30 / 59
第一章 聖女転生
第29話 聖女の策略
しおりを挟む
その後、王宮のダイニングルームに集まって会食の運びとなった。俺の後ろにお付きのメイドであるミリィが立ち、俺の対面にミラシオンが座った。テーブルが広くて距離があるのが不幸中の幸いである。ロンゲのイケメン伯爵など、俺の真逆に位置する天敵である。
そして俺はあえてミラシオンに語りかけないようにしていたのに、逆に前に座るミラシオンの方から語りかけて来た。ルクスエリムに話しかけているようで目線は俺の方を向いている。
「御前で聖女様と一緒に会食させていただけるとは光栄でございます」
いや、全然光栄じゃない。
そう言って、ミラシオンがルクスエリムにペコリと頭を下げた。ルクスエリムはいわゆるお誕生席のような所に座り、その右には王妃のブエナが、その対面に第一王子のカレウス、その隣に王女ビクトレナが座る。
ビクトレナちゃんは、相変わらず化粧が濃くてそれはそれで可愛い。なにかコンプレックスとかあるのかな? よくよく素顔を見た事は無いけど、普通に顔の作りからして悪く無い感じがする。恐らく自分の良い所が分からずに塗りたくっているタイプだ。このタイプは意外に、ナチュラルメイクにすると化ける時がある。
「この国を救ってくれた二人の英雄と会食が出来るとは嬉しいですね」
王子のカレウスが屈託のない笑みを浮かべて、俺とミラシオンに言った。さらっさらの金髪の毛にきらっきらの笑顔がキモイ。だがその整った顔を好む女は多いらしく、まあ平和そのものといったお坊ちゃん好きにはたまらんだろう。するとミラシオンがそれに答えた。
「私が英雄などと、此度の帝国との戦いはほとんど聖女様の独壇場でございました」
「それは本当なのですね?」
「はい。嘘はございません。我が領の兵は一人も怪我を負う事無く、一夜にして帝国が逃げ帰ったのでございます。私の手柄はないのですよ」
なんでこのミラシオンってイケメン伯爵は、本当の事をべらべらと言うのかね? 少しは自分の手柄って事にして、褒美の一つももらえばいいじゃねえか。おかげで全部、俺の功績になって面倒な事になったんだぞ。
「まあよいではないか、ミラシオンも素直にその功績を受け入れるべきだとは思わんか?」
「しかし」
あーグダグダとコイツは。
「ミラシオン卿。あれはカルアデュールの兵がおとりになって下さったからこその作戦でした。あのとき川岸に我が軍が居なければ、帝国を引き寄せる事は出来無かったでしょう。そして私のあの魔法が、あれほど上手く事は想定外でございました。全ての条件が重なった奇跡なのです」
「は! 聖女様はあの時もそのようにおっしゃいましたが、それでもほとんどが聖女様の功績だと思われるのです!」
「いえ。私一人では成し遂げられませんでした」
「そ、そう言っていただけると助かります」
すると今まで黙って話を聞いていた、王妃ブエナが言った。
「しかし聖女としての儀式を経て、その様な力を得るとは大したものです」
するとルクスエリム王もそれに添えるように言う。
「そうだな。回復魔法と蘇生魔法、阻害魔法と身体強化などの支援魔法がそなたの力だったと思うが、まさか攻撃魔法を習得しているとはな」
「いえ、ルクスエリム王。帝国戦で使用したのは攻撃魔法ではありません。あれは阻害魔法でございます。国境を流れる大河とおびき寄せてくれた我が国の兵が居たからこそ、あの奇跡は起きました。私の魔力は聖女の儀によってかなり増大したようですが、根本は変わっておりません」
「うむ。という事は条件が違えば、その力が及ばない事もあると言う事か」
「左様でございます」
「まあその事は、他言無用でいいだろうな。世間では聖女が大規模な攻撃魔法を使用したと思っておる。他国でもその話で持ち切りだそうだ。それならばその脅威の力であるという風評は、そのままにしておればよい」
「はい」
「は!」
俺とミラシオンが揃ってルクスエリムに答えた。俺もそれには異論がない。その事が仮想敵対国の動きを鈍らせ、同盟国との国交が有利に動くのは良いと思う。しばらくは英雄的な扱いに甘んじようと思ったのはそのためだ。平和が続けば、女達との楽しい時間も続くからな。
するとビクトレナ王女が言った。
「聖女様はお美しい上に、凄い能力をお持ちです。私は王女であるというのに、何の力も持ち合わせておりません。平和な毎日を送っているのが申し訳ないわ」
なにいっちゃってんの! ビクトレナみたいな可愛い子が、あんな危ない前線に出たりする必要はないし、国内のお偉いさんみたいな皺くちゃな連中と難しい話をしなくてもいい。そういうのは、ここにいるミラシオンや他の貴族がやればいい。
俺はつい口を挟む。
「何をおっしゃいますか! ビクトレナ様はそれでよろしいのです。危険な事は私達が対処しますので、王都で安全にお過ごしくださいませ!」
「ありがとう。フラル様はいつもそう言って下さる。まるで騎士のような力強いお言葉に、私はいつも救われるのです」
うそ! じゃあ、惚れる? 惚れちゃう? 俺も好き!
するとルクスエリムが言った。
「そうじゃ! ビクトレナ! さきほど聖女フラルが貴族の娘を集めた勉強会を提案して来たのだ。お前もそれに参加してみると良い!」
マジ! やった! またまた棚ぼた! ビクトレナが研修に混ざってくれる!
「勉強会とは?」
ビクトレナが聞くので俺がそれに答える。
「もちろん、わが国には優秀な殿方がたくさんいらっしゃいます。ですが殿方頼りばかりで、女がただ家庭を支えるだけでは国は強くなりません。若いうちから、より有効な殿方の支援が出来るように、いろんな経験をしておくことが重要だと思っています。見聞を広げる為に各地を視察しに赴いたり、現場を見る事で得る経験が大事なのです。特に難しい勉強をすると言うわけではございません」
するとビクトレナがニッコリ笑って答えた。
「それなら参加いたしたく思います!」
「ありがとうございます」
ブエナ王妃が微笑みながら言った。
「あら、やはりフラルは先を見据えているのね。私達のような古い女にはちょっと荷が重そう」
「王妃様。私は王妃様の見識は、とても素晴らしいと思っております。しかし若い貴族の娘は、知識という物を浅く捉えているのです」
そう…、集まってガールズトークすると、絶対男の話ばっかりだしね…。そんなんじゃ、聖女である俺とは話が合わなくなってしまう。まず…男の話なんて聞きたくねえし、出来れば共有体験をして親睦を深めたいと思ってるんだよね。
「あら? 私自身、そんな大した知識はないと思うけど」
「そんな事は御座いません。私はブエナ様を見習いそのように思うのです」
「ありがとうフラル。そんな事を言ってくれるのはあなただけかしら」
「本当にそう思うのです」
そう。娘のビクトレナの気を引くなら、まずその母親であるブエナとの懇意を深めるのはすっごく大事なのだ。するとビクトレナが俺に言って来た。
「勉強会の主宰はフラル様?」
「いえ。誠に不敬だとは思うのですが、理事長をブエナ様にお願いできないかと」
「私?」
「はい。やはりブエナ様が理事長をされて頂いた方がよろしいかと思うのです」
「私に務まるかしら?」
すると俺に変わりルクスエリムが答えた。
「良いではないか、優秀な文官を見繕って手伝わせるとしよう」
それはありがたい!
「ルクスエリム王には、何から何まで支援いただいて痛み入ります」
「フラル。そなたはこの国にとってそれだけ重要な存在なのだ。貴族の娘の勉強会はそなたに一任する。理事長をブエナとし、いろいろと取り計らってくれ」
「はい!」
すると横から、
「あの! それでは! 私の娘もよろしいでしょうか!」
ミラシオンが慌てて言ってきた。
えっ、お前に娘いんの? 待てよ…親父にしてこの顔なら…娘は…
それを受けてルクスエリムが言った。
「そう言えば上の子は十四になるか」
「はい」
「では詳細が決まりましたら通達をお出しします」
俺が言うとミラシオンが嬉しそうに答えた。
「ありがとうございます!」
完璧だな。俺がチラリとビクトレナを見ると、俺の目を見つめてニッコリと微笑み返してくれる。俺は少しずつ、公爵令嬢ソフィアの包囲網を縮めて行くのだった。
まってろよソフィア。合法的に仕事として定期的に会えるようになるからな!
俺は心でそう思い、薄っすらとほくそ笑むのだった。
そして俺はあえてミラシオンに語りかけないようにしていたのに、逆に前に座るミラシオンの方から語りかけて来た。ルクスエリムに話しかけているようで目線は俺の方を向いている。
「御前で聖女様と一緒に会食させていただけるとは光栄でございます」
いや、全然光栄じゃない。
そう言って、ミラシオンがルクスエリムにペコリと頭を下げた。ルクスエリムはいわゆるお誕生席のような所に座り、その右には王妃のブエナが、その対面に第一王子のカレウス、その隣に王女ビクトレナが座る。
ビクトレナちゃんは、相変わらず化粧が濃くてそれはそれで可愛い。なにかコンプレックスとかあるのかな? よくよく素顔を見た事は無いけど、普通に顔の作りからして悪く無い感じがする。恐らく自分の良い所が分からずに塗りたくっているタイプだ。このタイプは意外に、ナチュラルメイクにすると化ける時がある。
「この国を救ってくれた二人の英雄と会食が出来るとは嬉しいですね」
王子のカレウスが屈託のない笑みを浮かべて、俺とミラシオンに言った。さらっさらの金髪の毛にきらっきらの笑顔がキモイ。だがその整った顔を好む女は多いらしく、まあ平和そのものといったお坊ちゃん好きにはたまらんだろう。するとミラシオンがそれに答えた。
「私が英雄などと、此度の帝国との戦いはほとんど聖女様の独壇場でございました」
「それは本当なのですね?」
「はい。嘘はございません。我が領の兵は一人も怪我を負う事無く、一夜にして帝国が逃げ帰ったのでございます。私の手柄はないのですよ」
なんでこのミラシオンってイケメン伯爵は、本当の事をべらべらと言うのかね? 少しは自分の手柄って事にして、褒美の一つももらえばいいじゃねえか。おかげで全部、俺の功績になって面倒な事になったんだぞ。
「まあよいではないか、ミラシオンも素直にその功績を受け入れるべきだとは思わんか?」
「しかし」
あーグダグダとコイツは。
「ミラシオン卿。あれはカルアデュールの兵がおとりになって下さったからこその作戦でした。あのとき川岸に我が軍が居なければ、帝国を引き寄せる事は出来無かったでしょう。そして私のあの魔法が、あれほど上手く事は想定外でございました。全ての条件が重なった奇跡なのです」
「は! 聖女様はあの時もそのようにおっしゃいましたが、それでもほとんどが聖女様の功績だと思われるのです!」
「いえ。私一人では成し遂げられませんでした」
「そ、そう言っていただけると助かります」
すると今まで黙って話を聞いていた、王妃ブエナが言った。
「しかし聖女としての儀式を経て、その様な力を得るとは大したものです」
するとルクスエリム王もそれに添えるように言う。
「そうだな。回復魔法と蘇生魔法、阻害魔法と身体強化などの支援魔法がそなたの力だったと思うが、まさか攻撃魔法を習得しているとはな」
「いえ、ルクスエリム王。帝国戦で使用したのは攻撃魔法ではありません。あれは阻害魔法でございます。国境を流れる大河とおびき寄せてくれた我が国の兵が居たからこそ、あの奇跡は起きました。私の魔力は聖女の儀によってかなり増大したようですが、根本は変わっておりません」
「うむ。という事は条件が違えば、その力が及ばない事もあると言う事か」
「左様でございます」
「まあその事は、他言無用でいいだろうな。世間では聖女が大規模な攻撃魔法を使用したと思っておる。他国でもその話で持ち切りだそうだ。それならばその脅威の力であるという風評は、そのままにしておればよい」
「はい」
「は!」
俺とミラシオンが揃ってルクスエリムに答えた。俺もそれには異論がない。その事が仮想敵対国の動きを鈍らせ、同盟国との国交が有利に動くのは良いと思う。しばらくは英雄的な扱いに甘んじようと思ったのはそのためだ。平和が続けば、女達との楽しい時間も続くからな。
するとビクトレナ王女が言った。
「聖女様はお美しい上に、凄い能力をお持ちです。私は王女であるというのに、何の力も持ち合わせておりません。平和な毎日を送っているのが申し訳ないわ」
なにいっちゃってんの! ビクトレナみたいな可愛い子が、あんな危ない前線に出たりする必要はないし、国内のお偉いさんみたいな皺くちゃな連中と難しい話をしなくてもいい。そういうのは、ここにいるミラシオンや他の貴族がやればいい。
俺はつい口を挟む。
「何をおっしゃいますか! ビクトレナ様はそれでよろしいのです。危険な事は私達が対処しますので、王都で安全にお過ごしくださいませ!」
「ありがとう。フラル様はいつもそう言って下さる。まるで騎士のような力強いお言葉に、私はいつも救われるのです」
うそ! じゃあ、惚れる? 惚れちゃう? 俺も好き!
するとルクスエリムが言った。
「そうじゃ! ビクトレナ! さきほど聖女フラルが貴族の娘を集めた勉強会を提案して来たのだ。お前もそれに参加してみると良い!」
マジ! やった! またまた棚ぼた! ビクトレナが研修に混ざってくれる!
「勉強会とは?」
ビクトレナが聞くので俺がそれに答える。
「もちろん、わが国には優秀な殿方がたくさんいらっしゃいます。ですが殿方頼りばかりで、女がただ家庭を支えるだけでは国は強くなりません。若いうちから、より有効な殿方の支援が出来るように、いろんな経験をしておくことが重要だと思っています。見聞を広げる為に各地を視察しに赴いたり、現場を見る事で得る経験が大事なのです。特に難しい勉強をすると言うわけではございません」
するとビクトレナがニッコリ笑って答えた。
「それなら参加いたしたく思います!」
「ありがとうございます」
ブエナ王妃が微笑みながら言った。
「あら、やはりフラルは先を見据えているのね。私達のような古い女にはちょっと荷が重そう」
「王妃様。私は王妃様の見識は、とても素晴らしいと思っております。しかし若い貴族の娘は、知識という物を浅く捉えているのです」
そう…、集まってガールズトークすると、絶対男の話ばっかりだしね…。そんなんじゃ、聖女である俺とは話が合わなくなってしまう。まず…男の話なんて聞きたくねえし、出来れば共有体験をして親睦を深めたいと思ってるんだよね。
「あら? 私自身、そんな大した知識はないと思うけど」
「そんな事は御座いません。私はブエナ様を見習いそのように思うのです」
「ありがとうフラル。そんな事を言ってくれるのはあなただけかしら」
「本当にそう思うのです」
そう。娘のビクトレナの気を引くなら、まずその母親であるブエナとの懇意を深めるのはすっごく大事なのだ。するとビクトレナが俺に言って来た。
「勉強会の主宰はフラル様?」
「いえ。誠に不敬だとは思うのですが、理事長をブエナ様にお願いできないかと」
「私?」
「はい。やはりブエナ様が理事長をされて頂いた方がよろしいかと思うのです」
「私に務まるかしら?」
すると俺に変わりルクスエリムが答えた。
「良いではないか、優秀な文官を見繕って手伝わせるとしよう」
それはありがたい!
「ルクスエリム王には、何から何まで支援いただいて痛み入ります」
「フラル。そなたはこの国にとってそれだけ重要な存在なのだ。貴族の娘の勉強会はそなたに一任する。理事長をブエナとし、いろいろと取り計らってくれ」
「はい!」
すると横から、
「あの! それでは! 私の娘もよろしいでしょうか!」
ミラシオンが慌てて言ってきた。
えっ、お前に娘いんの? 待てよ…親父にしてこの顔なら…娘は…
それを受けてルクスエリムが言った。
「そう言えば上の子は十四になるか」
「はい」
「では詳細が決まりましたら通達をお出しします」
俺が言うとミラシオンが嬉しそうに答えた。
「ありがとうございます!」
完璧だな。俺がチラリとビクトレナを見ると、俺の目を見つめてニッコリと微笑み返してくれる。俺は少しずつ、公爵令嬢ソフィアの包囲網を縮めて行くのだった。
まってろよソフィア。合法的に仕事として定期的に会えるようになるからな!
俺は心でそう思い、薄っすらとほくそ笑むのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
SSS級の絶世の超絶美少女達がやたらと俺にだけ見え見えな好意を寄せてくる件について。〜絶対に俺を攻略したいSSS級の美少女たちの攻防戦〜
沢田美
恋愛
「ごめんね、八杉くん」
中学三年の夏祭り。一途な初恋は、花火と共に儚く散った。
それ以来、八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は誓った。「高校では恋愛なんて面倒なものとは無縁の、平穏なオタク生活を送る」と。
だが、入学した紫水高校には《楽園の世代》と呼ばれる四人のSSS級美少女――通称《四皇》が君臨していた。
• 距離感バグり気味の金髪幼馴染・神行胱。
• 圧倒的カリスマで「恋の沼」に突き落とす銀髪美少女・銀咲明日香。
• 無自覚に男たちの初恋を奪う、おっとりした「女神」・足立模。
• オタクにも優しい一万年に一人の最高ギャル・川瀬優里。
恋愛から距離を置きたい裕一の願いも虚しく、彼女たちはなぜか彼にだけ、見え見えな好意を寄せ始める。
教室での「あーん」に、放課後のアニメイトでの遭遇、さらには女神からの「一緒にホラー漫画を買いに行かない?」というお誘いまで。
「俺の身にもなれ! 荷が重すぎるんだよ!」
鋼の意志でスルーしようとする裕一だが、彼女たちの純粋で猛烈なアプローチは止まらない。
恋愛拒否気味な少年と、彼を絶対に攻略したい最強美少女たちの、ちょっと面倒で、でも最高に心地よい「激推し」ラブコメ、開幕!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
転生先は男女比50:1の世界!?
4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。
「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」
デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・
どうなる!?学園生活!!
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
ストーカーから逃げ切ったつもりが、今度はヤンデレ騎士団に追われています。
由汰のらん
恋愛
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
残念女子高生、実は伝説の白猫族でした。
具なっしー
恋愛
高校2年生!葉山空が一妻多夫制の男女比が20:1の世界に召喚される話。そしてなんやかんやあって自分が伝説の存在だったことが判明して…て!そんなことしるかぁ!残念女子高生がイケメンに甘やかされながらマイペースにだらだら生きてついでに世界を救っちゃう話。シリアス嫌いです。
※表紙はAI画像です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる