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第28話
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翌日の刈谷悠司なる御剣家の遠縁の男は京哉曰くダークホースで、ジーンズとTシャツに革のジャケットというラフな姿でやってきた。そうして開口一番、
『俺、しあさってはバンドのライヴがあるんだよな。彼女もいるし』
と、のたまった。そのあとは霧島も交えてカードゲームを二時間ほど繰り広げてから帰って行った。なかなかに爽やかな青年だった。
妻問いの最終日である三日目になると、京哉は朝から着せられている緋袴にも状況にも慣れてきて、夕食を済ませるなり宮司から呼び出されても、もうビビることはなかった。
白藤市内の宮司本宅からせかせかと幣殿にやってきた宮司とはタバネも一緒に顔を合わせたので焦る必要もなかった。宮司は病身という話だったが、胃でも病んでいるのか鶴のように痩せこけた男で、気も早く『妻の心得』などをひとしきり唸ったが京哉は聞き流すのみである。
せかせかと帰ってゆく宮司を三人で見送った。
寝不足で欠伸を噛み殺しながら、京哉はかがり火に薪をくべるタバネに訊く。
「やっぱり首相の息子が本命なんですね?」
「向坂ですとこちらが食われる恐れがありますし刈谷は単なる当て馬です。滝本秀明氏は総理になる前から御剣の後ろ盾、今の政界は現総理から風が吹いている状態ですから」
「じゃあ透夜は首相の息子、滝本静と結婚しちゃうんですね?」
「滝本静氏は七光りだけでなく、その若さにも関わらず当選二回を果たしている与党議員ですから透夜様のお相手として不足はありません」
「ならば今夜の滝本の相手も透夜にさせればいい」
そう言って霧島は薪を火に放り込む。赤い火の粉が散った。
「そこまで逃げさせておいて『不足はない』は、却って残酷ではないのか?」
霧島の不機嫌が分からないという風にタバネは京哉に助けを求める。
「だからですね、タバネのお膳立てで透夜が他人と結婚したいかどうか、自明の理でしょう。透夜が望まないことはタバネも望まない……そうじゃなかったんですか?」
「そうですね」
「透夜はタバネのことを、タバネだって透夜のことを好きなんでしょう?」
「……そう、ですね」
「なのにタバネは宮司さんの命令だけ聞いて自分は何もせずに、透夜を誰かにあげちゃうんですか? このままじゃ誰かに盗られちゃうんですよ?」
薪を手にしたままタバネは深くうなだれた。
「わたくしではメリットがありません。妻問いにわたくしも加えて頂けるよう宮司にお願いをしたのですが、許可が下りませんでした」
「許可も何もどっちもいい大人だろう、さっさと既成事実を公表してしまえばいい」
ギョッとした顔でタバネが霧島を振り返る。京哉は苦笑した。
「確かに普通の人以上に透夜のそれは重大な意味を持つし、効果覿面ですよね」
「面白がらないで下さい。透夜さまにスキャンダルは禁物なのですよ」
「では何故手を出したんだ? 応えてやりたかったのだろう? なのに今更、馬鹿親父とグルで他の男を薦めるとは残酷もいいところ、貴様も男として呆れた馬鹿だな」
「昨日は……透夜さまに泣かれてしまいました」
「それはごちそうさんだが、よく考えるんだな。……透夜の別宅に帰れ、時間だ」
腕時計を見れば時刻は二十三時半、もう幣殿付近で喋っていては拙い。
タバネを追い返して京哉は表のきざはしから霧島は裏手から幣殿内に上がった。
こうして待つのも三日目だが今夜は初めて月のない晩だった。分厚い雲に隠されている。外灯は間遠で赤々と燃えるかがり火だけがぼうっと闇に浮いているようだ。
相対的に暗く沈んだような御簾内で京哉は寒気を感じて身を震わせる。冷え込んできていた。また霧島がコートを脱いで肩から被せてくれる。
暫し褥に並んで座って寄り添っているうちに幣殿の屋根を雨が叩き始めた。それは瞬く間に激しい風雨となって御簾とかがり火を揺らし出す。雷鳴が轟き、時折の雷光で御簾内がくっきりと照らし出された。京哉は霧島の横顔に囁く。
「本当に冬の嵐になっちゃいましたね。すっごい音」
「これで首相の息子が諦めて撤退してくれたら儲けものなんだがな」
「それじゃあ、いつまで待ってたらいいのか分からないじゃないですか」
「それもそうだな。顔だけ出して帰ってくれるのが理想か……来たか?」
何かの気配がして霧島は耳をすませ目を凝らしたが、滝本氏はまだのようだ。
「それにしてもすごい雷、これも昼間ニュースでやってた低気圧のせいですかね?」
「シベリアから南下したマイナス三十度の寒気団で、北の方は雪で大変らしい」
「そっか……忍さん」
「ん、ああ、何だ?」
「あ、いえ。何でもありません」
自分から呼びかけておいて京哉は首を横に振った。本当に何でもないつもりで京哉は胸の中で何かがざわめき、小さな泡がポコリと浮上してきたような感覚を意識して無視する。何度か静かに深呼吸してみた。何処も異常はない。
ただ傍らであぐらをかいている霧島の息づかいが妙に気になった。その体温に触れたいという切実な思いが湧いて、どうしようもなくなる。
だが触れてしまってはいけないような気がして伸ばしかけた手を引っ込めた。少しくらい、そう、手を握るくらい構わない気もしたが、少しで済ませられる自信がなくて触れられない。
だが脳裏では互いに衣服もない状態で擦り合わせる肌の感触をリピートし、もつれ合い絡み合っている自分たち二人が浮かんでいる。
第三者視点で思い浮かべるそれは酷く淫らだった。特に大柄な霧島が伸びやかに身を反らすと溢れんばかりの男の色気で、京哉は思わず眩暈がするほどだ。
そんな霧島にこの自分は自由にされて――。
心が淫らさから剥がれない。今はそんな気持ちになっている場合ではないと分かっていながらも胸の中で葛藤している。温かな霧島に触れて艶やかな黒髪の頭を抱き締め掻き回したい。感じる自分の鼓動が速い。霧島に知られないよう呼吸も抑えた。
そうしながら当然の如く霧島が欲しくなってしまい、不思議なまでに霧島との様々なことを思い浮かべる。しかし柔らかな唇と絶妙なテクニックで貪る舌の感触までは何とか自分でも許せたが、霧島の熱く太いものの感触を唇と体内にリピートしていることに気付き、頭を振った。
これでは色情狂一歩手前だ。けれど京哉は疼きに身を捩る。
「――京哉?」
「えっ、何ですか?」
「きたぞ。私は裏にいるからな、こう暗いとよく見えん。何かあればすぐに呼べ」
「え……ええ、分かりました」
返事をした喉が引き攣れた。裏に行けば水道があった筈で水を飲みたかったが、しかしそれもあとだ。かがり火の赤さに照らされながら人の気配が近づいてくる。激しい風雨に衣服の裾を巻き上げられつつ、きざはしを上ってきた。声もなく御簾を上げ入ってくる。
雷光に一瞬、はっきりと浮かんだ端正な横顔に息を呑んだ。霧島かと思ったのだ。
いや、そんなことはない。霧島は裏にいるのにそれはない。
男がトレンチタイプのコートを脱ぎながら、こちらに声を掛けた。
「今晩は、酷い降りになりましたね。滝本静です、透夜さん」
「初めまして、御剣透夜です。荒天の中をご苦労様です」
『俺、しあさってはバンドのライヴがあるんだよな。彼女もいるし』
と、のたまった。そのあとは霧島も交えてカードゲームを二時間ほど繰り広げてから帰って行った。なかなかに爽やかな青年だった。
妻問いの最終日である三日目になると、京哉は朝から着せられている緋袴にも状況にも慣れてきて、夕食を済ませるなり宮司から呼び出されても、もうビビることはなかった。
白藤市内の宮司本宅からせかせかと幣殿にやってきた宮司とはタバネも一緒に顔を合わせたので焦る必要もなかった。宮司は病身という話だったが、胃でも病んでいるのか鶴のように痩せこけた男で、気も早く『妻の心得』などをひとしきり唸ったが京哉は聞き流すのみである。
せかせかと帰ってゆく宮司を三人で見送った。
寝不足で欠伸を噛み殺しながら、京哉はかがり火に薪をくべるタバネに訊く。
「やっぱり首相の息子が本命なんですね?」
「向坂ですとこちらが食われる恐れがありますし刈谷は単なる当て馬です。滝本秀明氏は総理になる前から御剣の後ろ盾、今の政界は現総理から風が吹いている状態ですから」
「じゃあ透夜は首相の息子、滝本静と結婚しちゃうんですね?」
「滝本静氏は七光りだけでなく、その若さにも関わらず当選二回を果たしている与党議員ですから透夜様のお相手として不足はありません」
「ならば今夜の滝本の相手も透夜にさせればいい」
そう言って霧島は薪を火に放り込む。赤い火の粉が散った。
「そこまで逃げさせておいて『不足はない』は、却って残酷ではないのか?」
霧島の不機嫌が分からないという風にタバネは京哉に助けを求める。
「だからですね、タバネのお膳立てで透夜が他人と結婚したいかどうか、自明の理でしょう。透夜が望まないことはタバネも望まない……そうじゃなかったんですか?」
「そうですね」
「透夜はタバネのことを、タバネだって透夜のことを好きなんでしょう?」
「……そう、ですね」
「なのにタバネは宮司さんの命令だけ聞いて自分は何もせずに、透夜を誰かにあげちゃうんですか? このままじゃ誰かに盗られちゃうんですよ?」
薪を手にしたままタバネは深くうなだれた。
「わたくしではメリットがありません。妻問いにわたくしも加えて頂けるよう宮司にお願いをしたのですが、許可が下りませんでした」
「許可も何もどっちもいい大人だろう、さっさと既成事実を公表してしまえばいい」
ギョッとした顔でタバネが霧島を振り返る。京哉は苦笑した。
「確かに普通の人以上に透夜のそれは重大な意味を持つし、効果覿面ですよね」
「面白がらないで下さい。透夜さまにスキャンダルは禁物なのですよ」
「では何故手を出したんだ? 応えてやりたかったのだろう? なのに今更、馬鹿親父とグルで他の男を薦めるとは残酷もいいところ、貴様も男として呆れた馬鹿だな」
「昨日は……透夜さまに泣かれてしまいました」
「それはごちそうさんだが、よく考えるんだな。……透夜の別宅に帰れ、時間だ」
腕時計を見れば時刻は二十三時半、もう幣殿付近で喋っていては拙い。
タバネを追い返して京哉は表のきざはしから霧島は裏手から幣殿内に上がった。
こうして待つのも三日目だが今夜は初めて月のない晩だった。分厚い雲に隠されている。外灯は間遠で赤々と燃えるかがり火だけがぼうっと闇に浮いているようだ。
相対的に暗く沈んだような御簾内で京哉は寒気を感じて身を震わせる。冷え込んできていた。また霧島がコートを脱いで肩から被せてくれる。
暫し褥に並んで座って寄り添っているうちに幣殿の屋根を雨が叩き始めた。それは瞬く間に激しい風雨となって御簾とかがり火を揺らし出す。雷鳴が轟き、時折の雷光で御簾内がくっきりと照らし出された。京哉は霧島の横顔に囁く。
「本当に冬の嵐になっちゃいましたね。すっごい音」
「これで首相の息子が諦めて撤退してくれたら儲けものなんだがな」
「それじゃあ、いつまで待ってたらいいのか分からないじゃないですか」
「それもそうだな。顔だけ出して帰ってくれるのが理想か……来たか?」
何かの気配がして霧島は耳をすませ目を凝らしたが、滝本氏はまだのようだ。
「それにしてもすごい雷、これも昼間ニュースでやってた低気圧のせいですかね?」
「シベリアから南下したマイナス三十度の寒気団で、北の方は雪で大変らしい」
「そっか……忍さん」
「ん、ああ、何だ?」
「あ、いえ。何でもありません」
自分から呼びかけておいて京哉は首を横に振った。本当に何でもないつもりで京哉は胸の中で何かがざわめき、小さな泡がポコリと浮上してきたような感覚を意識して無視する。何度か静かに深呼吸してみた。何処も異常はない。
ただ傍らであぐらをかいている霧島の息づかいが妙に気になった。その体温に触れたいという切実な思いが湧いて、どうしようもなくなる。
だが触れてしまってはいけないような気がして伸ばしかけた手を引っ込めた。少しくらい、そう、手を握るくらい構わない気もしたが、少しで済ませられる自信がなくて触れられない。
だが脳裏では互いに衣服もない状態で擦り合わせる肌の感触をリピートし、もつれ合い絡み合っている自分たち二人が浮かんでいる。
第三者視点で思い浮かべるそれは酷く淫らだった。特に大柄な霧島が伸びやかに身を反らすと溢れんばかりの男の色気で、京哉は思わず眩暈がするほどだ。
そんな霧島にこの自分は自由にされて――。
心が淫らさから剥がれない。今はそんな気持ちになっている場合ではないと分かっていながらも胸の中で葛藤している。温かな霧島に触れて艶やかな黒髪の頭を抱き締め掻き回したい。感じる自分の鼓動が速い。霧島に知られないよう呼吸も抑えた。
そうしながら当然の如く霧島が欲しくなってしまい、不思議なまでに霧島との様々なことを思い浮かべる。しかし柔らかな唇と絶妙なテクニックで貪る舌の感触までは何とか自分でも許せたが、霧島の熱く太いものの感触を唇と体内にリピートしていることに気付き、頭を振った。
これでは色情狂一歩手前だ。けれど京哉は疼きに身を捩る。
「――京哉?」
「えっ、何ですか?」
「きたぞ。私は裏にいるからな、こう暗いとよく見えん。何かあればすぐに呼べ」
「え……ええ、分かりました」
返事をした喉が引き攣れた。裏に行けば水道があった筈で水を飲みたかったが、しかしそれもあとだ。かがり火の赤さに照らされながら人の気配が近づいてくる。激しい風雨に衣服の裾を巻き上げられつつ、きざはしを上ってきた。声もなく御簾を上げ入ってくる。
雷光に一瞬、はっきりと浮かんだ端正な横顔に息を呑んだ。霧島かと思ったのだ。
いや、そんなことはない。霧島は裏にいるのにそれはない。
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