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仮面の男と闇鬼の面
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「どうやら上手く入れたみたいね。」
「そのようだな。」
城から少し離れた場所にある隠し通路に入ったシエラ達は美琴の光魔法【ファストライト】を弱めて使い、足元を照らすほどの光で進んでいた。もちろん何があるか分からないため、少しでも見つかる可能性を減らすためだ。
「にしてもこれ本当に繋がっているんですか?」
「えぇ。私が逃げ道として使った場所ですから、間違いありません。」
「さすがガイオスとロードだな。よく見つけたもんだよ」
「まぁもっとはやくルナちゃんに話を聞けてたらもっと早く見つかったんだろうけどね」
「それをゆうなよ勇者さんよぉ」
「そうですよ!頑張ったんですよ美琴さん!」
暗く狭い道をゆっくりと歩いていくと。
「どうやら出口だな。足元の階段に気をつけて。ここから先は笑ってる場合じゃないみたいだ。気を引き締めよう。」
「承知しました。」
「あぁ。」
「そうね。」
「わかりました。」
階段を登った先の天井部分が動かせたため、ゆっくりとそれをのけた。
「どうやら誰も居ないようだな。」
「まずは私の察知スキルで周辺を調べます!」
「ロードそんなことできるのか?」
「はい!旅の途中で会得しました。まだ弱いので、500メートル先までしか察知することはできませんが…。」
「十分だ!頼む。」
「承知。…我、ロードが力を与えん。見えぬ者を我らに見せよ。エクスプアルーム。」
ロードが詠唱を終えると頭の中に城の1階の兵士の配置や、城の内部の構造までもが浮かんだ。
「ロードちゃん凄い!」
「嬢ちゃんやるねぇ~」
「ルナ、どうだ?城の内部はある程度変わっていないか?」
「はい。どうやらさほど変わっていないようです。もしほかも変わっていなければ王室は階段を2つ上がったもっとも奥に位置しているはずです。」
「この不気味なオーラもどうやらその王室からきてるんで間違いないみてぇだな」
「さぁ。いこう。」
ロードに見せてもらった城の中をしっかりと頭に入れ、シエラを先頭に歩き出した。
階段を1つ、2つ登ったその時だった。
「ねぇ。妙に順調過ぎない?もう一度、今度はこのフロアをロードちゃん、調べて見てくれない?」
「それは私も思います。あまりにも静かすぎる。」
「承知です。」
ロードは再び詠唱を始めた。
「エクスプアルーム!」
「どうゆう事だ!?」
「なんだこれ……」
「まさか……」
頭の中に映された城の中には、下のフロアと同じものだった。
「しまった!これは妨害魔法だ!」
「ってことは……」
魔法による作られた偽の城内だとわかったその時。
「もう遅いですぞ」
「「「「?!」」」」
王室の方から禍々しい不気味なオーラ(魔力)を放つ仮面をつけた男がゆっくりと近づいてきた。
「あなたがルナのご両親や家臣の方達を困らせた人ですね。」
「その通りですぞ、私はオーエンと申します。変な仮面をつけた坊や。」
「あなたに言われたくない。あなたは誰なんです?」
「君には関係ないですぞ?そんなことより、私に構っていて良いのですぞ?」
「!?」
気づいた時には兵士達に囲まれていた。
「キース!?セザ!シャザーナ!!私です、ルナです!」
「無駄ですぞ?彼らはもう私のおもちゃですぞ。」
「ですぞですぞうるさい!」
「おや?この方が愛嬌があるかと思ったのですが、勇者様にはお気に召さなかったようで。」
「一体この人数をどうやって……」
「簡単だよ小さいお嬢さん、私はこの世で1番凄い魔法使いだからさ。」
「嘘ですねそれは。シエラ様の方が上です。」
「頭も幼いようで。」
「なんですって!?」
「ロード、ほっとけ。それより、なんでこんなことをしたのか僕は知りたいんだけど……教えてくれません?」
「ん~どうしよっかなぁー」
指先でなぞるように仮面の顔横上から顎下まで動かす。
シエラはその男の仮面に見覚えがあった。
「闇鬼の面……」
「おや?知っているのですか?どうやらあなたは普通の坊やではないようですね。」
「小さい頃に勉強するため本をあさってたら、闇鬼の面について書かれた本を見つけたもので。」
「ならこの面がどんなものかも?」
「まぁ普通の人間や魔物、もちろんエルフや他の種族たちが身につけるようなものでわはないということくらいはね。」
「隠しても無駄なようですね。まさかあなたのような者が来るとはね…予想外でしたよ。」
「一体あなたはなんなんです?」
「まだ詳しくは言えませんが、まああなた方の敵だと認識していただいて結構です。」
「シエラ様、こいつはもしかしたら……」
「ロード、なにか知っているのか?!」
「はい。この人は……」
ロードがなにかを言おうとしたその瞬間、鋭い氷の刃がロードの体を貫いた。
「……ぐっ、かはっ…。」
「余計なこと言わなくていいんだよ。」
「ロードちゃん!」
「ロード!」
大量の血を吐きその場に崩れる。
「ロードちゃん、今回復致します!」
「すみ……ま、せん。」
「しゃべるなロードの嬢ちゃん。」
なんとかルナの回復魔法のおかげで一命を取り留めたようだ。
(まったく攻撃が見えなかったし、詠唱も聞こえなかった。なのに…)
「おや、意外と丈夫な体をお持ちで。威力を弱めていたとはいえ殺す気で放ったんですけど。」
すると突然、城内の空気が肌が痛くなるほどピリピリとし始めた。
「もうあなたが誰とかいいです。」
「そんなに殺気を放たないでくれよ。僕のおもちゃや君の仲間も怯えているよ?」
空気が変わったのはシエラの殺気によるものだった。男の言う通り美琴もルナも、ガイオスも、ロードでさえも体を大きく震わせ怯えていた。
「皆には悪いけど、僕は仲間を傷つけられるのが死ぬほど嫌いなんだ。」
背筋が凍るほどの殺気で城内が満ちていく。既に兵士達の中で気絶するものが現れ始めた。
その時。
ヒュッ…………パキパキッ。
「凄い身体能力だね……まさか私の氷魔法を素手で掴むなんて。」
「僕の仮面を風圧で壊すあなたもあなたですよ。」
パラパラと仮面の破片が落ちていき、全ての破片が落ちた。
(今は背中を向けているからまだ美琴にはバレないだろう。)
「ロード、僕にかけた魔法を解け。」
「?!っしかし…」
「これは命令だ。」
「シエラ…いいのか?」
「えぇ。どうせこの後バレるでしょうから。」
「シエラ?」
「皆さんは下がっていてください。僕一人で十分です。」
「シエラ様がそういうのであれば…」
「怪我してるのにすまない。頼む…」
ロードが【解除】と唱えた途端、体の内側から力がもどるのを感じた。
「力も抑えてたのか?」
体内にしまっていた翼をだし、隠していた角も元に戻った。(角は短くしたまま)
「その魔力っまさか!?」
あからさまに男の声からは怯えているのが伝わってくる。それを感じたシエラは大声で笑いだした。
そして。
「あぁ。お察しの通り……魔王だよ。」
「そのようだな。」
城から少し離れた場所にある隠し通路に入ったシエラ達は美琴の光魔法【ファストライト】を弱めて使い、足元を照らすほどの光で進んでいた。もちろん何があるか分からないため、少しでも見つかる可能性を減らすためだ。
「にしてもこれ本当に繋がっているんですか?」
「えぇ。私が逃げ道として使った場所ですから、間違いありません。」
「さすがガイオスとロードだな。よく見つけたもんだよ」
「まぁもっとはやくルナちゃんに話を聞けてたらもっと早く見つかったんだろうけどね」
「それをゆうなよ勇者さんよぉ」
「そうですよ!頑張ったんですよ美琴さん!」
暗く狭い道をゆっくりと歩いていくと。
「どうやら出口だな。足元の階段に気をつけて。ここから先は笑ってる場合じゃないみたいだ。気を引き締めよう。」
「承知しました。」
「あぁ。」
「そうね。」
「わかりました。」
階段を登った先の天井部分が動かせたため、ゆっくりとそれをのけた。
「どうやら誰も居ないようだな。」
「まずは私の察知スキルで周辺を調べます!」
「ロードそんなことできるのか?」
「はい!旅の途中で会得しました。まだ弱いので、500メートル先までしか察知することはできませんが…。」
「十分だ!頼む。」
「承知。…我、ロードが力を与えん。見えぬ者を我らに見せよ。エクスプアルーム。」
ロードが詠唱を終えると頭の中に城の1階の兵士の配置や、城の内部の構造までもが浮かんだ。
「ロードちゃん凄い!」
「嬢ちゃんやるねぇ~」
「ルナ、どうだ?城の内部はある程度変わっていないか?」
「はい。どうやらさほど変わっていないようです。もしほかも変わっていなければ王室は階段を2つ上がったもっとも奥に位置しているはずです。」
「この不気味なオーラもどうやらその王室からきてるんで間違いないみてぇだな」
「さぁ。いこう。」
ロードに見せてもらった城の中をしっかりと頭に入れ、シエラを先頭に歩き出した。
階段を1つ、2つ登ったその時だった。
「ねぇ。妙に順調過ぎない?もう一度、今度はこのフロアをロードちゃん、調べて見てくれない?」
「それは私も思います。あまりにも静かすぎる。」
「承知です。」
ロードは再び詠唱を始めた。
「エクスプアルーム!」
「どうゆう事だ!?」
「なんだこれ……」
「まさか……」
頭の中に映された城の中には、下のフロアと同じものだった。
「しまった!これは妨害魔法だ!」
「ってことは……」
魔法による作られた偽の城内だとわかったその時。
「もう遅いですぞ」
「「「「?!」」」」
王室の方から禍々しい不気味なオーラ(魔力)を放つ仮面をつけた男がゆっくりと近づいてきた。
「あなたがルナのご両親や家臣の方達を困らせた人ですね。」
「その通りですぞ、私はオーエンと申します。変な仮面をつけた坊や。」
「あなたに言われたくない。あなたは誰なんです?」
「君には関係ないですぞ?そんなことより、私に構っていて良いのですぞ?」
「!?」
気づいた時には兵士達に囲まれていた。
「キース!?セザ!シャザーナ!!私です、ルナです!」
「無駄ですぞ?彼らはもう私のおもちゃですぞ。」
「ですぞですぞうるさい!」
「おや?この方が愛嬌があるかと思ったのですが、勇者様にはお気に召さなかったようで。」
「一体この人数をどうやって……」
「簡単だよ小さいお嬢さん、私はこの世で1番凄い魔法使いだからさ。」
「嘘ですねそれは。シエラ様の方が上です。」
「頭も幼いようで。」
「なんですって!?」
「ロード、ほっとけ。それより、なんでこんなことをしたのか僕は知りたいんだけど……教えてくれません?」
「ん~どうしよっかなぁー」
指先でなぞるように仮面の顔横上から顎下まで動かす。
シエラはその男の仮面に見覚えがあった。
「闇鬼の面……」
「おや?知っているのですか?どうやらあなたは普通の坊やではないようですね。」
「小さい頃に勉強するため本をあさってたら、闇鬼の面について書かれた本を見つけたもので。」
「ならこの面がどんなものかも?」
「まぁ普通の人間や魔物、もちろんエルフや他の種族たちが身につけるようなものでわはないということくらいはね。」
「隠しても無駄なようですね。まさかあなたのような者が来るとはね…予想外でしたよ。」
「一体あなたはなんなんです?」
「まだ詳しくは言えませんが、まああなた方の敵だと認識していただいて結構です。」
「シエラ様、こいつはもしかしたら……」
「ロード、なにか知っているのか?!」
「はい。この人は……」
ロードがなにかを言おうとしたその瞬間、鋭い氷の刃がロードの体を貫いた。
「……ぐっ、かはっ…。」
「余計なこと言わなくていいんだよ。」
「ロードちゃん!」
「ロード!」
大量の血を吐きその場に崩れる。
「ロードちゃん、今回復致します!」
「すみ……ま、せん。」
「しゃべるなロードの嬢ちゃん。」
なんとかルナの回復魔法のおかげで一命を取り留めたようだ。
(まったく攻撃が見えなかったし、詠唱も聞こえなかった。なのに…)
「おや、意外と丈夫な体をお持ちで。威力を弱めていたとはいえ殺す気で放ったんですけど。」
すると突然、城内の空気が肌が痛くなるほどピリピリとし始めた。
「もうあなたが誰とかいいです。」
「そんなに殺気を放たないでくれよ。僕のおもちゃや君の仲間も怯えているよ?」
空気が変わったのはシエラの殺気によるものだった。男の言う通り美琴もルナも、ガイオスも、ロードでさえも体を大きく震わせ怯えていた。
「皆には悪いけど、僕は仲間を傷つけられるのが死ぬほど嫌いなんだ。」
背筋が凍るほどの殺気で城内が満ちていく。既に兵士達の中で気絶するものが現れ始めた。
その時。
ヒュッ…………パキパキッ。
「凄い身体能力だね……まさか私の氷魔法を素手で掴むなんて。」
「僕の仮面を風圧で壊すあなたもあなたですよ。」
パラパラと仮面の破片が落ちていき、全ての破片が落ちた。
(今は背中を向けているからまだ美琴にはバレないだろう。)
「ロード、僕にかけた魔法を解け。」
「?!っしかし…」
「これは命令だ。」
「シエラ…いいのか?」
「えぇ。どうせこの後バレるでしょうから。」
「シエラ?」
「皆さんは下がっていてください。僕一人で十分です。」
「シエラ様がそういうのであれば…」
「怪我してるのにすまない。頼む…」
ロードが【解除】と唱えた途端、体の内側から力がもどるのを感じた。
「力も抑えてたのか?」
体内にしまっていた翼をだし、隠していた角も元に戻った。(角は短くしたまま)
「その魔力っまさか!?」
あからさまに男の声からは怯えているのが伝わってくる。それを感じたシエラは大声で笑いだした。
そして。
「あぁ。お察しの通り……魔王だよ。」
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