59 / 72
第59話(BL特有シーン・回避可)
しおりを挟む
「僕がしてあげますから、忍さんは横になったままで――」
「いや。私にさせてくれ。もう本当に我慢の限界なんだ」
そこまで言われては京哉も折れるしかない。毛布を退けて横たわると霧島が華奢な身を膝立ちで跨いだ。読書灯で陰影を深くした端正な顔を見上げる。
見下ろしてくる灰色の目は情欲を溢れんばかりに湛え、切なく切羽詰まった光を宿し潤んでいるようだった。
「毎晩お前の寝顔を見ていたんだ。今日こそ抱いてしまおうかとずっと考えていた」
「そう……でしたか」
「器用に切り替えなど、私には無理だった」
「すみませんでした」
「だから、頼む。思い切り抱かせてくれ」
言うなり霧島は京哉にキスを仕掛ける。激しく唇を貪り舌を絡め吸い上げた。京哉は霧島に欲しがるだけ唾液を与える。
それを霧島は喉を鳴らして飲み干した。頭の芯が白熱する思いで身を起こした霧島は薄いガウンのような服を脱ぎ捨てる。
逞しい胸に貼られた内視鏡手術痕の白い防水ガーゼが痛々しく、京哉は目を眇めて霧島を見つめた。一応言ったが痛くない訳はない。
「本当に痛かったら言って下さいね」
「分かっている。だがこれはもう治まらん」
「うわあ、忍さん、すっごい……」
霧島の躰の中心は勃ち上がり切って、揺れもしないほど張り詰め反り返っている。熱く滾った切っ先からは蜜が零れ落ち、京哉の白い腹を濡らしてしまっていた。
「これで京哉、お前を声が嗄れるまで鳴かせてやるからな」
「ちょ、ここで大声なんて出せませんよ」
「心配するな、内鍵はロックしてある」
そんな問題ではない気がしたが、既に霧島は京哉の膝を立てさせた脚を思い切り押し開いている。割って入ると己の零した蜜を右手指に絡めて優しく、だがためらいなく京哉に挿入した。そうしていきなり擦り上げ始める。
長い指の感触と動きの淫らさに京哉は息を呑み、次には呆然とするほどの快感に甘く鳴いていた。
「ああっ! あぅん……そこは、忍さん、や、あんっ!」
「すまん、京哉……すぐにでも入りたくて堪らないんだ!」
「いい、から……忍さんの、好きに……はぁんっ!」
ああ言ったが京哉は抑えようもなく奔放に鳴く。そんな様子が堪らなく愛しい。華奢な身で淫らに指を咥え込む高貴で美しくしなやかな獣。
躰の中心が張り裂けそうになるのを自覚した霧島は更に性急に指を増やし、深く届かせて快感を途切れなく与えながらも数指を捩って狭い窄まりを緩め始めた。
だが幾らも経たず訊いてしまう。
「なあ、京哉、もういいか?」
「分かりません、けど……忍さんに埋められたい――」
その言葉で耐え難くなった霧島は全ての指を抜いた。白く細い躰をもっと押し広げると京哉も自ら腰を浮かせる。色づきに霧島は己をあてがい蜜を塗り込んだ。京哉の体内がぬるんでいるのは分かっている。切っ先を僅かに食い込ませた。腰が疼く。
「京哉、私を入れてくれ」
「はい……んっあ、ああんっ……すご、い!」
「すまん、我慢してくれ……私を、全て、埋めるからな!」
中はぬるんでいたが自分でもどうかと思うほど太く滾らせていたのだ。指とは比べ物にならない太さのものを受け入れて京哉は苦しげな声を洩らす。
だが霧島は腰を進める動きを止められない。
腹の底が焼きつくほど恋い焦がれた京哉に己を埋め、今にも飛ばしてしまいそうな理性を何とか繋ぎ止めながら、可能な限り深く貫いて深い溜息を洩らした。
「あっ、く……ああ、京哉……欲しかった――」
「僕も、です、っん……怪我が、痛くなければ、動いて、突いて下さい」
「ああ、腰が蕩けるような思いをさせてやる。覚悟していろ」
中を掻き分けるようにゆっくり霧島は突き上げ始める。しかし我慢していた間の想いの分だけ二人を押し包む快感は強烈で、もはや霧島は白い躰にのめり込んでしまい気付けばベッドごと揺らす勢いで京哉を攻め立てていた。
甘い声で京哉が訴える。
「あっ、ふ……もう、僕、いっちゃう、かも」
「私も、一緒に、いくぞ!」
霧島の力強い腰の律動に合わせて京哉も激しく腰を波打たせた。上下から腰をぶつけ合い、深く貫き、受け入れ合う。京哉の体内で霧島が太いものを更に膨れ上がらせた。
二人とも我慢ができない。霧島は京哉にのしかかる。シーツに投げ出した京哉の両手に自分の両手を重ねた。ひとつになった二人は両手指を絡め合わせて身を震わせ解放する。
「忍さん、愛してます……早くきて……あっ、あうっ!」
「京哉、私も愛している……くうっ!」
京哉は自分の胸まで汚し、霧島は京哉の芯をずぶ濡れにした。溢れるものがやっと落ち着く。京哉は脱力しそうになったが霧島は抜かないまま再び攻め始めた。
放ってなおきつく誘い込んでくる。そんな京哉の粘膜が破れそうなほど、上下左右に突き上げては掻き混ぜた。思い切り擦り上げたあとは背後からじっくりと攻める。
「あぅんっ、まだ忍さんがすごい、融けちゃう!」
「私も融けそうだ……京哉、まだ狭い、きついぞ、っく!」
淫らな言葉で互いを昂ぶらせ合いながら二人は行為に没頭した。京哉は細い腰を前後させ、それを掴んで霧島は己を幾度となく打ち込む。また達して京哉は霧島の掌に迸らせ、霧島は京哉の奥深くに熱く濃く放った。
それは二度目とは思えないほど大量で京哉は内腿を伝う感触にまで酔う。霧島は愛しい年下の恋人の顔が見たくて再び身を返させた。
「まだだ、京哉……もっと、もっと私にお前をくれ!」
「あっふ……そんな、あ、ああっ……や、あんっ!」
跪いた霧島は自分の上に京哉を跨らせ座らせた。真下から京哉を貫いたまま深く深く貫いておいて、背後に手をつくと思い切り揺さぶり突き上げていた。
深すぎる挿入に京哉はもう言葉にならない喘ぎを洩らすのみだ。
「は、あんっ! いや、あ……忍さ、ん……やだ――」
「だめだ、京哉、私をもっと感じてくれ!」
苦痛と紙一重の快感に京哉は予兆もなく僅かな薄い液体を霧島の腹に零す。同時に窄まりが締まった衝撃で霧島も京哉の体内にどっぷりと注ぎ込んだ。堪らない快感を味わう。
だがこのままでは京哉が保たないので横たわらせ、またのしかかって手を繋ぎ合い指を絡ませて激しく腰をスライドさせた。
必死で京哉が応えてくれる一瞬が本気で蕩けそうなほど快感の極みだった。
仰け反った京哉の白い喉が咬みつきたいような色気を発散している。もう京哉は何も零せないと分かっていた。しかし可哀相だと思いつつも攻めるのを止められない。
けれどやがては京哉の手から力が抜ける。手だけではなく全身ぐったりとして細い首もうなだれていた。慌てて霧島は己を抜き去り、京哉のバイタルサインを看る。
全て速いが正常範囲内で気を失っただけと分かり安堵した。溜息をつく。いつもやらかしてしまう、失神するまで攻め抜くという己の果てない欲望に呆れた。
じっと覗き込んでいると五分ほどで京哉は目を開く。そして身を起こそうとした。
「ん、忍さん、タオル絞ってきますから……うっ!」
「無理だろう。私はシャワーで流してくるからお前は寝ていろ」
立派な私立病院の二人部屋はシャワールームも付属していた。それでも霧島を目で追う心配性の京哉だが動けないのは事実で、灰色の目に浮かぶ微笑みに促され大人しくベッドに横になる。霧島は怪我の痛みを感じさせない足取りでシャワールームに歩いて行った。
戻ってくると霧島は京哉を元のベッドに移動させ、自分も京哉の隣に横になる。
「こっちで寝るんですか?」
「何か不都合でもあるのか? 朝までにはそちらのシーツも乾くだろう」
「じゃあ明日、看護師さんに見つからないうちに起きないと」
「構うものか、罪を犯した訳でもないのだからな」
「構うと思いますけれどね。ふあーあ、明日は貴方のサングラスを買いに――」
呂律が回らないほどの眠気に京哉は襲われていた。霧島が暖かくも力強い腕で抱き締めてくれる。ここ暫くなかった安堵に包まれて京哉は眠りに落ちていった。
「いや。私にさせてくれ。もう本当に我慢の限界なんだ」
そこまで言われては京哉も折れるしかない。毛布を退けて横たわると霧島が華奢な身を膝立ちで跨いだ。読書灯で陰影を深くした端正な顔を見上げる。
見下ろしてくる灰色の目は情欲を溢れんばかりに湛え、切なく切羽詰まった光を宿し潤んでいるようだった。
「毎晩お前の寝顔を見ていたんだ。今日こそ抱いてしまおうかとずっと考えていた」
「そう……でしたか」
「器用に切り替えなど、私には無理だった」
「すみませんでした」
「だから、頼む。思い切り抱かせてくれ」
言うなり霧島は京哉にキスを仕掛ける。激しく唇を貪り舌を絡め吸い上げた。京哉は霧島に欲しがるだけ唾液を与える。
それを霧島は喉を鳴らして飲み干した。頭の芯が白熱する思いで身を起こした霧島は薄いガウンのような服を脱ぎ捨てる。
逞しい胸に貼られた内視鏡手術痕の白い防水ガーゼが痛々しく、京哉は目を眇めて霧島を見つめた。一応言ったが痛くない訳はない。
「本当に痛かったら言って下さいね」
「分かっている。だがこれはもう治まらん」
「うわあ、忍さん、すっごい……」
霧島の躰の中心は勃ち上がり切って、揺れもしないほど張り詰め反り返っている。熱く滾った切っ先からは蜜が零れ落ち、京哉の白い腹を濡らしてしまっていた。
「これで京哉、お前を声が嗄れるまで鳴かせてやるからな」
「ちょ、ここで大声なんて出せませんよ」
「心配するな、内鍵はロックしてある」
そんな問題ではない気がしたが、既に霧島は京哉の膝を立てさせた脚を思い切り押し開いている。割って入ると己の零した蜜を右手指に絡めて優しく、だがためらいなく京哉に挿入した。そうしていきなり擦り上げ始める。
長い指の感触と動きの淫らさに京哉は息を呑み、次には呆然とするほどの快感に甘く鳴いていた。
「ああっ! あぅん……そこは、忍さん、や、あんっ!」
「すまん、京哉……すぐにでも入りたくて堪らないんだ!」
「いい、から……忍さんの、好きに……はぁんっ!」
ああ言ったが京哉は抑えようもなく奔放に鳴く。そんな様子が堪らなく愛しい。華奢な身で淫らに指を咥え込む高貴で美しくしなやかな獣。
躰の中心が張り裂けそうになるのを自覚した霧島は更に性急に指を増やし、深く届かせて快感を途切れなく与えながらも数指を捩って狭い窄まりを緩め始めた。
だが幾らも経たず訊いてしまう。
「なあ、京哉、もういいか?」
「分かりません、けど……忍さんに埋められたい――」
その言葉で耐え難くなった霧島は全ての指を抜いた。白く細い躰をもっと押し広げると京哉も自ら腰を浮かせる。色づきに霧島は己をあてがい蜜を塗り込んだ。京哉の体内がぬるんでいるのは分かっている。切っ先を僅かに食い込ませた。腰が疼く。
「京哉、私を入れてくれ」
「はい……んっあ、ああんっ……すご、い!」
「すまん、我慢してくれ……私を、全て、埋めるからな!」
中はぬるんでいたが自分でもどうかと思うほど太く滾らせていたのだ。指とは比べ物にならない太さのものを受け入れて京哉は苦しげな声を洩らす。
だが霧島は腰を進める動きを止められない。
腹の底が焼きつくほど恋い焦がれた京哉に己を埋め、今にも飛ばしてしまいそうな理性を何とか繋ぎ止めながら、可能な限り深く貫いて深い溜息を洩らした。
「あっ、く……ああ、京哉……欲しかった――」
「僕も、です、っん……怪我が、痛くなければ、動いて、突いて下さい」
「ああ、腰が蕩けるような思いをさせてやる。覚悟していろ」
中を掻き分けるようにゆっくり霧島は突き上げ始める。しかし我慢していた間の想いの分だけ二人を押し包む快感は強烈で、もはや霧島は白い躰にのめり込んでしまい気付けばベッドごと揺らす勢いで京哉を攻め立てていた。
甘い声で京哉が訴える。
「あっ、ふ……もう、僕、いっちゃう、かも」
「私も、一緒に、いくぞ!」
霧島の力強い腰の律動に合わせて京哉も激しく腰を波打たせた。上下から腰をぶつけ合い、深く貫き、受け入れ合う。京哉の体内で霧島が太いものを更に膨れ上がらせた。
二人とも我慢ができない。霧島は京哉にのしかかる。シーツに投げ出した京哉の両手に自分の両手を重ねた。ひとつになった二人は両手指を絡め合わせて身を震わせ解放する。
「忍さん、愛してます……早くきて……あっ、あうっ!」
「京哉、私も愛している……くうっ!」
京哉は自分の胸まで汚し、霧島は京哉の芯をずぶ濡れにした。溢れるものがやっと落ち着く。京哉は脱力しそうになったが霧島は抜かないまま再び攻め始めた。
放ってなおきつく誘い込んでくる。そんな京哉の粘膜が破れそうなほど、上下左右に突き上げては掻き混ぜた。思い切り擦り上げたあとは背後からじっくりと攻める。
「あぅんっ、まだ忍さんがすごい、融けちゃう!」
「私も融けそうだ……京哉、まだ狭い、きついぞ、っく!」
淫らな言葉で互いを昂ぶらせ合いながら二人は行為に没頭した。京哉は細い腰を前後させ、それを掴んで霧島は己を幾度となく打ち込む。また達して京哉は霧島の掌に迸らせ、霧島は京哉の奥深くに熱く濃く放った。
それは二度目とは思えないほど大量で京哉は内腿を伝う感触にまで酔う。霧島は愛しい年下の恋人の顔が見たくて再び身を返させた。
「まだだ、京哉……もっと、もっと私にお前をくれ!」
「あっふ……そんな、あ、ああっ……や、あんっ!」
跪いた霧島は自分の上に京哉を跨らせ座らせた。真下から京哉を貫いたまま深く深く貫いておいて、背後に手をつくと思い切り揺さぶり突き上げていた。
深すぎる挿入に京哉はもう言葉にならない喘ぎを洩らすのみだ。
「は、あんっ! いや、あ……忍さ、ん……やだ――」
「だめだ、京哉、私をもっと感じてくれ!」
苦痛と紙一重の快感に京哉は予兆もなく僅かな薄い液体を霧島の腹に零す。同時に窄まりが締まった衝撃で霧島も京哉の体内にどっぷりと注ぎ込んだ。堪らない快感を味わう。
だがこのままでは京哉が保たないので横たわらせ、またのしかかって手を繋ぎ合い指を絡ませて激しく腰をスライドさせた。
必死で京哉が応えてくれる一瞬が本気で蕩けそうなほど快感の極みだった。
仰け反った京哉の白い喉が咬みつきたいような色気を発散している。もう京哉は何も零せないと分かっていた。しかし可哀相だと思いつつも攻めるのを止められない。
けれどやがては京哉の手から力が抜ける。手だけではなく全身ぐったりとして細い首もうなだれていた。慌てて霧島は己を抜き去り、京哉のバイタルサインを看る。
全て速いが正常範囲内で気を失っただけと分かり安堵した。溜息をつく。いつもやらかしてしまう、失神するまで攻め抜くという己の果てない欲望に呆れた。
じっと覗き込んでいると五分ほどで京哉は目を開く。そして身を起こそうとした。
「ん、忍さん、タオル絞ってきますから……うっ!」
「無理だろう。私はシャワーで流してくるからお前は寝ていろ」
立派な私立病院の二人部屋はシャワールームも付属していた。それでも霧島を目で追う心配性の京哉だが動けないのは事実で、灰色の目に浮かぶ微笑みに促され大人しくベッドに横になる。霧島は怪我の痛みを感じさせない足取りでシャワールームに歩いて行った。
戻ってくると霧島は京哉を元のベッドに移動させ、自分も京哉の隣に横になる。
「こっちで寝るんですか?」
「何か不都合でもあるのか? 朝までにはそちらのシーツも乾くだろう」
「じゃあ明日、看護師さんに見つからないうちに起きないと」
「構うものか、罪を犯した訳でもないのだからな」
「構うと思いますけれどね。ふあーあ、明日は貴方のサングラスを買いに――」
呂律が回らないほどの眠気に京哉は襲われていた。霧島が暖かくも力強い腕で抱き締めてくれる。ここ暫くなかった安堵に包まれて京哉は眠りに落ちていった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる