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小頭はBL 16
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「はい、実は安寿様が尚子さんのアソコに木魚バチを出し入れしているのを見て興奮しました。まるで裏ビデオを目の前で観ているような感じでした」
康介が答えると尚子が照れた。バンが小松組に近付いた。
「尚子さん、一緒だとまずくないですか?」
「ううん、いいの」
健司はそのまま駐車場に入れた。
「ただいま」
尚子が食堂に入ると晶子が飛び付いた。
「尚子、どこに行っていたんだい。大変なことになってんだよ」
「ただいまです。明日から本格的に山切を始めます。もうヤリカタは出してあるので削るだけです。ピッチ上げれば三日で何とかなるでしょう。それじゃ」
健司が寮に戻ろうとすると晶子が止めた。
「小頭も聞いておくれよ」
「どうしたの母さん?」
「晃から電話があって、住建の柴田さんとはぐれたらしいんだよ」
「子供じゃあるまいし、心配しなくたって帰って来るわよ」
尚子がそんなことかと息を吐いた。
「違うんだよ、東京の大きな会社に行って偉い人と柴田さんが会ってんだよ。晃は近くで待っているんだけどもう六時間も経つんだよ」
「契約事でしょう、長引くことはありますよ姐さん」
「母さんは何が心配なの?」
「五千万を渡してあるんだよ。うちの土地すべてを担保に借りた金だよ」
「ええっ」
健司と尚子が同時に唸った。
「それで頭から電話は?」
「その一回きりだよ。それからもう二時間が経っているよ」
晶子は今にも泣きだしそうである。
「だから言ったのよ、そんな巧い話があるわけないじゃない」
尚子が地団駄踏んだ。
「後藤さんは?」
「柴田さんの女が藤沢のクラブにいるから張ってるって」
「さすが後藤さん、俺も工務店の社長に柴田の行き付けを聞いて尋ねてみます。それに頭が心配だ、頭の行き付けも回ります。頭から電話があれば怒らずに優しく答えてやってください」
健司はバンで出て行った。
「今晩は飯はありませんよね尚子さん?」
康介が重要な話の後なので恐る恐る訊いた。
「悪いね康介、岩瀬のコンビニで済ませて。お金ある?」
「大丈夫で~す」
康介は自転車で買い出しに行った。晶子は尚子を食堂に座らせた。
「ところでお前はどうなんだい、小頭と一緒にいたようだけど、やっぱり小頭は本物かい?」
本物とはホモのことである。尚子は迷った。晶子に話せば明日には今泉中に拡がる。しかし黙っていては健司の立場がない。
「母さん、母さんはもし小頭がホモだったらどうする?気持ち悪いと突き放すの?これまでずっと小松組を支えてくれた小頭を突き放すの?」
「そうは思うけど気持ち悪いじゃん。傍に寄りたくないのは事実」
晶子は男同士が絡み合うシーンを想像して身震いした。
「それが天性でも?」
「天性って治らないのかねえ、いい女で囲んで四六時中行為をしてりゃ治るんじゃないかねえ。お前もやってみたらいいよ、なんなら手を貸すよ」
この母ならやりかねないと感じた。
「あたしは小頭がホモでも好き。あんな素晴らしい人はいない。今だってそうじゃない、首にされても晃のために奔走してくれてるじゃない。あんな人はいないわ。あたしね、小頭の子を産むの」
「ええっ、だって女嫌いなんだろ」
「嫌いじゃないのよ。性の対象じゃないだけ」
「意味分かんない。どういうこと?」
晶子には尚子の考えていることが読めない。
「小頭の脳に相手が男であると錯覚させれば機能するの」
「お前まさか小頭と?」
尚子が顔を赤らめた。
「こんな大きいんだから」
尚子が両手で健司のモノを表現した。
「そうかい、表でシャワーを浴びてるときにちらっと見たけど確かにでかい。後ろからだけど股の下から先がのぞいてたよ」
「でしょ、それが元気になればおへその上まで行くんだから。邪魔だからってズボンのベルトで締めて固定してるのよ」
「お前はそれを咥え込んだのかい?」
「教えない。すっごいの。だから心も身体も小頭じゃなきゃだめなの」
「もし機会があったらあたしも仲間に入れておくれよ。後藤のあれじゃ物足りない」
晶子が股間に手を入れた。
シャワーを浴びた。モノも尻穴も丁寧に洗い流した。健司のモノは骨盤に当たるぐらい痺れた。あれを咥えたらもう他のモノじゃモノ足りない。それに健司の強くて優しい人柄にはこれまでの人生で出遭ったことがない。身も心の健司のことで一杯である。さっぱりして鏡の前に立った。アルバイトも辞めてしまった。僅かな貯えだが一月ぐらいは働かなくても食べて行ける。そうだ安寿様に弟子入りしよう。弟子入りと言う言葉が適当かどうか、出家と言うにはおこがましい。一月安寿様の下で下働きをさせていただく。受け入れてくれるだろうか。時計を見た。サインポールは動いていないがまだ灯が点いている。鉄男はパジャマ姿のままドアを開けた。
「いらっしゃい、悪いけどパーマやアイパーは時間が足りない又にして。あれ、あなたは岩瀬のコンビニの店員さんだよね」
夫婦で営業している床屋で最後の客が帰り片付け最中だった。
「はい、剃って欲しいんです」
「えっ」
女将は驚いた。
「剃るって丸坊主に?」
「はい」
夫人は覚悟あってのことだろうと席に着かせた。取り合えず話を聞いて本人の意思を確かめたかった。
「おばさんはね、自分がこの商売が好きでやってるの。だから嫌なことはしないの。あなたがどうして剃髪にするのか分からないけど、もし一時の感情ならおばさん断るわ」
「実はあたし身体は男なんですけど中身は女なんです。生れ付きでずっとおかしいと感じていました。鎌倉に来て二週間が経ちましたけど、勤めていたコンビニにも迷惑を掛けてしまって、それであたし、お坊さんに弟子入りしようと思ったんです」
「そう、難しいことはおばさんには分からないけど、修行して前に進もうとしているのね?」
「はい、そう考えています。心して行かなければ入門させていただけないと思ったんです」
鉄男は人のいい床屋の女将に打ち明けた。
「分かったわ、あんたー」
女将が奥に叫んだ。
「どうしたい?」
「剃髪、この方は出家されるの」
主人は黙って手を洗う。
「湯を沸かせ」
主人は鉄男に白布を被せた。
「失礼ですが御出家はどちら様に?」
主人が頭皮をマッサージしながら訊いた。鉄男は安寿の寺号を覚えていない。
「健円寺の中です」
「健円寺様の塔頭ですか、それはそれは」
通じてほっとした。
「どうでしょう、床屋のくだらない話でなんですが、今回は丸刈りにして、出家が叶いなさったら剃髪されてはいかがでしょうか?いや、あなた様の態度からして迷いはないとお察ししますが、まだお若い身の上、上人様に出直しを言い付けられた若者を何人も見ております。また上人様のお説教を聴いて納得して戻られる若者も多くいました。二分刈りにしておけばあなたの御髪はすぐに伸びます」
主人の言葉は説得力があった。鉄男は頷いた。
「当たらせていただきます」
主人が鋏で刈り始めた。鉄男はバリカンで一気に刈り上げその後で剃刀を使うものと考えていた。鋏仕上げには技術がいる。主人は出家する若者にバリカン刈りでは失礼だとの理念がある。
「椅子を倒しますよ、一瞬腹に力を入れてください」
鉄男は腹筋を利用して椅子の倒れに合わせた。
「おい」
主人が刈り終えると女将に変わる。
「こちらに」
椅子を起こして鉄男をシャンプー台まで移動させる。
「熱いの大丈夫?」
鉄男が頷くと女将の柔らかい指の腹が頭皮に触れる。痒い所に手が届くとはこのことで痒みの急所を捉えたマッサージが心地良かった。洗い終えて椅子に戻る。女将の指が耳朶に触れると思わずのけ反ってしまった。女将はそれを察知した。耳朶から内耳へ指を伸ばした。敏感な鉄男は女将の指に身を任せた。明日は仏門に帰依する身、今夜は許される。白布が持ち上がる、所謂テントが張る状態になった。
「あんた」
女将が小声で主人を呼んだ。鉄男もこの先を想像すると更に感じてしまう。相手は五十代の床屋夫婦、マンネリ化した性に飽きていたところである。主人は椅子の前に回り白布を捲り鉄男の腹の上に折り畳んだ。椅子はリクライニングしていて170度の角度が鉄男の姿勢である。薄手の寝巻ジャージの股間が突っ張っている。女将が唾を飲み込んだ。
「あたし達も愉しんでいいいですか?」
明日出家する者にこんな質問は愚かと思いながらも女将は我慢ならない。
「ええ、今宵俗界最後の夜、私にはすべてが修行、謹んでお受けいたします」
「ありがたやありがたや」
夫婦は掌を鉄男の股間に擦り合わせ礼をした。
「それじゃ、早速ですが失礼します」
主人がジャージのゴムに手を掛ける。引っ張るに合わせ鉄男が腰を浮かせた。ジャージのゴムで鉄男のモノが押し下げられる。それを抜けた時にビヨヨヨ~ンとモノが弾かれた。
「凄い」
女将は主人のモノしか知らない。
「あんた変わって」
女将と主人のポジションが変わる。女将が鉄男のモノに顔が付くほど寄り、まじまじと見つめている。それを見た主人のモノが反応した。膨らみが鉄男の刈り上げた脳天に当たっている。
「ご主人、さあお出しなさい」
「はい」
主人はベルトを外すとズボンがストンと膝まで下がった。鉄男は首だけを横向きにした。
「さあ、こちら側に立ってください」
言われるままに主人が移動する。鉄男は白布の中から左手を伸ばし主人のモノを握った。
「女将さん、ほらご主人のモノがこんなに逞しくなっていますよ。ほらほら」
鉄男がしごくと増々元気になってきた。
「あんたのそんなの見たことない」
マンネリ化した刺激は突発的な刺激で大きく変化する。浮気や不倫の最大の原因がこれである。それもいつかは醒める、だから繰り返すのである。
「女将さん、私のを咥えてごらんなさい。私もご主人のモノを咥えます」
女将が涎を垂らして咥えた。これでもかと言うほど舌技を尽くす。鉄男は男の急所を知り得ている。主人の声で確認しながら舌を這わす。
「我慢出来ない」
「俺もだ」
「それじゃ三人同時にいきましょう。ご主人リクライニングを戻してください」
女将を床に仰向けに寝かせた。
「女将さん、入れますよ」
女将の受け入れ態勢は盤石である。滴り落ちる蜜は床に落ちた鉄男の髪を滑らせた。
康介が答えると尚子が照れた。バンが小松組に近付いた。
「尚子さん、一緒だとまずくないですか?」
「ううん、いいの」
健司はそのまま駐車場に入れた。
「ただいま」
尚子が食堂に入ると晶子が飛び付いた。
「尚子、どこに行っていたんだい。大変なことになってんだよ」
「ただいまです。明日から本格的に山切を始めます。もうヤリカタは出してあるので削るだけです。ピッチ上げれば三日で何とかなるでしょう。それじゃ」
健司が寮に戻ろうとすると晶子が止めた。
「小頭も聞いておくれよ」
「どうしたの母さん?」
「晃から電話があって、住建の柴田さんとはぐれたらしいんだよ」
「子供じゃあるまいし、心配しなくたって帰って来るわよ」
尚子がそんなことかと息を吐いた。
「違うんだよ、東京の大きな会社に行って偉い人と柴田さんが会ってんだよ。晃は近くで待っているんだけどもう六時間も経つんだよ」
「契約事でしょう、長引くことはありますよ姐さん」
「母さんは何が心配なの?」
「五千万を渡してあるんだよ。うちの土地すべてを担保に借りた金だよ」
「ええっ」
健司と尚子が同時に唸った。
「それで頭から電話は?」
「その一回きりだよ。それからもう二時間が経っているよ」
晶子は今にも泣きだしそうである。
「だから言ったのよ、そんな巧い話があるわけないじゃない」
尚子が地団駄踏んだ。
「後藤さんは?」
「柴田さんの女が藤沢のクラブにいるから張ってるって」
「さすが後藤さん、俺も工務店の社長に柴田の行き付けを聞いて尋ねてみます。それに頭が心配だ、頭の行き付けも回ります。頭から電話があれば怒らずに優しく答えてやってください」
健司はバンで出て行った。
「今晩は飯はありませんよね尚子さん?」
康介が重要な話の後なので恐る恐る訊いた。
「悪いね康介、岩瀬のコンビニで済ませて。お金ある?」
「大丈夫で~す」
康介は自転車で買い出しに行った。晶子は尚子を食堂に座らせた。
「ところでお前はどうなんだい、小頭と一緒にいたようだけど、やっぱり小頭は本物かい?」
本物とはホモのことである。尚子は迷った。晶子に話せば明日には今泉中に拡がる。しかし黙っていては健司の立場がない。
「母さん、母さんはもし小頭がホモだったらどうする?気持ち悪いと突き放すの?これまでずっと小松組を支えてくれた小頭を突き放すの?」
「そうは思うけど気持ち悪いじゃん。傍に寄りたくないのは事実」
晶子は男同士が絡み合うシーンを想像して身震いした。
「それが天性でも?」
「天性って治らないのかねえ、いい女で囲んで四六時中行為をしてりゃ治るんじゃないかねえ。お前もやってみたらいいよ、なんなら手を貸すよ」
この母ならやりかねないと感じた。
「あたしは小頭がホモでも好き。あんな素晴らしい人はいない。今だってそうじゃない、首にされても晃のために奔走してくれてるじゃない。あんな人はいないわ。あたしね、小頭の子を産むの」
「ええっ、だって女嫌いなんだろ」
「嫌いじゃないのよ。性の対象じゃないだけ」
「意味分かんない。どういうこと?」
晶子には尚子の考えていることが読めない。
「小頭の脳に相手が男であると錯覚させれば機能するの」
「お前まさか小頭と?」
尚子が顔を赤らめた。
「こんな大きいんだから」
尚子が両手で健司のモノを表現した。
「そうかい、表でシャワーを浴びてるときにちらっと見たけど確かにでかい。後ろからだけど股の下から先がのぞいてたよ」
「でしょ、それが元気になればおへその上まで行くんだから。邪魔だからってズボンのベルトで締めて固定してるのよ」
「お前はそれを咥え込んだのかい?」
「教えない。すっごいの。だから心も身体も小頭じゃなきゃだめなの」
「もし機会があったらあたしも仲間に入れておくれよ。後藤のあれじゃ物足りない」
晶子が股間に手を入れた。
シャワーを浴びた。モノも尻穴も丁寧に洗い流した。健司のモノは骨盤に当たるぐらい痺れた。あれを咥えたらもう他のモノじゃモノ足りない。それに健司の強くて優しい人柄にはこれまでの人生で出遭ったことがない。身も心の健司のことで一杯である。さっぱりして鏡の前に立った。アルバイトも辞めてしまった。僅かな貯えだが一月ぐらいは働かなくても食べて行ける。そうだ安寿様に弟子入りしよう。弟子入りと言う言葉が適当かどうか、出家と言うにはおこがましい。一月安寿様の下で下働きをさせていただく。受け入れてくれるだろうか。時計を見た。サインポールは動いていないがまだ灯が点いている。鉄男はパジャマ姿のままドアを開けた。
「いらっしゃい、悪いけどパーマやアイパーは時間が足りない又にして。あれ、あなたは岩瀬のコンビニの店員さんだよね」
夫婦で営業している床屋で最後の客が帰り片付け最中だった。
「はい、剃って欲しいんです」
「えっ」
女将は驚いた。
「剃るって丸坊主に?」
「はい」
夫人は覚悟あってのことだろうと席に着かせた。取り合えず話を聞いて本人の意思を確かめたかった。
「おばさんはね、自分がこの商売が好きでやってるの。だから嫌なことはしないの。あなたがどうして剃髪にするのか分からないけど、もし一時の感情ならおばさん断るわ」
「実はあたし身体は男なんですけど中身は女なんです。生れ付きでずっとおかしいと感じていました。鎌倉に来て二週間が経ちましたけど、勤めていたコンビニにも迷惑を掛けてしまって、それであたし、お坊さんに弟子入りしようと思ったんです」
「そう、難しいことはおばさんには分からないけど、修行して前に進もうとしているのね?」
「はい、そう考えています。心して行かなければ入門させていただけないと思ったんです」
鉄男は人のいい床屋の女将に打ち明けた。
「分かったわ、あんたー」
女将が奥に叫んだ。
「どうしたい?」
「剃髪、この方は出家されるの」
主人は黙って手を洗う。
「湯を沸かせ」
主人は鉄男に白布を被せた。
「失礼ですが御出家はどちら様に?」
主人が頭皮をマッサージしながら訊いた。鉄男は安寿の寺号を覚えていない。
「健円寺の中です」
「健円寺様の塔頭ですか、それはそれは」
通じてほっとした。
「どうでしょう、床屋のくだらない話でなんですが、今回は丸刈りにして、出家が叶いなさったら剃髪されてはいかがでしょうか?いや、あなた様の態度からして迷いはないとお察ししますが、まだお若い身の上、上人様に出直しを言い付けられた若者を何人も見ております。また上人様のお説教を聴いて納得して戻られる若者も多くいました。二分刈りにしておけばあなたの御髪はすぐに伸びます」
主人の言葉は説得力があった。鉄男は頷いた。
「当たらせていただきます」
主人が鋏で刈り始めた。鉄男はバリカンで一気に刈り上げその後で剃刀を使うものと考えていた。鋏仕上げには技術がいる。主人は出家する若者にバリカン刈りでは失礼だとの理念がある。
「椅子を倒しますよ、一瞬腹に力を入れてください」
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「おい」
主人が刈り終えると女将に変わる。
「こちらに」
椅子を起こして鉄男をシャンプー台まで移動させる。
「熱いの大丈夫?」
鉄男が頷くと女将の柔らかい指の腹が頭皮に触れる。痒い所に手が届くとはこのことで痒みの急所を捉えたマッサージが心地良かった。洗い終えて椅子に戻る。女将の指が耳朶に触れると思わずのけ反ってしまった。女将はそれを察知した。耳朶から内耳へ指を伸ばした。敏感な鉄男は女将の指に身を任せた。明日は仏門に帰依する身、今夜は許される。白布が持ち上がる、所謂テントが張る状態になった。
「あんた」
女将が小声で主人を呼んだ。鉄男もこの先を想像すると更に感じてしまう。相手は五十代の床屋夫婦、マンネリ化した性に飽きていたところである。主人は椅子の前に回り白布を捲り鉄男の腹の上に折り畳んだ。椅子はリクライニングしていて170度の角度が鉄男の姿勢である。薄手の寝巻ジャージの股間が突っ張っている。女将が唾を飲み込んだ。
「あたし達も愉しんでいいいですか?」
明日出家する者にこんな質問は愚かと思いながらも女将は我慢ならない。
「ええ、今宵俗界最後の夜、私にはすべてが修行、謹んでお受けいたします」
「ありがたやありがたや」
夫婦は掌を鉄男の股間に擦り合わせ礼をした。
「それじゃ、早速ですが失礼します」
主人がジャージのゴムに手を掛ける。引っ張るに合わせ鉄男が腰を浮かせた。ジャージのゴムで鉄男のモノが押し下げられる。それを抜けた時にビヨヨヨ~ンとモノが弾かれた。
「凄い」
女将は主人のモノしか知らない。
「あんた変わって」
女将と主人のポジションが変わる。女将が鉄男のモノに顔が付くほど寄り、まじまじと見つめている。それを見た主人のモノが反応した。膨らみが鉄男の刈り上げた脳天に当たっている。
「ご主人、さあお出しなさい」
「はい」
主人はベルトを外すとズボンがストンと膝まで下がった。鉄男は首だけを横向きにした。
「さあ、こちら側に立ってください」
言われるままに主人が移動する。鉄男は白布の中から左手を伸ばし主人のモノを握った。
「女将さん、ほらご主人のモノがこんなに逞しくなっていますよ。ほらほら」
鉄男がしごくと増々元気になってきた。
「あんたのそんなの見たことない」
マンネリ化した刺激は突発的な刺激で大きく変化する。浮気や不倫の最大の原因がこれである。それもいつかは醒める、だから繰り返すのである。
「女将さん、私のを咥えてごらんなさい。私もご主人のモノを咥えます」
女将が涎を垂らして咥えた。これでもかと言うほど舌技を尽くす。鉄男は男の急所を知り得ている。主人の声で確認しながら舌を這わす。
「我慢出来ない」
「俺もだ」
「それじゃ三人同時にいきましょう。ご主人リクライニングを戻してください」
女将を床に仰向けに寝かせた。
「女将さん、入れますよ」
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