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平安時代突入!!
これからの幕開け
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あの、イケメンさんの名前を聞けなかったなぁ。じゃ、私は青の君って呼ぶことにしよう。
「ほら、着いたよ。お前さんは、幸運だったな。あの方で。」
「へっ?」
「きっとあの方じゃなければ、汚い、寄って来るなと蹴られこんな手厚く保護などされていないと思うがのぅ。」
確かに。そんなに世の中は、甘くないはずなのに彼はこんな貧しそうな私にも優しく、きちんと、1人の人間として接してくれた。そんな人あまり、いないのだろうな。
私は、あの青の君のお付きの人に新しい服と食べ物金目の指輪をもらった。着替えて来いと言われ服を広げてみると、男物の服だと言うことが一目でわかった。着ようか迷ったが、ここまできたら着るしかない!
「おぉ、似合っておるではないか。ところで、そち、宮殿で働いてみる気はないか?」
「えっ?」
「いや、実はな、宮殿では四月で賀茂祭が行われると言うのに、人が足りておらんようなのだ。その期間だけでもよいから、どうだ?給料も安定して良いと思うぞ。」
ま、マジか。だけど、生活していくお金は欲しいし、しかも、このオジサン私のこと男だと思っているから男ってことで参加しないといけないんだよな…。でも、ここで生きていくためにはこれしかない!よし。女に二言はないぞ。覚悟を決めろ彩華。
「はい、わかりました。」
「おう、やってくれるか。そちなら、若様が目にかけただけあって、きっと良い働きをしてくれるだろう。期待しておるぞ。では、今日はここに泊まるがよい。わたくしが宮殿に申込みに行くから、えーっと、たしか3日後ぐらいに試験があるが、多分そちなら大丈夫だと思うぞ。心配なら後程わたくしに、聞きに来い。」
「わかりました。何から何までお世話になります。よろしくお願い致します。」
その夜
ヒソヒソ ヒソヒソ
「なぁ、若様が帰ってきたって?」
「えー、今何時だと思ってるんだい。」
「顔がいいからって、女遊びばかりだな。」
「こんなことで、この国は大丈夫なのか。仮にも皇太子であろう?」
「でも、宮殿ではなくこの屋敷にすんでいる時点で廃位の可能性の方が大きいがな。」
「なんだと!あのものが宮仕えするだと!!」
「えぇ、そうですが何か?」
「お前は馬鹿か。」
「何故ですか?若様が目にかけたということは、先を見越してのことであの者は何か魅力があるからなのではありませんか?」
「…もうよい。下がれ」
私が寝ている部屋に誰か入ってきた。
「すまぬ。わたくしのせいで。女の身でありながら男の振りをして働くなど無理がありすぎる。どうにかしてやめるよう、いってみるからな。案ずるな。」
そう言って私の髪を撫でてくれた。でしゃばり過ぎかもしれないが、きっと、妹ぐらいに思ってくれているのだろう。だけど、私は自分の力で、この時代を生きたい。自分の力を信じてみたい。
私は青の君の手を掴んだ。
「私は大丈夫です。これも経験だと思うのです。ぜひやらせてください。お願いします。」
「そんなことを言われても、そなたは女人なのだぞ。」
「そんなこと、気にしないでも大丈夫ですよ。私は力持ちでどこの男よりも男勝りだと言われたぐらいなので。」
「ははっ。そんなわけあるか。こんな細腕で、どうなっても知らんぞ。宮殿では助けることはできない。」
「大丈夫です。きっと、あの賀茂祭が終わるまでだと思いますし。」
「わかった。一応、試験もあるから、励めよ。」
「ありがとうございます。期待に応えられるよう頑張りたいと思います。」
そして、また、あの魅力的な笑みを浮かべて去っていた。
あ、また、名前を聞くのを忘れてた。まぁいいか。明日が楽しみになってきた。心地よい布団で私は眠りについて行く。
「ほら、着いたよ。お前さんは、幸運だったな。あの方で。」
「へっ?」
「きっとあの方じゃなければ、汚い、寄って来るなと蹴られこんな手厚く保護などされていないと思うがのぅ。」
確かに。そんなに世の中は、甘くないはずなのに彼はこんな貧しそうな私にも優しく、きちんと、1人の人間として接してくれた。そんな人あまり、いないのだろうな。
私は、あの青の君のお付きの人に新しい服と食べ物金目の指輪をもらった。着替えて来いと言われ服を広げてみると、男物の服だと言うことが一目でわかった。着ようか迷ったが、ここまできたら着るしかない!
「おぉ、似合っておるではないか。ところで、そち、宮殿で働いてみる気はないか?」
「えっ?」
「いや、実はな、宮殿では四月で賀茂祭が行われると言うのに、人が足りておらんようなのだ。その期間だけでもよいから、どうだ?給料も安定して良いと思うぞ。」
ま、マジか。だけど、生活していくお金は欲しいし、しかも、このオジサン私のこと男だと思っているから男ってことで参加しないといけないんだよな…。でも、ここで生きていくためにはこれしかない!よし。女に二言はないぞ。覚悟を決めろ彩華。
「はい、わかりました。」
「おう、やってくれるか。そちなら、若様が目にかけただけあって、きっと良い働きをしてくれるだろう。期待しておるぞ。では、今日はここに泊まるがよい。わたくしが宮殿に申込みに行くから、えーっと、たしか3日後ぐらいに試験があるが、多分そちなら大丈夫だと思うぞ。心配なら後程わたくしに、聞きに来い。」
「わかりました。何から何までお世話になります。よろしくお願い致します。」
その夜
ヒソヒソ ヒソヒソ
「なぁ、若様が帰ってきたって?」
「えー、今何時だと思ってるんだい。」
「顔がいいからって、女遊びばかりだな。」
「こんなことで、この国は大丈夫なのか。仮にも皇太子であろう?」
「でも、宮殿ではなくこの屋敷にすんでいる時点で廃位の可能性の方が大きいがな。」
「なんだと!あのものが宮仕えするだと!!」
「えぇ、そうですが何か?」
「お前は馬鹿か。」
「何故ですか?若様が目にかけたということは、先を見越してのことであの者は何か魅力があるからなのではありませんか?」
「…もうよい。下がれ」
私が寝ている部屋に誰か入ってきた。
「すまぬ。わたくしのせいで。女の身でありながら男の振りをして働くなど無理がありすぎる。どうにかしてやめるよう、いってみるからな。案ずるな。」
そう言って私の髪を撫でてくれた。でしゃばり過ぎかもしれないが、きっと、妹ぐらいに思ってくれているのだろう。だけど、私は自分の力で、この時代を生きたい。自分の力を信じてみたい。
私は青の君の手を掴んだ。
「私は大丈夫です。これも経験だと思うのです。ぜひやらせてください。お願いします。」
「そんなことを言われても、そなたは女人なのだぞ。」
「そんなこと、気にしないでも大丈夫ですよ。私は力持ちでどこの男よりも男勝りだと言われたぐらいなので。」
「ははっ。そんなわけあるか。こんな細腕で、どうなっても知らんぞ。宮殿では助けることはできない。」
「大丈夫です。きっと、あの賀茂祭が終わるまでだと思いますし。」
「わかった。一応、試験もあるから、励めよ。」
「ありがとうございます。期待に応えられるよう頑張りたいと思います。」
そして、また、あの魅力的な笑みを浮かべて去っていた。
あ、また、名前を聞くのを忘れてた。まぁいいか。明日が楽しみになってきた。心地よい布団で私は眠りについて行く。
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