商品への劣情

実田 苗子

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7.拘束抱き枕愛撫

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 青年エルフは娼婦が着るようなネグリジェを着せられ、額に書かれた脱力紋の効果により、全身をぐったりさせて調教師のベッドの上に転がされていた。
 適度に香水の撒かれたシーツの上、表情だけは屈辱に歪ませながらダッチワイフのように寝かされている青年エルフ。その隣に調教師が座り、沿う形で寝転んだ。

「お待たせしました、さて、今日は一緒に寝ましょうか」
「……………………………」
「脱力させてしまい申し訳ありません、ですが、こうでもしないと貴方は僕を殺してしまうので…ね」

 眼光鋭く自分を睨む青年エルフに苦笑する調教師、寝っ転がりながら腕を伸ばし、腰に手を回して自分の方に向いた耳へと囁き喰んだ。

「皆様に見られながら果てるのは、どのような心地でした…?」
「…ッ!」
「下を触っていないのに、こちらを責められただけで……はむ…」
「ッあ♡」

 最近ほぼ丸一日ヒル型の調教用魔物に責め続けられた青年エルフの耳はさらに敏感になっており、優しく喰まれただけで腰に痺れるような快感が走る。
 動きが鈍い身体を最大限調教師から背け、腰から脇腹までをいやらしく摩る手を止めようと腕を曲げるが、大変ゆっくりに、それも力が入りにくい状態でしか動かせない。

「はぁぁ……っ♡み、みやめ…はぅ……♡」
「今夜はゆっくり、じっくり可愛がって差し上げますよ、疲れが長引いているでしょうからね…ふぅ……」
「ひやぁぁ……っ♡♡」

 優しく耳に息をかけられ、青年エルフは脚をもじつかせた。ネグリジェが少し捲れ、陰部を隠すサテンの布地の少ないパンツが見え、前の膨らみが素直にひくついて見せた。
 調教師は青年エルフの身体をネグリジェ越しに片手でくすぐり、もう片手で彼の手と恋人繋ぎをする。
 爪を立ててやろうと指に力を入れる青年エルフだが、触り心地の良い布越しに腰をいやらしく撫で回され、繋がれたままの手の甲を変に指先でなぞられ、甘い吐息をこぼして悶えてしまう。

「甘えん坊さんですね…んちゅっ……」
「ひゃぁっ♡へっ、変な、触り方をするなぁ……っ♡」
「変な?どこを、どんなふうに触られているんですか…?」
「腰っ、と、手、ぇ、やめろぉ…♡ぞっ、ぞわぞわするっ…!」
「変な、ですか…恋人同士がやるような健全な戯れで、貴方は変な気分になる、と」
「どっ、こが、健全ッ♡ンッ♡ふぁっ♡」

 抗議しようとした青年エルフの腰を撫で上げ黙らせた調教師は、手を解き、力の入らない彼の手のひらを指先でこしょこしょと擽り犯す。
 正に性感帯では無かったところを変な触り方で触られ始め、青年エルフの腰が跳ね、ネグリジェの裾がはだけ落ち下着が丸見えになってしまった。

「変な触り方とは、こういうことを言うんですよ」
「はっ!?ァッ♡ちょぉっ♡やめっ♡なんで手でぇっ♡♡」
「神経が集まっておりますから、でも、掌をくすぐられただけでそんなにエッチな声を出してしまうなんて…僕が思うより貴方は変態なんですね……」
「ちがぁっ、ぉっ、どろいた、だ、け、ぇ……っ♡」
「本当に…?こしょこしょこしょこしょ……」
「そっ♡え♡やめろぉっ♡♡耳っもとでっ♡変なことを言うなぁぁ…………ッ♡」

 青年エルフの指先に上手く力が入らずピクピクと震え、掌の上で好き勝手する調教師の指を握りつぶせない。
 それどころか、煽るように青年エルフの指一本一本を優しくなぞり、感触を楽しむように摘んで摩りはじめる。

「はぁっ♡ぁ…♡」
「中指と、薬指が特に敏感なんですね…どうします?弓をつがえる時に、感じてしまうようになったりしたら……」
「ッッ!?ゃっ、いやだっ、離せえっ…!」
「握っただけでぴくんっ!と…気持ちよく感じてしまうようになったら……」
「さわっ、る、なぁ……ふぁッ♡」

 腰にかかる下着の紐の上をナデナデすりすり、声を我慢する青年エルフが脱力紋で動けないのを良いことに、腰から脇腹、腋の下を通って二の腕と優しく撫で上げ、彼の切なげな鳴き声を揶揄い煽る。

「ひゃ、ぁ、ぁぁ、ぁん……ッ♡」
「可愛らしい声ですね…そんなに身体の側面を、こんなふうに、ゆっ……くり撫でられるのお好きなんですか…?」
「すッ、きな、わけぇ……っ♡ぁふっ♡ん…♡はぁぅ……っ♡♡」
「こしょこしょこしょ……さわさわ…♡すりすり…♡他人に敏感な所を触られて気持ちいいんですね…?」
「ちがぁっ♡ひゃぁ…ッ♡耳もとでっ、それっ、やめろぉ…………ッ♡♡」
「どれのことだか分かりません…ふーぅっ……」
「あふんっ♡♡」

 耳に息を吹きかけられ遊ばれる青年エルフ、彼の閉じられない身体の側面、今は二の腕をひたすらにこしょこしょと弄ばれ、不意打ちで急に腋の下を撫でたと思えば、肋骨脇腹と触れるか触れないかの距離でソワソワと降りていく。
 顔を真っ赤にして調教師から逃げようと身体を引き摺ろうと、ベッドの端を掴んだ青年エルフだったが。開いた脚の一本に調教師の脚を絡められ、脱力した身体では一切動けなくなってしまった。
 逃げられない所をまた、耳に、身体に、いやらしい刺激が送り込まれる。

「ふぁぁ……♡あっ♡ん……♡ぅぁあ…………っ♡」
「腋の下もすっかり性感帯ですね…特にここの窪みの部分、指先で撫で回されると、堪らないでしょう?」
「ひゃぁァンッ♡ゆっ、ゆびぃっ♡はなせっっ……ァッ♡♡」
「ご自分の腋の下がどんなふうに触られているか教えて差し上げましょうね…五本の指で混ぜるようにこしょこしょこしよ~…♡」
「ふぁっあっあっ♡ひゃぁッ♡ゃぁあっ♡」
「神経を乱すように、爪で、カリッ、カリッ…」
「あ゛ッ♡それっだめ゛ッッ♡掻くな゛ッ♡♡」
「今度腋の下にも媚薬、塗ってさしあげますね、こことか、ここも……」
「ッふう♡ひゃんっ♡あふあっ♡ァアンッ♡♡」

 青年エルフの腋の下で暫く遊んだ調教師の指は、今度は彼の胸横へと移動した。レースのネグリジェに包まれた平たい雄の胸、その横、腋の下と胸の境目あたりをゆるゆるさわさわ撫で続ける。
 五本の指の腹で産毛を逆立てるように、しつこく、丁寧に撫でまわし続ける。腋の下ほど強いくすぐったさや快感では無いが、胸の頂点への刺激を期待させるような、身体全体を蕩かすような繊細な愛撫に青年エルフの緊張が緩み始める。

「は、ぅ……………♡ん……っ♡♡」
「…………心地いいですか?」
「そっんなわけ……っ、ぁ……………っ♡」
「ふぅ~…………ふっ、はぁー……」
「ひゃんッ♡ぁっ、みみっ、ぃひゃぁ……っ♡」
「…可愛らしい、んむっ」
「ぅッあんっ♡♡」

 耳元で囁くように話しかけていた調教師だが、胸横と耳への優しい刺激にとろとろに蕩けてしまった青年エルフを見て、加虐心が刺激されたらしい。
 快感に無防備になってしまったエルフ耳に息を吹きかけ、甘噛みし、腰を跳ねさせた彼の身体の上へと手を縦横無尽に這わせ始める。

「ひぁあっ♡ァッ♡ゃぁんっ♡♡きゅっ、きゅうにッ♡そんなうごっ♡ひゃぅんッ♡♡」
「はむ…ちゅっ!れる…ちゅくっ、ちゅ……ふぅ…ちゅぷぷっ……」
「みみぃッ♡ゃぁぁっ♡ァアンッ♡♡ひゃぁっめっ♡あめろぉぉっ♡舌入れッ♡あっ♡あ゛♡♡」

 脱力紋が付けられていたとしても完全に身体を動かすことができないわけではない、脚を内股にし、腕を震わせ、首を逃げるように傾けるぐらいのことは出来る。
 しかし、それで逃げても微々たる物ではあるのだが。首をあげて見ることすら出来ない青年エルフの身体の上を、調教師の手が抵抗も許さず這い回る。
 脇腹や下腹部、臍や腰、鎖骨や胸の横をサワサワスリスリ的確に性感帯を狙った動きで撫で責め、彼の乳頭が勃ち上がり、触ってくれと薄く透けるネグリジェの下で疼き始めたのを満足げに観察している調教師。

「ぁあんっ♡もおっ♡さわるなぁあっ♡耳にぃっ♡ァッ♡ひゃぁああ……っ♡♡ゃっ、めぇえ…っ♡」
「変なことを仰いますね、貴方のここは、続けて欲しいと言っているようですが…?」
「んぁ゛ッ♡♡♡」

 身体を火照らせる青年エルフの反応を愉しむ調教師、いやらしい手つきで彼の胸をまさぐり、両胸の先を中指と親指で押し込んだ。
 一際大きく身体を跳ねさせた彼を宥めるように、先っぽをすりすりと、ネグリジェの布の上から指の腹で執拗に転がし愛で、息を荒くしてイヤイヤと首を背けている所を見つめる。
 無防備な胸を好き放題に弄ばれ、羞恥と怒りと、人間の指で気持ちよくなっているという少しの背徳感に、青年エルフの下半身、下着の中のものがピク、ピク、と起きあがろうとしていた。

「やめっ…乳首はッ♡だ、ぅぁ…………ッ♡」
「本当にダメ、なんですか?布の感触も…指で擦られるのも……」
「だめっ♡だめだぁっ♡はなせっ♡手をどけろォ…………ッ♡♡」
「ダメですか、それは残念ですね、ならばこちらに移りましょうか……」
「はぅあっ♡」

 強く乳首を押し撫で、青年エルフに意地悪をした調教師の手は、胸の下、腹、と下がり、艶々した下着の生地を押し上げている彼の肉棒へと辿り着く。

「ッあ…………♡」
「こちらなら、ダメ、ではないですか…?」

 切なげに呼吸を乱し、汗ばむ太腿を擦り合わせ、どこか期待するような顔で調教師の手の位置を、触られている場所を意識してしまう青年エルフ。
 逃げる為に腰を揺らしているのか、それとも急かす為に淫らに揺らしているのか、火照った顔に浮かぶ期待と混乱が入り混じった表情では判別が付かない。

「……触ってもよろしいでしょうか?」
「……っ♡」
「黙ったままでは、分かりかねます」

 目が泳ぎ、耳の先まで赤く染まる。汗が青年エルフの肌を流れ落ち、シーツに染み込み、ネグリジェの色を一際濃くする。
 調教師の落ち着いた呼吸音が青年エルフの敏感な耳をあおり、息が優しく彼の耳穴を犯す。完全に聳り立つ、娼婦が着るようなイヤラシイ下着の生地を押し上げ淫液で染みを作る彼の雄の証。

「…………っ、ぅ」
「ダメですか?それとも…触って欲しい、ですか?」
「……ッ♡♡ァッ……♡」

 彼は雄だ、エルフの里に産まれ、弓を持ち、仲間を卑劣な人間共から取り戻そうと決意するぐらいには、勇気と正義感溢れる雄だ。
 なのに、今、彼は人間のベッドの上で、これから一晩愛されるといった状況の、メスのような格好と表情をしている。瞳は潤み、脚をもじつかせ、羞恥で気持ちよくされたいと言えない、メスのような、屈辱的な格好を。
 その様子を見つめ続ける調教師は、手を一度離し、更に下着の近くへと迫り下ろした。

「ッう♡」
「………………熱いですね」
「は、あ、あっ♡や、め、やだ、そんな、そんなところ……っ♡」

 際どい場所。もう少しで濡れ始めた下着に包まれ、触られるのを待っている雄の証に当たってしまう、持ち上げられた下着の隙間、ぎりぎりまで調教師が指を這わせると、たまらずビクンッ!と青年エルフが腰を大きく跳ねさせる。

「うやァんッ♡♡」
「おっと……ずいぶん、濡れていますが、汗ではなさそうですね……」

 鼠蹊部を撫でられ、羞恥に青年エルフの背中が反り返り、脚が悶え震えるのが調教師に伝わってきた。今の刺激で空イキしたのだろうか、下着がしとどに濡れ、調教師の指を彼の出した透明な液が汚してしまう。
 青年エルフ自身も、微弱な刺激で自分がなんて淫らな反応をしてしまったのかと気付き、さらに顔も身体も赤く染めあげ、熱の引かない股間を震えさせた。

「ハァッ、ァッ♡ハァッ…♡」
「ぬるぬるしていて…独特な匂いで…白くはない……」

 調教師は青年エルフの下着の中から指を引き抜くと、彼の目の前で指二本の間に繋がる銀の糸を見せつけた。中指と親指を真っ赤に染めた耳元で擦り合わされ、くちゅ、ぬちゅ、と、僅かな水音を聞かされる。
 それが、調教師の指を濡らした物の正体が、自分が快感により漏らした液体だと、言外に伝えてくる行動に青年エルフは耐え切れず、羞恥で涙をこぼす。

「ぅ、ぅっ――――~~~~…………っ!」
「ぁあ、泣かないで下さい、貴方の出す物は愛液ひと雫に至るまで、全て綺麗ですよ…」
「ンんっ♡ァッ♡ぅう゛うっ♡♡」

 調教師の指がネグリジェの中へと潜り込むと、青年エルフの左乳首へと塗りつけ、くにゅくにゅと弄んでから薄く伸ばしていくよう、胸、腹、恥丘と丹念になぞり下がる。
 また股間へと近付いてくる調教師の指に羞恥か興奮か、蕩けた顔と期待したような瞳の青年エルフは泣き声と喘ぎ声の中間を出し悶える。

「ッあ、ぁ、ーーーーーーーッ、~~ッ♡やぁあ゛…………~ッ♡♡」
「ご安心ください、決して、許可を頂けるまで触れませんので」
「ぁあ~~……ッ゛♡ッァ♡♡」

 股間のすぐ近く、あと数ミリでも動かせば肉棒にふれるだろうギリギリの位置。ぐっ、と、調教師の指が肌を押したのが最後の一押しとなり、息を詰まらせ身体を跳ねしならせる青年エルフ。

「~~ッッ♡♡♡」

 調教師の指に熱い液体がかかり、すぐに夜闇の空気に晒され温くなった。
 切なく、甘く深く、声をあげることもなく、静かに果てた青年エルフ。快感の予兆から、絶頂に至る瞬間まで調教師にすべて見つめられていた。白濁が彼の腹と調教師の指、下着をしとどに濡らす。
 しかし、まだ足りないようで、下着の中のモノは再度勃ちあがりかけている。

「は……っ♡はぁ…………ッ♡♡」

 調教師の精液に濡れた指先が、青年エルフの下着越しに肉棒をこしょこしょとくすぐり始めた。
 果てたばかりで敏感な肉棒を弄られ、耐え難いくすぐったさと快感が混ざり合い、ぴくぴくと下半身を震わせながら腰を跳ねさせ、笑い喘ぐ。

「んふぁっ!?ひゃッ♡あッ♡はひぅっ♡やっ…♡くっ、くすぐるなァッ♡♡そこはっ、触らないっ♡てっ♡♡」
「触っていませんよ…直には、ね…」
「ぃいッ♡ぁんっ♡ゃぁあっ♡くすぐったいのっ、やだぁっッ♡♡」
「では、くすぐるのはやめましょうか…」
「はぁあ…っ♡」

 芯を持ち始めた肉竿を下着越しに優しく揉まれ、その柔らかな快感に身悶えする青年エルフ。艶のある声を溢し身体をくねらせる彼の耳に唇を近づける。

「あ、ぁっん♡ぅうっ♡、も、揉む、の、はぁぅ……んっ…………♡♡」
「触って欲しいですか?下着の中、直に」
「はぁ、ぁっ♡ァッ♡ぁぁんっ…♡」
「もどかしい刺激じゃなく、もっと強く、触って欲しいですか…?」

 青年エルフの吐精した下着の染みを爪の先でカリカリと優しく責め続ける調教師、下着の中に収まっていた筈の肉棒が膨らみ、亀頭を露出させてしまった。
 指一本で悶えさせられてしまう青年エルフ、調教の成果か、嫌々と口には出すが、熱に浮かされたような顔で股間からの刺激を受け入れ続けている。

「ふぁぁ……ッ♡さわっ、て、るだろぉ…ッ♡こんな、のっ♡ぁあっ♡♡」
「では、他の場所にしましょう…ここはお好きですか…?」
「ぃひゃんっ♡す、きじゃ、ァッ♡はぅんっ♡」
「こちらは?ここ…とか…」
「ひぅぅう…………ッ♡ァッ♡ん……ッ♡♡」

 腋や脇腹、ネグリジェの上から胸に腹を撫で、下着の横の部分に指を絡め遊ぶ調教師。焦ったくくすぐったく、もどかしい快感に、青年エルフの顔に不満が浮かび始めた。
 乳首の横を指が掠め、ネグリジェの裾でヘソをくすぐられ、鎖骨から胸横にかけて二本指で歩かれる。そこじゃない、気持ち良いが、もどかしくて足りなくて。
 あらゆる所を這い回る調教師の指に、紋の効力で脱力している青年エルフは、身を捩って少しでも刺激を多く受けようと指を追う。

「ぅぅん……♡ンッ♡…ぁ……………は、ぁっ…♡ぁ…………ッ♡」
「気持ち良さげですね、僕の手で感じてもらえて嬉しいですよ…」
「だ、まれッ♡ぇ、ンッ♡んぅっ♡ん…………っ♡」
「そろそろ、触って欲しくなりませんか、僕の手で」
「ッ!」

 先程、青年エルフが指で押されて軽く絶頂したのと同じ場所。今度は亀頭がまろび出ている為もっと近く、もっと、際どい所。
 周りを優しく撫でられ、焦らし始める調教師。遊ばれていることを知ってか知らずか、腰をくねらせ、物欲しそうに目を伏せてみたり、唇を噛んでみたりする青年エルフ。指が意地悪に、鈴口の少し上の腹の皮膚を掻いた。

「ンッ♡」
「気持ちいいでしょう?…"自分の、身体を撫でられただけで勃起してしまう、いやらしいおちんちんを触ってください"、と、言えば、満足させて差し上げますよ」
「だッ、れが、ァ………っ♡ふァッ♡♡」

 イヤラシイおねだりをしろと吹き込まれ、顔を真っ赤にして怒り出す青年エルフ。しかし、下着の紐を引っ張られ、股間にきゅぅっ♡と食い込まされて怒る声も長くはもたなかった。
 下着の横の紐を持って遊ぶ調教師は、快感ににふるふると切なく震えているエルフ耳に、屈辱的で恥ずかしい言葉を吐息と共に吹き込んでいく。

「言うだけで良いんです、心から思わなくても、調教されて敏感になってしまった貴方の身体の…一番、一番敏感なところを、どうか下着越しでなく、直に……」
「やァッ♡めろぉ……っっ!それいじょう、耳元で話すなッ……♡」
「直に、触って、気持ちよくして、出させて、イかせて下さいと…言うだけで、言うだけで解放されるんですよ…?この熱から……」
「ひゃ♡ゃ、め、ぇぇ……ッ♡ひッ♡ぱ、る、なぁ……ッ♡♡」
「もちろん…どんなふうになっている、どこを、触ってくれと……簡単でしょう…?ほーら…ふぅぅぅ…………っ」
「ひっ」

 耳に熱い息を吹きかけられ、青年エルフの背筋から、腰から、脳から、一番大切な神経にゾワゾワが走る。調教師の吐息が身体を甘く痺れさせ、手が下着を引っ張り、片手を恋人のように握られて。
 青年エルフの腰に、腹の中に、ぐるぐると渦巻いていたもどかしさが燃え上がり、脚が、股間が、だんだん、熱く、くる、くる、くる、く、る…?

「ふ、へ…………っ?」
「強情ですねぇ…趣向を変えましょう、隣に寝るのも恋人らしくて良いですが、今の貴方を愛でるにはもっと良いところがある」
「ぁ…………………」

 熱が波のように引いていき、身体全体にもどかしさと切なさが溜まる。絶頂のことしか考えていない青年エルフは、調教師の手が彼の脱力紋を手で撫で消したことに気付かなかった。
 熱に浮かされ中途半端に焦らされ続けている身体を大人しくベッドの上でくねらせる青年エルフ、その様子を見ながら調教師は、彼の脚の間に身を滑らせ入れた。

「は、ぁ……ッ♡な、にを、するつもりだ……っ」
「貴方が触ってと言うまで、ここの周りを焦らそうかと…こんなふうに」
「ひゃぁァッ♡やっ♡ちょっ♡ぁぁあっ♡♡」
「まだ、言いません?」

 太腿の付け根から腰回りをこしょこしょさわさわ、優しく刺激し始める調教師の指。脚の付け根から外側に向けてくすぐり、腰から太ももにかけてを撫で回す。
 敏感かつ無防備な場所を徹底的に触られくすぐられ、青年エルフの、もう動かせる筈の脚が調教師の身体を軽く挟み込み、ピクピクと淫猥に震え始めた。

「ぁあっ♡ひゃぁぁぅっ♡ぁんっ♡ぁあうっ♡♡」
「腰をくねらせて、随分と淫乱な動きをするようになりましたね…股間も痛々しいほど腫れさせて……触ってくれと言えば楽になるのに……」
「だっ♡れがぁっ♡いっ♡ぅかっ、ァッ♡はぁぁ…………ッ♡♡」
「これでもですか?」
「あはぅっっ♡♡」

 両側の紐を引っ張りあげられ、尻に思いっきり食い込んだ下着にあられもない声を上げる青年エルフ。彼の腹は鈴口から流れ出た淫液で濡れ、汗と混ざり合ってなんとも欲情を煽る匂いを発していた。
 もう自由である筈の脚を健気に調教師に擦り寄せながら、動かせる筈の手でシーツに爪を立てながら、火照った頬と潤んだ瞳で、快感に負けそうな肉棒を携えながら調教師に向かって啖呵を切る。

「ぉっ、まえに…さわられる、ぐら、い、なら……っ、木の、うろ、に、突っ込んだほうが、まし、だ…………ッ!」

 その煽り文句に目から光を消した調教師は、青年エルフの下着の紐を手で千切り、尻の下からしゅるりと引き抜いてしまった。

「ァッ♡……な、にを、ひっ!?やめっ!何をするつもりだッッ!!」

 青年エルフの膝を片腕ずつ抱き込み、彼の腰の下に枕を差し込む。
 下着を脱がされネグリジェの上一枚という卑猥な格好にされてしまった青年エルフは、シーツを掴む手に更に力を込め、様子がおかしくなった調教師の口が、自分の股間に近づくのに、あの時の親友と同じものを感じて。

「おっ、おい!まさか口ではぁっぁぁあンッ♡♡♡」

 唇が裏筋に口付けを落とし、望んだ直接的な刺激に腰を抜かすほどの快感を覚える青年エルフ。肉竿を調教師の唇でちゅっ♡ちゅっ♡と啄まれるたびに、抱えられた彼の膝から爪先がピンと張る。

「はぅぅっ♡ァッ♡だ、めっえぇっ♡♡こんなっ♡ぁぁァンッ♡あっ♡ぁぁあッ♡♡」

 ぬるりと熱い舌に竿を舐め上げられ悶える青年エルフ、脚を両方とも抱えられている為逃げられもせず、ただシーツを掴み、首を振り、ネグリジェが捲れ乳首が見えるのも構わず喘ぎ散らす。

「ゃあっ♡あっ♡ゃらっ♡♡ふぁ~~…………ッッ♡ァッ♡んゃぁッ♡はなしてぇっッ♡♡」

 裏筋でチロチロと舌を動かされ、亀頭を綺麗にするように執拗に舐られ、おかしくなりそうな程にとっくに腰の抜けた青年エルフの股間をしゃぶり虐める調教師。

「ほぉぉお゛ッ……♡♡熱っ、いぃっ♡やめろっ♡口に、含むッなぁっ♡だめぇぇ…………っ♡♡」

 青年エルフの股座に顔を突っ込み、敏感な竿をゆっ、くりと口の中へ挿れていく調教師。恥ずかしいところを頬張られ、羞恥に顔を火照らせイヤイヤ首も腰も震えさせる青年エルフ。
 咥え込まれた肉棒をねぶる、ちゅぷちゅぷじゅるるッ♡という態とらしい音に、抱えられた膝を曲げ、調教師の身体を挟み込むことで抵抗する。

「ん゛うッぅぅ゛~~……ッ♡♡もっ、やめぇっ♡あァッ♡音やあァッ♡♡ォ゛ッ♡吸わッ♡れッ♡ああァ゛ッ♡あッ♡や゛ッ♡まてッ゛♡おかしッ♡お゛ッ♡ふぅ゛ッ♡う゛ッ♡うう゛ッ♡ァッ、ぁ、ぁああ゛~~~~~…………ッッ゛ッ♡♡♡♡」

 可哀想なほどに吸い上げられ、竿を亀頭を舐り尽くされ、身体を甘く支配する熱に悶え喘ぎながら強すぎる快感にくねくねと腰を揺らし、調教師を無自覚に煽る青年エルフ。
 涙目でシーツを掴んで耐える姿が余計に調教師の嗜虐心を煽ったのか、舐め締め付けられガクガクと腰を上下に暴れさせながら、呆気なく、派手にイッてしまった。

「はっ……………、はっ………、ぁぁんッ♡だしッ♡でただろぉ゛ッもお゛ッ♡♡なんっンッんぅぅっ゛♡♡」

 調教師の口内が、青年エルフの限界を迎えた肉棒をちゅぅっ♡ちゅっ♡と優しく吸い上げる。ゆっくりと味わうように、イッたばかりの竿から裏筋にかけ舌をうねらせ、最後の一滴まで逃すまいと口内でもてあそび続ける。

「ィ゛ッ♡や゛ッ♡め゛っ♡ェッ゛♡♡んァッ♡ぁ゛っ♡ぁぁはァー……ッ♡♡も゛ぉっ、はなひぃぃ…………ッッ゛♡」

 腰砕けになってしまった青年エルフは、快感でまともに動かない脚と胴体、シーツを掴むので手一杯な腕、脱力の紋を消されていることに気づかない快感に蕩けた頭で、どうにか快楽責めをやめさせる方法は無いかと必死に考える。
 考えはするのだが、調教師に甘えるように胴を挟み縋り付く脚だとか、潤んでいるが熱と快楽に蕩け切った瞳だとか、カクカクと反射で動いている腰だとかを止めない限りイヤラシイ動きで調教師を煽っているようにしか見えない。

「ッあ゛~~~~~~~…………っ♡」
「……ふッ、だいぶ、吸いきりましたかね…」

 ちゅぽんっ♡と、肉棒をしゃぶっていた調教師の口から解放され、身体中の力を抜く青年エルフ。はふはふと熱い息を吐いて、どうにか少しでも身体の熱を冷まそうと足掻く。
 その頑張りも無駄なこと、と、調教師の腕が青年エルフの膝を解放し、自由になった手で彼の吐精の余韻に震える太腿を撫でまわし、休む暇を与えない。

「ァッ♡……は、ぁ……ッ♡」
「エルフの精液は、美容効果があると言われています、迷信ですけれど…ですが……」
「はぅ……ッ♡やぁ…♡ももっ、そ、んな、ッ♡やめぇ……ッ♡♡」

 甘美な刺激に身を捩り、上がった感度が下がらないどころか、前に薬を塗られ調教された脚を摩られ敏感に反応せざるを得ない青年エルフ。
 そんな彼の脚を片方持ち上げ、肩に膝をかけ、大股開きにさせた調教師。
 恥ずかしい格好をやめさせようと脚を下ろそうとする彼の羞恥と屈辱と、次は何をするのかと言う期待に染まった目を見て、調教師は笑う。

「…飲むのと、塗るの、どちらが効果が高いのか試してみるのも、面白いかもしれませんね……ッ♡」

 優しく甘い刺激を続けられ、憎いが快感をくれる人間の手が這い舌が這い、身体の感度と感じる心地よさが上がり続ける青年エルフ。
 くすぐったいのも気持ちいいのも混ざって判別がつかなくなって、訳がわからなくなるまで、これから調教師の口と手で、淫乱に調教された身体を愛られ続けることになるのだった。

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漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

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鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

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