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移り気な思い
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沢田のりの心は弾んでいた。 数か月ぶりの外出、横浜の美容院で髪をカットし、高島屋で理想的な服を買うこともできた。 しかもこれから忌々しい少女たちを躾ることが出来ると思っていた。 喫茶店に入り、昨晩から書き上げた原稿に目を落としていると、少女たちの泣き顔が頭をよぎった。 スマホの壁紙にしている安倍総理の笑顔を見つめながら心を落ち着かせようとしたが、笑みがこぼれて仕方なかった。 沢田のりが事務所に入ると、動画で見た二人が既にソファーに緊張した面持ちで腰を掛けていた。 二人は沢田に気が付くと立ち上がり挨拶をした。 沢田が二人の前に座ると
「お飲み物はいかがですか?」とキムジウが勧めてきたが、沢田は丁重に断り、鞄からミネラルウォータを取り出し、ひと口飲むと切り出した。
「お二人に聞くわ、あなたたちは日本政府を批判してはいないと言うけど、政府がやろうとしていることに異を唱えていることを自覚しているの?」激しい口調で言う沢田の言葉に対し、千鶴が静かに答えた。
「十分理解しているわ。だけど被害者に、政府間で勝手に決めたルールに則り解決したから、あなたたちは黙れということは横暴だとは思わないのでしょうか?」 千鶴の言葉に対し、さげすんだ表情で
「被害者じゃなくて売春婦ね。」と返しつつ、沢田が
「国際協定などのルールにそれを持ち出したら何も解決しなくなるでしょう。 大体、あなたたちが言うように個々に対応してなんていうのはお子様の理想論であって、それが出来ないから刑法があり、国が統治できるのではなくて? もし仮に彼女たちが被害者であったとしてもルールを守れないのであれば、それはただ社会秩序を壊すだけの異物でしかないわ。 そもそもあなたたちは彼女たちの権利と旗を振り上げ、社会秩序を混乱させているだけだとは思わないの?」と詰め寄ってきた。 キムジウが
「個人が受けた仕打ちに納得できないと言うことが出来ない世の中なんて、恐ろしいとは思わないのかしら。 日韓が合意した和解で,癒し財団からの見舞金も約三割の元慰安婦の人たちは受け取っていないのよ。 そんな人たちの気持ちに寄り添うことで、少しでも彼女たちの気持ちを和らげることができると考えるのは間違っているかしら?」と問うと、 「日本人にも沢山の、あなたたちが言うところの被害者が居たわ。 でも彼女たちは声を上げることはしなかった。 何故かわかる? あなたたちのしようとしていることは重箱の隅をつつき、社会を混乱させることではないかしら? そもそも日本政府ができないなら自分たちがやるなんて言い出すこと自体が、思春期に特徴的な、自分は他の者とは違うんだといった妄想に取り付かれた危険な状態である、と自覚できないのかしら。 もしかしたらあなたたちは周りの大人たちに洗脳されたのかしら? 違うならアスペルガー症候群かなんかの病気かもしれないわ。 私、脳神経の専門家だからMRIで診断してあげましょうか?」と醜く笑った。 沢田の後ろに立つダイスケが笑いを噛み殺しているようで、千鶴は不愉快であったが、彼女の偏見に対峙し、どのように共感を導くか考えていた。
「では、どうすることが正しい行いであると考えるのですか?」 そう尋ねる千鶴に、沢田がもはや勝ったかのように嬉々とした表情で語った。
「子供は黙って勉学に励むのよ。 日本政府は正しく国際的にも認められた良い国だわ。安倍総理はトランプ大統領やプーチン大統領、習国家主席とも対等に渡り合い、日本は住みやすい国として世界で称賛されているのよ。 海外からの旅行客は、うなぎ登りで、来年の東京五輪では数々の功績を上げるわ。 だから、あなたたち学生は一所懸命勉学に励んでお国のための礎になるのよ。 それがあなたたちのできることよ。 日本のことを悪く言う韓国には一切妥協せずに、日本国が世界のリーダーとして輝けるようにね。 わかったでしょう?」
「あなたの言うことは理解できます。 でも本当にそれが正しい姿なのかしら? いつまでも解決しない苛め。 隠されているヘイト発言。 国民の抱えている不平等感。その他の現状が苛立ちを増長させ、韓国という仮想敵国を台頭させたのではないかしら? それだけではないのです。 確かに日本人慰安婦もたくさん居て、彼女たちは賠償も受けられずに声を上げることもできなかったわ。 でも、本当にそれで良かったのかしら? 今でも繰り返される猥褻強要や強姦などの犯罪もばれなかったら問題ない、ばれても司法の罪を償えばそれで終わり、再犯率も高い状態で放置されているわ。 だったら声を上げた人たちに寄り添い加害国の国民として頭を下げ続けることが、未来のためにも必要と考えることは間違っているかしら?」 千鶴の言葉に動揺したのか沈黙の時間が流れた。
絞り出すように沢田が
「あなたの見る先は何なのかしら?」と尋ねると、千鶴は晴れ晴れとした表情で
「世界平和よ。」と答えた。
「そんなことできるわけがないじゃない。」と沢田が否定すると、千鶴が嬉しそうに
「誰か試した人いるの? 私は小さな問題から取り組んで、行く先では大きな野望に取り組むわ。 だって苛めも暴力も戦争も性犯罪だって、人間が発見したものだから、人間が解決できるはずよ。 あなただって平和で苛めのない社会が実現できるのだったら理想的だと思わない?」
「それはそう思うわ。 でも不可能よ。」と沢田が答えると、勢い付いた千鶴が言った。 「オバマさんやトランプさんみたいに、数年でアメリカ大統領になる人もいるわ。 ブッタやキリストのように、数世代に渡って人の思想に影響を与える人たちもいるわ。
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツのように人の暮らしを一変させる人もいるわ。 彼らはたった一代でその功を成したのよ。」
「本当に、あなたができると思っているの?」沢田が自信なさげに聞くと、千鶴は
「私ができるわけではないのよ。 私たちが取り組むのよ。 だからまず戦後の未解決の慰安婦問題から取り組んで、次には、現在いろんなひどい状況に置かれている人たちに。何世代かかるかわからないけれど何れは・・・」と遠い目をした。
「わかったわよ。 安倍総理に反発しないのであれば、認めてあげるわ。 でも挫折した時は、注意してね。」と言い残し、面談は終了した。 終了後に、レオンから今回の面談を記事にして良いか尋ねられた沢田は快く承諾した。
対談で世界平和を語る千鶴の姿に、五月ゆみは自身が警官になると決意を固めたころを思い出していた。 犯罪を撲滅するために警察官になることが一番の近道である。 その思いを胸に大学で司法を学び、警察庁に入庁した。 しかし、果たしてどうだっただろうか?確かに日本において犯罪率は減少しているものの、警察が犯罪を撲滅する機関ではありえないことを肌身で感じていた。 確かに警察がいることで犯罪の抑止力になることは間違いなかったが、人の思想が変わらない限り犯罪を撲滅することは不可能であった。 だが、このような活動はどうなのだろうか? 人に平和であることの重要性を理解させ、過去を顧みて自国の行った行為を反省し続ける。 そうすることで加害者にも被害者にもならない世界が存在するのではないかと思えてしまう 。彼女たちの言葉に共感する人は増えてゆけば或いは、と考えてしまう。 ダイスケの言葉に、山田の知識に、綱島の技術に、少女たちのメッセージに、感心し共感し、思いを共有し、そして一緒に活動できることは大きもはや大きな生き甲斐ではないかと思っていた。
沢田のりは、部屋に戻っても興奮が止まなかった。 平気で世界平和を語る少女の口に嘘はなかった。 彼女たちをサポートすることが私の目的ではないのか?と思い始めていた。私にできることはないのか?と布団の中で考えていると、いつもボヤっと、もやのように掛かってくる、思考を濁らせる異物が、頭を支配していないことに気が付いた。 興奮して眠くなかったが、もう眠剤も抗うつ薬も必要ではなかった。 明日も事務所に向かってみようかとの思いを抑えきれず、都合が良すぎるのではと否定しつつも、これからの自身の姿を思い浮かべ笑顔になる自分がいた。
翌日、上田が張り込みのため飯田宅を訪ねると前とは違い人の気配が感じられなかった。上田が矢部に連絡を入れると昨日の集会の動画を見た矢部から逆に
「何か兆候があったのか?」と尋ねられた。
「理由がわからない。」と上田が言うと、内閣府の担当官も交え緊急会議を招集するので本日の13時に警察庁に来るようにとの指示を受けた。
「お飲み物はいかがですか?」とキムジウが勧めてきたが、沢田は丁重に断り、鞄からミネラルウォータを取り出し、ひと口飲むと切り出した。
「お二人に聞くわ、あなたたちは日本政府を批判してはいないと言うけど、政府がやろうとしていることに異を唱えていることを自覚しているの?」激しい口調で言う沢田の言葉に対し、千鶴が静かに答えた。
「十分理解しているわ。だけど被害者に、政府間で勝手に決めたルールに則り解決したから、あなたたちは黙れということは横暴だとは思わないのでしょうか?」 千鶴の言葉に対し、さげすんだ表情で
「被害者じゃなくて売春婦ね。」と返しつつ、沢田が
「国際協定などのルールにそれを持ち出したら何も解決しなくなるでしょう。 大体、あなたたちが言うように個々に対応してなんていうのはお子様の理想論であって、それが出来ないから刑法があり、国が統治できるのではなくて? もし仮に彼女たちが被害者であったとしてもルールを守れないのであれば、それはただ社会秩序を壊すだけの異物でしかないわ。 そもそもあなたたちは彼女たちの権利と旗を振り上げ、社会秩序を混乱させているだけだとは思わないの?」と詰め寄ってきた。 キムジウが
「個人が受けた仕打ちに納得できないと言うことが出来ない世の中なんて、恐ろしいとは思わないのかしら。 日韓が合意した和解で,癒し財団からの見舞金も約三割の元慰安婦の人たちは受け取っていないのよ。 そんな人たちの気持ちに寄り添うことで、少しでも彼女たちの気持ちを和らげることができると考えるのは間違っているかしら?」と問うと、 「日本人にも沢山の、あなたたちが言うところの被害者が居たわ。 でも彼女たちは声を上げることはしなかった。 何故かわかる? あなたたちのしようとしていることは重箱の隅をつつき、社会を混乱させることではないかしら? そもそも日本政府ができないなら自分たちがやるなんて言い出すこと自体が、思春期に特徴的な、自分は他の者とは違うんだといった妄想に取り付かれた危険な状態である、と自覚できないのかしら。 もしかしたらあなたたちは周りの大人たちに洗脳されたのかしら? 違うならアスペルガー症候群かなんかの病気かもしれないわ。 私、脳神経の専門家だからMRIで診断してあげましょうか?」と醜く笑った。 沢田の後ろに立つダイスケが笑いを噛み殺しているようで、千鶴は不愉快であったが、彼女の偏見に対峙し、どのように共感を導くか考えていた。
「では、どうすることが正しい行いであると考えるのですか?」 そう尋ねる千鶴に、沢田がもはや勝ったかのように嬉々とした表情で語った。
「子供は黙って勉学に励むのよ。 日本政府は正しく国際的にも認められた良い国だわ。安倍総理はトランプ大統領やプーチン大統領、習国家主席とも対等に渡り合い、日本は住みやすい国として世界で称賛されているのよ。 海外からの旅行客は、うなぎ登りで、来年の東京五輪では数々の功績を上げるわ。 だから、あなたたち学生は一所懸命勉学に励んでお国のための礎になるのよ。 それがあなたたちのできることよ。 日本のことを悪く言う韓国には一切妥協せずに、日本国が世界のリーダーとして輝けるようにね。 わかったでしょう?」
「あなたの言うことは理解できます。 でも本当にそれが正しい姿なのかしら? いつまでも解決しない苛め。 隠されているヘイト発言。 国民の抱えている不平等感。その他の現状が苛立ちを増長させ、韓国という仮想敵国を台頭させたのではないかしら? それだけではないのです。 確かに日本人慰安婦もたくさん居て、彼女たちは賠償も受けられずに声を上げることもできなかったわ。 でも、本当にそれで良かったのかしら? 今でも繰り返される猥褻強要や強姦などの犯罪もばれなかったら問題ない、ばれても司法の罪を償えばそれで終わり、再犯率も高い状態で放置されているわ。 だったら声を上げた人たちに寄り添い加害国の国民として頭を下げ続けることが、未来のためにも必要と考えることは間違っているかしら?」 千鶴の言葉に動揺したのか沈黙の時間が流れた。
絞り出すように沢田が
「あなたの見る先は何なのかしら?」と尋ねると、千鶴は晴れ晴れとした表情で
「世界平和よ。」と答えた。
「そんなことできるわけがないじゃない。」と沢田が否定すると、千鶴が嬉しそうに
「誰か試した人いるの? 私は小さな問題から取り組んで、行く先では大きな野望に取り組むわ。 だって苛めも暴力も戦争も性犯罪だって、人間が発見したものだから、人間が解決できるはずよ。 あなただって平和で苛めのない社会が実現できるのだったら理想的だと思わない?」
「それはそう思うわ。 でも不可能よ。」と沢田が答えると、勢い付いた千鶴が言った。 「オバマさんやトランプさんみたいに、数年でアメリカ大統領になる人もいるわ。 ブッタやキリストのように、数世代に渡って人の思想に影響を与える人たちもいるわ。
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツのように人の暮らしを一変させる人もいるわ。 彼らはたった一代でその功を成したのよ。」
「本当に、あなたができると思っているの?」沢田が自信なさげに聞くと、千鶴は
「私ができるわけではないのよ。 私たちが取り組むのよ。 だからまず戦後の未解決の慰安婦問題から取り組んで、次には、現在いろんなひどい状況に置かれている人たちに。何世代かかるかわからないけれど何れは・・・」と遠い目をした。
「わかったわよ。 安倍総理に反発しないのであれば、認めてあげるわ。 でも挫折した時は、注意してね。」と言い残し、面談は終了した。 終了後に、レオンから今回の面談を記事にして良いか尋ねられた沢田は快く承諾した。
対談で世界平和を語る千鶴の姿に、五月ゆみは自身が警官になると決意を固めたころを思い出していた。 犯罪を撲滅するために警察官になることが一番の近道である。 その思いを胸に大学で司法を学び、警察庁に入庁した。 しかし、果たしてどうだっただろうか?確かに日本において犯罪率は減少しているものの、警察が犯罪を撲滅する機関ではありえないことを肌身で感じていた。 確かに警察がいることで犯罪の抑止力になることは間違いなかったが、人の思想が変わらない限り犯罪を撲滅することは不可能であった。 だが、このような活動はどうなのだろうか? 人に平和であることの重要性を理解させ、過去を顧みて自国の行った行為を反省し続ける。 そうすることで加害者にも被害者にもならない世界が存在するのではないかと思えてしまう 。彼女たちの言葉に共感する人は増えてゆけば或いは、と考えてしまう。 ダイスケの言葉に、山田の知識に、綱島の技術に、少女たちのメッセージに、感心し共感し、思いを共有し、そして一緒に活動できることは大きもはや大きな生き甲斐ではないかと思っていた。
沢田のりは、部屋に戻っても興奮が止まなかった。 平気で世界平和を語る少女の口に嘘はなかった。 彼女たちをサポートすることが私の目的ではないのか?と思い始めていた。私にできることはないのか?と布団の中で考えていると、いつもボヤっと、もやのように掛かってくる、思考を濁らせる異物が、頭を支配していないことに気が付いた。 興奮して眠くなかったが、もう眠剤も抗うつ薬も必要ではなかった。 明日も事務所に向かってみようかとの思いを抑えきれず、都合が良すぎるのではと否定しつつも、これからの自身の姿を思い浮かべ笑顔になる自分がいた。
翌日、上田が張り込みのため飯田宅を訪ねると前とは違い人の気配が感じられなかった。上田が矢部に連絡を入れると昨日の集会の動画を見た矢部から逆に
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