45 / 59
第二章 聖女改革
第44話 教会本部
しおりを挟む
俺とスティーリアは、訪問の打診をしていた教会本部へと視察に来た。教会全体が腐っているわけではないので、真面目な司祭もたくさんいる。俺達の訪問は真面目な視察と捉えられていて、俺が現れただけで教会の修道士達に緊張が走るのが分かる。俺は既にそれほどの存在になっているのだ。とにかく俺達は作戦遂行のため全力を尽くすまでだ。
「みなさまごきげんよう」
俺が教会に入り、立ち並んだ修道士達に声をかけると、皆堅くなって頭を下げ挨拶を返してくる。普段は教皇と話す事が多く、皆にとってみれば俺は天の上の人だ。カチコチになってしまうのは仕方のない事だろう。そして俺が聖女に転生する直前まで、物凄く堅い人で有名だったため殊更緊張してしまうようだ。
すると俺達の前に修道服を着た顔見知りの老人が近づいて来る。
「これは聖女様。お越しいただきありがとうございます」
声をかけてきたのはメナス枢機卿だった。この枢機卿は真面目な老人で、いつも忙しく仕事をしていた。次期教皇候補の一人として人格者であることは間違いない。だがそれだけ。俺にとってはウザいジジイだ。
「これはメナス枢機卿、お出迎え痛み入ります」
「いやいや。聖女様がおいでになられるとなれば、それ相応の人間がお出迎えしませんと」
「教皇様はいらっしゃらないのですか?」
「本日は王宮へと出向いております」
知ってる。教皇が居ない時を見計って来たんだから。
「それは残念でございます。教皇様とはしばらくゆっくりとお話をしておりませんで、いらっしゃいましたらお話でもと思っておりましたのに」
したくねえけど。
「教皇様も残念がるでしょうね。聖女様とお会いするのをお楽しみになさっているようでしたので」
そうなんだよね…、あの爺さん若い女の子が好きらしくて、俺と話をするのが楽しみらしいんだ。だからこそ、いない時を見計らって来たんだけどね。
「それはそれは光栄です。ですが仕事は仕事、今度お時間がある時にでもお話ができれば」
「そのように申し伝えましょう。それでは若い神父を及びいたします」
「はい」
あとの実務は若い奴にってね。そしてメナス枢機卿の後ろから、若い修道士の男が来た。どう見てもイケメンなので俺の敵だ。短髪の茶色い髪に端正な顔立ち。ウザい。
「それではスフォルツォよ、聖女様のお仕事をお手伝いしてください」
「はい。お任せください」
「ではメナス枢機卿。ご機嫌麗しゅう」
「聖女様も」
俺が挨拶をすると、メナス枢機卿は出迎えの修道士達と共に奥へと下がっていった。残ったスフォルツォ神父が、俺の顔を見て頬を染め指示を待っている。
「神父、私達を書斎に連れていきなさい」
「かしこまりました」
俺達はスフォルツォについて、教会本部の廊下を歩いて行く。すると廊下の向こう側からも大勢の人が列をなしてやって来た。
「あれは見習いです」
俺が聞いてもいないのに、スフォルツォが勝手に説明して来た。だがその修道士見習いを見て俺の顔は綻んだ。集団で来たのは全て若い修道女だったからだ。先頭には厳しそうな顔をしたベテラン尼さんが居て、どうやら尼さんの卵を連れて教会本部を見て回っているようだ。
俺はつい、かわいい修道女達に近づいて声をかけてしまう。
「皆様」
すると先頭に居た超ベテランのおばあちゃんの修道女が、緊張した顔つきで皆に言った。
「皆様! 聖女様ですよ! ご挨拶を! 聖女様おはようございます!」
「「「「「「おはようございます!」」」」」」
あら初々しい。
「おはよう。これからお勉強かな? 頑張って立派な修道士になってください」
将来俺のもとで働くためにね。
「「「「「「はい!」」」」」」
するとベテランの修道女が俺に頭を下げて言う。
「聖女様からのお声がけ、この子達の励みになる事でございましょう」
そうか。それは嬉しい。
「皆さんの中でいつか私の所で働く人が出るかもしれませんね」
すると緊張する若い修道女の顔に少しの綻びが出る。だがベテラン修道女に厳しくされているのか、それ以上に表情に表す事は無かった。
「なんとありがたいお言葉でしょう。皆さんも励んで聖女様のお役に立てるように頑張りましょう」
ベテラン修道女がそう言うと、ひよこちゃん達が大きな返事をした。
「それではこれで」
俺が軽くお辞儀をすると、イケメンのスフォルツォが再び歩き出す。若い修道女の卵たちは、ベテランに連れられて反対側へと歩き去って言った。
するとスフォルツォが言ってくる。
「あの子達も頑張るでしょう。聖女様の元で仕事をするのが夢でしょうから」
「私の所で働くのが夢?」
「ええ。聖女様のお噂は王都中に広がっております。あの子らの何人かは聖女様の噂を聞いて、修道士になろうと思っているのですよ」
「そうなのですね」
「はい」
俺の話が尾ひれはひれがついて大きくなっているのだろう。そのおかげで、彼女達の意識が変わる事は悪い事ではない。ただ…余り俺が偉くなっちゃうと、ソフィアとの距離がどんどん開くのでそれは困る。
「こちらが書斎です」
「はい」
俺達が書斎へ通されると、多くの人間達がせわしなく働いていた。スティーリアのような事務的な事が得意な修道士達だった。教会の中枢なので各地の教会の取りまとめがここでなされているのだ。
「それではスフォルツォ神父。私が必要としているのは、孤児院に関する情報です。そちらの課に連れていきなさい」
「はい」
スフォルツォについて行くと、こじんまりとした部屋へと通される。どうやら孤児院は教会とは別の扱いになっているようだ。俺とスティーリアはスフォルツォについて中に入っていく。
「こちらで孤児院の情報が見られます」
「わかりました。それでは私達が呼ぶまで、席を外してくださってよろしいですよ」
「えっ?」
なんだよ。聞こえなかったのかよ! 聞き返すんじゃねぇ!
「スフォルツォ神父もお忙しいでしょうから、私達におかまいなく仕事をしてください」
「はは…。失礼ながら、これが仕事です」
あ、そうなんだ。案内役としてずっとついてろって言われてるのね。邪魔くせえ。
「なら私達は調べ物をしますので、貴方は邪魔にならないように端の席に座っていてくださいますか? 必要ならお声がけします」
「わかりました」
スフォルツォは素直に従って、端の方の席に座った。
「さてスティーリアやりますか」
「はい」
俺達が部屋の奥に入っていくと、数名の座って仕事をしていた人らが立ち上がる。
「あ、そのままお仕事をお続けください。私達はちょっと調べ物をするだけです。仕事の邪魔にならないようにしますので、お気になさらぬようにお願いします」
俺がそう言うと、事務官らはコクリと頭を下げて、再び仕事に取り掛かり始めた。
「さてと、孤児院の書類はと…」
するとスティーリアが見つけて俺に報告してくる。
「聖女様。この一角です」
スティーリアに言われた場所に行くと、棚いっぱいにをまとめた束が並べられていた。
正直多いな…まあそりゃそうか。だけど俺達が知りたいのはただ一つ、クビディタスの経営する孤児院の報告書のみ。
「ありました」
流石はスティーリア仕事が早い。
「ありがとう」
どれどれ? 俺は早速その冊子をめくり始めた。そこには孤児院の金の流れや、経費がどれくらいかかっているかなどが記されている。一通り見るがその冊子には経営に関する内容しか記されていなかった。
「なるほどね。これだけ見ると質素な孤児院みたいだ」
「そのようです。あの羽振りの良いクビディタス司祭の雰囲気から想像できませんね」
そして俺とスティーリアが目配せをして頷く。
「おそらく…」
その回りには仕事をしている司祭がいるので、公に話をすることは出来ない。
「そしてこちらが…」
スティーリアが出して来たのは、孤児院のこれまでの子供達の名簿だった。それらがどんな感じなのか? 俺が見たいのはこの冊子だ。
「ふむ…」
「おかしいですね」
「名簿の数と働きに出た子の数が合わない」
「冒険者になった、商人の小間使いとして働いている、キッチンメイドになった子もいるようです」
まあこれだけ見るとまともな孤児院だ。きちんと教育して世に送り出している事が分かる。だが名簿の総数と、就職して出て言った子供の数が全く合わないのだ。
「と言う事は、後は中で働かせているって事か?」
「そうであればいいのですが」
「何の仕事をしているかだね」
「はい」
その冊子の表面上の情報からは、凄く健全な孤児院経営しているように見えるが、総合的な数の異常値を俺達は見逃さなかった。決定打ではないが、そのおかしな数字からするとクビディタスが何かをやっている事は確かだった。
「まあ噂通りかもね」
「はい」
そして俺達はその後も他の冊子を確認し、更に違う孤児院との比較などをしていよいよ核心に至るのだった。分かった事は何かがおかしいと言う事。それが分かっただけでも良しとするしかない。俺とスティーリアは半日をかけて洗い出しをした。
仕事を終えてスフォルツォに声がけをする。
「スフォルツォ神父」
「はい! やはり熱心に仕事をされるのですね! 噂通りです」
おべっかなどつかいやがって、キモイ。
「さて、私達は今日はこれで帰ります。教皇様及びメナス枢機卿によろしくお伝えください」
「はい! 確かに!」
そして俺とスティーリアは教会本部を後にするのだった。
「みなさまごきげんよう」
俺が教会に入り、立ち並んだ修道士達に声をかけると、皆堅くなって頭を下げ挨拶を返してくる。普段は教皇と話す事が多く、皆にとってみれば俺は天の上の人だ。カチコチになってしまうのは仕方のない事だろう。そして俺が聖女に転生する直前まで、物凄く堅い人で有名だったため殊更緊張してしまうようだ。
すると俺達の前に修道服を着た顔見知りの老人が近づいて来る。
「これは聖女様。お越しいただきありがとうございます」
声をかけてきたのはメナス枢機卿だった。この枢機卿は真面目な老人で、いつも忙しく仕事をしていた。次期教皇候補の一人として人格者であることは間違いない。だがそれだけ。俺にとってはウザいジジイだ。
「これはメナス枢機卿、お出迎え痛み入ります」
「いやいや。聖女様がおいでになられるとなれば、それ相応の人間がお出迎えしませんと」
「教皇様はいらっしゃらないのですか?」
「本日は王宮へと出向いております」
知ってる。教皇が居ない時を見計って来たんだから。
「それは残念でございます。教皇様とはしばらくゆっくりとお話をしておりませんで、いらっしゃいましたらお話でもと思っておりましたのに」
したくねえけど。
「教皇様も残念がるでしょうね。聖女様とお会いするのをお楽しみになさっているようでしたので」
そうなんだよね…、あの爺さん若い女の子が好きらしくて、俺と話をするのが楽しみらしいんだ。だからこそ、いない時を見計らって来たんだけどね。
「それはそれは光栄です。ですが仕事は仕事、今度お時間がある時にでもお話ができれば」
「そのように申し伝えましょう。それでは若い神父を及びいたします」
「はい」
あとの実務は若い奴にってね。そしてメナス枢機卿の後ろから、若い修道士の男が来た。どう見てもイケメンなので俺の敵だ。短髪の茶色い髪に端正な顔立ち。ウザい。
「それではスフォルツォよ、聖女様のお仕事をお手伝いしてください」
「はい。お任せください」
「ではメナス枢機卿。ご機嫌麗しゅう」
「聖女様も」
俺が挨拶をすると、メナス枢機卿は出迎えの修道士達と共に奥へと下がっていった。残ったスフォルツォ神父が、俺の顔を見て頬を染め指示を待っている。
「神父、私達を書斎に連れていきなさい」
「かしこまりました」
俺達はスフォルツォについて、教会本部の廊下を歩いて行く。すると廊下の向こう側からも大勢の人が列をなしてやって来た。
「あれは見習いです」
俺が聞いてもいないのに、スフォルツォが勝手に説明して来た。だがその修道士見習いを見て俺の顔は綻んだ。集団で来たのは全て若い修道女だったからだ。先頭には厳しそうな顔をしたベテラン尼さんが居て、どうやら尼さんの卵を連れて教会本部を見て回っているようだ。
俺はつい、かわいい修道女達に近づいて声をかけてしまう。
「皆様」
すると先頭に居た超ベテランのおばあちゃんの修道女が、緊張した顔つきで皆に言った。
「皆様! 聖女様ですよ! ご挨拶を! 聖女様おはようございます!」
「「「「「「おはようございます!」」」」」」
あら初々しい。
「おはよう。これからお勉強かな? 頑張って立派な修道士になってください」
将来俺のもとで働くためにね。
「「「「「「はい!」」」」」」
するとベテランの修道女が俺に頭を下げて言う。
「聖女様からのお声がけ、この子達の励みになる事でございましょう」
そうか。それは嬉しい。
「皆さんの中でいつか私の所で働く人が出るかもしれませんね」
すると緊張する若い修道女の顔に少しの綻びが出る。だがベテラン修道女に厳しくされているのか、それ以上に表情に表す事は無かった。
「なんとありがたいお言葉でしょう。皆さんも励んで聖女様のお役に立てるように頑張りましょう」
ベテラン修道女がそう言うと、ひよこちゃん達が大きな返事をした。
「それではこれで」
俺が軽くお辞儀をすると、イケメンのスフォルツォが再び歩き出す。若い修道女の卵たちは、ベテランに連れられて反対側へと歩き去って言った。
するとスフォルツォが言ってくる。
「あの子達も頑張るでしょう。聖女様の元で仕事をするのが夢でしょうから」
「私の所で働くのが夢?」
「ええ。聖女様のお噂は王都中に広がっております。あの子らの何人かは聖女様の噂を聞いて、修道士になろうと思っているのですよ」
「そうなのですね」
「はい」
俺の話が尾ひれはひれがついて大きくなっているのだろう。そのおかげで、彼女達の意識が変わる事は悪い事ではない。ただ…余り俺が偉くなっちゃうと、ソフィアとの距離がどんどん開くのでそれは困る。
「こちらが書斎です」
「はい」
俺達が書斎へ通されると、多くの人間達がせわしなく働いていた。スティーリアのような事務的な事が得意な修道士達だった。教会の中枢なので各地の教会の取りまとめがここでなされているのだ。
「それではスフォルツォ神父。私が必要としているのは、孤児院に関する情報です。そちらの課に連れていきなさい」
「はい」
スフォルツォについて行くと、こじんまりとした部屋へと通される。どうやら孤児院は教会とは別の扱いになっているようだ。俺とスティーリアはスフォルツォについて中に入っていく。
「こちらで孤児院の情報が見られます」
「わかりました。それでは私達が呼ぶまで、席を外してくださってよろしいですよ」
「えっ?」
なんだよ。聞こえなかったのかよ! 聞き返すんじゃねぇ!
「スフォルツォ神父もお忙しいでしょうから、私達におかまいなく仕事をしてください」
「はは…。失礼ながら、これが仕事です」
あ、そうなんだ。案内役としてずっとついてろって言われてるのね。邪魔くせえ。
「なら私達は調べ物をしますので、貴方は邪魔にならないように端の席に座っていてくださいますか? 必要ならお声がけします」
「わかりました」
スフォルツォは素直に従って、端の方の席に座った。
「さてスティーリアやりますか」
「はい」
俺達が部屋の奥に入っていくと、数名の座って仕事をしていた人らが立ち上がる。
「あ、そのままお仕事をお続けください。私達はちょっと調べ物をするだけです。仕事の邪魔にならないようにしますので、お気になさらぬようにお願いします」
俺がそう言うと、事務官らはコクリと頭を下げて、再び仕事に取り掛かり始めた。
「さてと、孤児院の書類はと…」
するとスティーリアが見つけて俺に報告してくる。
「聖女様。この一角です」
スティーリアに言われた場所に行くと、棚いっぱいにをまとめた束が並べられていた。
正直多いな…まあそりゃそうか。だけど俺達が知りたいのはただ一つ、クビディタスの経営する孤児院の報告書のみ。
「ありました」
流石はスティーリア仕事が早い。
「ありがとう」
どれどれ? 俺は早速その冊子をめくり始めた。そこには孤児院の金の流れや、経費がどれくらいかかっているかなどが記されている。一通り見るがその冊子には経営に関する内容しか記されていなかった。
「なるほどね。これだけ見ると質素な孤児院みたいだ」
「そのようです。あの羽振りの良いクビディタス司祭の雰囲気から想像できませんね」
そして俺とスティーリアが目配せをして頷く。
「おそらく…」
その回りには仕事をしている司祭がいるので、公に話をすることは出来ない。
「そしてこちらが…」
スティーリアが出して来たのは、孤児院のこれまでの子供達の名簿だった。それらがどんな感じなのか? 俺が見たいのはこの冊子だ。
「ふむ…」
「おかしいですね」
「名簿の数と働きに出た子の数が合わない」
「冒険者になった、商人の小間使いとして働いている、キッチンメイドになった子もいるようです」
まあこれだけ見るとまともな孤児院だ。きちんと教育して世に送り出している事が分かる。だが名簿の総数と、就職して出て言った子供の数が全く合わないのだ。
「と言う事は、後は中で働かせているって事か?」
「そうであればいいのですが」
「何の仕事をしているかだね」
「はい」
その冊子の表面上の情報からは、凄く健全な孤児院経営しているように見えるが、総合的な数の異常値を俺達は見逃さなかった。決定打ではないが、そのおかしな数字からするとクビディタスが何かをやっている事は確かだった。
「まあ噂通りかもね」
「はい」
そして俺達はその後も他の冊子を確認し、更に違う孤児院との比較などをしていよいよ核心に至るのだった。分かった事は何かがおかしいと言う事。それが分かっただけでも良しとするしかない。俺とスティーリアは半日をかけて洗い出しをした。
仕事を終えてスフォルツォに声がけをする。
「スフォルツォ神父」
「はい! やはり熱心に仕事をされるのですね! 噂通りです」
おべっかなどつかいやがって、キモイ。
「さて、私達は今日はこれで帰ります。教皇様及びメナス枢機卿によろしくお伝えください」
「はい! 確かに!」
そして俺とスティーリアは教会本部を後にするのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
SSS級の絶世の超絶美少女達がやたらと俺にだけ見え見えな好意を寄せてくる件について。〜絶対に俺を攻略したいSSS級の美少女たちの攻防戦〜
沢田美
恋愛
「ごめんね、八杉くん」
中学三年の夏祭り。一途な初恋は、花火と共に儚く散った。
それ以来、八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は誓った。「高校では恋愛なんて面倒なものとは無縁の、平穏なオタク生活を送る」と。
だが、入学した紫水高校には《楽園の世代》と呼ばれる四人のSSS級美少女――通称《四皇》が君臨していた。
• 距離感バグり気味の金髪幼馴染・神行胱。
• 圧倒的カリスマで「恋の沼」に突き落とす銀髪美少女・銀咲明日香。
• 無自覚に男たちの初恋を奪う、おっとりした「女神」・足立模。
• オタクにも優しい一万年に一人の最高ギャル・川瀬優里。
恋愛から距離を置きたい裕一の願いも虚しく、彼女たちはなぜか彼にだけ、見え見えな好意を寄せ始める。
教室での「あーん」に、放課後のアニメイトでの遭遇、さらには女神からの「一緒にホラー漫画を買いに行かない?」というお誘いまで。
「俺の身にもなれ! 荷が重すぎるんだよ!」
鋼の意志でスルーしようとする裕一だが、彼女たちの純粋で猛烈なアプローチは止まらない。
恋愛拒否気味な少年と、彼を絶対に攻略したい最強美少女たちの、ちょっと面倒で、でも最高に心地よい「激推し」ラブコメ、開幕!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
転生先は男女比50:1の世界!?
4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。
「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」
デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・
どうなる!?学園生活!!
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
ストーカーから逃げ切ったつもりが、今度はヤンデレ騎士団に追われています。
由汰のらん
恋愛
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる