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第45話
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「あー、美味しい」
「労働のあとの一杯は格別だろ?」
「自己正当化しようったってだめ。ゴミ袋、ちゃんとダストシュートに捨ててよね。それと『プラモの部品がない』とか、後で泣き付いたり怒ったりしないで」
「分かってるって、何度も言うなよな」
「言わされる身にもなってみて下さいねー」
留置場の硬い寝台に並んで腰掛けて二人はコーヒーを飲む。シドはゴミの中から発掘された小さな灰皿を傍らに置き、煙草を咥えて火を点けた。
紫煙の行方を目で追いながらハイファは小声で呟く。
「これも幸せ」
「何だよ、急に」
「ん。今のマックスのこともあるけど……シドが拉致られたとき、生きた心地がしないって、こういうのを言うんだなあって思ったから。思い出させたなら、ごめん」
「いや、もう治ったしな。あれはマジでシャレにならねぇストライクだったぜ」
シドは煙草を挟んでいない左手の指を握っては開きして見せた。
「第一種強権発動だっけか、させちまって悪かったな。本当は昔の女に泣き付くようなこと、お前なら絶対にしたくない筈なのにな」
「それを分かってくれてるだけで充分。大体、僕が太刀打ちできる人たちじゃない」
「そうか。お前のプライドを傷つけたと思ってたが、割り切ってくれてるならいい」
言われて微笑んだハイファはシドにくっつくと、その両手をまじまじ見る。
「良かった、完治だね。いつ次のイヴェントにストライクしても大丈夫、と」
「ヤなこと言うなよな。本日の残りのミッションは買い物してお前の手料理食って、リフレッシャ浴びて寝るだけなんだからな」
「それだけ?」
「もうひとつくらい加わっても俺は構わねぇぞ。なあ、帰ったらさ、いいだろ?」
甘えの混じる低い囁きにハイファは抗えない。今日は他の房に客もいるので、愛し人を抱き締めたいのをハイファは堪えた。それでも素早くソフトキスを交わす。
「じゃあゴミ捨てて帰ろうよ」
僅かに目元を染めたハイファが宣言し二人は立ち上がった。両手に数個という膨大な量のゴミの詰まったビニール袋を部屋から持ち出し、ダストシュートに分別して投げ込む。
そして上階に上がる前にシドは横目でチラリと本来の居住権を持つ、ヤマサキが言っていた不法入星者であろう口が堅いらしい二人の男を見やった。ふいにシドは既視感に囚われ囁くようにバディを呼び止める。
「……ハイファ」
「え、なあに?」
「お前はそっちの奴、捜査戦術コンじゃなくて別室戦術コンで検索掛けろ。急げ!」
ただならぬ声のシリアスさにハイファは慌ててリモータ操作した。
シドが感じたのは体験に裏打ちされた勘、男らの持つ質感とでも言うべきものだった。二人はそれぞれ不法入星者のポラを撮るなり上空のMCSを介して別室戦術コンに送る。返答がくるまでの十数秒が長い。
「あっ、中央情報局第六課で手配が掛かってるヴィクトル星系解放旅団の残党だ!」
「こっちも同じくだ。この調子なら他にいてもおかしくねぇぞ」
「他にもまだ清冽なる……の『テレーザガーデンズ』を恨んでる人たちがいるかも」
「今日は何処で誰にマックスが見られてたか分かったもんじゃねぇ、病院行くぞ!」
「ヤー!」
階段を駆け上った二人はデカ部屋のデスクを縫って書類を撒き散らしながら疾走、緊急機駐機場のドアから飛び出すと手前の一機に乗り込んだ。
サイレンを鳴らし駐機場から蹴飛ばされたように飛び立ち駆け去った緊急機を見送り、ヴィンティス課長は巨大な溜息をつきながらこめかみを揉みほぐす。
セントラル・リドリー病院の五階・救急機駐機場に緊急機を突っ込ませたシドは勝手知ったる救急救命室を突っ切り廊下に飛び出すとハイファと共に階段へと急いだ。
緊急機の中でハイファが別室に向けて『残党複数が本星セントラルに侵入』との連絡・注意喚起はしたが、のんびり対応など待ってはいられない。
苛立ち焦りつつ二階分を駆け上る。廊下を走り、角を曲がるとそこは脳外科だ。
マックスの病室は七〇八号室、二十メートルも走るとそれこそ関係者以外は入れないオートドアが開いている。どうやってここまでのチェックをクリアしたのか知らないがそこから作業員風の男が一人、入ってゆくのが見えた。
一気に距離を詰めて僅かな隙間を間一髪、シドとハイファはすり抜ける。ハイファは銃を抜くなり轟音を立てて男の腹にダブルタップ。ほぼ同時にシドが発射したレールガンのフレシェット弾は銃を構えた男の右腕をマックスパワーでぶち抜いていた。
だが男が持つ旧式銃も一瞬早く撃発音を響かせており、ベッドに角度をつけ凭れていたマックスの左側頭部から血飛沫を上げさせる。
殆ど片腕がちぎれた状態の男を床に蹴り飛ばしておいてシドとハイファは言葉もなくマックスを庇うように覆い被さっていたキャスを退けて座らせマックスを看た。
「ハイファ、医者だ! マックス、大丈夫かっ!?」
「……痛っ!」
揺さぶられてマックスは顔をしかめる。左手を持ち上げて彷徨わせた挙げ句に頭の傷に触れようとしたが結局怖くなったのか手を引っ込めた。その動きは滑らかでシドはやや安心する。本格的に頭が割れた訳ではないらしいと分かったからだ。
「大丈夫みたいだな。掠ったのと衝撃波で脳震盪だろ」
「良かった、間に合ったね。ナースコール押したよ」
マックスを除く全員が斃したとばかり思っていた敵に背を向けていた。
床に大量の血を擦り付け、更に血溜まりを作りつつある敵は勿論、倒れ伏していたが、その左手が静かに銃に伸びる。そしてグリップを掴むなり一発の銃弾を放った。
誰が撃たれてもおかしくなかった。だがそれは大きく逸れて天井へとめり込んだ。マックスが発射したリモータ搭載のスタンレーザーを浴び、全身を硬直させられたが故に。
咄嗟に振り向いたシドとハイファにキャスは全身麻痺し男が痙攣するのを見た。
「スタンを、まさか……マックス?」
子供には危なすぎるオモチャ、スタンレーザー機能はロックしてあった。それを瞬時に解除し射った男は金髪を血で染め、今度こそ痛むのか文字通り頭を抱えている。
「どうしたマックス、大丈夫なのか? 何とか言えよ!」
「くっ……お前ら、油断、しすぎだぞ」
「マックス、貴方……?」
「キャス……それより、ここは何処だ? いやに外が、明るい、ようだが」
シドたちとキャスは顔を見合わせ、そしてマックスを注視する。
「どうし、たんだよ、キャス? それに……シドと、ハイファスまで」
「もしかしてマックス、ここが何処か分かる?」
「タイタンにしちゃ、明るい……テラ本星か? 一分署の仮補填はどうなった?」
「まさか、還ってきたのね、マックス!!」
キャスがマックスに抱きつく。
「おい、キャス。人目も、あるのに……何を――」
マックスにはまだ記憶の混乱や一部欠如も見受けられ、言葉もたどたどしさが感じられたが、これは間違いなく以前のマクシミリアン=ダベンポートその人であった。
「すごい、戻っちゃったんだ!」
「『何かの拍子』ってか」
二人は顔を見合わせる。シドは脱力し、反動で体が浮き上がるような気さえした。
ひとしきりキャスと喜び合ったのちハイファが提案する。
「でもここじゃ危ないよ。残党狩りが一段落するまで軍病院に入れないかどうか訊いてみる。セントラル基地の敷地内でここからもそう遠くないし」
「あそこならミサイルが飛んできても大丈夫だもんな」
未だ状況を掴めていないらしいマックスは、少々居心地悪そうな表情をしていた。
その彼の右手にキャスは両手を被せ、握り締めて自分に注意を向けさせる。
「貴方に約束のプレゼントよ。じつはね、わたしのお腹には――」
◇◇◇◇
別室はマックスをこれ以上囮にして利用する気はないらしく、だが軍病院への入院手配はしてくれた。軍人でもないのにこの破格の扱いはフォッカー=リンデマン一等特務技官の口添えがあってのことだとシドはあとになってハイファから聞いた。
タイタンの宙港で高性能爆薬が爆発する前に信管でマックスの息の根を止めようとしたことへの罪悪感……などというのは相手はベテラン別室員、甘いだろうが。
勿論二人も別室がそれだけで動くほど甘くないのは承知である。今後もできるだけ機嫌良くイヴェントストライカを別室任務にご招待する選択をしたのかも知れないなどと、色々想像するも思惑は不明だ。
とにかく襲撃を受けてから一時間と経たずに迎えが来てマックスとキャスは軍病院に転院することになった。刺客であるヴィクトル星系解放旅団の一員もセントラル・リドリー病院スタッフに応急処置を受け、全身を麻痺させたままで再生槽に放り込まれ、運ばれて行った。
命はあるのでここから情報が取れ、残党狩りは容易になると思われる。
やってきた中央情報局員が病院側にこの件を表沙汰にせぬよう圧力をかけていったので、惑星警察としてのシドたちが被害者なき流血事件に苦慮するのも免れた。
マックスは付き添いのキャスと共にセントラル八分署管内にある軍施設内の病院へと軍用BELに乗って転院していった。
こうしてシドとハイファに本当の日常が訪れたのだった。
「でも緊急機は返さないとね」
「また始末書モンだな」
二人は五階に降りて緊急機を引っ張り出し署に戻った。
「労働のあとの一杯は格別だろ?」
「自己正当化しようったってだめ。ゴミ袋、ちゃんとダストシュートに捨ててよね。それと『プラモの部品がない』とか、後で泣き付いたり怒ったりしないで」
「分かってるって、何度も言うなよな」
「言わされる身にもなってみて下さいねー」
留置場の硬い寝台に並んで腰掛けて二人はコーヒーを飲む。シドはゴミの中から発掘された小さな灰皿を傍らに置き、煙草を咥えて火を点けた。
紫煙の行方を目で追いながらハイファは小声で呟く。
「これも幸せ」
「何だよ、急に」
「ん。今のマックスのこともあるけど……シドが拉致られたとき、生きた心地がしないって、こういうのを言うんだなあって思ったから。思い出させたなら、ごめん」
「いや、もう治ったしな。あれはマジでシャレにならねぇストライクだったぜ」
シドは煙草を挟んでいない左手の指を握っては開きして見せた。
「第一種強権発動だっけか、させちまって悪かったな。本当は昔の女に泣き付くようなこと、お前なら絶対にしたくない筈なのにな」
「それを分かってくれてるだけで充分。大体、僕が太刀打ちできる人たちじゃない」
「そうか。お前のプライドを傷つけたと思ってたが、割り切ってくれてるならいい」
言われて微笑んだハイファはシドにくっつくと、その両手をまじまじ見る。
「良かった、完治だね。いつ次のイヴェントにストライクしても大丈夫、と」
「ヤなこと言うなよな。本日の残りのミッションは買い物してお前の手料理食って、リフレッシャ浴びて寝るだけなんだからな」
「それだけ?」
「もうひとつくらい加わっても俺は構わねぇぞ。なあ、帰ったらさ、いいだろ?」
甘えの混じる低い囁きにハイファは抗えない。今日は他の房に客もいるので、愛し人を抱き締めたいのをハイファは堪えた。それでも素早くソフトキスを交わす。
「じゃあゴミ捨てて帰ろうよ」
僅かに目元を染めたハイファが宣言し二人は立ち上がった。両手に数個という膨大な量のゴミの詰まったビニール袋を部屋から持ち出し、ダストシュートに分別して投げ込む。
そして上階に上がる前にシドは横目でチラリと本来の居住権を持つ、ヤマサキが言っていた不法入星者であろう口が堅いらしい二人の男を見やった。ふいにシドは既視感に囚われ囁くようにバディを呼び止める。
「……ハイファ」
「え、なあに?」
「お前はそっちの奴、捜査戦術コンじゃなくて別室戦術コンで検索掛けろ。急げ!」
ただならぬ声のシリアスさにハイファは慌ててリモータ操作した。
シドが感じたのは体験に裏打ちされた勘、男らの持つ質感とでも言うべきものだった。二人はそれぞれ不法入星者のポラを撮るなり上空のMCSを介して別室戦術コンに送る。返答がくるまでの十数秒が長い。
「あっ、中央情報局第六課で手配が掛かってるヴィクトル星系解放旅団の残党だ!」
「こっちも同じくだ。この調子なら他にいてもおかしくねぇぞ」
「他にもまだ清冽なる……の『テレーザガーデンズ』を恨んでる人たちがいるかも」
「今日は何処で誰にマックスが見られてたか分かったもんじゃねぇ、病院行くぞ!」
「ヤー!」
階段を駆け上った二人はデカ部屋のデスクを縫って書類を撒き散らしながら疾走、緊急機駐機場のドアから飛び出すと手前の一機に乗り込んだ。
サイレンを鳴らし駐機場から蹴飛ばされたように飛び立ち駆け去った緊急機を見送り、ヴィンティス課長は巨大な溜息をつきながらこめかみを揉みほぐす。
セントラル・リドリー病院の五階・救急機駐機場に緊急機を突っ込ませたシドは勝手知ったる救急救命室を突っ切り廊下に飛び出すとハイファと共に階段へと急いだ。
緊急機の中でハイファが別室に向けて『残党複数が本星セントラルに侵入』との連絡・注意喚起はしたが、のんびり対応など待ってはいられない。
苛立ち焦りつつ二階分を駆け上る。廊下を走り、角を曲がるとそこは脳外科だ。
マックスの病室は七〇八号室、二十メートルも走るとそれこそ関係者以外は入れないオートドアが開いている。どうやってここまでのチェックをクリアしたのか知らないがそこから作業員風の男が一人、入ってゆくのが見えた。
一気に距離を詰めて僅かな隙間を間一髪、シドとハイファはすり抜ける。ハイファは銃を抜くなり轟音を立てて男の腹にダブルタップ。ほぼ同時にシドが発射したレールガンのフレシェット弾は銃を構えた男の右腕をマックスパワーでぶち抜いていた。
だが男が持つ旧式銃も一瞬早く撃発音を響かせており、ベッドに角度をつけ凭れていたマックスの左側頭部から血飛沫を上げさせる。
殆ど片腕がちぎれた状態の男を床に蹴り飛ばしておいてシドとハイファは言葉もなくマックスを庇うように覆い被さっていたキャスを退けて座らせマックスを看た。
「ハイファ、医者だ! マックス、大丈夫かっ!?」
「……痛っ!」
揺さぶられてマックスは顔をしかめる。左手を持ち上げて彷徨わせた挙げ句に頭の傷に触れようとしたが結局怖くなったのか手を引っ込めた。その動きは滑らかでシドはやや安心する。本格的に頭が割れた訳ではないらしいと分かったからだ。
「大丈夫みたいだな。掠ったのと衝撃波で脳震盪だろ」
「良かった、間に合ったね。ナースコール押したよ」
マックスを除く全員が斃したとばかり思っていた敵に背を向けていた。
床に大量の血を擦り付け、更に血溜まりを作りつつある敵は勿論、倒れ伏していたが、その左手が静かに銃に伸びる。そしてグリップを掴むなり一発の銃弾を放った。
誰が撃たれてもおかしくなかった。だがそれは大きく逸れて天井へとめり込んだ。マックスが発射したリモータ搭載のスタンレーザーを浴び、全身を硬直させられたが故に。
咄嗟に振り向いたシドとハイファにキャスは全身麻痺し男が痙攣するのを見た。
「スタンを、まさか……マックス?」
子供には危なすぎるオモチャ、スタンレーザー機能はロックしてあった。それを瞬時に解除し射った男は金髪を血で染め、今度こそ痛むのか文字通り頭を抱えている。
「どうしたマックス、大丈夫なのか? 何とか言えよ!」
「くっ……お前ら、油断、しすぎだぞ」
「マックス、貴方……?」
「キャス……それより、ここは何処だ? いやに外が、明るい、ようだが」
シドたちとキャスは顔を見合わせ、そしてマックスを注視する。
「どうし、たんだよ、キャス? それに……シドと、ハイファスまで」
「もしかしてマックス、ここが何処か分かる?」
「タイタンにしちゃ、明るい……テラ本星か? 一分署の仮補填はどうなった?」
「まさか、還ってきたのね、マックス!!」
キャスがマックスに抱きつく。
「おい、キャス。人目も、あるのに……何を――」
マックスにはまだ記憶の混乱や一部欠如も見受けられ、言葉もたどたどしさが感じられたが、これは間違いなく以前のマクシミリアン=ダベンポートその人であった。
「すごい、戻っちゃったんだ!」
「『何かの拍子』ってか」
二人は顔を見合わせる。シドは脱力し、反動で体が浮き上がるような気さえした。
ひとしきりキャスと喜び合ったのちハイファが提案する。
「でもここじゃ危ないよ。残党狩りが一段落するまで軍病院に入れないかどうか訊いてみる。セントラル基地の敷地内でここからもそう遠くないし」
「あそこならミサイルが飛んできても大丈夫だもんな」
未だ状況を掴めていないらしいマックスは、少々居心地悪そうな表情をしていた。
その彼の右手にキャスは両手を被せ、握り締めて自分に注意を向けさせる。
「貴方に約束のプレゼントよ。じつはね、わたしのお腹には――」
◇◇◇◇
別室はマックスをこれ以上囮にして利用する気はないらしく、だが軍病院への入院手配はしてくれた。軍人でもないのにこの破格の扱いはフォッカー=リンデマン一等特務技官の口添えがあってのことだとシドはあとになってハイファから聞いた。
タイタンの宙港で高性能爆薬が爆発する前に信管でマックスの息の根を止めようとしたことへの罪悪感……などというのは相手はベテラン別室員、甘いだろうが。
勿論二人も別室がそれだけで動くほど甘くないのは承知である。今後もできるだけ機嫌良くイヴェントストライカを別室任務にご招待する選択をしたのかも知れないなどと、色々想像するも思惑は不明だ。
とにかく襲撃を受けてから一時間と経たずに迎えが来てマックスとキャスは軍病院に転院することになった。刺客であるヴィクトル星系解放旅団の一員もセントラル・リドリー病院スタッフに応急処置を受け、全身を麻痺させたままで再生槽に放り込まれ、運ばれて行った。
命はあるのでここから情報が取れ、残党狩りは容易になると思われる。
やってきた中央情報局員が病院側にこの件を表沙汰にせぬよう圧力をかけていったので、惑星警察としてのシドたちが被害者なき流血事件に苦慮するのも免れた。
マックスは付き添いのキャスと共にセントラル八分署管内にある軍施設内の病院へと軍用BELに乗って転院していった。
こうしてシドとハイファに本当の日常が訪れたのだった。
「でも緊急機は返さないとね」
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