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1部 おっかなびっくり放浪編
4 山菜マスター
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「よ、寄るな! なんだその服、気持ち悪い奴だな!」
グレーのロングパーカー、貶されました。
えーっと。山菜マスターの共通好物はと、……あった。収納から仙人ゴボウと長寿トリュフを取り出す。
「あのぉ……これ、」
「くるな、寄るな!」
「その、物々交換を……」
好物を見せても、山菜マスターは靡かない。それどころか警戒度があがった。
「ええい、寄るなというに! お前のような得体のしれん奴とは取引せん!」
「そ、そう言わずに……怪しい者じゃないので」
「こんな深い森で、女が一人で夜中に、得物も持たずに、そんな軽装で、おまけに満面の笑みの人間のどこが怪しくないんだ! いきなり現れてヘラヘラしやがって!」
……ごもっともです。
ぴぇぇん。隠密発動。飛行で撤退する。
途中で身体強化をかけて速度上昇。
目から水分が出てきた。視界が歪む。夜目発動。啜った鼻が痛い。ぴぇぇん。
何キロも離れた場所にインビジブルタワーを出す。もうしばらくはここから出ないぞ。
ステータスを開いて取得可スキルを見る。
【運気】【激運】【奇跡】
違う。もっとなんか、落ち着けるやつ。
【早起きは三文の得】
【森歩きのマナー】
【旅人の話術】
【会話の雰囲気作り】
【被害を最小にする社交術】
これだ。一部攻略対象者用だけど即取得した。
もうこのフブルフォレストの山菜マスターとは物々交換できない。完全に変質者認識された。
別の森で、日中に、女性の山菜マスターだったら話し掛けよう。
ぴぇぇん。キャップを取りロングパーカーを脱いで風呂入って寝た。
早朝目が覚めた。
爽快!
スキル、早起きは三文の得が発動する。
よし、ならベットから出よう!
1階に降りて昨日煮込んだ一角ブタのスープを飲む。うん、トンコツ! 体も暖まってきた!
あ、収納を確認するとコショウの在庫が106キロになってた。よしよし、一生分はあるな。
顔を洗って着替えよう。
あと久々にちゃんと身支度してみよう。
収納からインナー装備を取り出す。
戦闘のブラジャー。
防衛のショーツ。
貞操のキャミソール。
毒消しの腹巻き。
木登りタイツ。
「よし、上はどうしよっかな~」
街娘風ロングワンピースと皮の靴に、頭は赤いリボンカチューシャをつける。金髪に映えること。
ワンピの上はローブを羽織る。
武器は弓矢を装備した。
【偽りの天使】という見た目は可愛いキューピット弓矢だけど、これ7本の矢を連結させることによって猛毒鞭になるぶっ壊れ性能なんだよねー。弓の中には猛毒、昏睡毒、麻痺毒、色々入ってる。
取っ手付きの採取カゴを持って、インビジブルタワーを出た。
「採取はやめられないんだよねぇ~」
てくてく歩く。
今日は近場で採取しよう。
あまり遠くへは行かずに。
「部屋に飾るお花とかも摘んでみようかなー」
ゲームでは採取できるものは決まっていた。とくに花なんて景色だから採取できなかったし。この際雑草とかも鑑定してみよう。
おっ、木にピンク色の蔦があった。
鑑定すると蔦ワタリ蟹が卵を産み付けた蔦、と出た。近くで見ると小さなピンク色の粒々がびっしりとはりついてる。気持ち悪。
地面に咲いてる白い花を摘まみ鑑定。
花名、パールフリル。花粉に美白効果がある。
花粉は真珠のような粒だ。フリルのような花びらも可愛い。コサージュみたいだ。
あ、ピンク色の小型のトマトを発見した。
可愛い。鈴なりで、いい匂いがする。
鑑定……桃瓜の幼芽。生で食べれる。
他にも、
野良レタス──雑草。生で食べれる。
ホイップフラワー──糖度が高い。
ミニマムキノコ──小さくなれる。
夢中で採取して、手持ちのカゴは可愛い花やカラフルな野草で一杯になった。
こうして自分の足で歩いてみると、知らない物が沢山ある。新たな発見がある。そう、春は生命が芽吹く出会いの季節なのだ。
……さて、そろそろ珈琲タイムといきますか。
椅子とテーブルを出そうと辺りを見渡すと──。
「あら、湧き水……」
へこんだ地面からお水が涌き出ている。
透明で、綺麗な水。
飲み水だろうか?
鑑定しようと近付いたら背後から「おい」と声がかけられた。
驚いて振り返ると、そこには昨夜対峙した山菜マスターがいた。黄色いローブを深く被っているので、はっきりとした顔は解らない。
「その湧き水には麻痺作用の成分が混じっているんだ。飲んではいけない」
へぇ。
あ、隠密かけるの忘れてた。
てか山菜マスターって、物々交換しようと思って探しても何故か探知に引っ掛からないのよねぇ。ゲームの仕様かしら。
昨夜だって事前に何処にいるかわかれば、あのような失態を犯すことはなかった。
「そう警戒するな。……君のような若く美しい娘がこんな深い森にいて、こちらもびっくりしているんだ」
……は?
「あの、私はリリーといいます……あなたは?」
「僕はライド。山菜マスターだ。君のように森で採取をしてる人と、よく物々交換している」
「まぁ、山菜マスターなのですか! 話には聞いていたのですが、お目にしたのは初めてです」
「……そうか。山菜マスターはマナーある人間にしか話し掛けない。……失礼、先程から隠れて見ていたのだが君はきちんとしている。花も少しだけ摘み、森の恵みも根や株を残して再生するよう気遣っていた」
「……採りすぎると、自分の首を絞めることになりかねませんので」
「君はきちんとしている。……それに美しい」
おいおいおいおい!
【森歩きのマナー】
【会話の雰囲気作り】
【被害を最小にする社交術】
色々発動して勝手に口が喋りだしたぞ。
誰だよリリーって。あ、でも本名アマリリスだからいっか。
私が喉が渇いてると勘違いした山菜マスターがハーブティーと木の器を出してくれたので一緒に木陰に座って休憩した。
「このハーブティーは疲れを癒す効果があるんだ」
「美味しいです。まさか森の中で温かいものが飲めるなんて……」
物凄く不味い。苦い。渋い。てか不味い。
ハーブティーを鑑定する。
山菜マスターの薬湯(材料:仙人ゴボウ、六ツ葉のクローバー、上薬草、滋養の種)
渋いのは仙人ゴボウで、この苦味は滋養の種か! 不味い以外の感想が出てこん。
「美味しい」
不味いぞこのハーブティー。
「おかわりもあるぞ」
「ありがとうございます……何から何まで」
「ははっ。泣くな。そんなに気に入ったなら少しわけてやろう」
「わっ、ありがとうございますぅ」
いらん。目にしみる不味さ。
「もうここの湧き水は覚えたな」
「はい」
「喉が渇いたら川の水を煮沸して飲むといい」
深々と礼をすると頭を撫でられた。
にっこりと微笑み返す。
「リリー……君は、その……とても綺麗だ」
「まぁ、そんな……ただのしがない娘です」
「その、家はどこなんだ? 送っていこう」
「この先の小屋ですが……大丈夫です」
なんだこの会話。
そしてこの先に小屋なんてない。
探知探索しても私のインビジブルタワーしかない。
「いや、危険だから。たまに朝でも一角ブタが出るんだ」
出ねーよ。昼でも寝てるわ。
「まぁ……そうなのですね」
仕方ない。
山菜マスターと並んで歩きながらインビジブルタワーを操作した。1階を見えるようにして、見た目は木造の小さな家に変化させた。
「あそこですわ」
「……あんな所に! いつの間に家が!?」
今、さっきさっき。
山菜マスターが地図を取り出して印をつけてる。ぷぷ。さよならしたら二度と現れないよ。
「……では、私はここで。ハーブティー、美味しかったです。ご馳走さまっ」
ひらひらと手を振って駆け出すと手首を掴まれた。
「…………っ、待ってくれ!」
「はい?」
「……あのっ、さっき渡したハーブティー」
「これですか?」
小汚い麻袋に入った、茶色い粉。
ちょっと泥の匂いがする。
「それは淹れ方が特殊なんだ。きちんとした手順で淹れないと、効果が出ない。だから淹れ方を教えるよ」
「……でもぉ」
「いや、きちんと覚えた方がいい。だからまた明日、あの湧き水の所に来てくれないか?」
「え?」
「待ってるから。雨が降っていたらその翌日にしよう。君は細いからな、何か滋養のあるものを持っていくよ」
うぇ?
そう言って山菜マスターは私の返事も待たずに来た道を戻る。
足早に立ち去るその背中に鑑定。
ライド
201歳 山菜マスター
HP 735280/795011
MP 452125/468002
【スキル】
森の番人/薬草の書/山菜料理/神秘の滴/四大元素/再生魔法/濃霧/刹那/やまびこ/川渡り/闇目/王族の盾
…………は?
「……くぁwせdrftgyふじこふじこ!!?」
きちんと家に入ってから叫んだ。
スキル……王族の盾。
王族の盾!!!!
王・族・の・盾 !!!!
ハァハァ……王族の盾。
その名の通り、王族だけが持つスキルだ。
年齢からいって人間の王族ではない。
201歳ってとこにもびっくりだが……エルフか? 獣人か?
通りで探知に引っ掛からないわけだ。人間の干渉を嫌う聖族か? それともその眷属の聖霊族か?
200歳越えてるとはいえ、あのHPとMPもヤバイな。
スキルもなにあれ? 大体想像できるけど、刹那ってなに? 神秘の滴ってなに? 闇目は夜目の上位スキル? 明らかに公式じゃないよね? 見たことないもん!
怖っ……えっ、怖っ。
全力で関わりたくねー!
グレーのロングパーカー、貶されました。
えーっと。山菜マスターの共通好物はと、……あった。収納から仙人ゴボウと長寿トリュフを取り出す。
「あのぉ……これ、」
「くるな、寄るな!」
「その、物々交換を……」
好物を見せても、山菜マスターは靡かない。それどころか警戒度があがった。
「ええい、寄るなというに! お前のような得体のしれん奴とは取引せん!」
「そ、そう言わずに……怪しい者じゃないので」
「こんな深い森で、女が一人で夜中に、得物も持たずに、そんな軽装で、おまけに満面の笑みの人間のどこが怪しくないんだ! いきなり現れてヘラヘラしやがって!」
……ごもっともです。
ぴぇぇん。隠密発動。飛行で撤退する。
途中で身体強化をかけて速度上昇。
目から水分が出てきた。視界が歪む。夜目発動。啜った鼻が痛い。ぴぇぇん。
何キロも離れた場所にインビジブルタワーを出す。もうしばらくはここから出ないぞ。
ステータスを開いて取得可スキルを見る。
【運気】【激運】【奇跡】
違う。もっとなんか、落ち着けるやつ。
【早起きは三文の得】
【森歩きのマナー】
【旅人の話術】
【会話の雰囲気作り】
【被害を最小にする社交術】
これだ。一部攻略対象者用だけど即取得した。
もうこのフブルフォレストの山菜マスターとは物々交換できない。完全に変質者認識された。
別の森で、日中に、女性の山菜マスターだったら話し掛けよう。
ぴぇぇん。キャップを取りロングパーカーを脱いで風呂入って寝た。
早朝目が覚めた。
爽快!
スキル、早起きは三文の得が発動する。
よし、ならベットから出よう!
1階に降りて昨日煮込んだ一角ブタのスープを飲む。うん、トンコツ! 体も暖まってきた!
あ、収納を確認するとコショウの在庫が106キロになってた。よしよし、一生分はあるな。
顔を洗って着替えよう。
あと久々にちゃんと身支度してみよう。
収納からインナー装備を取り出す。
戦闘のブラジャー。
防衛のショーツ。
貞操のキャミソール。
毒消しの腹巻き。
木登りタイツ。
「よし、上はどうしよっかな~」
街娘風ロングワンピースと皮の靴に、頭は赤いリボンカチューシャをつける。金髪に映えること。
ワンピの上はローブを羽織る。
武器は弓矢を装備した。
【偽りの天使】という見た目は可愛いキューピット弓矢だけど、これ7本の矢を連結させることによって猛毒鞭になるぶっ壊れ性能なんだよねー。弓の中には猛毒、昏睡毒、麻痺毒、色々入ってる。
取っ手付きの採取カゴを持って、インビジブルタワーを出た。
「採取はやめられないんだよねぇ~」
てくてく歩く。
今日は近場で採取しよう。
あまり遠くへは行かずに。
「部屋に飾るお花とかも摘んでみようかなー」
ゲームでは採取できるものは決まっていた。とくに花なんて景色だから採取できなかったし。この際雑草とかも鑑定してみよう。
おっ、木にピンク色の蔦があった。
鑑定すると蔦ワタリ蟹が卵を産み付けた蔦、と出た。近くで見ると小さなピンク色の粒々がびっしりとはりついてる。気持ち悪。
地面に咲いてる白い花を摘まみ鑑定。
花名、パールフリル。花粉に美白効果がある。
花粉は真珠のような粒だ。フリルのような花びらも可愛い。コサージュみたいだ。
あ、ピンク色の小型のトマトを発見した。
可愛い。鈴なりで、いい匂いがする。
鑑定……桃瓜の幼芽。生で食べれる。
他にも、
野良レタス──雑草。生で食べれる。
ホイップフラワー──糖度が高い。
ミニマムキノコ──小さくなれる。
夢中で採取して、手持ちのカゴは可愛い花やカラフルな野草で一杯になった。
こうして自分の足で歩いてみると、知らない物が沢山ある。新たな発見がある。そう、春は生命が芽吹く出会いの季節なのだ。
……さて、そろそろ珈琲タイムといきますか。
椅子とテーブルを出そうと辺りを見渡すと──。
「あら、湧き水……」
へこんだ地面からお水が涌き出ている。
透明で、綺麗な水。
飲み水だろうか?
鑑定しようと近付いたら背後から「おい」と声がかけられた。
驚いて振り返ると、そこには昨夜対峙した山菜マスターがいた。黄色いローブを深く被っているので、はっきりとした顔は解らない。
「その湧き水には麻痺作用の成分が混じっているんだ。飲んではいけない」
へぇ。
あ、隠密かけるの忘れてた。
てか山菜マスターって、物々交換しようと思って探しても何故か探知に引っ掛からないのよねぇ。ゲームの仕様かしら。
昨夜だって事前に何処にいるかわかれば、あのような失態を犯すことはなかった。
「そう警戒するな。……君のような若く美しい娘がこんな深い森にいて、こちらもびっくりしているんだ」
……は?
「あの、私はリリーといいます……あなたは?」
「僕はライド。山菜マスターだ。君のように森で採取をしてる人と、よく物々交換している」
「まぁ、山菜マスターなのですか! 話には聞いていたのですが、お目にしたのは初めてです」
「……そうか。山菜マスターはマナーある人間にしか話し掛けない。……失礼、先程から隠れて見ていたのだが君はきちんとしている。花も少しだけ摘み、森の恵みも根や株を残して再生するよう気遣っていた」
「……採りすぎると、自分の首を絞めることになりかねませんので」
「君はきちんとしている。……それに美しい」
おいおいおいおい!
【森歩きのマナー】
【会話の雰囲気作り】
【被害を最小にする社交術】
色々発動して勝手に口が喋りだしたぞ。
誰だよリリーって。あ、でも本名アマリリスだからいっか。
私が喉が渇いてると勘違いした山菜マスターがハーブティーと木の器を出してくれたので一緒に木陰に座って休憩した。
「このハーブティーは疲れを癒す効果があるんだ」
「美味しいです。まさか森の中で温かいものが飲めるなんて……」
物凄く不味い。苦い。渋い。てか不味い。
ハーブティーを鑑定する。
山菜マスターの薬湯(材料:仙人ゴボウ、六ツ葉のクローバー、上薬草、滋養の種)
渋いのは仙人ゴボウで、この苦味は滋養の種か! 不味い以外の感想が出てこん。
「美味しい」
不味いぞこのハーブティー。
「おかわりもあるぞ」
「ありがとうございます……何から何まで」
「ははっ。泣くな。そんなに気に入ったなら少しわけてやろう」
「わっ、ありがとうございますぅ」
いらん。目にしみる不味さ。
「もうここの湧き水は覚えたな」
「はい」
「喉が渇いたら川の水を煮沸して飲むといい」
深々と礼をすると頭を撫でられた。
にっこりと微笑み返す。
「リリー……君は、その……とても綺麗だ」
「まぁ、そんな……ただのしがない娘です」
「その、家はどこなんだ? 送っていこう」
「この先の小屋ですが……大丈夫です」
なんだこの会話。
そしてこの先に小屋なんてない。
探知探索しても私のインビジブルタワーしかない。
「いや、危険だから。たまに朝でも一角ブタが出るんだ」
出ねーよ。昼でも寝てるわ。
「まぁ……そうなのですね」
仕方ない。
山菜マスターと並んで歩きながらインビジブルタワーを操作した。1階を見えるようにして、見た目は木造の小さな家に変化させた。
「あそこですわ」
「……あんな所に! いつの間に家が!?」
今、さっきさっき。
山菜マスターが地図を取り出して印をつけてる。ぷぷ。さよならしたら二度と現れないよ。
「……では、私はここで。ハーブティー、美味しかったです。ご馳走さまっ」
ひらひらと手を振って駆け出すと手首を掴まれた。
「…………っ、待ってくれ!」
「はい?」
「……あのっ、さっき渡したハーブティー」
「これですか?」
小汚い麻袋に入った、茶色い粉。
ちょっと泥の匂いがする。
「それは淹れ方が特殊なんだ。きちんとした手順で淹れないと、効果が出ない。だから淹れ方を教えるよ」
「……でもぉ」
「いや、きちんと覚えた方がいい。だからまた明日、あの湧き水の所に来てくれないか?」
「え?」
「待ってるから。雨が降っていたらその翌日にしよう。君は細いからな、何か滋養のあるものを持っていくよ」
うぇ?
そう言って山菜マスターは私の返事も待たずに来た道を戻る。
足早に立ち去るその背中に鑑定。
ライド
201歳 山菜マスター
HP 735280/795011
MP 452125/468002
【スキル】
森の番人/薬草の書/山菜料理/神秘の滴/四大元素/再生魔法/濃霧/刹那/やまびこ/川渡り/闇目/王族の盾
…………は?
「……くぁwせdrftgyふじこふじこ!!?」
きちんと家に入ってから叫んだ。
スキル……王族の盾。
王族の盾!!!!
王・族・の・盾 !!!!
ハァハァ……王族の盾。
その名の通り、王族だけが持つスキルだ。
年齢からいって人間の王族ではない。
201歳ってとこにもびっくりだが……エルフか? 獣人か?
通りで探知に引っ掛からないわけだ。人間の干渉を嫌う聖族か? それともその眷属の聖霊族か?
200歳越えてるとはいえ、あのHPとMPもヤバイな。
スキルもなにあれ? 大体想像できるけど、刹那ってなに? 神秘の滴ってなに? 闇目は夜目の上位スキル? 明らかに公式じゃないよね? 見たことないもん!
怖っ……えっ、怖っ。
全力で関わりたくねー!
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