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魔王旅
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あれから1ヶ月が経ち、ようやくセーラも回復し始めた。
「全く…心配させて…。それにもう大丈夫なんだから泣くなよエル。鬱陶しいから」
「そんな言い方あんまりですよ!?」
「はいはい。騒ぐな騒ぐな。セーラの内傷に触る。」
どうやらセーラは勇者の特別な力に体外でなく、体内をも攻撃されたようだった。
体内の傷を癒すのにはまだ僕の知識じゃダメだった。
「エル、僕はこれからあらゆる物を見に旅に出ようかと思う。」
「えぇ!!?」
「そんなに驚くことか??」
「驚きますとも!!この城はどうなるのです!?」
「それは君たち2人に頼むつもりだ。当分セーラを動かす訳にはいかないし、勇者と戦うには僕はまだ無知すぎる。」
「魔王様…。」
「僕は魔王だ。成長するためにあらゆるものを自分のものとしなければならない。そもそも僕らはなぜ人間と敵対しているんだ?」
「それは…前魔王様も前前魔王さまもがずっと人間は敵だとおっしゃっていたので……」
「そんな理由でセーラは傷つけられたのか?」
「……。」
「こちらからしかけた訳でもないのになぜ攻撃されなければならない?何か大昔にきっかけでもなければおかしいとおもわないか?」
「……しかしお一人で行かせる訳には…」
「僕を誰だと思っているんだ?僕は魔王だぞ。自分の魔力を使って、使い魔を作成するつもりだ。」
「確かに魔王様ならできますが…」
「大丈夫だ。ほんの1部しか使わない。とんでもない化け物が出来たら困るからな。それと頼みがある。セーラとエルの髪の毛を少しくれないか?2人とも干渉できるようにしときたい。コンタクトをとる時に便利だからな」
「そういうことでしたら…」
「ありがとう。真実を知ったらそのまますぐ帰ってくる。少なくとも1年で帰る。真実を知る前にお前らを傷つけられたら主として失格だからな。」
「魔王様…」
「おい泣くなって」
こうして異例の魔王である僕が旅をすることになった。
セーラとエルに髪を貰った僕は魔物作成を行った。もちろん結果は成功だったのだが、
「お初にお目にかかります魔王様。私を産んでいただき誠にありがとうございます。つきましてはこれからのお世話はこのわたくしめがこなしますゆえ用がございましたらなんなりとお申し付けございませ。」
なんともまぁよく喋ることで。
ひとまず名前を付けることに。
「君の名は今日からユースエル・ロードと名乗るんだ。」
「はっ!ありがたき幸せ。」
「ところでロード、君は女なのか?本当に魔物なのか?」
「な…なんですと!?どう見ても私は魔物でございます。性別は女で間違いありませんが、魔王様の血が入っておりますゆえ魔王様の子も同然でございます。」
「そ、そうか……。まぁいい。これから僕は旅に出る。魔王と勇者が戦わなければならない理由を、真実を知るために。それにお前には着いてきてもらう。そして魔王様はやめろ。僕の名はシエラだ。人間に会った時に騒がれては面倒だからシエラと呼ぶんだ。いいね。」
「承知しました。ならば魔王様の漏れている威圧のオーラを私が隠しましょうか?」
「威圧のオーラ?」
「気づいていらっしゃらなかったのですか?私はてっきり我等を試すためだとばかり…」
(早くいっておいて欲しかったなぁそれ……)
何はともあれ極力魔力を抑え込み、翼も体内にしまい込み、できる限り人に近い姿になった。漏れ出た魔力とオーラはロードが隠してくれた。
「それでは行ってくる。城のことは任せたぞ」
「「はい!!」」
こうして僕は2度目の城外へ、今度は急ぐことなく自分の足で、転生前の黒髪の自分に少し似た少女のロードとともに歩み始めた。
「全く…心配させて…。それにもう大丈夫なんだから泣くなよエル。鬱陶しいから」
「そんな言い方あんまりですよ!?」
「はいはい。騒ぐな騒ぐな。セーラの内傷に触る。」
どうやらセーラは勇者の特別な力に体外でなく、体内をも攻撃されたようだった。
体内の傷を癒すのにはまだ僕の知識じゃダメだった。
「エル、僕はこれからあらゆる物を見に旅に出ようかと思う。」
「えぇ!!?」
「そんなに驚くことか??」
「驚きますとも!!この城はどうなるのです!?」
「それは君たち2人に頼むつもりだ。当分セーラを動かす訳にはいかないし、勇者と戦うには僕はまだ無知すぎる。」
「魔王様…。」
「僕は魔王だ。成長するためにあらゆるものを自分のものとしなければならない。そもそも僕らはなぜ人間と敵対しているんだ?」
「それは…前魔王様も前前魔王さまもがずっと人間は敵だとおっしゃっていたので……」
「そんな理由でセーラは傷つけられたのか?」
「……。」
「こちらからしかけた訳でもないのになぜ攻撃されなければならない?何か大昔にきっかけでもなければおかしいとおもわないか?」
「……しかしお一人で行かせる訳には…」
「僕を誰だと思っているんだ?僕は魔王だぞ。自分の魔力を使って、使い魔を作成するつもりだ。」
「確かに魔王様ならできますが…」
「大丈夫だ。ほんの1部しか使わない。とんでもない化け物が出来たら困るからな。それと頼みがある。セーラとエルの髪の毛を少しくれないか?2人とも干渉できるようにしときたい。コンタクトをとる時に便利だからな」
「そういうことでしたら…」
「ありがとう。真実を知ったらそのまますぐ帰ってくる。少なくとも1年で帰る。真実を知る前にお前らを傷つけられたら主として失格だからな。」
「魔王様…」
「おい泣くなって」
こうして異例の魔王である僕が旅をすることになった。
セーラとエルに髪を貰った僕は魔物作成を行った。もちろん結果は成功だったのだが、
「お初にお目にかかります魔王様。私を産んでいただき誠にありがとうございます。つきましてはこれからのお世話はこのわたくしめがこなしますゆえ用がございましたらなんなりとお申し付けございませ。」
なんともまぁよく喋ることで。
ひとまず名前を付けることに。
「君の名は今日からユースエル・ロードと名乗るんだ。」
「はっ!ありがたき幸せ。」
「ところでロード、君は女なのか?本当に魔物なのか?」
「な…なんですと!?どう見ても私は魔物でございます。性別は女で間違いありませんが、魔王様の血が入っておりますゆえ魔王様の子も同然でございます。」
「そ、そうか……。まぁいい。これから僕は旅に出る。魔王と勇者が戦わなければならない理由を、真実を知るために。それにお前には着いてきてもらう。そして魔王様はやめろ。僕の名はシエラだ。人間に会った時に騒がれては面倒だからシエラと呼ぶんだ。いいね。」
「承知しました。ならば魔王様の漏れている威圧のオーラを私が隠しましょうか?」
「威圧のオーラ?」
「気づいていらっしゃらなかったのですか?私はてっきり我等を試すためだとばかり…」
(早くいっておいて欲しかったなぁそれ……)
何はともあれ極力魔力を抑え込み、翼も体内にしまい込み、できる限り人に近い姿になった。漏れ出た魔力とオーラはロードが隠してくれた。
「それでは行ってくる。城のことは任せたぞ」
「「はい!!」」
こうして僕は2度目の城外へ、今度は急ぐことなく自分の足で、転生前の黒髪の自分に少し似た少女のロードとともに歩み始めた。
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