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第5話
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口を押さえて現場から離脱した小田切は何処まで離れたらいいのか迷いながら道路まで駆け戻る。さすがにレロレロしているのを他人に見られたくないと思うくらいのプライドはあった。
それでもあまり考えている余裕もない。駆け戻った勢いで上り斜面の笹薮に踏み入った。
こちらの笹薮も高さ一メートル程まで繁茂していて身を隠すには最適だ。
だがそこで何かにつまずいて前のめりにすっ転ぶ。気付くと小田切は自分の足を引っかけた『何か』とまさにキスしていた。でもそいつの唇は酷く硬く冷たくて――。
「わあ、うわああ~っ!」
まだ山狩りする前で発見されていなかったそれは、二体目の男の死体だった。
二人目のマル害発見で上を下への大騒ぎになった中、驚きすぎて何もかも呑み込んでしまった小田切は死体とキスまでしたショックで覆面の後部座席にて就寝だ。その間に京哉と霧島は辺りの捜索に参加して新たな死体がないか確認していた。
ずぶ濡れの京哉と霧島は二人目のマル害発見現場のブルーシートに戻った。既に死体は運び出され、一人目のマル害と共に専用車両で白藤大学付属病院の法医に送られていた。
鑑識が地面をライトで照らし、泥だらけになって遺留品探しのローラーを掛けているのを見ながら二人は白い息を吐く。
山中でもあり冷え込んできていた。
「免許証から福本清孝、三十四歳でこの二人目も都内在住か。鳴海はどう思う?」
「マル被の銃創はライフルでの狙撃じゃないと思います。場所的にも難しいですし」
「そうか。だがこの天候とはいえ遺留品が少なすぎる。殺害現場は別かも知れん」
「なるほど。空薬莢ひとつ出てこないですもんね。死体遺棄かあ」
「何れにせよ帳場が立つが機捜は平常運転だ。本部に戻るぞ」
帳場とは捜査本部の通称で通常なら事件の発生した所轄署に立てられる。今回の場合は真城署だ。その真城署刑事課の面々と捜一の一団が次々とブルーシートの屋根の下に退避してくる。
帳場で明日から休みなし決定の彼らに労いの言葉をかけて、京哉と霧島はずぶ濡れのままメタリックグリーンの覆面・機捜一に戻った。
後部座席でダウンしている小田切には目も向けず発車する。
エアコンのヒータが利いて寒さにこわばった躰がほぐれ、京哉は溜息をついた。
本部に辿り着くと小田切を放置し機捜の詰め所に上がる。ロッカールームで濡れた衣服を引き剥がして着替えると時刻は二十二時過ぎだ。熱い茶で腹を温め早々に帰ることにする。
佐々木三班長に敬礼され、霧島はラフな挙手敬礼で答礼して京哉と共に詰め所をあとにした。階段を降りながらジャンケンでドライバーを決める。
裏の駐車場に駐めた霧島の愛車は白いセダンだ。ジャンケンで負けた京哉が運転手で霧島は助手席である。だが京哉は覆面に放置した小田切が気になって仕方ない。
「いいんですかね、本当に放っておいて。凍死体で発見なんて嫌ですよ」
「構うな、放っておけ。そこまで面倒見きれん。何ならあのまま餓死させてもいい」
「またそんな。化けて出られますよ?」
「それこそ構うものか。芽が出んようコンクリートで固めてやる」
「そこまでやりますか」
「ふん。あれも男だ、今日くらいは誰にも顔を見られたくなかろう」
「ああ、そっか、そうですね。なら帰りましょう」
裏門から白いセダンを出し、京哉は霧島から伝授された機捜流運転術で普通なら選ばないような一方通行路や狭い路地に入り込んだ。
そうして白藤市内の混雑をクリアし最短でバイパスに乗る。真城市に入ってバイパスを降りると安堵で腹が鳴った。
「忍さん。もうこんな時間ですし、晩御飯はテイクアウトにでもしましょうか?」
「いや、今週は既に二度、食事当番をサボってしまったからな」
「当番だからって無理しなくていいですよ?」
「無理ではない。私がお前に温かいものを食わせてやりたいだけだ」
「嬉しいことを言ってくれますね。じゃあ超速で帰りますから」
そう言った京哉は交通法規をそこそこ守りつつ、出発してから五十分ほどでマンション近くの月極駐車場に白いセダンを押し込んでいた。
そこから二人は駆け足で五階建てマンションの軒下に走り込む。エントランスのオートロックを解除し、エレベーターで最上階へ。角部屋の五〇一号室が二人の住処だ。
ロックを解いて入った所がダイニングキッチン、その奥がリビングで廊下を挟んで右手が寝室、手前が洗面所にバスルームという配置である。
床のオークと壁紙の白、調度はブラックでラグなどがブルー系の四色で構成された結構スタイリッシュな部屋だ。けれど調度の殆どは部屋の備品であり、元々ここに独りで住んでいた霧島が選ぶのを面倒がって同じ色のものを購入しただけである。
寝室で二人はジャケットを脱ぎ、特殊警棒と手錠ホルダーの付いた帯革を外す。ショルダーホルスタごと銃も外し、ライティングチェストの引き出しに並べて入れた。
「京哉お前、薄っぺらな躰が冷え切っただろう。先に風呂に入ってこい」
「じゃあ一本吸ったら言葉に甘えます。ところでメニューは何ですか?」
「手抜きのようだがオムライスでいいか?」
素直に笑顔になった京哉はキッチンで霧島が黒いエプロンを付ける傍ら、換気扇の下で数時間ぶりの煙草を味わう。京哉が満足してバスルームに消えると霧島はオムライスの製作に着手した。冷蔵庫から食材をまとめて出してまな板の横に積み上げる。
玉ねぎとピーマンを刻み、鶏肉とベーコンも細切れにする。サラダオイルとバターで炒めて塩コショウとケチャップにソース、顆粒のコンソメを足して味付けした。
タイマーで炊けていたライスを投入して炒め、プレート二枚に盛り付ける。ガラスの器にレタスとトマトに缶詰のホワイトアスパラで野菜サラダを作った。
卵を溶いて塩コショウし、中身が半熟のオムレツを焼いてケチャップライスの上に載せ、包丁で中央に切れ目を入れると上手く半熟卵が流れ出した。卵トロトロのオムライスの出来上がりだ。
丁度いいタイミングで京哉も風呂から上がってくる。
「わあ、美味しそうですね。じゃあカップスープはオニオンでいいですか?」
ポットの湯でインスタントスープを作ると二人で向かい合って手を合わせた。
「頂きまーす。ん、美味しい! 卵のトロトロ具合が絶妙ですね」
「分かったからゆっくり食え。誰も盗らんし躰に悪いぞ」
「だってお腹が空いてて、胃袋が逃げ出しそうなんです」
あっという間にプレートを綺麗にしてしまう。食し終えて手を合わせると京哉は至福の煙草タイムだ。一本吸うと後片付けを請け負い、霧島をバスルームに追いやる。
洗面所で服を脱いだ霧島はバスルームでシャワーを浴びた。黒髪からつま先まで泡だらけにしてシェーバーで綺麗にヒゲを剃り、一気に泡を流して京哉が溜めておいてくれた湯に長身を沈める。雨で冷えた躰が溶け出してゆくようだった。
充分温まって上がるとバスタオルで適当に拭い、バスローブを羽織る。明日は休みなのでパジャマに着替えてしまおうと寝室に向かった。するとダブルベッドのブルーの毛布が膨らんでいる。
約束を忘れて京哉は寝てしまったのかと少々残念な気がしたが、ここ暫く忙しかったのも確かなのだ。冷え切ったのに無理をさせて体調でも崩したら拙い。休みの間に機会はあるだろうと考え直し、なだらかな曲線を描く毛布を眺めた。
だがその毛布が跳ね除けられる。微笑んで見上げた京哉は何も身に着けていない。
「忍さん、こんなのは嫌いですか?」
「嫌いな訳があるか、大好きだ」
それでもあまり考えている余裕もない。駆け戻った勢いで上り斜面の笹薮に踏み入った。
こちらの笹薮も高さ一メートル程まで繁茂していて身を隠すには最適だ。
だがそこで何かにつまずいて前のめりにすっ転ぶ。気付くと小田切は自分の足を引っかけた『何か』とまさにキスしていた。でもそいつの唇は酷く硬く冷たくて――。
「わあ、うわああ~っ!」
まだ山狩りする前で発見されていなかったそれは、二体目の男の死体だった。
二人目のマル害発見で上を下への大騒ぎになった中、驚きすぎて何もかも呑み込んでしまった小田切は死体とキスまでしたショックで覆面の後部座席にて就寝だ。その間に京哉と霧島は辺りの捜索に参加して新たな死体がないか確認していた。
ずぶ濡れの京哉と霧島は二人目のマル害発見現場のブルーシートに戻った。既に死体は運び出され、一人目のマル害と共に専用車両で白藤大学付属病院の法医に送られていた。
鑑識が地面をライトで照らし、泥だらけになって遺留品探しのローラーを掛けているのを見ながら二人は白い息を吐く。
山中でもあり冷え込んできていた。
「免許証から福本清孝、三十四歳でこの二人目も都内在住か。鳴海はどう思う?」
「マル被の銃創はライフルでの狙撃じゃないと思います。場所的にも難しいですし」
「そうか。だがこの天候とはいえ遺留品が少なすぎる。殺害現場は別かも知れん」
「なるほど。空薬莢ひとつ出てこないですもんね。死体遺棄かあ」
「何れにせよ帳場が立つが機捜は平常運転だ。本部に戻るぞ」
帳場とは捜査本部の通称で通常なら事件の発生した所轄署に立てられる。今回の場合は真城署だ。その真城署刑事課の面々と捜一の一団が次々とブルーシートの屋根の下に退避してくる。
帳場で明日から休みなし決定の彼らに労いの言葉をかけて、京哉と霧島はずぶ濡れのままメタリックグリーンの覆面・機捜一に戻った。
後部座席でダウンしている小田切には目も向けず発車する。
エアコンのヒータが利いて寒さにこわばった躰がほぐれ、京哉は溜息をついた。
本部に辿り着くと小田切を放置し機捜の詰め所に上がる。ロッカールームで濡れた衣服を引き剥がして着替えると時刻は二十二時過ぎだ。熱い茶で腹を温め早々に帰ることにする。
佐々木三班長に敬礼され、霧島はラフな挙手敬礼で答礼して京哉と共に詰め所をあとにした。階段を降りながらジャンケンでドライバーを決める。
裏の駐車場に駐めた霧島の愛車は白いセダンだ。ジャンケンで負けた京哉が運転手で霧島は助手席である。だが京哉は覆面に放置した小田切が気になって仕方ない。
「いいんですかね、本当に放っておいて。凍死体で発見なんて嫌ですよ」
「構うな、放っておけ。そこまで面倒見きれん。何ならあのまま餓死させてもいい」
「またそんな。化けて出られますよ?」
「それこそ構うものか。芽が出んようコンクリートで固めてやる」
「そこまでやりますか」
「ふん。あれも男だ、今日くらいは誰にも顔を見られたくなかろう」
「ああ、そっか、そうですね。なら帰りましょう」
裏門から白いセダンを出し、京哉は霧島から伝授された機捜流運転術で普通なら選ばないような一方通行路や狭い路地に入り込んだ。
そうして白藤市内の混雑をクリアし最短でバイパスに乗る。真城市に入ってバイパスを降りると安堵で腹が鳴った。
「忍さん。もうこんな時間ですし、晩御飯はテイクアウトにでもしましょうか?」
「いや、今週は既に二度、食事当番をサボってしまったからな」
「当番だからって無理しなくていいですよ?」
「無理ではない。私がお前に温かいものを食わせてやりたいだけだ」
「嬉しいことを言ってくれますね。じゃあ超速で帰りますから」
そう言った京哉は交通法規をそこそこ守りつつ、出発してから五十分ほどでマンション近くの月極駐車場に白いセダンを押し込んでいた。
そこから二人は駆け足で五階建てマンションの軒下に走り込む。エントランスのオートロックを解除し、エレベーターで最上階へ。角部屋の五〇一号室が二人の住処だ。
ロックを解いて入った所がダイニングキッチン、その奥がリビングで廊下を挟んで右手が寝室、手前が洗面所にバスルームという配置である。
床のオークと壁紙の白、調度はブラックでラグなどがブルー系の四色で構成された結構スタイリッシュな部屋だ。けれど調度の殆どは部屋の備品であり、元々ここに独りで住んでいた霧島が選ぶのを面倒がって同じ色のものを購入しただけである。
寝室で二人はジャケットを脱ぎ、特殊警棒と手錠ホルダーの付いた帯革を外す。ショルダーホルスタごと銃も外し、ライティングチェストの引き出しに並べて入れた。
「京哉お前、薄っぺらな躰が冷え切っただろう。先に風呂に入ってこい」
「じゃあ一本吸ったら言葉に甘えます。ところでメニューは何ですか?」
「手抜きのようだがオムライスでいいか?」
素直に笑顔になった京哉はキッチンで霧島が黒いエプロンを付ける傍ら、換気扇の下で数時間ぶりの煙草を味わう。京哉が満足してバスルームに消えると霧島はオムライスの製作に着手した。冷蔵庫から食材をまとめて出してまな板の横に積み上げる。
玉ねぎとピーマンを刻み、鶏肉とベーコンも細切れにする。サラダオイルとバターで炒めて塩コショウとケチャップにソース、顆粒のコンソメを足して味付けした。
タイマーで炊けていたライスを投入して炒め、プレート二枚に盛り付ける。ガラスの器にレタスとトマトに缶詰のホワイトアスパラで野菜サラダを作った。
卵を溶いて塩コショウし、中身が半熟のオムレツを焼いてケチャップライスの上に載せ、包丁で中央に切れ目を入れると上手く半熟卵が流れ出した。卵トロトロのオムライスの出来上がりだ。
丁度いいタイミングで京哉も風呂から上がってくる。
「わあ、美味しそうですね。じゃあカップスープはオニオンでいいですか?」
ポットの湯でインスタントスープを作ると二人で向かい合って手を合わせた。
「頂きまーす。ん、美味しい! 卵のトロトロ具合が絶妙ですね」
「分かったからゆっくり食え。誰も盗らんし躰に悪いぞ」
「だってお腹が空いてて、胃袋が逃げ出しそうなんです」
あっという間にプレートを綺麗にしてしまう。食し終えて手を合わせると京哉は至福の煙草タイムだ。一本吸うと後片付けを請け負い、霧島をバスルームに追いやる。
洗面所で服を脱いだ霧島はバスルームでシャワーを浴びた。黒髪からつま先まで泡だらけにしてシェーバーで綺麗にヒゲを剃り、一気に泡を流して京哉が溜めておいてくれた湯に長身を沈める。雨で冷えた躰が溶け出してゆくようだった。
充分温まって上がるとバスタオルで適当に拭い、バスローブを羽織る。明日は休みなのでパジャマに着替えてしまおうと寝室に向かった。するとダブルベッドのブルーの毛布が膨らんでいる。
約束を忘れて京哉は寝てしまったのかと少々残念な気がしたが、ここ暫く忙しかったのも確かなのだ。冷え切ったのに無理をさせて体調でも崩したら拙い。休みの間に機会はあるだろうと考え直し、なだらかな曲線を描く毛布を眺めた。
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