62 / 68
四、カールロット公爵令嬢は魔女である
62
しおりを挟む
けれど、そのあとも私がおとなしく王宮にいるのは、王太子殿下に懇願されたからなだけではない。
「教会って本当に王様たちとズブズブのベタベタなんですね、あっさり聖女登場を認めちゃうなんて。あーあ、権力があるって、それだけですごく人生楽そう」
ぐちぐち言いながら、クラリスが席に戻ろうとする。帰ればいいのに、イチジクのケーキがそんなに惜しいのかと当て擦ってやろうとしたが。
「あ、そもそもレダリカさんの実家が政権と教会をくっつける糊みたいなもんでしたっけ。レダリカさんがご当主に嫌われてても、教会はベッタベタに忖度してくれて良かったですね!」
「……」
にや、と笑ったクラリスに、私は黙って近づいた。その左手首をむんずと掴むと、本来曲げない方向へほどほどに力をいれてひねってやった。
ギェーッと絞められた鶏みたいな声をあげたクラリスを見下ろしてから、私は部屋を出た。廊下の角に控えていた二人の衛兵のうち、ひとりがこちらを見ていた。
三日前から私の護衛についてくれている、無口な王宮の騎士だ。あまり印象に残らないのだが、他の騎士と違い濃紺のマントを肩からかけている。その下から、近衛騎士の制服が覗いていた。
私は苛立ちを引っ込めて、臨時で“聖女見込み”警護についている彼に尋ねた。
「馬車を用意していただける?……父の様子を見に行きたくて」
*
当然のように公爵邸までついてきた護衛騎士を、三日前と同じように執事に預けて、二階の廊下の突き当たりへと向かう。
ノックもせずに扉を開ければ、カーテンの引かれた暗い部屋に、尊大で刺々しい声が響いた。
「誰だ」
「私です、お父様」
答える先に、寝巻きにガウン姿で肘掛け椅子に座る、お父様がいた。
その声は昨夏よりずいぶん力がなくなって、しゃがれているように感じた。
外見も記憶の中のそれより老け込んでいた。まだ四十がらみのはずなのに、頭髪は真っ白になり、痩せこけて、しわも増えていて、まるで老人のようだ。見慣れたガウンがずいぶん大きく見えた。
けれど顔色は、魔法の鏡で見たときよりずっとよかった。咳き込む様子もなかった。実際、医者は唐突に快方に向かう体調に首を捻っているらしい。
やはり、術者がいなくなって、お父様を襲っていた病の呪いは消えている。
――けれど。
「何をしに来た。今日こそわしを殺しに来たのか。妹殺しの悪女めが」
けれど、お父様はおちくぼんだ両目に憎悪を滾らせ、私を射抜いてくる。私は黙って、体力が戻らなくて座ったままの彼の額に、片手を掲げた。
――三日前もそうだった。
これまでの冷遇が魔法によるものならと、緊張にわずかな期待を織り混ぜて、私は屋敷を訪れた。
しかし、護衛を憔悴した執事に預け、ひとり寝室に入ってきた私を見て、寝台にいたお父様は忌々しげに睨み付けてきたのだ。
それからハッと気がつくと、ひたすらルゼの行方ばかりを気にし始めた。私が危害を加えることを恐れていたかのように。
魔法が解けても、その間の記憶は消えない。ヴァンフリート殿下同様、混乱しているか、私への罪悪感の裏返しで危機感を覚えているのかもしれない。
そう思うことで予想できた失望をやりすごすと、私は、ルゼはもうこの屋敷には戻らないと伝えた。
すると、お父様は頼りなさげだったそれまでの様子を一変させた。弾かれたようにとび起きると、強い力で私に掴みかかってきたのだ。
『レダリカお前、ルゼを、どこにやりおった!』
豹変した態度に、私は硬直してなすがままだった。そんな私の様子にも、お父様の勢いは止まらなかった。
『ルゼを、ルゼを返せ! わしの大事な、デライラの形見を!』
『……落ち着いてお父様、あの子は』
魔女だったの。そう続けようとしたが、肩に走る痛みに言葉を失った。
『お前はやはり、あの女の娘だ! わしにデライラを捨てさせた冷徹な女のように、今度はお前がわしからルゼを遠ざけるのか!』
ぎり、と肩を掴む手の指が肉に食い込み骨を軋ませた。――この人のどこにそんな力がと思うほど。
荒れ狂うその姿は、記憶の中の冷徹な父からかけ離れていた。病に弱った姿とはまた別の意味で。
肩から離れた右手が振り下ろされるのが分かっていても、戸惑いで反応が遅れた。
――叩かれる寸前で、お父様の右手は別の人間に掴まれ、止められた。同時に、肩の痛みも消えていた。
お父様を羽交い締めにしたのは、入り口で待たせていたはずの護衛騎士だった。
騎士に振りきられたとおぼしき執事や女中頭も遅れて寝室に飛び込んできた。彼らはお父様を騎士から奪うように庇うと、私から引き離していく。
お怪我は、と端的に問いかけてくる騎士に、私が茫然と首を振る。その目の前で、力が尽きたらしいお父様は、今度は引き絞られるような嗚咽を漏らし始めた。
『うあぁ……すまなかった、デライラ。死なせる気などなかったのだ。ただ王都から離れてくれればと……。あぁぁ、美しいルゼ、あわれなルゼ、母を見捨てた父を、どうか、どうか許しておくれ、お前は幸せになっておくれ……』
執事と女中頭に支えられながら寝台に戻る父を背に、私は無言の騎士とともに寝室を出た。
そのようにして、まだルゼの魔法が残っていることを思い知ったのだった。
それから王宮に戻ってあの議事録。もういっぱいいっぱいだった。
以来、私は日に一度はお父様の様子を確認しにきている。時間差で、魔法が解けていないかと。
そして解けていないことを確認すると、父を眠らせ自ら解こうと試みていた。――その結果は、芳しくない。
魔女としての年季の違いか、フラウリッツの呪具が補助したせいなのか。
今回も手応えの無さに嘆息して、手を下ろした私は眠る父の顔を見つめた。ベネスやヴィエリタに相談しようか。けれど、今の私が、このグラニエルで彼らとうかつに会うわけにもいかない。
放っておけばどうなるのだろう。
無力感をひしひしと感じていたそのとき、頭の隅で別の思考が生じた。
――もしかして、お父様は最初から魔法になどかかっていなかったのだろうか。
三日前の変貌ぶりこそが、あの人の嘘偽らざる本音なのではないか。
だから、ルゼがいなくなっても変わらないのではないか。
それは私の中でいやにしっくりきた。今までの姿が全くの偽りだったというより、ずっと納得しやすかった。
「それなら、あなたは死ぬまでずっと後悔して、泣き暮らすのね。ご愁傷さま」
返事のない相手を前に、私はうっすらと口角を上げた。
しかしそれは、息苦しさですぐに消えた。
つまり、私も親の愛を知ることなんてないというわけだ。一生。
それはそれで、実に災厄の魔女らしい。嫉妬深い母から生まれ、父に疎まれながら育ち、妹と殺しあった魔女。
「別に、いいわ。私は私の幸せを見つけたし」
父のしたことを気にする必要などない。母の言ったことに縛られる必要などない。
――そう本心から思えたのは、そばに誰かがいてくれたからだ。
今は。
ロザロニアはどこに。みんなはどうしているの。
フラウリッツは、なぜ消えたの。
今は、誰が、私のそばに――。
「公爵は、寝ているのか」
その声で、我に返った。
「っ殿下!」
いつの間にか、入り口に佇んでいたヴァンフリート殿下が、ゆっくりと部屋に入ってくる。
私は髪を整えるふりをして、目元を拭った。
「教会って本当に王様たちとズブズブのベタベタなんですね、あっさり聖女登場を認めちゃうなんて。あーあ、権力があるって、それだけですごく人生楽そう」
ぐちぐち言いながら、クラリスが席に戻ろうとする。帰ればいいのに、イチジクのケーキがそんなに惜しいのかと当て擦ってやろうとしたが。
「あ、そもそもレダリカさんの実家が政権と教会をくっつける糊みたいなもんでしたっけ。レダリカさんがご当主に嫌われてても、教会はベッタベタに忖度してくれて良かったですね!」
「……」
にや、と笑ったクラリスに、私は黙って近づいた。その左手首をむんずと掴むと、本来曲げない方向へほどほどに力をいれてひねってやった。
ギェーッと絞められた鶏みたいな声をあげたクラリスを見下ろしてから、私は部屋を出た。廊下の角に控えていた二人の衛兵のうち、ひとりがこちらを見ていた。
三日前から私の護衛についてくれている、無口な王宮の騎士だ。あまり印象に残らないのだが、他の騎士と違い濃紺のマントを肩からかけている。その下から、近衛騎士の制服が覗いていた。
私は苛立ちを引っ込めて、臨時で“聖女見込み”警護についている彼に尋ねた。
「馬車を用意していただける?……父の様子を見に行きたくて」
*
当然のように公爵邸までついてきた護衛騎士を、三日前と同じように執事に預けて、二階の廊下の突き当たりへと向かう。
ノックもせずに扉を開ければ、カーテンの引かれた暗い部屋に、尊大で刺々しい声が響いた。
「誰だ」
「私です、お父様」
答える先に、寝巻きにガウン姿で肘掛け椅子に座る、お父様がいた。
その声は昨夏よりずいぶん力がなくなって、しゃがれているように感じた。
外見も記憶の中のそれより老け込んでいた。まだ四十がらみのはずなのに、頭髪は真っ白になり、痩せこけて、しわも増えていて、まるで老人のようだ。見慣れたガウンがずいぶん大きく見えた。
けれど顔色は、魔法の鏡で見たときよりずっとよかった。咳き込む様子もなかった。実際、医者は唐突に快方に向かう体調に首を捻っているらしい。
やはり、術者がいなくなって、お父様を襲っていた病の呪いは消えている。
――けれど。
「何をしに来た。今日こそわしを殺しに来たのか。妹殺しの悪女めが」
けれど、お父様はおちくぼんだ両目に憎悪を滾らせ、私を射抜いてくる。私は黙って、体力が戻らなくて座ったままの彼の額に、片手を掲げた。
――三日前もそうだった。
これまでの冷遇が魔法によるものならと、緊張にわずかな期待を織り混ぜて、私は屋敷を訪れた。
しかし、護衛を憔悴した執事に預け、ひとり寝室に入ってきた私を見て、寝台にいたお父様は忌々しげに睨み付けてきたのだ。
それからハッと気がつくと、ひたすらルゼの行方ばかりを気にし始めた。私が危害を加えることを恐れていたかのように。
魔法が解けても、その間の記憶は消えない。ヴァンフリート殿下同様、混乱しているか、私への罪悪感の裏返しで危機感を覚えているのかもしれない。
そう思うことで予想できた失望をやりすごすと、私は、ルゼはもうこの屋敷には戻らないと伝えた。
すると、お父様は頼りなさげだったそれまでの様子を一変させた。弾かれたようにとび起きると、強い力で私に掴みかかってきたのだ。
『レダリカお前、ルゼを、どこにやりおった!』
豹変した態度に、私は硬直してなすがままだった。そんな私の様子にも、お父様の勢いは止まらなかった。
『ルゼを、ルゼを返せ! わしの大事な、デライラの形見を!』
『……落ち着いてお父様、あの子は』
魔女だったの。そう続けようとしたが、肩に走る痛みに言葉を失った。
『お前はやはり、あの女の娘だ! わしにデライラを捨てさせた冷徹な女のように、今度はお前がわしからルゼを遠ざけるのか!』
ぎり、と肩を掴む手の指が肉に食い込み骨を軋ませた。――この人のどこにそんな力がと思うほど。
荒れ狂うその姿は、記憶の中の冷徹な父からかけ離れていた。病に弱った姿とはまた別の意味で。
肩から離れた右手が振り下ろされるのが分かっていても、戸惑いで反応が遅れた。
――叩かれる寸前で、お父様の右手は別の人間に掴まれ、止められた。同時に、肩の痛みも消えていた。
お父様を羽交い締めにしたのは、入り口で待たせていたはずの護衛騎士だった。
騎士に振りきられたとおぼしき執事や女中頭も遅れて寝室に飛び込んできた。彼らはお父様を騎士から奪うように庇うと、私から引き離していく。
お怪我は、と端的に問いかけてくる騎士に、私が茫然と首を振る。その目の前で、力が尽きたらしいお父様は、今度は引き絞られるような嗚咽を漏らし始めた。
『うあぁ……すまなかった、デライラ。死なせる気などなかったのだ。ただ王都から離れてくれればと……。あぁぁ、美しいルゼ、あわれなルゼ、母を見捨てた父を、どうか、どうか許しておくれ、お前は幸せになっておくれ……』
執事と女中頭に支えられながら寝台に戻る父を背に、私は無言の騎士とともに寝室を出た。
そのようにして、まだルゼの魔法が残っていることを思い知ったのだった。
それから王宮に戻ってあの議事録。もういっぱいいっぱいだった。
以来、私は日に一度はお父様の様子を確認しにきている。時間差で、魔法が解けていないかと。
そして解けていないことを確認すると、父を眠らせ自ら解こうと試みていた。――その結果は、芳しくない。
魔女としての年季の違いか、フラウリッツの呪具が補助したせいなのか。
今回も手応えの無さに嘆息して、手を下ろした私は眠る父の顔を見つめた。ベネスやヴィエリタに相談しようか。けれど、今の私が、このグラニエルで彼らとうかつに会うわけにもいかない。
放っておけばどうなるのだろう。
無力感をひしひしと感じていたそのとき、頭の隅で別の思考が生じた。
――もしかして、お父様は最初から魔法になどかかっていなかったのだろうか。
三日前の変貌ぶりこそが、あの人の嘘偽らざる本音なのではないか。
だから、ルゼがいなくなっても変わらないのではないか。
それは私の中でいやにしっくりきた。今までの姿が全くの偽りだったというより、ずっと納得しやすかった。
「それなら、あなたは死ぬまでずっと後悔して、泣き暮らすのね。ご愁傷さま」
返事のない相手を前に、私はうっすらと口角を上げた。
しかしそれは、息苦しさですぐに消えた。
つまり、私も親の愛を知ることなんてないというわけだ。一生。
それはそれで、実に災厄の魔女らしい。嫉妬深い母から生まれ、父に疎まれながら育ち、妹と殺しあった魔女。
「別に、いいわ。私は私の幸せを見つけたし」
父のしたことを気にする必要などない。母の言ったことに縛られる必要などない。
――そう本心から思えたのは、そばに誰かがいてくれたからだ。
今は。
ロザロニアはどこに。みんなはどうしているの。
フラウリッツは、なぜ消えたの。
今は、誰が、私のそばに――。
「公爵は、寝ているのか」
その声で、我に返った。
「っ殿下!」
いつの間にか、入り口に佇んでいたヴァンフリート殿下が、ゆっくりと部屋に入ってくる。
私は髪を整えるふりをして、目元を拭った。
1
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
二度目の子育て~我が子を可愛がったら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
私は一人娘の優里亜の母親だった。
優里亜は幼い頃から体が弱く病院でほとんどの時間を過ごしていた。
優里亜は本が好きでよく私にも本の話をしてくれた。
そんな優里亜の病状が悪化して幼くして亡くなってしまう。
絶望に打ちひしがれている時事件に巻き込まれ私も命を落とした。
そして気がつくと娘の優里亜が大好きだった本の世界に入り込んでいた。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
悪役令息(冤罪)が婿に来た
花車莉咲
恋愛
前世の記憶を持つイヴァ・クレマー
結婚等そっちのけで仕事に明け暮れていると久しぶりに参加した王家主催のパーティーで王女が婚約破棄!?
王女が婚約破棄した相手は公爵令息?
王女と親しくしていた神の祝福を受けた平民に嫌がらせをした?
あれ?もしかして恋愛ゲームの悪役令嬢じゃなくて悪役令息って事!?しかも公爵家の元嫡男って…。
その時改めて婚約破棄されたヒューゴ・ガンダー令息を見た。
彼の顔を見た瞬間強い既視感を感じて前世の記憶を掘り起こし彼の事を思い出す。
そうオタク友達が話していた恋愛小説のキャラクターだった事を。
彼が嫌がらせしたなんて事実はないという事を。
その数日後王家から正式な手紙がくる。
ヒューゴ・ガンダー令息と婚約するようにと「こうなったらヒューゴ様は私が幸せする!!」
イヴァは彼を幸せにする為に奮闘する。
「君は…どうしてそこまでしてくれるんだ?」「貴方に幸せになってほしいからですわ!」
心に傷を負い悪役令息にされた男とそんな彼を幸せにしたい元オタク令嬢によるラブコメディ!
※ざまぁ要素はあると思います。
※何もかもファンタジーな世界観なのでふわっとしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる