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魔人とランプ(感覚同期?、遠隔愛撫?、羞恥、快楽責め)
しおりを挟む『新たなるご主人様!どうぞ願いの一つ目をお申し付けくださいませ』
3つの願いを叶えてくれるという魔法のランプ。擦り上げ魔人を出した男は、自分よりも見目の良い魔人を上から下まで値踏みした後、意地の悪い願いを一つした。
『ランプ全部をワタクシの"性感帯"に……?構いませんが、何故そのような願いを……??』
心底意味が分からなさそうな顔をする魔人だが、願いだと言われてしまったのならば仕方がない。なんの忠告も注意も無しに叶えられたその意地の悪い願いにほくそ笑んだ今世の主人。
困惑するランプの魔人を前に、魔人が出てきたランプの先を指先でつぅぅっとなぞり上げた。
『はッンッッ!!?……っ?ご、ご主人様…?』
何百年も存在し続ける彼の知らない感覚。強烈なくすぐったさのような刺激に驚き、素っ頓狂な声を出して煙の身体を跳ねさせた魔人。
さわ♡ナデ♡新しいご主人様が優しくランプを撫でる度、言い表しようのないゾワゾワが魔人の身体を侵し、落ち着かなさそうに腰を揺らさせる。
『あ、の……お次の願い、など、はっ、ぁ……っ?』
赤く染まる頬に気まずげに泳ぐ視線、ソワソワ♡モジモジ♡得体の知れない感覚に、魔人である彼は自分の魔法で感じさせられてしまっていた。
彼の手がランプを握り、擦り、優しく撫でる。その度に魔人の腰はゾワゾワ♡身体はソワソワ♡と忙しなく動く。
『……んっ♡ぁ、あの、ご主人様っ、ワタクシは、いつまで……ッ♡ぁ…っ♡♡』
なでなで♡さわ♡スリスリスリ♡微弱で甘くて切なくて、今まで体感したことのないような淫らな悪戯。背中を反らしてみたり、上半身を捻ってみたり、疼く身体を落ち着かせようと試行錯誤する魔人。
『……ッふ、ぅ…♡』
ご主人様の指がランプの側面を這う度に、彼の口から甘い吐息が漏れる。
『はッ……♡ぁ、く、ふん……ッ♡♡』
ご主人様の指がランプの細い口を擦る度、彼の煙の身体に甘い疼きが走る。
『ぁっ♡あ、の、ごひゅじっ、様……ッ♡ンンッ♡♡そ、そこは、避けッ♡ゃっ♡♡』
ご主人様の指がランプの持ち手を弄る度、彼の羞恥心が煽られ頬を染めさせられる。
『ッだ、だめっで、す、っ♡そこっ♡なんか…っ♡変にッ、ん♡ぁ♡ふぁ……っ♡♡』
ランプを優しく責められる度、煙の身体が甘く疼いて仕方がない。コスコス♡サワサワ♡コショコショコショ♡優しく意地悪に指を動かされ、快感から逃げる事も、弱い所を逃すことも出来ない魔人の身体はビクビクと跳ね喘ぎ声が口から漏れ出してしまう。
自身の腕を掴み、腰に爪を立て、歯を食いしばる。願いにより淫らな弱点となってしまったランプを見つめ、恥ずかしい事をされているという事実に混乱しながらも身体の底から沸き上がる切なさを必死に抑え続ける魔人。
『んんっ♡ふーっ♡はぅっ♡くふーーっ♡♡ひっ、ぅぁぁ……ッ♡ァんっ♡♡』
性感帯など無い筈の煙の身体。腰を摩ってみたり、胸を押さえてみたり、ランプの口から繋がる部分を揺すってみたりと淫らな刺激に悶える自分の身体を止められない。
ヘンな所に触れられ息を乱す様を愉しまれ、ランプに触れる指先は特に弱い箇所を探るように動き始める。ランプの細い口をご主人様の指先が根本から先までを……。
『まっ、ァ…~~~~~っ♡♡♡』
ゾクゾクゾクッ♡と魔人の背中を耐え切れない甘切なさが駆け上り、背中を最大限に反らしながら絶頂した。
五本の指が根本から先まで、包んで擦り上げ、撫で下ろし、稀に先を意地悪にすりゅすりゅ♡と責め立てる。
『ァッ♡ふやぁぅっ♡♡だめっ♡だめれすそれッぇっ♡その動きやめぇっっ♡♡はくぅぅぅ……ッ♡♡♡』
上から下に、下から上に、優しくランプを撫でられているだけ、それだけなのに魔人の全身を淫らでいやらしくて止めて欲しくて気持ちいい感覚が隅々まで走り襲い蝕んでいる。
優しく撫でられているだけ、なのに彼の全身は煙の身体だというのに火照り、くねり、羞恥に身悶えている。
『ァッ♡ひっ♡はぅっ♡♡んんぅ~~……ッ♡♡♡ぁっ♡ごひゅっ、ご主人様ッ♡でっ、ですからっ、そ、こ…………ッ♡♡♡』
くすぐったいムズムズする熱い切ない気持ちいい。出すモノは無いため何度も何度も火で炙られるような羞恥と共に、きてはいけない感覚に腰を震わさせられる魔人。
意思と関係なく身体も心も乱れ、甘い蜜を煮詰めたような快感から逃れる術も知らない。ただ耐えて、耐えて、ご主人様の指が止まるのを待つだけ。
「っは♡っふはっぁ♡ふや……っ♡♡ッ♡く……っ、……~~っっ♡♡」
蓋のふちに爪をかけられ背筋が伸びる、細工をなぞられるとどうしようもなく甘くすぐったくて、無意識に肩を跳ねさせてしまう。
ふりふり♡くねくね♡勝手に腰が揺れて口の隙間から恥ずかしい声が漏れて、その反応をご主人様に見られることが途轍もなく恥ずかしい。
「んぅぅ……~~…………ッ♡♡♡」
再度背筋を反らし、はふはふと息を熱く吐いて絶頂した魔人の彼。自分の手の動きで容易く乱れる彼を見ていたランプの魔人の新しいご主人様は、ランプの口へと唇を近づけた。
『はっ、はぁっ♡ァ♡ご、ごひゅじんさま……っ?』
ふつ、と、止んだ刺激に訝しげに視線を投げる魔人。空に溶け消える煙の涙で潤んだ瞳に、人間の唇がランプの先、己の身体の根本へと近付くのをみて、無い筈の彼の心臓が酷く音を立てる。
『な、なにを…なさる気ですか……っ?』
表面の金細工を優しくなぞるようにご主人様の指先が触れ、まるで愛でるように、何度も、何度も感触を確かめられ、その弱いところを無遠慮に擦られる感覚に魔人の腰はまた淫らにくねり踊る。
『ァッ♡あのっ、ンッ♡ご主人様ッ、そ、の、もぅやめっ、ァッンッッ♡』
優しく一点だけを擦り撫でられてしまい、擦れる部分に意識を集中してしまい、魔人の身体を今まで感じたことのないゾクゾクが疼き駆け上っていく。
さらに近づけられた唇により、ランプの口から内部へと生温かい息が注ぎ込まれてしまう。煙の身体を押し除けるそれはどうにもナカが全部甘むず痒いような、切なもどかしいような刺激で犯される感覚で、快楽を覚えたての魔人には少々強過ぎる。
『ねっ、もぉっやめましょっ♡ぉっ♡ご主人様ッ♡あとっ、あとふたつッ♡お願いっ、お、く、ふぅぅっ♡♡ふたちゅッ♡叶えてさしっ、あ♡ふゃぁあっ♡♡♡』
ゾワワッ♡ゾクゾクッ♡残り二つの願いを言えと気を引こうとする魔人だが、必死に我慢しても、気を紛らわせようと身体を掻き抱いても、優しく甘切ない刺激は止むことはなかった。
甘イキなのかそれとも空イキなのか、ずっとビクビクゾワゾワと声も身体も震わせる魔人を見ていたご主人様は、口を窄め、ランプ内に、魔人の身体の根元から、そうっと蝋燭の火を吹き消すみたいにして。
ふぅーーーー……っ♡
『ほッ♡ぉ、お゛……~~~~……ッ♡♡♡♡♡』
煙の身体が地面に落ち、尻を高く上げ、頭を地に擦り付けるような体制になってしまったランプの魔人。ぞわわわわっ♡♡と今までで一番長く甘い絶頂を迎え、熱と湿度が増したランプ内の空気に中から甘く責め立てられる。
敏感で無防備で、彼からは離れることのできないランプから送られてくる意地悪で淫らな悪戯の刺激。さわさわ♡と撫で回され、スリスリ♡といやらしく触れられ、フゥーッ♡と中まで優しく犯し遊ばれる。
『ァッ♡まっへっ♡まっひゃぁぁぁあ……っ♡♡♡ごひゅひっ♡息ッ♡いきらめぇぇえ……っっ♡♡♡♡』
頭を抱えても腕を抱き込んでも、人間であれば恥ずかしいところに手を入れても治ることのない熱と刺激と羞恥に、彼は艶のある悲鳴を上げて身悶える。
中を隅々まで柔らかく意地悪なもので撫でくすぐられる感覚に、イヤイヤと悩ましげに顔を歪め、顔を真っ赤にして頭から煙の先までピクピクと震える魔人。その無様な姿が愉快なのか、ご主人様はいっそう淫らな触れ方を無機物である筈のランプに続けた。
『ッッ♡アッ♡♡いやっ、いやでひゃぅんっ!?♡やっめぇっ♡♡ふぁぁぁう……っ♡♡♡あっ♡吹き込むのはっ、おやめくだひゃっ♡ふやぁぁぁあ……っ♡♡♡♡』
ふぅー…っ♡と生温かい息が吹き込まれるたび、官能的な腰の動きと悩ましい声、抵抗出来ず懇願するしかない魔人は甘く優しく絶頂する。
モジモジ♡ビクビク♡可愛く啼き請う魔人の姿を愉しむ主人は、意地悪なことに、持ち手にも指を這わせ始め、輪になっている部分にゆっくり指を差し挿れた。
『ッあ゛♡やめ゛ッ♡♡なッ♡そこ゛ッ♡♡ぅはッッ♡♡♡ごひゅじっ♡ゃめ゛へう゛ッッ♡♡』
まるで恥ずかしい所を見せつけるように触るような、官能的な指の動きに魔人の顔は赤く染まり煙の身体が揺れ跳ねる。
スリスリさわさわ♡身体を捻り伸ばし反らし震え、可愛く啼き喚き、願いを叶える側が懇願する珍しい状況。だがご主人様は魔人の無様な媚び踊りなどお構いなしに性感帯を悪戯し続ける。
『い゛ッひ♡♡穴っ♡だめでふぉ゛ッッ♡♡♡あ゛ッ♡やっ♡ぬきさししひゃッ♡ん゛ッ♡♡い、いや゛ッれっぐぅぅう………ッッ♡♡♡♡』
出すものが無いから終わりは来ず、快感が一定のラインを超えると絶頂してしまうランプの魔人。イきたてで敏感なところをずっと撫でくすぐられ、果てるラインが下がっていく悪循環。
淫らな悪戯を続けるご主人様の手元を涙目で見つめ、蕩けた口で静止を乞うが、その止めての声ですら悩ましく悶える痴態のスパイスでしかない。
『ん゛ぅッッ♡♡あっ♡ごひゅひっ♡や゛ッ♡♡く♡ふ♡ッンあっっ♡♡♡♡やぁァアンッ♡♡♡』
もう果て過ぎて訳のわからなくなった身体と、どれだけ感じても終ることのない甘く淫らな責苦に、魔人の身体の奥深くか、それともいやらしく触られ続けるランプの中からか、耐え難いくすぐったさと強烈な甘い快感が混ざり合ったモノが彼の脳天を貫いた。
『あっ♡ア゛ッ♡こわれッ♡ひ、~~………ッッ♡♡♡♡ッ♡ッ♡♡ア゛♡♡くぅぅぅぅうっ♡♡♡♡』
長く長く痙攣した魔人の体は、煙が薄くなるほど暴れ乱れ、ランプからか細く出る煙がその絶頂の深さを物語っていた。
床の上で息をする器官もないのに胸を上下させる魔人を見下ろす主人は、柔らかな毛で作られたブラシを取り出し、ランプの側面に当てて擦った。
『ひュッッ!!!?!?』
ゾゾゾゾッ♡絶頂の余韻に掠れていた魔人の意識が強制的に戻され、ランプ側面を這い回る何百何千もの柔らかな毛の動きに、全身が溶けるほどの愛撫として魔人の煙の脳味噌は受け取った。
掴めもしない指で床に爪を立て、発情期の獣のような体勢と艶のある悲鳴で主人を愉しませる魔人。
『ひゃぁぁぁぁあッッ!!?くふぅぅぅうっ♡♡♡まっへくひゃっぁんッ♡♡こえっ♡くひゅぐったぁぁぁぁぁぁぁぁあっっ♡♡♡』
絶頂したての性器を弄られるような感覚なのだろうか。高く甘く、それでいて本能では気持ち良いと理解しているような悲鳴。力が入っているような抜けているような、細かく激しいブラシの毛の動きに、彼はゾクゾクムズムズと性感帯を炙られる。
『ッぅ゛アーーーーーーッッ♡♡♡やらっ、やァーーーーーーッッ♡♡♡♡』
サワサワコショスリコシコシコソコソ♡♡ブラシの繊毛が激しくランプの前面を撫で上げ擦り立てる。ただランプを磨いているだけという動きに魔人は翻弄され、許容量をゆうに超えた快感に耐え切れず、白目を剥きながら全身をビクンッ♡ビクンッ♡と跳ねさせる魔人。
あまりの快感に魔人はランプと繋がる自分の身体を掻きむしり、尾のようにたなびく煙の下半身を引き抜こうと、必死に逃げるために動き回る。
『やめ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡♡ぉ゛お゛ッ……~~っ♡♡♡♡まっへくぁ゛ッ♡あ゛ッ♡♡♡』
一瞬離され、擦られ、優しく擦られ、毛先だけを当てて遊ばれる。魔人の半開きの口からはひっきりなしに喘ぎ声、悲鳴、どちらとも取れるような声が出て、汗も涙も出せない煙の身体が弛みくねり続ける。
壊れたような魔人の動き、それでも主人はブラシで淡々とランプを擦り上げ、快楽で魔人の精神を炙り尽くす。
『うぐお゛ッ♡♡おお゛ッ♡♡あ~~ッッ♡♡♡いやああ゛ッ♡きもひのッ♡♡やえ゛ッ♡♡♡ァッ♡はひぃぃぃい゛い゛ッッ♡♡♡♡』
快感に慣れても絶頂は迎える、話す余裕は出来ても身体の甘い震えはおさまらない。
自覚もないまま腰を振り、切なくて甘くて気持ち良い所だけを柔らかな毛束で延々と撫でくすぐられる感覚だけが長年ランプに封じられていた魔人の精神を犯し壊す。
『ゆるひてッ♡♡ゆぅひてくだひゃぁ゛ッッ♡♡♡♡ごひゅひっっしゃまぁ゛ッッ♡♡♡ 』
舐めるような視線に蕩けた顔を、淫らなことなど縁がないはずの身体を、感じることなどほぼ無かった羞恥を、ランプを弄ぶことで魔人を辱める此度の主人。
ゾクゾクッ♡と快感が魔人の煙内に広がり、反射的に逃げようと魔人は自分のために魔法を使ってしまった。
『やめ゛ぁぁあ゛ア゛ッ!!!!!!!』
その途端に主人の手からブラシが消え、魔人の身体はランプの中へとしまわれた。主人がランプを手で擦るが、中から魔人は出てこない。
ときに、ランプの魔人にはこんな話がある。誰かの後付けかそれとも元々そうだったか、魔人は自分のために魔法を使った罰としてランプの中に閉じ込められた。
では、主人から逃げた罰は、ランプの中に閉じ込められるだけで済むのか?
魔術師を呼びランプの魔人を無理やり中から取り出した主人は、ランプの口から伸びた魔人の身体を、魔法陣を織らせた敷物の上に貼り付けてしまった。
寝室の中、床に貼り付けられた魔人は机の上に大事そうに置かれたランプを見つめ、拘束から逃げようと身を捩る。
『っ!く、なんで……近くにあるのに…………ッ!』
そんな魔人の頭の上から、主人が姿を現した。途端に大人しくなる魔人。寝床に座り、魔人を見下ろす主人は、柔らかくふわふわの磨き布を一枚取り出す。
『ッ……!』
ひら♡ランプの上で踊らせられた布に昨日散々甘く泣かされた魔人は、顔を真っ赤にして蓋の上で踊る磨き布から目が離せない。
『い、いえ、お手入れなら、先日もたくさんして頂きま、した、ので……大丈夫、です、くすみも汚れもありまひゃぅッ♡』
布しか警戒していなかった彼を不意打ちするように、持っていた細い羽根でランプを撫で上げた主人の手。
金色に輝くランプの上を羽根が滑りくすぐるたび、魔人の身体に悩ましい疼きが蓄積される。
『ァッ♡は、はぃ、先も、ふ、蓋も、持ち手ッ♡もぉ……っ♡♡』
くる♡くる♡持ち手の中で羽根を回されるとムズムズゾクゾク♡と魔人の腰が震え揺れる。前回はここの汚れが取れないと持ち手ばかりを虐められ、性感帯の中でも特に弱くなってしまった。
『ンッ…♡ご主人様に、き、綺麗にッ♡していただきまひっ♡♡ました……っ♡』
今日は開発された所をずっと優しく羽根で弄られ続けるのだろうか。絶望と屈辱と、ほんの少しの期待。
魔人が腰を大きくくねらせたそのとき、主人は持ち手の穴から羽根を抜いた。
『え……?』
お預けを喰らった魔人は寂しげな声を出す、恥に気付き顔を赤くしたが、羽根先がランプの、自分の身体が出る口元に向かっているのに気付き慌て始める。
『ぁ、ぁ……まって、まってくださいっ、そんなっ、そんなので穴の中なんてされたらッ、ぁダメっ!』
どんどん距離は縮まり、もう少し、あと少し、口から中に挿れられなんてしたら………そんなの……
『耐えられにゃぁんッ!!?♡♡』
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