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あれから兵士たちにすっごい拝まれながら帰還を果たした私たちだったが、
「うーん…今日はもう何もできないねー。すっかり日が暮れちゃったよー。」
皇宮内を歩きながらレオが呟く。確かにもう夜だ。なぜこんなに帰りが遅くなったのかと言えば…兵士たちにお礼と評して歓迎を受け、宴会にまで発展したことが原因なのだが、
「とりあえず、今日はもう解散ですわね!さあ、リア!わたくしの部屋に行きましょう!昨日は疲れていてすぐに寝てしまいましたが、今日こそは夜通しおしゃべりしますわよ!」
キラキラした笑顔でリーゼが私を見てくる。女子会的なやつかな?リーゼも女の子だねー。ルトが呆れた表情で、
「夜更かしするのはいいが、明日寝坊するなよ」
リーゼがドヤ顔で
「お兄様!わたくしを誰だと思ってるの!たとえ、一睡もしなくとも明日も余裕で動き回れますわ!」
そうだよね。軍事訓練を受けていたリーゼにとっては、数日間睡眠を取らなくても余裕だよね。
「いや、リーゼじゃなくて…」
「シアのことだね」
ルトが言葉を濁したのに、ウィルがズバッと言いやがった。そしたらマシューが納得顔で、
「あー、そう言えば昨日も寝坊したって言っていたな」
トドメを刺さないで!あれは油断していたからであって…
「リーゼちゃん、リアちゃんのためにも夜更かしはほどほどにねー」
「そうですわね。明日もリアとたくさん遊びたいですし…」
レオがまとめてリーゼが納得してしまった。何で私が朝起きれない人で定着してるの!?普段はちゃんと起きて…ん?ハンナに起こしてもらって…二度寝しようとして…布団が回収される…あれ?起きれてない?自身の過去を振り返りながら首を傾げる私であった。
「ということで!第一回女子会の開催ですわ!今回は早めに寝れるよう、早速本題に入りたいと思いますわ!」
寝巻き姿のリーゼと2人、広いベットの上で向き合いながら座る。ちなみにこの寝巻きはリーゼの最新作。肌触りが最高で是非ともお持ち帰りしたい。
第一回って…その後も続いていくかんじなのかな?私こういうの初めてだから、何を話すのかとか分からないんだけど…
「ズバリ!リアの好きな人は誰ですの!?」
…?いきなり直球で来すぎでは?というか…
「私の婚約者はウィルだよ?」
そう、好きな人も何も私には婚約者がいるわけで…
「あれはただの婚約者候補ですわ!いくらでも破棄可能ですわ!」
リーゼがはっきりと言い切る。おー…ウィルが聞いていたらブチ切れそう。
「それともリアはウィルのことが好きなんですの?もちろん恋愛的な意味で!」
リーゼが詰め寄ってくる。
「そうだね…恋愛的な意味かは分からないけど、ウィルのことは好きだよ。」
なんだかんだで、お世話になっているからね。
「うー…そんなー…あんなやばい男にリアを預けてもいいのかしら…」
リーゼが頭を抱えている。何気にウィルに対する扱いが酷いよね。
「大丈夫だよ。ウィルと結婚はしないと思うし。」
リーゼが顔を上げて、
「どういうことですの!?あの男!リアという素晴らしい女性がそばに居ながら他の女に…!いや、これはあり得ませんわね…」
リーゼの中で他の女性にうつつを抜かしているウィルはあり得ないらしい。なぜだ?ウィルにも好きな女性ぐらいできるだろうに…
「そうだね…理由としては二つ。リーゼも知っていると思うけど、私は聖王候補なの。ラファル神聖国は永世中立国。どこの国にも属することは許されない。それは聖王候補も同様。次期聖王が決まれば…いや、それでも私は次の候補に入ったままかな?血筋的にも能力的にも、1番聖王になる素質があるし…」
リーゼが納得顔で
「そうですわよね…リアは規格外でしたものね…」
私を規格外でまとめるのやめてもらえないかな?何気に傷つく…
「もう一つはウィルとの約束」
「いったい何を約束したんですの?」
「それは…」
私は今世で初めてウィルと出会った日を振り返る。
「うーん…今日はもう何もできないねー。すっかり日が暮れちゃったよー。」
皇宮内を歩きながらレオが呟く。確かにもう夜だ。なぜこんなに帰りが遅くなったのかと言えば…兵士たちにお礼と評して歓迎を受け、宴会にまで発展したことが原因なのだが、
「とりあえず、今日はもう解散ですわね!さあ、リア!わたくしの部屋に行きましょう!昨日は疲れていてすぐに寝てしまいましたが、今日こそは夜通しおしゃべりしますわよ!」
キラキラした笑顔でリーゼが私を見てくる。女子会的なやつかな?リーゼも女の子だねー。ルトが呆れた表情で、
「夜更かしするのはいいが、明日寝坊するなよ」
リーゼがドヤ顔で
「お兄様!わたくしを誰だと思ってるの!たとえ、一睡もしなくとも明日も余裕で動き回れますわ!」
そうだよね。軍事訓練を受けていたリーゼにとっては、数日間睡眠を取らなくても余裕だよね。
「いや、リーゼじゃなくて…」
「シアのことだね」
ルトが言葉を濁したのに、ウィルがズバッと言いやがった。そしたらマシューが納得顔で、
「あー、そう言えば昨日も寝坊したって言っていたな」
トドメを刺さないで!あれは油断していたからであって…
「リーゼちゃん、リアちゃんのためにも夜更かしはほどほどにねー」
「そうですわね。明日もリアとたくさん遊びたいですし…」
レオがまとめてリーゼが納得してしまった。何で私が朝起きれない人で定着してるの!?普段はちゃんと起きて…ん?ハンナに起こしてもらって…二度寝しようとして…布団が回収される…あれ?起きれてない?自身の過去を振り返りながら首を傾げる私であった。
「ということで!第一回女子会の開催ですわ!今回は早めに寝れるよう、早速本題に入りたいと思いますわ!」
寝巻き姿のリーゼと2人、広いベットの上で向き合いながら座る。ちなみにこの寝巻きはリーゼの最新作。肌触りが最高で是非ともお持ち帰りしたい。
第一回って…その後も続いていくかんじなのかな?私こういうの初めてだから、何を話すのかとか分からないんだけど…
「ズバリ!リアの好きな人は誰ですの!?」
…?いきなり直球で来すぎでは?というか…
「私の婚約者はウィルだよ?」
そう、好きな人も何も私には婚約者がいるわけで…
「あれはただの婚約者候補ですわ!いくらでも破棄可能ですわ!」
リーゼがはっきりと言い切る。おー…ウィルが聞いていたらブチ切れそう。
「それともリアはウィルのことが好きなんですの?もちろん恋愛的な意味で!」
リーゼが詰め寄ってくる。
「そうだね…恋愛的な意味かは分からないけど、ウィルのことは好きだよ。」
なんだかんだで、お世話になっているからね。
「うー…そんなー…あんなやばい男にリアを預けてもいいのかしら…」
リーゼが頭を抱えている。何気にウィルに対する扱いが酷いよね。
「大丈夫だよ。ウィルと結婚はしないと思うし。」
リーゼが顔を上げて、
「どういうことですの!?あの男!リアという素晴らしい女性がそばに居ながら他の女に…!いや、これはあり得ませんわね…」
リーゼの中で他の女性にうつつを抜かしているウィルはあり得ないらしい。なぜだ?ウィルにも好きな女性ぐらいできるだろうに…
「そうだね…理由としては二つ。リーゼも知っていると思うけど、私は聖王候補なの。ラファル神聖国は永世中立国。どこの国にも属することは許されない。それは聖王候補も同様。次期聖王が決まれば…いや、それでも私は次の候補に入ったままかな?血筋的にも能力的にも、1番聖王になる素質があるし…」
リーゼが納得顔で
「そうですわよね…リアは規格外でしたものね…」
私を規格外でまとめるのやめてもらえないかな?何気に傷つく…
「もう一つはウィルとの約束」
「いったい何を約束したんですの?」
「それは…」
私は今世で初めてウィルと出会った日を振り返る。
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