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「それでは試験を開始します!」
試験開始の合図と共にみんな一斉に走り出す。
私たちは…というと、
「よし!俺、あーがりっ!」
「僕も」
「俺も」
「私も」
「わたくしも!」
絶賛、カードゲーム中である。
ちなみに今負けたのはマシューで、
16連敗…まあ全敗である。
マシューが弱いわけではない、
リーゼを除いた他が強すぎるのである。
じゃあなんでリーゼに勝てないのかって?
それは、マシューだからとしか言いようがない。
「次は何するー?」
「わたくし、今のもう一回やりたいですわー!」
まだまだ遊び足りないようである。
マシューが再びカードを配り出したところで、
さすがにやばいと思ったのか、
教師の1人が
「もう試験始まっているよ?」
と声をかけてきた。
まあ、普通そうなるよねー。
私たちの班以外もう誰もいないし。
「そうですね。ありがとうございます。僕らもそろそろ出発します。」
ウィルがそう応えながら、私に近づく。
そして…
あっという間にお姫様抱っこされましたとさ。
あー。嫌だって言ったのにー。
これ絶対、逆に目立ってるよー。
先生たちしかいないのが、まだ救い…でもないか?
「さあ、お兄様!出発進行ですわ!」
ルトに私と同じように抱えられているリーゼが、
元気よく森の方を指さしている。
私もリーゼのように割り切れたらな…
「シア?準備は終わった?」
そんなことを考えていると、
ウィルから話しかけられる。
もちろん私は、ウィルに抱えられるだけのお荷物ではありませんよ!
カードゲームをしながらも、自分の役割はきちんと果たしていましたよ!
開始直後に動かなかったのは、
お姫様抱っこを目撃されるのが嫌だった…というわけではなく、
(いや、その理由が全くないとも言い切れないけど…)
より効率的にこの試験を攻略する下準備をしていたのです!
もちろんこの作戦を考えたのはウィル。
いやー。
この手のことでウィルに勝る者はいないよねー。
私もこの方法なら能力フル活用できるし、
「さあ、完全攻略の始まりですよ」
新任の先生
あの有名なSクラスの生徒たちが、開始直後から全く動きを見せない。
どうしたのだろー?
と思っていると、
彼らを見かねた先輩が、
「おい、ちょっと話してこい」
と。
って、えー!?なんで僕がー!?
先輩が行ってくださいよ!
と言いたいところだが、
そんなことを言えるわけもなく、
「もう試験始まってるよ?」
あっー!?間違えたー!
これじゃあ早く行けって、急かしてるようなものじゃないかー!
とりあえず謝って!それから理由を…!
「そうですね。ありがとうございます。僕らもそろそろ出発します。」
目の前の少年が優しく微笑みかけながらそう言った。
…はっ!
あまりにも美しすぎる光景で、思考が一瞬飛んでいた。
同性に見惚れてしまうだなんて…
いや、あれは性別を超えた美であり…!
しかも、明らかに失言した僕にお礼言うとか…性格までいいのか!?
なんてことを思っていると、
目の前いたはずの彼が…って
え?
そこから僕はあまり記憶がない。
最後に脳裏に焼き付いていたのは、
黒髪の美少年が銀髪の美少女を抱き上げ、甘く微笑みかけている姿だった。
これをきっかけに、
「ウィル✖️リアを見守ろう会」
に多くの先生たちが入会されたとかしないとか。
これも全てはウィルの計画通り?
「それでは試験を開始します!」
試験開始の合図と共にみんな一斉に走り出す。
私たちは…というと、
「よし!俺、あーがりっ!」
「僕も」
「俺も」
「私も」
「わたくしも!」
絶賛、カードゲーム中である。
ちなみに今負けたのはマシューで、
16連敗…まあ全敗である。
マシューが弱いわけではない、
リーゼを除いた他が強すぎるのである。
じゃあなんでリーゼに勝てないのかって?
それは、マシューだからとしか言いようがない。
「次は何するー?」
「わたくし、今のもう一回やりたいですわー!」
まだまだ遊び足りないようである。
マシューが再びカードを配り出したところで、
さすがにやばいと思ったのか、
教師の1人が
「もう試験始まっているよ?」
と声をかけてきた。
まあ、普通そうなるよねー。
私たちの班以外もう誰もいないし。
「そうですね。ありがとうございます。僕らもそろそろ出発します。」
ウィルがそう応えながら、私に近づく。
そして…
あっという間にお姫様抱っこされましたとさ。
あー。嫌だって言ったのにー。
これ絶対、逆に目立ってるよー。
先生たちしかいないのが、まだ救い…でもないか?
「さあ、お兄様!出発進行ですわ!」
ルトに私と同じように抱えられているリーゼが、
元気よく森の方を指さしている。
私もリーゼのように割り切れたらな…
「シア?準備は終わった?」
そんなことを考えていると、
ウィルから話しかけられる。
もちろん私は、ウィルに抱えられるだけのお荷物ではありませんよ!
カードゲームをしながらも、自分の役割はきちんと果たしていましたよ!
開始直後に動かなかったのは、
お姫様抱っこを目撃されるのが嫌だった…というわけではなく、
(いや、その理由が全くないとも言い切れないけど…)
より効率的にこの試験を攻略する下準備をしていたのです!
もちろんこの作戦を考えたのはウィル。
いやー。
この手のことでウィルに勝る者はいないよねー。
私もこの方法なら能力フル活用できるし、
「さあ、完全攻略の始まりですよ」
新任の先生
あの有名なSクラスの生徒たちが、開始直後から全く動きを見せない。
どうしたのだろー?
と思っていると、
彼らを見かねた先輩が、
「おい、ちょっと話してこい」
と。
って、えー!?なんで僕がー!?
先輩が行ってくださいよ!
と言いたいところだが、
そんなことを言えるわけもなく、
「もう試験始まってるよ?」
あっー!?間違えたー!
これじゃあ早く行けって、急かしてるようなものじゃないかー!
とりあえず謝って!それから理由を…!
「そうですね。ありがとうございます。僕らもそろそろ出発します。」
目の前の少年が優しく微笑みかけながらそう言った。
…はっ!
あまりにも美しすぎる光景で、思考が一瞬飛んでいた。
同性に見惚れてしまうだなんて…
いや、あれは性別を超えた美であり…!
しかも、明らかに失言した僕にお礼言うとか…性格までいいのか!?
なんてことを思っていると、
目の前いたはずの彼が…って
え?
そこから僕はあまり記憶がない。
最後に脳裏に焼き付いていたのは、
黒髪の美少年が銀髪の美少女を抱き上げ、甘く微笑みかけている姿だった。
これをきっかけに、
「ウィル✖️リアを見守ろう会」
に多くの先生たちが入会されたとかしないとか。
これも全てはウィルの計画通り?
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