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光
苦しい愛しさ
しおりを挟む僕は昔から与えられるのが苦手だ。
プレゼント
好意
優しさ
与えるのは好きなのに。
貰うことが苦手だ。
無償の愛なんて、僕には怖くて仕方がない。
貰ったら返さないといけないという脅迫的な意識が、僕の奥底にいるのかもしれない。
だから、優しさで溢た言葉を貰うとどうして良いのかわからなくなる。
嬉しくて、でも、それ以上に悲しくて、苦しくなる。
僕は、その優しさを君に返せるのだろうか。
そんな不安が僕を襲う。
僕は不幸になったって構わない。僕に不利益があるのは良い。
でも、他の人は駄目だ。僕以上に不幸にならないでほしい。不利益がないでほしい。
幸せになってほしい。利益を求めていてほしい。
それは、君だって例外じゃないんだ。
好きな人には、誰だって幸せになっていて欲しいんだ。そうだろう?
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