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SENCE1:最初の過ち
イントロ
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───私があの人と旅をしたのは、つい昨日のように感じる。まだ幼さを残す私は彼と振り回し、そして必死に彼から離れない様にしていた。
最初の出会いは、私が森の中を彷徨っていた時の事───追放されてから他の世界の事をまだ何も知らなかった私は、人攫いに囚われた。
"元妖精"、なんて人間同然。私がどんな経緯で能力を失い、追放される以前の記憶を失ったのかは分からない・・・・・・憶えてないと言うべきだろうか。
人攫いから私を救ったのは、"シェイドラス・クロスレイジ"という男で、"来訪者"という呼び名で知られているようだった。
それから私達は旅をしている。彼は"不滅殺し"を生業としているようで、あまり実感はないものの、戦うのは不老不死の相手ばかりだ。
今回の依頼主は、私達が何処にいるかすぐに分かったようで、"わざわざ"第II階層に使者を派遣していた。
「陛下が貴方に会いたいと申しています、そちらのお嬢さんも一緒に」
───私達は最寄りの昇降機から第Ⅲ階層へと向かう。
それが、過ちだと知らずに...
最初の出会いは、私が森の中を彷徨っていた時の事───追放されてから他の世界の事をまだ何も知らなかった私は、人攫いに囚われた。
"元妖精"、なんて人間同然。私がどんな経緯で能力を失い、追放される以前の記憶を失ったのかは分からない・・・・・・憶えてないと言うべきだろうか。
人攫いから私を救ったのは、"シェイドラス・クロスレイジ"という男で、"来訪者"という呼び名で知られているようだった。
それから私達は旅をしている。彼は"不滅殺し"を生業としているようで、あまり実感はないものの、戦うのは不老不死の相手ばかりだ。
今回の依頼主は、私達が何処にいるかすぐに分かったようで、"わざわざ"第II階層に使者を派遣していた。
「陛下が貴方に会いたいと申しています、そちらのお嬢さんも一緒に」
───私達は最寄りの昇降機から第Ⅲ階層へと向かう。
それが、過ちだと知らずに...
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