マトイマトワレ

クリオネ

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♯9頷きを得意とする者

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 [西唐野中学校・一階廊下]

 黒羽を揺らす鴉の声を片耳に、紡は旭と共に生徒玄関までの道のりを歩いていた。時刻は十七時過ぎ。昼飯もまともに摂っていないので、腹はかなり悲惨な声で鳴いている。
「彼女——澁谷 美久の纏はかなり出現のトリガーが緩い」
 旭は窓に射す夕日の中で呟いた。白い眼の奥で何かが突拍子もなく煌めく。紡は質問を返した。
「出現の、トリガー……?」
「きっかけみたいな事かな。纏は全ての人間の心にあるが、誰しも同じ量のストレスが引き金になる訳じゃない。言われてみたらそうだろう?」
 それは……なんとなく分かるかもしれない。大人はよく「相手の気持ちを考えて行動しろ」という旨を口酸っぱく子供に指導する。その言葉が暗に示しているのは、沸点や感じ方が人によって事細かく違うという事だ。
「一昨日の昼。十三時半ぐらいだったかな。相談室の戸を彼女の両親が叩いた」
「えっ、ちょ、え⁉︎」
 思わず言葉を遮ってしまう。流石にその「待った」は予期していなかったらしく、あの旭もギョッと目を丸めた。
「相談室って……本当にあるんですか…⁉︎」
「?。あるに決まってるだろ。名刺に住所が書いてなかったかい?」
 手元のそれを見返してみれば、確かに小さく住所の記載がある。
 うん。まあ、初めて見た時はそりゃあ目を通したさ。けと実際まだ「怪奇現象相談室」という稼業には不信感があったし、まさか実在するなんて思いもしなかった。
「あー、続けてもいいかい?」
「あはい。すみません」
 いらないところで話の腰を折ってしまった、と反省する紡を他所に、旭は気にする事もなく一昨日の出来事を追憶した。
「私の聞いた話はこう。
 ここ一年あまり、彼女の周りでは奇妙な事が多発しているらしいんだ。初めは食事の準備中、明らかに誰も手を付けていない料理が二~三口食べられていたとか、一種のポルターガイスト現象かとも思ったんだって。
 けど半年ぐらい前から、そうじゃないんじゃないかと思い始めた。家具や衣服に獣っぽい爪の跡が見つかったり、時折り彼女自身が人間味のない冷徹な目をしていたりとかでね」
 冷徹な目といえば、ロッカーでも校舎裏でも…彼女は全てを憎むような瞳をしていた。始めて表情を光らせたのは、クッキー柄のポーチを取り返した時ぐらいだ。
「それって…」
「そして近日、怪奇現象相談室私のところに来る決定打になる事が起こった。母親の目にが映ってしまったんだ」
 紡は湧き上がったものをごくりと飲み込んだ。

 ***
 おかしな所は幾つもあった。部屋中の細かな傷,荒々しい雰囲気……けど、それがまさか娘のせいだなんて夢にも思わなかった。
 娘は帰って来るなり自室に籠る事が多くなった。前は大抵家族とリビングで喋ったりしていたのに。
——あれ、でも「前は」っていつだろう。
「美久。ちょっといいかしら」
 ノックする音。閉ざされた扉の前で、後に依頼人となる美久の母が立ちすくむ。戸の表面には全面を覆う量の小さな裂傷があり、どう見てもカッターだか鋏だかで細工できるレベルではなかった。
「んー?。なぁに、母さん」
 その返事は比較的明るい声だった。但し肉親だからこそ分かる。これは何か溜め込んでいる時の声だ。
「何か隠してる事はない?学校ではどんな調子かとか、些細な事でもいいの。私も父さんも、いつだって貴方の味方だから」
「?。急に何言ってんの母さん。別に何とも無いよ」
 嘘だ。でなければ、今既に母子を別つこの扉は彼女の手によって取り払われているはずだ。母は恐るおそるドアノブに手を掛けた。そういえば、この怪奇現象が起こり出してからまともに彼女の部屋に入った事は無かったっけ。
「…入るわよ」
「えっ、うん、いいけど」
 ノブを回して体重を軽くかけるも、扉は何かに押さつけられたように動かない。この感じは物体なんかじゃない。「生物」だ。
「⁉︎。どうして扉の前になんて立っているの!美久!」
「……な、何言ってんの?」
 くぐもった声には純粋な困惑の色が伺える。それに、声の届き方からして一枚戸を挟んだ先にいる訳でもなさそうだ。
「美久、なんで——「ブシャッ」
 瞬間、母の腕の上を四本の引っ掻き傷が走り去った。戸惑い。刺すような痛みを感じた途端、流血が止めどなく重力の向きに溢れ出ていく。
 がしかし、彼女が驚愕したのは腕の怪我などではなかった。その裂傷を受けてから次に瞬きをした時。その目にくっきりと映ったのだ。緑色の体表面にギョロ目が疼くそのを。
 ***



「——っ」
 なるほど。今の紡になら、それらの真相が重々分かる。
「澁谷さんのマトイですか」
「そういう事だろうね。彼女の心を守るために、自身の深層心理が生み出した守護者かいぶつだ」
 旭はそっと目を閉じた。何と言えば良いのか思い浮かばず、チラリと天井を仰ぐ。切れかけた電灯の光が弱々しく太陽に溶けた。
 彼女が嘘を吐いた理由はこれか。出現のトリガーが緩いことで、自分の内なる化け物が家中を荒らし、母親に実害を与えてしまった。故意どころか認識すら無いとはいえ、彼女はそれを知れば酷く絶望するだろう。
「纏に干渉した,もしくはされた者は、その纏だけはずっと裸眼で認識できる。だから依頼人の目には緑色の纏が見えたんだ」
 って事は、纏は基本的に人の目には見えないのか。なんでこの人はそんな大事な事実を早々に言わないんだ?。
 …今思えばこの時点で辿り着くべき疑問があったのだが、この時の紡の頭にはその洞察力がすっぽりと抜け落ちていた。
「……まあ、とりあえず旭さんが美久さんを追う事になった経緯は分かりました」
 美久は学校での迷惑行為が重なり、心身ともに重大なダメージを負っていた。緑色の纏はそれらから彼女を守るために暴走し、とうとう実の母親にすら危害を加えてしまう。それが引き金となり、美久の両親は旭の経営する怪異現象相談室に調査を依頼した、と。
「あの盗撮写真も、盗撮は盗撮でも両親が盗撮しとったものだったんですね」
「だーから盗撮じゃないって。取材の材料だよ」
 ……これ以上詰めても仕方ないか。紡がため息を吐露した所で、丁度目指していた生徒玄関に辿り着いた。

 ブラアゥゥゥゥゥゥゥ・・・
 塗装が黒光りするバイクのエンジンを目一杯ふかし、彼女——旭はヘルメット越しにニヤッと微笑んだ。大型のその二輪車に前傾姿勢で跨るその姿勢は、なんとなく凝視してはいけない気がした。
「じゃあね、青年。君にはとても助けられたよ」
「いやいやいや。僕なんてそんな…」
 どちらかと言えばその「助けられた」なんていうのは紡が向けるべき言葉だ。変人である事にかわりは無かったが、少なくとも命の恩人ではある。
 夕焼けすらもう時期に終わりを迎え、静まり返った夜の時間がやってくる。まさか自分が部活もせずにこんな時間まで学校にいるとは思いもしなかった。
「特別避けろと言ってる訳じゃないが、澁谷 美久との関わり方については少し考えた方が良い。彼女の爆弾はまだ完璧には消えていないからな」
 旭曰く、あの緑色の纏は彼女が隙をついて美久の心に再度纏わせたらしい。理由や方法については教えてくれなかったが、今日は一日ドタバタで疲れていてそれどころじゃなかった。
「ああ、そうだ」
「?」
 彼女が愛車の具合を確認しているタイミングで、制服のポケットからとある忘れ物を引っ張り出す。
「メモ帳とボールペン。返すのをすっかり忘れてました」
「あ~…」
 旭は若干の苦笑いでそれを見たあと、ふるふるっと首を横に振った。
「いいや、別に。私それ使わないし。お土産として貰っといてよ」
 え?と紡の脳に疑念が浮かぶよりも早く、旭は手慣れた手つきでハンドルを操作した。突発的なスピードで空気の壁を破り、バイクは夕陽の沈む根本へ消えていった。
 流星のように去っていくその風景を見て、紡が絞り出したのは
「……使わねえのかよ」という溢れた声だった。
 ビター且つ甘い香水の残り香だけが、彼女がここにいた事をなんとか事実に繋ぎ止めた。


 [西唐野街・とある小道]

 街には特有の空気感があると思う。歴史的だとか近未来的だとか、区画整理の行き届いた感じだとか自由放任だとか。この街も決して例外ではない。
 北と東のニ方を山に囲まれ、街全体を多くの自然が侵食しているような田舎街だ。
 いつまで経っても好きにはなれない。
 俺は怪我した片腕を軽く摩った。手順を無視して貼った絆創膏が指先に触れる。
 今日は酷い日だった。澁谷 美久のロッカーに雨鋏のトラップを仕掛けたが軽くあしらわれ、的当てゲーム中には思わぬ反撃が飛んできた。《一派》の奴らも尻尾を巻いて逃げ出したうえ、保健室の前にはあの化け物を連れた怖—変な女が立っていて、まともに腕の傷を診てもらう事も出来なかった。今している絆創膏は、かつて《一派》で標的にしていたクラスメイトを脅して得たものだ。
「…俺が何した?」
 本当に見当がつかない。そりゃあ澁谷 美久には…まあ色々やったが、ここまで憂き目に合うような事はしてないはずだ。いつ俺が暴力を振るった?。いつ俺が顔を馬鹿にした?。
 ほら見ろ。これはえっと、そう、「過剰防衛」ってやつだ!
「俺は知ってんだよ。殴ったら殴り返して良いってな」
 不揃いに並んだ歯が三日月型に開いた口から露出する。テレビで聞き齧った程度の単語だが、意味が合っているかどうかなど心底どうでも良い。必要なのは、俺にとって都合が良いかだけだ。
「泣かしてやる…今度はマジで、あの喉元かっ裂いてやるっ!」
 俺は怒りに身を任せ、そこそこの大きさの小石に渾身の助走蹴りをお見舞いした。が、足の行く先には聳え立つ電柱があり——ゴンッ
「あだっッッッッッ‼︎」
 もはや「痛い」という声が出ないほどの衝撃が、くにゃんと曲がった足首を通して全神経に行き届く。ローファーが緩衝材となったおかげで大事は避けられたが、それでも回復までにその場に蹲って呻くぐらいの時間を有した。
「はあぁぁっ……クソッ、おいテメェら誰か手貸せ!」
 ………………………。
 ………………。
 救難を求める声はこれでもかというほど遠くに響き、行き止まりに敷き詰められたブロック塀にだけ反響した。
 そうだ。もう誰もいないんだ。《一派》なんて理想郷はもうない。
 俺は一人きり———
「—がう違う違う!」
 暗みを帯び始めた空に、俺は雄叫びに近い怒声を喚き散らした。やっぱりこの街は好きになれない。引っ越してきてから何年も経った今でもだ。
 その時、彼の心の影を青みがかった何かが蠢いた事は、誰として知る由も無い。


 [白凪家・リビング]

 古いアパートの一室。焼けた豚肉と麺に絡むソースの残り香が鼻腔を幸せ満開にする。
 テーブルにあるのは空っぽになった二つの皿で、どちらも数十分前まで焼きそばが湯気を立てていた代物だ。
「いやあ、すっかり紡も料理が得意になって!」
 真正面から褒められて、紡は素直に顔を赤らめた。
「そんなに言うほどじゃないって。このぐらい誰でも作れる」
「謙遜すんなって。もっと誇りな!。正直な話、私のより断然美味しいよ!」
 目の前で豪快に笑うその人は、紡の実の母親—白凪 露しろなぎ つゆである。今朝も話した通り肝っ玉な性格で、父親と離婚してから女手一つでここまで育ててくれた。
「いやいや、流石にそこまでじゃないって」
「ほんとだって。今度誰かに振舞ってみな。きっとびっくりするよ、この美味しさには」
 今日は一日中不思議な事だらけで疲れていたが、こうしてベタ褒めにされるとそんな疲弊が嘘のように軽くなる。
「さあて、皿洗いしちゃいますか。せっかく紡が作ってくれたんだし、少しは恩返ししないとね」
母は二人分の皿と箸を重ね、微かにふらつきながらその場に立ち上がった。見かねて紡も皿の半分を持つ。
「いいよ。二人でやったほうが早く終わるし」
それに、シンク台に置かれたフライパンは家にある型の中だと最大級だ。これから夜勤の母親に一人で洗わせるのは流石に心が痛い。
「ははっ。分かったよ」
「ん」
母ははにかむ息子の代わりに誇らしげな顔で微笑んだ。

次回 「意思の外で暴走する者」
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