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第二章 聖女改革
第43話 新たな光明
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研修は怪我人を一人も出すことなく終わった。貴族の女達もかなり満足してくれたようで評価は上々だった。それはそれでいい、俺としては本望ではある。だが上々だったにも関わらず俺としては最悪だった。最後の最後に水を差されてしまい、事なきを得たものの俺の目論見は風前の灯だった。
「ふう。まいったなあ」
俺の口からつい本音がこぼれてしまった。それを聞いていたスティーリアが驚いたような顔をする。その表情を見逃さなかった俺はスティーリアに尋ねた。
「え、何かおかしかった?」
「まさか、聖女様からそんな素直な弱音を聞けるとは思いませんでした」
なるほど。俺は比較的ポジティブな精神構造をしていると自負している。だが今回の研修は練りに練って、嫌なオヤジやイケメンと調整をしてやっとたどり着いた第一歩だったのだ。他の経路で再びそれと同等の物を作り出すとなると、どうすべきか全く思いついていなかった。
「せっかくあそこまで段取りしたのに、と思うとちょっとね。でもだからと言って諦めようとは一切思っていないけどね」
「ふふっ、ですよね! 聖女様が諦めるわけがございません!」
「良く分かってるねスティーリア。でもルクスエリム陛下への報告がねぇ…どうしたものか」
今、俺の書斎には俺とスティーリアとヴァイオレットが居た。ヴァイオレットはせっせと、研修の後始末の書類をまとめているところだ。その脇で俺はスティーリアに愚痴っていたのだった。一旦、俺は廊下の中庭側にある窓ガラスを開ける。今日もメイド達が交代しながら、休憩をとっているようだった。
するとそこにミリィがやって来る。
「聖女様。休憩をなさってはいかがでしょう? 美味しいお茶が入荷しましたよ」
「貰おうかな」
「はい」
「三人分お願い、あ、ミリィの分もいれて四人分ね」
「はい」
そしてミリィがキッチンの方へと歩いて行った。俺は伸びをしながら書斎に入って皆に休憩にしようと告げた。
「わかりました」
「はい」
そこにミリィがお茶セットを持ってやってくる。そして丁寧にお茶を煎れ始めるのだった。お茶を入れながらミリィが話す。
「聖女様。街に買い出しに行ったメイドの話なのですが、王都ではワイバーン討伐の件で持ちきりだそうです」
「はあ…知ってる。多分それで次の研修は無くなると思うし」
「…まあ…それはどうなりますか…」
「まあ切り替えて次に行くけどね!」
「はい!」
そしてミリィがお茶を皆に配り終えたので、ミリィにも座るように勧める。
「ミリィも座って」
「はい」
そしてトレイに乗っているお茶菓子を、皆の前に置いてくれた。見慣れぬお茶菓子だったので、俺はミリィに聞いた。
「これは?」
「このまえの研修の時に、アインホルン領で買って来た焼き菓子です。私だけで食べるのも寂しいので、皆さんと一緒にと思いまして」
はあ、優しいなあ。ミリィはほんっとうに優しい。このやさしさのおかげで俺は今日も頑張れる。それを一つもらって口に放り込んだ。
「おいしい!」
「本当ですか! 良かったです」
クッキーだと思って口に放り込んだら、口いっぱいに果物の香りが広がった。
「アインホルン領が栄えるのも分かるな」
「市民が努力をしているようでしたね」
「行政が良いんでしょうね」
ミリィとスティーリアがポリポリ食べながら言った。するとヴァイオレットが何かを思いついたように言う。
「あれって、どうなりましたかね?」
「あれ?」
「魔獣をけしかけた犯人です」
「ああ。どうだろう? まだ騎士団の方からは報告が来ていない。それよりこちらが先に陛下に報告しなければならないし」
「あ! それでしたら今しがた終わりました! 報告資料をまとめたので、目を通してくださるとよろしいかと思います」
俺とスティーリアとミリィが、ヴァイオレットをじっと見る。
「ど、どうされました?」
「いや、ヴァイオレットって凄く優秀だと思って」
「私もそう思います」
「凄いですね! ヴァイオレットさん!」
するとヴァイオレットは、手に持っていたティーカップを置いて慌てて両手をふる。
「いえいえいえ! 当然の仕事をしているだけです! やめてください!」
「いや、助かるよ。そのおかげで次の行動に前向きに動けそうだし、一つ億劫な事が無くなった!」
「そう言っていただけるとありがたいです」
やはりヴァイオレットは優秀だった。これに対しセクハラを働いて辞めさせるなんて、無能な上司もいいところだ。あとそう言えば…
「そろそろ孤児院にもいかなきゃ」
俺が言うとスティーリアが答えてくれる。
「子供達の誰か、嘆願書を書いてくれましたでしょうかね?」
「どうかな。クビディタスに隠れて書いててくれていると良いんだけど」
「そうですね。抑圧された環境では子供達も可哀想ですしね」
‥‥‥まてよ。孤児院の子らの嘆願書………。
「それだ!」
「「「はい?」」」
「ちょっとそちらの調査にもっと力を入れたいと思う。陛下の呼び出しまでには間に合わないかもしれないけど、あの孤児院を出て、働いている子達と会う事は出来ないかな? いろんな職種についてるとは思うけど」
するとスティーリアが俺に言った。
「それでしたら、教会本部に行くと大体のところは分かるかもしれません。まああの司祭が正直に報告を出していればですけど」
まあ確かにアイツは胡散臭い。だけどそこに嘘があればそこを突けるし、嘘が無ければ子供達の就職先が明らかになるはずだ。
「どうやったら調べられるかな?」
「もちろん私では調べる事は叶いませんが、聖女様なら教会本部とはいえ拒否は出来ないと思います。なんでしたら陛下の免罪符を貰ってはいかがでしょう?」
でかした! スティーリア! それだ!
「いい感じ! スティーリアありがとう。ちょっとそっちの方向でやってみよう」
「はい!」
俺達聖女チームに新たな目的が出来た。子供達の就職先を洗い出して、直接子供達に面会して調査するのだ。だけど俺が直接動いて、クビディタスは怪しまないだろうか?
「私が動いたら変に思われないかな?」
すると今度はミリィが言う。
「先ほどのメイドのお話なのですが、聖女様は無傷でワイバーンを撃退した事が広まっております。聖女様のお願いを嫌がる人はないかもしれません!」
うっそ! そんな英雄伝が出ちゃってんの? それは困る! また俺は身動きが取れなくなってしまいそうだし! だけど…まあ利用できるものは何でも利用するしかないか…
「そ、そうなんだ…。あれは騎士達がやったのに」
するとミリィが言った。
「そうなのですか? お話では、聖女様の究極魔法で身動きが出来なくなったワイバーンを、騎士達が安全に駆除したと聞いているようです」
あってる…。そのまんまではあるけど、俺が無傷で撃退した訳ではない。騎士達が居なければ俺は危なかったのだ。
「まあ大体のところはそうなんだけど…まあいいか。とにかく利用できるものは利用していかないと!」
するとヴァイオレットが言った。
「こんなことが可能かどうか分からないのですが…。ワイバーンを撃退したのであれば、聖女様がギルドに登録するというのは可能ですか?」
「えっ?」
「冒険者登録です」
どうだろう? そんな事は考えた事も無かった。そもそもそれにメリットがあるのだろうか?
「それをしたらどうなるの?」
「ギルド員は登録されている冒険者に対し、情報を流してくれるらしいのです。もしかしたら聖女様の欲しがっている情報が取れるかもしれません」
「それだ! でも聖女が冒険者登録ってありかな?」
「すみません。そこまでは分かりかねます」
「誰かギルドに言った事のある人はいないかな?」
するとミリィが言った。
「執事長のアデルナが、時おり薬草採取やネズミ駆除の依頼に行っています」
おおなるほど。あのおばちゃんがギルドに出入りしていると!
「ミリィ。すぐアデルナを呼んできて!」
「はい!」
そしてミリィが書斎を出て言った。ギルドなる物がどんなものか分からないが、教会の孤児達の就職先情報と、ギルドの情報があれば何か糸口がつかめるかもしれない。
八方塞がりだった俺に一筋の光明が差してくるのだった。
「ふう。まいったなあ」
俺の口からつい本音がこぼれてしまった。それを聞いていたスティーリアが驚いたような顔をする。その表情を見逃さなかった俺はスティーリアに尋ねた。
「え、何かおかしかった?」
「まさか、聖女様からそんな素直な弱音を聞けるとは思いませんでした」
なるほど。俺は比較的ポジティブな精神構造をしていると自負している。だが今回の研修は練りに練って、嫌なオヤジやイケメンと調整をしてやっとたどり着いた第一歩だったのだ。他の経路で再びそれと同等の物を作り出すとなると、どうすべきか全く思いついていなかった。
「せっかくあそこまで段取りしたのに、と思うとちょっとね。でもだからと言って諦めようとは一切思っていないけどね」
「ふふっ、ですよね! 聖女様が諦めるわけがございません!」
「良く分かってるねスティーリア。でもルクスエリム陛下への報告がねぇ…どうしたものか」
今、俺の書斎には俺とスティーリアとヴァイオレットが居た。ヴァイオレットはせっせと、研修の後始末の書類をまとめているところだ。その脇で俺はスティーリアに愚痴っていたのだった。一旦、俺は廊下の中庭側にある窓ガラスを開ける。今日もメイド達が交代しながら、休憩をとっているようだった。
するとそこにミリィがやって来る。
「聖女様。休憩をなさってはいかがでしょう? 美味しいお茶が入荷しましたよ」
「貰おうかな」
「はい」
「三人分お願い、あ、ミリィの分もいれて四人分ね」
「はい」
そしてミリィがキッチンの方へと歩いて行った。俺は伸びをしながら書斎に入って皆に休憩にしようと告げた。
「わかりました」
「はい」
そこにミリィがお茶セットを持ってやってくる。そして丁寧にお茶を煎れ始めるのだった。お茶を入れながらミリィが話す。
「聖女様。街に買い出しに行ったメイドの話なのですが、王都ではワイバーン討伐の件で持ちきりだそうです」
「はあ…知ってる。多分それで次の研修は無くなると思うし」
「…まあ…それはどうなりますか…」
「まあ切り替えて次に行くけどね!」
「はい!」
そしてミリィがお茶を皆に配り終えたので、ミリィにも座るように勧める。
「ミリィも座って」
「はい」
そしてトレイに乗っているお茶菓子を、皆の前に置いてくれた。見慣れぬお茶菓子だったので、俺はミリィに聞いた。
「これは?」
「このまえの研修の時に、アインホルン領で買って来た焼き菓子です。私だけで食べるのも寂しいので、皆さんと一緒にと思いまして」
はあ、優しいなあ。ミリィはほんっとうに優しい。このやさしさのおかげで俺は今日も頑張れる。それを一つもらって口に放り込んだ。
「おいしい!」
「本当ですか! 良かったです」
クッキーだと思って口に放り込んだら、口いっぱいに果物の香りが広がった。
「アインホルン領が栄えるのも分かるな」
「市民が努力をしているようでしたね」
「行政が良いんでしょうね」
ミリィとスティーリアがポリポリ食べながら言った。するとヴァイオレットが何かを思いついたように言う。
「あれって、どうなりましたかね?」
「あれ?」
「魔獣をけしかけた犯人です」
「ああ。どうだろう? まだ騎士団の方からは報告が来ていない。それよりこちらが先に陛下に報告しなければならないし」
「あ! それでしたら今しがた終わりました! 報告資料をまとめたので、目を通してくださるとよろしいかと思います」
俺とスティーリアとミリィが、ヴァイオレットをじっと見る。
「ど、どうされました?」
「いや、ヴァイオレットって凄く優秀だと思って」
「私もそう思います」
「凄いですね! ヴァイオレットさん!」
するとヴァイオレットは、手に持っていたティーカップを置いて慌てて両手をふる。
「いえいえいえ! 当然の仕事をしているだけです! やめてください!」
「いや、助かるよ。そのおかげで次の行動に前向きに動けそうだし、一つ億劫な事が無くなった!」
「そう言っていただけるとありがたいです」
やはりヴァイオレットは優秀だった。これに対しセクハラを働いて辞めさせるなんて、無能な上司もいいところだ。あとそう言えば…
「そろそろ孤児院にもいかなきゃ」
俺が言うとスティーリアが答えてくれる。
「子供達の誰か、嘆願書を書いてくれましたでしょうかね?」
「どうかな。クビディタスに隠れて書いててくれていると良いんだけど」
「そうですね。抑圧された環境では子供達も可哀想ですしね」
‥‥‥まてよ。孤児院の子らの嘆願書………。
「それだ!」
「「「はい?」」」
「ちょっとそちらの調査にもっと力を入れたいと思う。陛下の呼び出しまでには間に合わないかもしれないけど、あの孤児院を出て、働いている子達と会う事は出来ないかな? いろんな職種についてるとは思うけど」
するとスティーリアが俺に言った。
「それでしたら、教会本部に行くと大体のところは分かるかもしれません。まああの司祭が正直に報告を出していればですけど」
まあ確かにアイツは胡散臭い。だけどそこに嘘があればそこを突けるし、嘘が無ければ子供達の就職先が明らかになるはずだ。
「どうやったら調べられるかな?」
「もちろん私では調べる事は叶いませんが、聖女様なら教会本部とはいえ拒否は出来ないと思います。なんでしたら陛下の免罪符を貰ってはいかがでしょう?」
でかした! スティーリア! それだ!
「いい感じ! スティーリアありがとう。ちょっとそっちの方向でやってみよう」
「はい!」
俺達聖女チームに新たな目的が出来た。子供達の就職先を洗い出して、直接子供達に面会して調査するのだ。だけど俺が直接動いて、クビディタスは怪しまないだろうか?
「私が動いたら変に思われないかな?」
すると今度はミリィが言う。
「先ほどのメイドのお話なのですが、聖女様は無傷でワイバーンを撃退した事が広まっております。聖女様のお願いを嫌がる人はないかもしれません!」
うっそ! そんな英雄伝が出ちゃってんの? それは困る! また俺は身動きが取れなくなってしまいそうだし! だけど…まあ利用できるものは何でも利用するしかないか…
「そ、そうなんだ…。あれは騎士達がやったのに」
するとミリィが言った。
「そうなのですか? お話では、聖女様の究極魔法で身動きが出来なくなったワイバーンを、騎士達が安全に駆除したと聞いているようです」
あってる…。そのまんまではあるけど、俺が無傷で撃退した訳ではない。騎士達が居なければ俺は危なかったのだ。
「まあ大体のところはそうなんだけど…まあいいか。とにかく利用できるものは利用していかないと!」
するとヴァイオレットが言った。
「こんなことが可能かどうか分からないのですが…。ワイバーンを撃退したのであれば、聖女様がギルドに登録するというのは可能ですか?」
「えっ?」
「冒険者登録です」
どうだろう? そんな事は考えた事も無かった。そもそもそれにメリットがあるのだろうか?
「それをしたらどうなるの?」
「ギルド員は登録されている冒険者に対し、情報を流してくれるらしいのです。もしかしたら聖女様の欲しがっている情報が取れるかもしれません」
「それだ! でも聖女が冒険者登録ってありかな?」
「すみません。そこまでは分かりかねます」
「誰かギルドに言った事のある人はいないかな?」
するとミリィが言った。
「執事長のアデルナが、時おり薬草採取やネズミ駆除の依頼に行っています」
おおなるほど。あのおばちゃんがギルドに出入りしていると!
「ミリィ。すぐアデルナを呼んできて!」
「はい!」
そしてミリィが書斎を出て言った。ギルドなる物がどんなものか分からないが、教会の孤児達の就職先情報と、ギルドの情報があれば何か糸口がつかめるかもしれない。
八方塞がりだった俺に一筋の光明が差してくるのだった。
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