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1章 異世界に召喚されました
20話 偉業?
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「ありがとうございます。助かりました」
部屋に連れ込むなり、リュートにお礼を言われる。
うん。どうやら盗み見していたのがバレバレだったらしい。
リリを起こさないように隣の部屋へと移り、リュートに備え付けてあったお茶を差し出した。
「にしても、何であんなのに絡まれていたんだ」
「猫様の護衛を代われと絡まれまして。
こちらのゴタゴタに巻き込んでしまって申し訳ありません」
「うーん。それはいいんだけどさ。
王族とかいろいろありそうだし。
にしても、私の護衛に何であいつは付きたがっているんだ?」
私がお茶を飲みながら聞けば、リュートはため息をついて
「聖樹の異常を調べ尚且つ聖樹と神殿も守る結界を張るなどという偉業を自分の手で見届けたいと思うのは王族なら当然かと。
昨夜も多くの王族が同行したいと名乗りをあげていたのですが、コロネ様に却下されていました。
猫様はご自分がどれほど凄い事をなさっているのか自覚がなかったのですか」
と呆れたような笑みを浮かべる。
うーん。そう言われると……そうかもしれないけどさぁ。
「でもさ、それなら最初からついてくればよかったじゃないか。
何で今更やりたいとか言い出してるんだ?」
「まさか、聖樹の鑑定の他に結界を張るなどと思ってもいなかったのでしょう。
プレイヤーは気分次第ではすぐ人を殺すという噂がありましたので……。
最初は誰もやりたがらなかったのです。
猫様の人柄と、偉業を聞いて今になって交代したいと言い出したのでしょうね」
と、お茶を飲む。
ああ、なるほど。最初は嫌な仕事だと思ってリュートに押し付けたら、凄い事になってて慌てて交代しようとしてきたわけか。
なんかエルフのくせにやることが小さいというか何というか。
私の中のエルフのイメージと全然違うんだけど。
もっと凛として清廉潔白なイメージなんだけどなぁエルフって。
ゲーム中もそんな扱いだったし。
「にしても、コロネってどういう立ち位置なんだ?
人間の国に仕えた事があるからエルフの国では働けないとか言ってたけど。
王子達にも一目置かれてるっぽいし」
「人間の国に仕えていたからサウスヘルブでは働けないというのはコロネ様が私達の誘いを断るための口実ですよ。
王族としては、伝説の大賢者と呼ばれるコロネ様を手元に置いておきたいのですけれど。
師匠がそれを望んでいません。
コロネ様は数々の魔獣との戦いに参加し、勝利に導いてくださったお方です。
国王……時と場合によってはそれ以上に一目置かれている存在です」
うん。魔獣というと、セファロウスとかのことか。
てか、コロネ自分で言うより全然偉かったんじゃないか。
何でそれを隠すかな。
「へー。そんなに凄い人だったのか。
それなのに、自分に付いてきていいのかな?」
私がお茶を飲みながら聞けば
「王族視点で答えさせていただけば、あまり望ましくはありませんが……」
と、リュートが言い淀む。
「じゃあ、リュートの個人の視点だとどうなんだ?」
「喜ばしい事です。
以前、師匠は他のプレイヤーに旅に誘われた事があったのですが、サウスヘルブが心配だからと断った事がありまして。
その時は大分落ち込んでいましたから。
それに猫様と一緒の師匠はとても幸せそうですし」
と、ニコニコ笑顔でリュートが言う。
うん、幸せそうっていうかちょっとテンション高いというか。
にしても、他のプレイヤーにも誘われてたのを断っていたのか。
自分には付いてきてくれたのはやっぱりNPC時代の記憶のおかげなのかな。
ちょっとしんみりしていると。
「猫様っ!!お食事の用意ができたようです!!」
と、ニコニコ顔でコロネがテンション高く部屋のドアを開け………私と一緒のリュートを見て固まるのだった。
△▲△
「猫まっしぐら様、どうぞお気を付けください」
私たちが用意を終え結界張りに出発するため、昨日と同じメンバーで魔法陣に乗ろうとすれば、すでにセズベルク達が待ち構えていて、出迎えてくれた。
うん、ご機嫌取りだろうか。正直うっとおしい。
あきらかにクランベールがムスっとし、コロネに足を踏まれていた。
ちなみにコロネはというと、ニコニコご機嫌顔をリュートに視られたのがショックだったのかなぜか口数少なくなっており、リュートはなぜかニヤニヤ勝ち誇っていた。
適当に挨拶を済ませたあと出かけようとすれば
「猫まっしぐら様、もしご都合が会えばで宜しいのですが、結界を張り終わったあと一緒に食事などいかがでしょうか?」
とセズベルク。
うん。ヤダ。気を遣うし。
「ああ、申し訳ありません。
鑑定と結界を張り終わった後はリュート王子のレベル上げ予定なので」
と、笑顔で私が言うと途端その場に居合わせた者達の顔色が変わる。
「は!?猫様そんな……」
リュートが何か言いかけるが、私はリュートの首根っこをつかんで
「というわけで、急ぐぞリュート!さっさと魔方陣を発動させる!!」
私が言えば、リュートは渋々魔方陣を発動させるのだった。
△▲△
「…というわけで、これからリュート王子レベル上げ大作戦を行いたいと思う!」
最後の聖樹の鑑定を終え、聖樹と神殿に罠を仕掛け終わると、ででーんと私が胸を張って言う。
「あれは本気なのですか!?」
とリュート王子が驚きの声をあげた。
「当たり前だろ!あんな嫌がらせうけて悔しくないのかリュート王子は。
たかがレベル如きで人を見下す奴の態度が許せない!」
私がぐっと拳を握り締めていえば
「そうなのですよ!セズベルク様はリュート様より200歳も年上なのですからレベルが高いのは当たり前なのに、いつもあのような態度で!!
魔法や剣技においてはどう見てもリュート様の方が上なのに!!」
と、私に追随するクランベール。どうやら彼はリュート派らしい。
まぁ、リュートの護衛についてるくらいだしね。
「兄上の悪口はやめないかクランベール」
リュートが制すれば
「しかしっ!!」
「どこでセズベルク派のエルフが聞いているかわからないのですよ。
貴方の立場が悪くなります」
と、今度はコロネ。
「そんなもの、レベルを上げて黙らせればいいじゃん。
クランベールもついでだからレベル上げてあげるし」
私の言葉にクランベールが目を輝かせ
「おおおお!!流石私が見込んだだけのある男だ!!
よくぞ言ってくれたぁぁぁぁ!!」
と、感激のあまり何故か私に抱きつこうとし、
「猫様に気安く触らないでいただきましょうか?」
物凄く不吉なオーラを放ったコロネに杖で容易く止められる。
うん。何だろうこの漫才コンビ。
部屋に連れ込むなり、リュートにお礼を言われる。
うん。どうやら盗み見していたのがバレバレだったらしい。
リリを起こさないように隣の部屋へと移り、リュートに備え付けてあったお茶を差し出した。
「にしても、何であんなのに絡まれていたんだ」
「猫様の護衛を代われと絡まれまして。
こちらのゴタゴタに巻き込んでしまって申し訳ありません」
「うーん。それはいいんだけどさ。
王族とかいろいろありそうだし。
にしても、私の護衛に何であいつは付きたがっているんだ?」
私がお茶を飲みながら聞けば、リュートはため息をついて
「聖樹の異常を調べ尚且つ聖樹と神殿も守る結界を張るなどという偉業を自分の手で見届けたいと思うのは王族なら当然かと。
昨夜も多くの王族が同行したいと名乗りをあげていたのですが、コロネ様に却下されていました。
猫様はご自分がどれほど凄い事をなさっているのか自覚がなかったのですか」
と呆れたような笑みを浮かべる。
うーん。そう言われると……そうかもしれないけどさぁ。
「でもさ、それなら最初からついてくればよかったじゃないか。
何で今更やりたいとか言い出してるんだ?」
「まさか、聖樹の鑑定の他に結界を張るなどと思ってもいなかったのでしょう。
プレイヤーは気分次第ではすぐ人を殺すという噂がありましたので……。
最初は誰もやりたがらなかったのです。
猫様の人柄と、偉業を聞いて今になって交代したいと言い出したのでしょうね」
と、お茶を飲む。
ああ、なるほど。最初は嫌な仕事だと思ってリュートに押し付けたら、凄い事になってて慌てて交代しようとしてきたわけか。
なんかエルフのくせにやることが小さいというか何というか。
私の中のエルフのイメージと全然違うんだけど。
もっと凛として清廉潔白なイメージなんだけどなぁエルフって。
ゲーム中もそんな扱いだったし。
「にしても、コロネってどういう立ち位置なんだ?
人間の国に仕えた事があるからエルフの国では働けないとか言ってたけど。
王子達にも一目置かれてるっぽいし」
「人間の国に仕えていたからサウスヘルブでは働けないというのはコロネ様が私達の誘いを断るための口実ですよ。
王族としては、伝説の大賢者と呼ばれるコロネ様を手元に置いておきたいのですけれど。
師匠がそれを望んでいません。
コロネ様は数々の魔獣との戦いに参加し、勝利に導いてくださったお方です。
国王……時と場合によってはそれ以上に一目置かれている存在です」
うん。魔獣というと、セファロウスとかのことか。
てか、コロネ自分で言うより全然偉かったんじゃないか。
何でそれを隠すかな。
「へー。そんなに凄い人だったのか。
それなのに、自分に付いてきていいのかな?」
私がお茶を飲みながら聞けば
「王族視点で答えさせていただけば、あまり望ましくはありませんが……」
と、リュートが言い淀む。
「じゃあ、リュートの個人の視点だとどうなんだ?」
「喜ばしい事です。
以前、師匠は他のプレイヤーに旅に誘われた事があったのですが、サウスヘルブが心配だからと断った事がありまして。
その時は大分落ち込んでいましたから。
それに猫様と一緒の師匠はとても幸せそうですし」
と、ニコニコ笑顔でリュートが言う。
うん、幸せそうっていうかちょっとテンション高いというか。
にしても、他のプレイヤーにも誘われてたのを断っていたのか。
自分には付いてきてくれたのはやっぱりNPC時代の記憶のおかげなのかな。
ちょっとしんみりしていると。
「猫様っ!!お食事の用意ができたようです!!」
と、ニコニコ顔でコロネがテンション高く部屋のドアを開け………私と一緒のリュートを見て固まるのだった。
△▲△
「猫まっしぐら様、どうぞお気を付けください」
私たちが用意を終え結界張りに出発するため、昨日と同じメンバーで魔法陣に乗ろうとすれば、すでにセズベルク達が待ち構えていて、出迎えてくれた。
うん、ご機嫌取りだろうか。正直うっとおしい。
あきらかにクランベールがムスっとし、コロネに足を踏まれていた。
ちなみにコロネはというと、ニコニコご機嫌顔をリュートに視られたのがショックだったのかなぜか口数少なくなっており、リュートはなぜかニヤニヤ勝ち誇っていた。
適当に挨拶を済ませたあと出かけようとすれば
「猫まっしぐら様、もしご都合が会えばで宜しいのですが、結界を張り終わったあと一緒に食事などいかがでしょうか?」
とセズベルク。
うん。ヤダ。気を遣うし。
「ああ、申し訳ありません。
鑑定と結界を張り終わった後はリュート王子のレベル上げ予定なので」
と、笑顔で私が言うと途端その場に居合わせた者達の顔色が変わる。
「は!?猫様そんな……」
リュートが何か言いかけるが、私はリュートの首根っこをつかんで
「というわけで、急ぐぞリュート!さっさと魔方陣を発動させる!!」
私が言えば、リュートは渋々魔方陣を発動させるのだった。
△▲△
「…というわけで、これからリュート王子レベル上げ大作戦を行いたいと思う!」
最後の聖樹の鑑定を終え、聖樹と神殿に罠を仕掛け終わると、ででーんと私が胸を張って言う。
「あれは本気なのですか!?」
とリュート王子が驚きの声をあげた。
「当たり前だろ!あんな嫌がらせうけて悔しくないのかリュート王子は。
たかがレベル如きで人を見下す奴の態度が許せない!」
私がぐっと拳を握り締めていえば
「そうなのですよ!セズベルク様はリュート様より200歳も年上なのですからレベルが高いのは当たり前なのに、いつもあのような態度で!!
魔法や剣技においてはどう見てもリュート様の方が上なのに!!」
と、私に追随するクランベール。どうやら彼はリュート派らしい。
まぁ、リュートの護衛についてるくらいだしね。
「兄上の悪口はやめないかクランベール」
リュートが制すれば
「しかしっ!!」
「どこでセズベルク派のエルフが聞いているかわからないのですよ。
貴方の立場が悪くなります」
と、今度はコロネ。
「そんなもの、レベルを上げて黙らせればいいじゃん。
クランベールもついでだからレベル上げてあげるし」
私の言葉にクランベールが目を輝かせ
「おおおお!!流石私が見込んだだけのある男だ!!
よくぞ言ってくれたぁぁぁぁ!!」
と、感激のあまり何故か私に抱きつこうとし、
「猫様に気安く触らないでいただきましょうか?」
物凄く不吉なオーラを放ったコロネに杖で容易く止められる。
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