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第二章 聖女改革
第45話 冒険者ギルドに行ってみた
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俺とスティーリアが乗る馬車は、教会本部を出た後ですぐに王都の中心部へと向かった。もちろん昨日、話に出ていた冒険者ギルドに向かう為だ。王都内では護衛無しで自由に動く事が出来るが、普段よりも衛兵の数が多いのは俺を襲ったテイマーの一件があるからだ。
「厳重だね」
「そのようです。ですがこれは聖女様をお守りする為、致し方のない事です。襲撃の危険性があるとはっきりしたことで、騎士団にも活が入ったのではないでしょうか?」
「そうだね。いつまでも帝国に勝った勝利の美酒に酔っていてはいけない。仮想敵国や帝国そのものが暗躍している可能性があるからね。彼らにはもっとたくさん仕事してもらわないと。って言うかスティーリアに命がけでつきあわせて申し訳ない」
「何をおっしゃいますか! いざという時は私が身を挺してお守りするのです! その様な事は気になさらずにお願いいたしたく思います!」
いやいや。俺はいざとなったら電撃ビリビリだっちゃ!攻撃をするよ。それで時間を稼いで、騎士団の屯所にでも駆け込むさ。
「いいえ。スティーリアは私が守る、だから心配しないで」
「いえ、私を盾にお逃げ下さい」
うわぁ…かわいい。なんでこんな献身的に俺に尽くしてくれるの? 好き! でも…だめだめ。
「なら、その時は一緒に逃げるって事でいい?」
「わかりました。その時が来たらそうします!」
まあ俺がスティーリアに指一本触れさせないけどね。そして俺達の乗る馬車はギルド前へと到着した。ここは人通りも多く、そもそもがギルドに馬車で乗り付ける高貴な身分の人はいない。だが俺はまるでタクシーのように、ギルド前に馬車を乗り付けるのだった。
「人が多いね」
「お気をつけて」
「そうだね」
そして俺達が馬車から降りると、すぐに男が声をかけてきた。声をかけてきたのはちょうどそこにいた衛兵だった。
「いきなりギルドに馬車が乗りつけられたと思ったら! せ、聖女様でしたか! 何故このような所に?」
「ギルドに用事がある。君らは仕事をしなさい」
「我々の仕事の第一目的は、聖女様の御身を護る事であります! そして第二に王都に不審な者が入っていないかを探る事。目の前に護衛対象が現れたからには、ご一緒させていただきます!」
何てまじめな男だろう。暑っ苦しくてウザい事この上ない。だが追っ払う事も出来ないので、俺はそいつをさせるがままにすることにした。
「私達の邪魔はするな」
「は!」
そして俺とスティーリアはギルドの扉を開く。開いた瞬間に中から物凄く騒がしい雰囲気が伝わって来た。恐らく気性の荒い奴らがいっぱいいるのだろう。荒々しくてうるさい会話や、笑い声、怒号までが聞こえてくるのだった。
俺がスティーリアに言う。
「入ります」
「は、はい…」
スティーリアがその雰囲気を怖がっているようだ。無理もない、こんな荒くれだらけの建物の中に入るには俺達は場違いだ。後ろに衛兵がついて来ているのが、せめてもの救いかもしれない。
ところが、俺達が中に入った途端…水をうったようにシン…とした。話し声の一つも聞こえない。俺が気にすることなく中へ進んでいくと、スティーリアが後ろをちょこちょこと付いて来る。そして騎士がその後ろをガシャガシャと鎧の音を立ててついて来た。
するとテーブルで飲んでいた一人の男が言う。
「なんだぁ…、えれえ別嬪が入って来たぞぉ!」
「本当だぁ…なんとも言えねえ女だなあ。あんな女を…」
そんな酔っ払いの会話に割って入るように、一人の屈強な皮の鎧を着た男が言った。
「ばかやろう! お前ら飲みすぎだぞ! よく見ろ!」
「はぁ?~」
酔っ払いの男の目の焦点があって来た。そしてそいつは俺の事をジーっと見つめている。くっそキモイ! 男が俺をじっと見るなんて死刑に値する!
「あ…ワイバーン殺しの…」
「見るな! お前も!」
「あ、ああ…そうだな」
「や、ヤベエ…」
突然、男達が静かになった。よく見るとギルド内には屈強な男達に混ざって、露出度の高い服を着た女戦士もいる。あとローブを着て長い魔法の杖を持った女の子らしきものもいた。また大きな荷物を抱えた荷物持ちの女などもいる。よく見てみると五分の一は女だった。
ここは、結構女の働き口がある所なんだな。俺は冒険者ギルドといったら、てっきりさっきの飲んだくれのような奴ばかりだと思っていた。
ギルドのホール内に俺とスティーリアの足音と、ガシャガシャと俺について来る衛兵の鎧の音だけが鳴った。そして俺達は受付の列の一番最後に立つ。
「え…」
前に並んでる奴が、俺に気が付いたとたんに驚いている。そして次に言ったのが
「ど、どうぞお先に」
なんか順番を譲ってくれた。
「あ、どうも」
そして俺がその前に進むと、そのまた前の奴が俺に道を譲る。
「どうぞ…」
「すみませんね」
そんな感じにしていたら、なんと受付の先頭まで道を譲られてしまった。何かすっごく気のいい奴らのような気がしてきた。もしかしたらここにいる奴らは、初心者に優しいのかもしれない。俺がそのまま受付に行くと、今手続きをしていた男が振り向いて俺にぺこりと頭を下げる。
「あ、あの! お先にどうぞ!」
「えっ?」
いや、流石に手続き中だろうし、それが終わってからでもいいんだけど。
「あ、お先にどうぞ」
「いえいえ、俺は次でいいんで」
「あっそ」
そしてすぐに俺達の番が周って来た。すると受付嬢が頭を下げたまま、俺達に声をかけて来る。
「割り込みはダメですよ」
ほらみろ! 怒られたじゃないか! 俺達は普通に後ろに並んで立ってたのに!
すると手続きをしていた冒険者のおっさんが、受付のお姉さんに言った。
「お、おい! メルフィー!」
「なに?」
そう言ってメルフィーと呼ばれた女が顔をあげる。俺と目が合ったのでとりあえず挨拶をしておく。
「ごきげんよう」
「あ、あ、あ、あの! せ、聖女様であらせられますか?」
「そうだけど。ごめんね順番を守らなかったわけではなかったのに」
すると青い顔をしたメルフィーが脱兎のごとく、受付を離れ階段を駆け上がって行ってしまった。俺が周りをみると、皆が息をのんで俺達の行動を凝視している。なんでこんなに注目を受けているのか知らんが、とにかくギルド内がシーンとしてしまっている。
なんか気まずい。こういう時、何か言った方が良いんだろうか?
「あー、皆さんの邪魔をするつもりはございません。ちょっとギルドに用があったので来てみたのです。もしかしたら皆さんにお伺いする事もあるかもしれませんが、とりあえずいつもの通りにしてくださってよろしいのですよ」
シーン。
えっ? なに? 聞こえなかった?
ドタドタドタドタ!
「あ、あの! 聖女様! こ、こちらへ」
厳つい男が、いきなり階段から駆け下りて来て俺に声をかけて来た。
「えっと、あなたは?」
「は、はい! ヒストリア王国本部のギルドマスターをさせております。ビアレス・ガトルと申します! と、とにかく上に応接室が御座いますので!」
「わかりました」
そして俺は後ろを振り向いて皆に伝える。
「えー、お騒がせしました。それでは皆様、日常運転でよろしくお願いします」
そう言って俺はギルドマスターについて、階段を上っていくのだった。俺達が応接室の前に到着すると、ここまでついて来た衛兵が一歩下がる。
「それではギルドマスターにも会えたことですし、私の護衛はここまでとさせていただきます」
「ああ、ご苦労さん」
衛兵は礼をして階段を下りていくのだった。それを確認しギルドマスターに向き直り頭を下げる。
「すみませんね。突然の訪問でこんなことになってしまって」
「い、いえ。ともかく中へ!」
そして俺達が応接室に入ると、ビアレスはドアの外に向かって声を張り上げる。
「お、お茶を出してくれ! そしてすぐに茶菓子を買いに行ってこい!」
ドタドタドタドタ! 廊下の向こう側で音がした。指示を受けてパシリが買いに行ったのだろう。とにかく俺達はビアレスに誘導されて、ふっかふかのソファーに座らせられる。そして対面の末席にビアレスが座り頭を下げて来た。
「ぎ、ギルドで何か粗相が御座いましたか? 冒険者は迷惑などかけませんでしたか!」
「特段そんなことはなかったけど。とにかく今日は用件があってきました」
「よ、用件? 聖女様が? ギルドに?」
「そうです。ちょっと小耳にはさんだのですが、ギルドに冒険者登録するといろんな情報が聞けるとか?」
「そ、その通りです。ランクごとにもらえる情報が違っては来ますが、それぞれの活動に必要な情報を渡しています!」
なるほどなるほど。やはり情報通りだ。って事は俺も冒険者登録をすれば教えてもらえるって事だな。すぐに事務手続きしてもらおう。
「なら、話は早い。冒険者登録します」
「へっ?」
「あの、冒険者登録」
「どちら様が?」
「私」
…………
「‥‥‥はっ?」
「だから冒険者登録をと思いましてね?」
「ぇえっぇぇええええええええ!!!!」
何かマズい事を言ったのだろうか。ビアレスは顎が外れそうなほど口を開いて驚いている。俺は冒険者登録して、いろいろと情報が欲しいだけなのだが…。ちょっと場違いな感じなのかもと思い始めていた。そしてビアレスはポカンとした顔のまま固まってしまい、次の言葉を見失ってしまったようだった。
ああめんどい。あんまり有名になっちゃうとこういうところでつまずくんだよなあ…
俺はギルドに気軽に来てしまった事を後悔しつつあった。もっと他の手段か段取りがあったのかもしれない。だが来てしまった物はしょうがない、ここは突き進むしかないだろう。
「厳重だね」
「そのようです。ですがこれは聖女様をお守りする為、致し方のない事です。襲撃の危険性があるとはっきりしたことで、騎士団にも活が入ったのではないでしょうか?」
「そうだね。いつまでも帝国に勝った勝利の美酒に酔っていてはいけない。仮想敵国や帝国そのものが暗躍している可能性があるからね。彼らにはもっとたくさん仕事してもらわないと。って言うかスティーリアに命がけでつきあわせて申し訳ない」
「何をおっしゃいますか! いざという時は私が身を挺してお守りするのです! その様な事は気になさらずにお願いいたしたく思います!」
いやいや。俺はいざとなったら電撃ビリビリだっちゃ!攻撃をするよ。それで時間を稼いで、騎士団の屯所にでも駆け込むさ。
「いいえ。スティーリアは私が守る、だから心配しないで」
「いえ、私を盾にお逃げ下さい」
うわぁ…かわいい。なんでこんな献身的に俺に尽くしてくれるの? 好き! でも…だめだめ。
「なら、その時は一緒に逃げるって事でいい?」
「わかりました。その時が来たらそうします!」
まあ俺がスティーリアに指一本触れさせないけどね。そして俺達の乗る馬車はギルド前へと到着した。ここは人通りも多く、そもそもがギルドに馬車で乗り付ける高貴な身分の人はいない。だが俺はまるでタクシーのように、ギルド前に馬車を乗り付けるのだった。
「人が多いね」
「お気をつけて」
「そうだね」
そして俺達が馬車から降りると、すぐに男が声をかけてきた。声をかけてきたのはちょうどそこにいた衛兵だった。
「いきなりギルドに馬車が乗りつけられたと思ったら! せ、聖女様でしたか! 何故このような所に?」
「ギルドに用事がある。君らは仕事をしなさい」
「我々の仕事の第一目的は、聖女様の御身を護る事であります! そして第二に王都に不審な者が入っていないかを探る事。目の前に護衛対象が現れたからには、ご一緒させていただきます!」
何てまじめな男だろう。暑っ苦しくてウザい事この上ない。だが追っ払う事も出来ないので、俺はそいつをさせるがままにすることにした。
「私達の邪魔はするな」
「は!」
そして俺とスティーリアはギルドの扉を開く。開いた瞬間に中から物凄く騒がしい雰囲気が伝わって来た。恐らく気性の荒い奴らがいっぱいいるのだろう。荒々しくてうるさい会話や、笑い声、怒号までが聞こえてくるのだった。
俺がスティーリアに言う。
「入ります」
「は、はい…」
スティーリアがその雰囲気を怖がっているようだ。無理もない、こんな荒くれだらけの建物の中に入るには俺達は場違いだ。後ろに衛兵がついて来ているのが、せめてもの救いかもしれない。
ところが、俺達が中に入った途端…水をうったようにシン…とした。話し声の一つも聞こえない。俺が気にすることなく中へ進んでいくと、スティーリアが後ろをちょこちょこと付いて来る。そして騎士がその後ろをガシャガシャと鎧の音を立ててついて来た。
するとテーブルで飲んでいた一人の男が言う。
「なんだぁ…、えれえ別嬪が入って来たぞぉ!」
「本当だぁ…なんとも言えねえ女だなあ。あんな女を…」
そんな酔っ払いの会話に割って入るように、一人の屈強な皮の鎧を着た男が言った。
「ばかやろう! お前ら飲みすぎだぞ! よく見ろ!」
「はぁ?~」
酔っ払いの男の目の焦点があって来た。そしてそいつは俺の事をジーっと見つめている。くっそキモイ! 男が俺をじっと見るなんて死刑に値する!
「あ…ワイバーン殺しの…」
「見るな! お前も!」
「あ、ああ…そうだな」
「や、ヤベエ…」
突然、男達が静かになった。よく見るとギルド内には屈強な男達に混ざって、露出度の高い服を着た女戦士もいる。あとローブを着て長い魔法の杖を持った女の子らしきものもいた。また大きな荷物を抱えた荷物持ちの女などもいる。よく見てみると五分の一は女だった。
ここは、結構女の働き口がある所なんだな。俺は冒険者ギルドといったら、てっきりさっきの飲んだくれのような奴ばかりだと思っていた。
ギルドのホール内に俺とスティーリアの足音と、ガシャガシャと俺について来る衛兵の鎧の音だけが鳴った。そして俺達は受付の列の一番最後に立つ。
「え…」
前に並んでる奴が、俺に気が付いたとたんに驚いている。そして次に言ったのが
「ど、どうぞお先に」
なんか順番を譲ってくれた。
「あ、どうも」
そして俺がその前に進むと、そのまた前の奴が俺に道を譲る。
「どうぞ…」
「すみませんね」
そんな感じにしていたら、なんと受付の先頭まで道を譲られてしまった。何かすっごく気のいい奴らのような気がしてきた。もしかしたらここにいる奴らは、初心者に優しいのかもしれない。俺がそのまま受付に行くと、今手続きをしていた男が振り向いて俺にぺこりと頭を下げる。
「あ、あの! お先にどうぞ!」
「えっ?」
いや、流石に手続き中だろうし、それが終わってからでもいいんだけど。
「あ、お先にどうぞ」
「いえいえ、俺は次でいいんで」
「あっそ」
そしてすぐに俺達の番が周って来た。すると受付嬢が頭を下げたまま、俺達に声をかけて来る。
「割り込みはダメですよ」
ほらみろ! 怒られたじゃないか! 俺達は普通に後ろに並んで立ってたのに!
すると手続きをしていた冒険者のおっさんが、受付のお姉さんに言った。
「お、おい! メルフィー!」
「なに?」
そう言ってメルフィーと呼ばれた女が顔をあげる。俺と目が合ったのでとりあえず挨拶をしておく。
「ごきげんよう」
「あ、あ、あ、あの! せ、聖女様であらせられますか?」
「そうだけど。ごめんね順番を守らなかったわけではなかったのに」
すると青い顔をしたメルフィーが脱兎のごとく、受付を離れ階段を駆け上がって行ってしまった。俺が周りをみると、皆が息をのんで俺達の行動を凝視している。なんでこんなに注目を受けているのか知らんが、とにかくギルド内がシーンとしてしまっている。
なんか気まずい。こういう時、何か言った方が良いんだろうか?
「あー、皆さんの邪魔をするつもりはございません。ちょっとギルドに用があったので来てみたのです。もしかしたら皆さんにお伺いする事もあるかもしれませんが、とりあえずいつもの通りにしてくださってよろしいのですよ」
シーン。
えっ? なに? 聞こえなかった?
ドタドタドタドタ!
「あ、あの! 聖女様! こ、こちらへ」
厳つい男が、いきなり階段から駆け下りて来て俺に声をかけて来た。
「えっと、あなたは?」
「は、はい! ヒストリア王国本部のギルドマスターをさせております。ビアレス・ガトルと申します! と、とにかく上に応接室が御座いますので!」
「わかりました」
そして俺は後ろを振り向いて皆に伝える。
「えー、お騒がせしました。それでは皆様、日常運転でよろしくお願いします」
そう言って俺はギルドマスターについて、階段を上っていくのだった。俺達が応接室の前に到着すると、ここまでついて来た衛兵が一歩下がる。
「それではギルドマスターにも会えたことですし、私の護衛はここまでとさせていただきます」
「ああ、ご苦労さん」
衛兵は礼をして階段を下りていくのだった。それを確認しギルドマスターに向き直り頭を下げる。
「すみませんね。突然の訪問でこんなことになってしまって」
「い、いえ。ともかく中へ!」
そして俺達が応接室に入ると、ビアレスはドアの外に向かって声を張り上げる。
「お、お茶を出してくれ! そしてすぐに茶菓子を買いに行ってこい!」
ドタドタドタドタ! 廊下の向こう側で音がした。指示を受けてパシリが買いに行ったのだろう。とにかく俺達はビアレスに誘導されて、ふっかふかのソファーに座らせられる。そして対面の末席にビアレスが座り頭を下げて来た。
「ぎ、ギルドで何か粗相が御座いましたか? 冒険者は迷惑などかけませんでしたか!」
「特段そんなことはなかったけど。とにかく今日は用件があってきました」
「よ、用件? 聖女様が? ギルドに?」
「そうです。ちょっと小耳にはさんだのですが、ギルドに冒険者登録するといろんな情報が聞けるとか?」
「そ、その通りです。ランクごとにもらえる情報が違っては来ますが、それぞれの活動に必要な情報を渡しています!」
なるほどなるほど。やはり情報通りだ。って事は俺も冒険者登録をすれば教えてもらえるって事だな。すぐに事務手続きしてもらおう。
「なら、話は早い。冒険者登録します」
「へっ?」
「あの、冒険者登録」
「どちら様が?」
「私」
…………
「‥‥‥はっ?」
「だから冒険者登録をと思いましてね?」
「ぇえっぇぇええええええええ!!!!」
何かマズい事を言ったのだろうか。ビアレスは顎が外れそうなほど口を開いて驚いている。俺は冒険者登録して、いろいろと情報が欲しいだけなのだが…。ちょっと場違いな感じなのかもと思い始めていた。そしてビアレスはポカンとした顔のまま固まってしまい、次の言葉を見失ってしまったようだった。
ああめんどい。あんまり有名になっちゃうとこういうところでつまずくんだよなあ…
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