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第51話(注意・暴力描写を含む)
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だがベルトに手を掛けられても京哉は一切抵抗しない。
しかし抵抗せず人形の様かと思えばそうではなく、見え隠れする白いきめ細かな肌が、華奢でしなやかな身が、時折意志の力に逆らって震えるのが痛々しかった。
「やめろ、京哉……京哉!」
自分が痛めつけられる代わりに京哉が身を差し出して時間を稼いでいる、それを知り抜いている霧島は喉が破れるほど叫び続けた。京哉が時間を稼いでも結局二人して撃たれた挙げ句に路地裏に転がされるだけだ。ならば京哉の犠牲は何の得になる?
いや、今そんなことは問題ではない。この霧島忍の目前で京哉が多数の男の視線に晒されつつ輪姦されようとしているのだ。許せない、絶対に許されるべきではない。
鉄格子のドアを殴り揺さぶっては蹴りつけて暴れる。自分が傍にいながら京哉をそんな目に遭わせる訳にはいかない。そんなことはあってはならない。頭の芯が白熱してそれ以外何も考えられずに名を呼び、叫び続ける。
だが京哉は下着ごと下衣を引き剥がされ、もう生まれたままの姿に近かった。眩いほどの白い躰と長めの黒髪に男たちのぎらついた視線が集中する。伊達眼鏡も外されて何処かに飛び、やや女顔の美しく整った素顔が晒されていた。
「こいつはそこらの女よりいい肌してやがるぜ」
「あっちの具合もいいかも知れねぇな」
「その気になってんだ、ゆっくり可愛がってやろうぜ」
白い腿を、腹を、胸を手が這う。荒々しく撫で回されて歯を食い縛った京哉の喉から悔しげな声が洩れた。誰よりもプライドの高い京哉である、無意味にチンピラたちから嬲られることに対して拒否反応を起こしているのだ。
しかしそんな反応もチンピラの一人に囁かれるまでだった。
「大人しくしねぇとお前じゃねぇ、檻の中の相棒をぶち殺すぜ?」
言われて京哉が大きく息を吸い込んだ。すると今度は微笑みを浮かべただけではなく、自ら躰を開いて固く閉じた蕾までも男たちの目に晒したのだ。赤い唇から熱い吐息を洩らし、細い腰を浮かせて、更に窄まりのひくつく様子まで見せつける。
十数名の男たちを前にして、神をも堕とす淫らさで京哉は誘っていた。
「京哉、頼む、やめてくれ、京哉!」
「五月蠅い、やったくらいで死にはしない」
「何でも話してやる、だから頼む……くそう、京哉!」
「心配せずとも、あとでじっくり聞かせて貰う」
「京哉! チクショウ、貴様ら全員殺してやる、必ず殺してやるからな!」
血の混じる唾を飛ばして霧島は叫び、男たちを焼き焦がさんばかりに睨みつける。
それでも男たちの粘っこい視線は京哉にしか向けられていない。その京哉は華奢な躰を余すところなく男たちに晒してなお、堂々としていた。霧島を殺すという脅しに屈したというよりも、我が身で霧島を護るのだという誇りを感じさせる態度だった。
チンピラたちのうち二人が下半身を剥き出して京哉に跨る。残る二人が京哉の細い脚を押さえつけたが、そんなことをされなくとも京哉は抵抗などしないだろう。
「こいつ、本当にその気になってるぜ」
「よっぽどの好き者じゃねぇのか?」
嗤いながら跨った一人が京哉の口元に己のものを突きつけた。もう一人が怒張したものを自分の唾液で濡らして京哉にあてがう。溢れた蜜を京哉に擦りつけた。
淫らで美しい躰に男たちは禍々しく滾ったものを埋めてゆく。
「だめだ、京哉を離せ……くそう、京哉!」
「あっ、つっ……しの、ぶ、さん! んんぅ!」
開く筈もない鉄格子のドアを殴りつけながら、細く小さな声だったが確かに名を叫ばれて霧島は自分こそが殴られたようなショックを受けていた。一気に血圧が下がったように指先が冷たくなり思考はまとまらず何も考えられなくなる。酷い眩暈と頭痛にまで襲われた。それでもドアを殴りながら嗄れた声で叫び鋼鉄の棒を殴り続ける。
だが無情にも京哉は既に上下を責められ揺らされていた。苦しそうな声が霧島を苛む。強引に咥えさせられて喉を突かれているのだ。飽き足りずにチンピラが喚く。
「その気になってるクセしやがって、ちゃんと舐めねぇか!」
「んっ、んんっ……んんぅ、っん!」
「なあ、早くしろよ。さっさと出して代われって!」
「くっ、めちゃめちゃキツいぜ。奥に誘い込んできやがる。あ、あうっ!」
「んんぅ! んっ、んっ……つうっ!」
「京哉! 京哉……くっそう!」
遠目にもチンピラの粗末なモノは京哉の血で濡れ、更に華奢な白い身を赤い雫が伝い絨毯に零れ落ちて濡らしていた。霧島と京哉本人以外の男たちには堪らなく煽情的かつ淫ら極まりない光景に違いない。お蔭で皆が京哉に視線を釘付けにさせられてしまっていた。
その時、一発の銃声が鳴り響く。
銃声と同時に京哉にのしかかり放出したばかりのチンピラが血飛沫を上げて吹っ飛んだ。次弾がこれも京哉の口を責めていた男の頭を割る。
「う、う、動くな!」
発砲したのはパットだった。思いも寄らないほど滑らかな動きで中堅幹部であろうスーツの六人のうちの近かった一人に駆け寄り、銃を突きつけると左手で男の懐からハンドガンを取り上げる。そのまま男の側頭部にまだ熱い銃口を押しつけた。残る五人から銃口を向けられるも腕は揺るがさない。
ジャンキーでもプロの傭兵、見事に隙がなかった。
しかし抵抗せず人形の様かと思えばそうではなく、見え隠れする白いきめ細かな肌が、華奢でしなやかな身が、時折意志の力に逆らって震えるのが痛々しかった。
「やめろ、京哉……京哉!」
自分が痛めつけられる代わりに京哉が身を差し出して時間を稼いでいる、それを知り抜いている霧島は喉が破れるほど叫び続けた。京哉が時間を稼いでも結局二人して撃たれた挙げ句に路地裏に転がされるだけだ。ならば京哉の犠牲は何の得になる?
いや、今そんなことは問題ではない。この霧島忍の目前で京哉が多数の男の視線に晒されつつ輪姦されようとしているのだ。許せない、絶対に許されるべきではない。
鉄格子のドアを殴り揺さぶっては蹴りつけて暴れる。自分が傍にいながら京哉をそんな目に遭わせる訳にはいかない。そんなことはあってはならない。頭の芯が白熱してそれ以外何も考えられずに名を呼び、叫び続ける。
だが京哉は下着ごと下衣を引き剥がされ、もう生まれたままの姿に近かった。眩いほどの白い躰と長めの黒髪に男たちのぎらついた視線が集中する。伊達眼鏡も外されて何処かに飛び、やや女顔の美しく整った素顔が晒されていた。
「こいつはそこらの女よりいい肌してやがるぜ」
「あっちの具合もいいかも知れねぇな」
「その気になってんだ、ゆっくり可愛がってやろうぜ」
白い腿を、腹を、胸を手が這う。荒々しく撫で回されて歯を食い縛った京哉の喉から悔しげな声が洩れた。誰よりもプライドの高い京哉である、無意味にチンピラたちから嬲られることに対して拒否反応を起こしているのだ。
しかしそんな反応もチンピラの一人に囁かれるまでだった。
「大人しくしねぇとお前じゃねぇ、檻の中の相棒をぶち殺すぜ?」
言われて京哉が大きく息を吸い込んだ。すると今度は微笑みを浮かべただけではなく、自ら躰を開いて固く閉じた蕾までも男たちの目に晒したのだ。赤い唇から熱い吐息を洩らし、細い腰を浮かせて、更に窄まりのひくつく様子まで見せつける。
十数名の男たちを前にして、神をも堕とす淫らさで京哉は誘っていた。
「京哉、頼む、やめてくれ、京哉!」
「五月蠅い、やったくらいで死にはしない」
「何でも話してやる、だから頼む……くそう、京哉!」
「心配せずとも、あとでじっくり聞かせて貰う」
「京哉! チクショウ、貴様ら全員殺してやる、必ず殺してやるからな!」
血の混じる唾を飛ばして霧島は叫び、男たちを焼き焦がさんばかりに睨みつける。
それでも男たちの粘っこい視線は京哉にしか向けられていない。その京哉は華奢な躰を余すところなく男たちに晒してなお、堂々としていた。霧島を殺すという脅しに屈したというよりも、我が身で霧島を護るのだという誇りを感じさせる態度だった。
チンピラたちのうち二人が下半身を剥き出して京哉に跨る。残る二人が京哉の細い脚を押さえつけたが、そんなことをされなくとも京哉は抵抗などしないだろう。
「こいつ、本当にその気になってるぜ」
「よっぽどの好き者じゃねぇのか?」
嗤いながら跨った一人が京哉の口元に己のものを突きつけた。もう一人が怒張したものを自分の唾液で濡らして京哉にあてがう。溢れた蜜を京哉に擦りつけた。
淫らで美しい躰に男たちは禍々しく滾ったものを埋めてゆく。
「だめだ、京哉を離せ……くそう、京哉!」
「あっ、つっ……しの、ぶ、さん! んんぅ!」
開く筈もない鉄格子のドアを殴りつけながら、細く小さな声だったが確かに名を叫ばれて霧島は自分こそが殴られたようなショックを受けていた。一気に血圧が下がったように指先が冷たくなり思考はまとまらず何も考えられなくなる。酷い眩暈と頭痛にまで襲われた。それでもドアを殴りながら嗄れた声で叫び鋼鉄の棒を殴り続ける。
だが無情にも京哉は既に上下を責められ揺らされていた。苦しそうな声が霧島を苛む。強引に咥えさせられて喉を突かれているのだ。飽き足りずにチンピラが喚く。
「その気になってるクセしやがって、ちゃんと舐めねぇか!」
「んっ、んんっ……んんぅ、っん!」
「なあ、早くしろよ。さっさと出して代われって!」
「くっ、めちゃめちゃキツいぜ。奥に誘い込んできやがる。あ、あうっ!」
「んんぅ! んっ、んっ……つうっ!」
「京哉! 京哉……くっそう!」
遠目にもチンピラの粗末なモノは京哉の血で濡れ、更に華奢な白い身を赤い雫が伝い絨毯に零れ落ちて濡らしていた。霧島と京哉本人以外の男たちには堪らなく煽情的かつ淫ら極まりない光景に違いない。お蔭で皆が京哉に視線を釘付けにさせられてしまっていた。
その時、一発の銃声が鳴り響く。
銃声と同時に京哉にのしかかり放出したばかりのチンピラが血飛沫を上げて吹っ飛んだ。次弾がこれも京哉の口を責めていた男の頭を割る。
「う、う、動くな!」
発砲したのはパットだった。思いも寄らないほど滑らかな動きで中堅幹部であろうスーツの六人のうちの近かった一人に駆け寄り、銃を突きつけると左手で男の懐からハンドガンを取り上げる。そのまま男の側頭部にまだ熱い銃口を押しつけた。残る五人から銃口を向けられるも腕は揺るがさない。
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