4分の1程度だ。
魔力では私の方が上かもしれないが、力では到底勝ち目はない。
「私が好きになるかどうかはわかりませんが、もしそうなったら応援してくださいね」
「そうだな! もしそうなったら、俺の許可は出しているんだからどんどん話を進めて構わないぞ。毎回こっちに帰ってくるのも面倒だろう」
「ははは……承知しました」
半笑い程度はしておいた。
もし私が恋に落ちたとしても成功確率はかなり低いだろうし……。
いくらなんでも、今の力量を4倍以上になるように訓練するのは無理がある。
それ以外の方法で好きになってもらう方法は今のところ思いつかないし。
そんな話をしていたのも数日前の出来事。
私はついに馬車に揺られ揺られ、王都シャーゴッドへ到着した。
観光は後にして、まずはライムハルト殿下が待っていらっしゃる王宮へと向かった。
すでに受付の方には他の冒険者がいたようなので、コッソリと裏から出させてもらったというわけだ。
さて、私は今もなお、驚きを隠せないまま自分の強さを信じられないでいた。
「私にこんな魔力が……」
歩きながらじっくりと過去の行動を思い返してみる。
よーーーく考えてみると、心当たりはいくつかあった。
ダンジョンで私は今まで怪我をしたことがない。
それはダルムとマインが前衛で頑張っているからだろうと思っていた。
お父様からお叱りを受けたときに、頬をビンタされたことがある。
超級冒険者だったお父様が力を加えたら私の首など簡単に吹っ飛ぶだろうと思っていたが、痛くなかった。
その当時は、そうとうな手加減をしていただいたんだろうと思っていたが……。
よく考えてみればあのとき、お父様は怒りながらも私をみて驚いていたような気もする。
石板には表示されていなかったが、力量がそれなりにあったということは防御面でもかなり強いのかもしれない。
「私の能力は高いのか……」
まさかいきなりライムハルト殿下の元へ行くことになるなんて思わなかった。
でも、これで私の恋愛志望への道は閉ざされてしまったのだ。
いくらパーティーを組めるとは言っても、王子が私を恋愛対象として見てくれるわけがない。
しかも、王子のパーティーに入ったら呑気に恋愛などしている暇もなくなるだろう。
うーん……。
恋ができなくなってしまったのは残念だけど、大変名誉なことではあるし、冒険者として頑張っていこうかな。
「よしっ!!」
覚悟を決めて家へ帰った。
早速お父様にこのことを報告したのだが、ゲラゲラと笑っていた。
「はっはっは!! さすが俺の娘だ。せっかくだから王子のハートも掴んでこい!」
「無茶苦茶な……」
「ワンチャンあるかもしれないぞ? 自分より強い者としか婚約しないという噂を聞いたことがある」
なおのこと無理な話である。
さっき聞いた話では、私の力量はライムハルト殿下の4分の1程度だ。
魔力では私の方が上かもしれないが、力では到底勝ち目はない。
「私が好きになるかどうかはわかりませんが、もしそうなったら応援してくださいね」
「そうだな! もしそうなったら、俺の許可は出しているんだからどんどん話を進めて構わないぞ。毎回こっちに帰ってくるのも面倒だろう」
「ははは……承知しました」
半笑い程度はしておいた。
もし私が恋に落ちたとしても成功確率はかなり低いだろうし……。
いくらなんでも、今の力量を4倍以上になるように訓練するのは無理がある。
それ以外の方法で好きになってもらう方法は今のところ思いつかないし。
そんな話をしていたのも数日前の出来事。
私はついに馬車に揺られ揺られ、王都シャーゴッドへ到着した。
観光は後にして、まずはライムハルト殿下が待っていらっしゃる王宮へと向かった。
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