僕等の恋[短編集・一話完結有り]

ここクマ

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浜辺の君へ

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これが恋なら、君に届けばいいと思った。

安らぎと甘さをくれるその人は、悪戯な天使だった。

優しいだけじゃない……意地悪もする。

でも、その意地悪は、優しさに怯えないためのものにもみえた。

だから……これが恋なら届けばいい。

僕のことで困ればいい。

でも、僕のことで傷付くなら、これが恋じゃなければいい。

だけど、好きだという思いは変わらない。
その好きが、人間的になのか、恋愛的になのかは僕にもわからない。

でも、こんなチープな表現しかできない自分が悔しいと思うくらいの気持ちが溢れてる。

心臓が鼓動で訴えている。
甘く苦い感情を、僕に。

さよならが悲しいのは、君の隣が心地よいのは……。

この想いに、理由なんてなければいいのに。

粉々に壊れてしまうかもしれない、不確定な関係になりたくない。そう思うくらいには、大切にしたい。

願うことは、君の幸せと、君の笑顔。

君が傷付くなら、悲しむなら、僕は涙とともにこの気持ちを飲み込むよ。
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