また会えたのは嬉しいんだけど…これ、どうすれば?

フリージア

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「皆さんおかえりなさい。夜ご飯ができていますよ。」

ウィルたちが予想通りの人物たちを携えて帰ってきた。
みんな上手くいったようで何より。

「シア、先生方も一緒にと思ったんだけど、大丈夫かな?」

何を白々しくー。
とも思うが、

「そうなんですね!実は作り過ぎて困ってたんです!是非、先生方も食べていってください。」

満面の笑みで応える。
よし、第一段階完了。
次は…

「まあ!先生!足、怪我されているじゃないですか!すぐに治さないと…!」

私は膝をついて先生の足に手をあてる

「あなた、ちょっと何を…!?」

淡い光が放たれた後、先生の足は綺麗に治っているのであった。
上を見上げて、

「他に怪我しているところはありませんか?」

と、首をかしげる。
何故か先生の顔がみるみる赤く…

「まあ!大変!熱でもあるのですか!?」

立ち上がって、顔を覗き込むが…

「シア、ストップ。そこまで。これ以上は刺激が強すぎるよ。」

ウィルに後ろへ引っ張られて、
ろくに診察することも出来ずに終わるのであった。
刺激っていったい何のことよ?
私そんなに強く傷口に触れた覚えないんだけど?
まあ、もういいって言うならそれでいいけど…
あまり納得はしていないが、

「皆さんお待たせして申し訳ありません。すぐに夕食の準備をしますね。そちらの方でお寛ぎください。」

とりあえず、話を進めるのであった。







先生たち
「なんなんだ!この野営地は!?快適すぎる!?」
「すごいですね!家具も食器も全部手作りですよ!?」
「しかもなぜかまどが?すっごい美味しそうなパンの香りがしてくる…」
「女神様…」
「おい、この女大丈夫か?さっきからそれしか言ってないぞ?」
「まあ、エトワール嬢からあんな至近距離で治療されたらね…」
「まさに女神様って感じでしたね」
「あー!女神様!」







それからなんやかんやでみんなで夜ご飯を食べて、
先生たちとの話は大いに盛り上がりました。
盛り上がってよかったね?
いえ、盛り上がるように仕組んだんですよ。

ルールブック
ポイントを得る方法その10
試験最後にどのグループが1番盛り上がっていたか、先生たちから投票が入ります。先生たちからの投票数✖️5ポイントが加算されます。

ここでは明確な投票基準が決められてない。
つまり、先生によって盛り上がっていた判定は異なるのだ。
なかなかにめんどくさいが、やりようはいくらでもある。
まず、私たちが1番初めに行ったのは、情報収集だ。
もちろん試験前に。
主にウィルとアルがこの学園の先生の情報を全て集めて来た。
それを今日の朝共有。
えっ?そんな時間あったのかって?
たっぷりありましたよー。
カードゲームをしている間に。
あれは特殊なインクで書かれていて、
普段はただのカードにしか見えないんですが、
条件を満たせば後から書かれた文字を見ることができます。
それをリーゼ以外に共有。
リーゼはゲームしながら情報を頭に叩き込む、
なんて器用なことできませんからね。
ということで、先生たちの経歴、趣味、思考など大体わかっています。
なら、話盛り上げるのも簡単ですよねー。
一応、それぞれに合った先生たちを連れて来ましたし。
しかもこの先生たち気難しいことで有名なんですよ。
だけど、学園内での地位は高い。
愛想を振り撒いておいて、損はない。
投票数は1人1票とは決まっていませんしねー。
とまあこのような感じで、全て計画の内の私たちであった。
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