5 / 45
届かない恋
もういない君へ。
しおりを挟む
好きだと思っていたんだ。
君が、僕の運命だって。
……なのに、どうして?
ずっと、君の背中を追い続けていた。
君に追いつきたい。
君に触れたい。
君と話がしたい。
君の声が聞きたい。
そう、思ってた。
今だって……。
好きだから、運命の人だからだって僕は思ってた。
君はもういないのに。
でも、もし君が隣にいたら……僕は君に触れたい
けれど、それは……それは、恋とは違ったんだ。
君は、僕の光で、希望で……大好きな人なのに。
僕の、恋する人だと、思ったのに……。
もしもの君が僕に言うんだ。
『大きくなったな。もう、追い越されるかもしれないな。』
悲しそうに、僕の頭を撫でるんだ。
『でも、嬉しいよ。大切な人が生きてるのは。』
僕は、何も言えなくて。言いたくなくて。
『なあ、多分俺は、お前とキスはできないよ。』
砕けた。
砕いた。
(うん。僕も、そうだよ。)
好きだ。好き。好きなんだ……。
自分の命に代えても守りたかった人。
雫が落ちた。
どうして、好きはひとつじゃないんだろう。
どうして、僕は君を好きになれないんだろう。
……僕は、君を好きになりたかった。
『俺も、そうかもしれない。』
都合のいいもしもの君。
僕は、そんな君とですら恋になれなかった。
「ずっと……大好きだったよ。」
もしも、君が生きていたら君はなんて言ってくれたんだろう……
君が、僕の運命だって。
……なのに、どうして?
ずっと、君の背中を追い続けていた。
君に追いつきたい。
君に触れたい。
君と話がしたい。
君の声が聞きたい。
そう、思ってた。
今だって……。
好きだから、運命の人だからだって僕は思ってた。
君はもういないのに。
でも、もし君が隣にいたら……僕は君に触れたい
けれど、それは……それは、恋とは違ったんだ。
君は、僕の光で、希望で……大好きな人なのに。
僕の、恋する人だと、思ったのに……。
もしもの君が僕に言うんだ。
『大きくなったな。もう、追い越されるかもしれないな。』
悲しそうに、僕の頭を撫でるんだ。
『でも、嬉しいよ。大切な人が生きてるのは。』
僕は、何も言えなくて。言いたくなくて。
『なあ、多分俺は、お前とキスはできないよ。』
砕けた。
砕いた。
(うん。僕も、そうだよ。)
好きだ。好き。好きなんだ……。
自分の命に代えても守りたかった人。
雫が落ちた。
どうして、好きはひとつじゃないんだろう。
どうして、僕は君を好きになれないんだろう。
……僕は、君を好きになりたかった。
『俺も、そうかもしれない。』
都合のいいもしもの君。
僕は、そんな君とですら恋になれなかった。
「ずっと……大好きだったよ。」
もしも、君が生きていたら君はなんて言ってくれたんだろう……
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる