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準備
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行為が終わり、そのままぐっすりと眠り翌朝目を覚ました。
俺の顔は顔面蒼白でこれからどうしよう…と絶望した。
全然何も考えていない、パーティーにどうやって侵入すれば良いんだ?
毛布に包まり、ベッドの上で正座する。
シリウスは壁に寄りかかっていて、何も考えてなさそうに見えた。
今日しかない、どうやってチケットを手に入れよう…当日に手に入るものなのか?
「レイン、食事にしよう…人間は食事をしないと死ぬと聞いた」
「…いや、さすがに朝食を抜いただけじゃ死なないが…いざという時のために食べといてもいいな」
頭が働かないの腹が減っているのもあるかもしれないな。
服を着替えると、洗いたてのようないいにおいがした。
シリウス、まさか俺が寝ている間に洗濯してたのか?
何も考えてないって思って悪かった、ありがとうな。
お礼を言うとシリウスはよく分かっていないのか、首を傾げていた。
一階のレストランで朝食のパンを食べながらどうしようか考える。
「パーティーどうするかなぁ」
「行くんじゃないのか?」
「行くって言っても、チケットがないとどうしようもないだろ」
「行ける」
シリウスがそう言って豆茶を飲んでいた、凄い様になってるな…ってそんな事じゃない!
行けるって本当なのか!?どうやって…手荒な真似は流石にダメだぞ?
シリウスが口を開くのを待ち、シリウスの考えを教えてくれた。
そんな事が出来るのか?シリウスだからこそ出来るのかもな。
それなら確かにパーティー会場に行くのは簡単だ、しかし…会場内でつまみ出されたら終わりだ。
パーティーに行くための服だ、俺とシリウスの服は明らかにパーティー向けではない。
俺はシャツに上着という動きやすい格好だし、シリウスは魔物だとバレないように村人のような服を着ている。
絶対に浮いてしまう、ドレスコードはちゃんとしとかないとな。
「入り口はそれでいいけど、服は着替えないとな」
「…そうだな」
「シリウスもパーティーとかやるのか?」
「あぁ…俺自身も忘れていた誕生日とかを勝手にやっている」
「………勝手?」
「俺はそういうのが苦手だから参加はしない」
魔界の事情にちょっと気になってシリウスの言葉を黙って聞く。
シリウスらしいと言ったらシリウスらしいけど、主役がいない誕生日ってなにが楽しいんだ?
シリウスが興味があるパーティーって何なんだろうな、さすがに結婚式は出るだろう。
…シリウスが結婚って想像しにくいけどな。
パンの最後の一欠片を食べて、立ち上がる。
服の店に行って、それっぽい服を買いに行こうと思った。
街の人に服屋を聞くと、人気がない裏路地にあると言っていた。
裏路地への道を見ると、そこだけが太陽の光が通らず薄暗かった。
裏路地を通ると、賑やかな表の店とは違い寂れていた。
店はあるが、やっているのかいないのか分からない。
電気の付いていない店を通ると、シリウスはとある店の前で足を止めた。
俺も足を止めてシリウスに近付くと、店を見つめていた。
俺も店を見ると、そこにあったのは「ドールハウス」と、元の色はピンクだった筈なのに黒ずんでしまった看板が見える店だった。
人形の店だろうか、ショーケースには女の子が好きそうな人形が並べられていた。
「シリウスって意外とこういう趣味?」
「…いや、呼ばれた」
「えっ?誰に?」
「……」
シリウスはそう言うと、店のドアを開けた。
開いているのか閉まっているのか分からないのに、勝手に入るのはマズいんじゃないか?
店が開いているって事は、営業中って事か?
でも、シリウスを呼ぶなんて…俺には全然聞こえなかった。
もしかしたら魔物がいるって事か?
シリウスの後ろを歩くと、扉が独りでに閉まった。
営業中とは思えないほどに静かで店内は外よりさらに薄暗い。
カウンターの向こう側が真っ暗で何も見えない。
でも、シリウスを呼んだ相手がどこにも居ない…まさかまた透明魔物とか?
シリウスはカウンターの奥を見つめていて、俺はディスプレイの人形を見つめていた。
西洋の人形みたいだな、瞳が青い金髪の人形だ。
ジッと見ていたら、瞳がギョロりと動き驚いた。
ビックリして後ろに後ずさり、背中がなにかに当たった。
首筋に冷たいものが押し当てられて体を硬直された。
『ケケケッ、人間だ…人間の肉だ』
「………」
『殺せ、燃やせ、切り刻め』
後ろから女の子のような可愛い声が聞こえたが、不穏な事を言っている。
すると、後ろの声に合わせて周りから煽るような歌が聞こえてきた。
子供の声だ、子供が好みそうな店だから子供がいても不思議じゃない。
でも、何となく…人間ではないように感じた…賞金首ハンターの勘だ。
俺の目の前をグリグリと回っている影があった、子供どころか人間の大きさではない。
……人間というより、俺が見ていた人形のようだ。
煽る歌が大きくなっていき、俺は静かにズボンのホルダーに触れた。
「ソイツは俺の連れだ、触れる事は許さない」
シリウスの静かな声が店に響き、声が止んでなにかが落ちる音が聞こえた。
足元を見ると、人形達が力なく倒れている。
包丁が傍に置かれていて、首筋に当てられたのは包丁なのだろうとゾッとして首筋に触れた。
ホルダーから手を離し人形を避けてシリウスの傍に向かうと、カウンターの向こうから人影が見えた。
「おやおや、シリウス様ではないですか…こんにちは」
「お前の店だったのかリアヴォルト」
俺の顔は顔面蒼白でこれからどうしよう…と絶望した。
全然何も考えていない、パーティーにどうやって侵入すれば良いんだ?
毛布に包まり、ベッドの上で正座する。
シリウスは壁に寄りかかっていて、何も考えてなさそうに見えた。
今日しかない、どうやってチケットを手に入れよう…当日に手に入るものなのか?
「レイン、食事にしよう…人間は食事をしないと死ぬと聞いた」
「…いや、さすがに朝食を抜いただけじゃ死なないが…いざという時のために食べといてもいいな」
頭が働かないの腹が減っているのもあるかもしれないな。
服を着替えると、洗いたてのようないいにおいがした。
シリウス、まさか俺が寝ている間に洗濯してたのか?
何も考えてないって思って悪かった、ありがとうな。
お礼を言うとシリウスはよく分かっていないのか、首を傾げていた。
一階のレストランで朝食のパンを食べながらどうしようか考える。
「パーティーどうするかなぁ」
「行くんじゃないのか?」
「行くって言っても、チケットがないとどうしようもないだろ」
「行ける」
シリウスがそう言って豆茶を飲んでいた、凄い様になってるな…ってそんな事じゃない!
行けるって本当なのか!?どうやって…手荒な真似は流石にダメだぞ?
シリウスが口を開くのを待ち、シリウスの考えを教えてくれた。
そんな事が出来るのか?シリウスだからこそ出来るのかもな。
それなら確かにパーティー会場に行くのは簡単だ、しかし…会場内でつまみ出されたら終わりだ。
パーティーに行くための服だ、俺とシリウスの服は明らかにパーティー向けではない。
俺はシャツに上着という動きやすい格好だし、シリウスは魔物だとバレないように村人のような服を着ている。
絶対に浮いてしまう、ドレスコードはちゃんとしとかないとな。
「入り口はそれでいいけど、服は着替えないとな」
「…そうだな」
「シリウスもパーティーとかやるのか?」
「あぁ…俺自身も忘れていた誕生日とかを勝手にやっている」
「………勝手?」
「俺はそういうのが苦手だから参加はしない」
魔界の事情にちょっと気になってシリウスの言葉を黙って聞く。
シリウスらしいと言ったらシリウスらしいけど、主役がいない誕生日ってなにが楽しいんだ?
シリウスが興味があるパーティーって何なんだろうな、さすがに結婚式は出るだろう。
…シリウスが結婚って想像しにくいけどな。
パンの最後の一欠片を食べて、立ち上がる。
服の店に行って、それっぽい服を買いに行こうと思った。
街の人に服屋を聞くと、人気がない裏路地にあると言っていた。
裏路地への道を見ると、そこだけが太陽の光が通らず薄暗かった。
裏路地を通ると、賑やかな表の店とは違い寂れていた。
店はあるが、やっているのかいないのか分からない。
電気の付いていない店を通ると、シリウスはとある店の前で足を止めた。
俺も足を止めてシリウスに近付くと、店を見つめていた。
俺も店を見ると、そこにあったのは「ドールハウス」と、元の色はピンクだった筈なのに黒ずんでしまった看板が見える店だった。
人形の店だろうか、ショーケースには女の子が好きそうな人形が並べられていた。
「シリウスって意外とこういう趣味?」
「…いや、呼ばれた」
「えっ?誰に?」
「……」
シリウスはそう言うと、店のドアを開けた。
開いているのか閉まっているのか分からないのに、勝手に入るのはマズいんじゃないか?
店が開いているって事は、営業中って事か?
でも、シリウスを呼ぶなんて…俺には全然聞こえなかった。
もしかしたら魔物がいるって事か?
シリウスの後ろを歩くと、扉が独りでに閉まった。
営業中とは思えないほどに静かで店内は外よりさらに薄暗い。
カウンターの向こう側が真っ暗で何も見えない。
でも、シリウスを呼んだ相手がどこにも居ない…まさかまた透明魔物とか?
シリウスはカウンターの奥を見つめていて、俺はディスプレイの人形を見つめていた。
西洋の人形みたいだな、瞳が青い金髪の人形だ。
ジッと見ていたら、瞳がギョロりと動き驚いた。
ビックリして後ろに後ずさり、背中がなにかに当たった。
首筋に冷たいものが押し当てられて体を硬直された。
『ケケケッ、人間だ…人間の肉だ』
「………」
『殺せ、燃やせ、切り刻め』
後ろから女の子のような可愛い声が聞こえたが、不穏な事を言っている。
すると、後ろの声に合わせて周りから煽るような歌が聞こえてきた。
子供の声だ、子供が好みそうな店だから子供がいても不思議じゃない。
でも、何となく…人間ではないように感じた…賞金首ハンターの勘だ。
俺の目の前をグリグリと回っている影があった、子供どころか人間の大きさではない。
……人間というより、俺が見ていた人形のようだ。
煽る歌が大きくなっていき、俺は静かにズボンのホルダーに触れた。
「ソイツは俺の連れだ、触れる事は許さない」
シリウスの静かな声が店に響き、声が止んでなにかが落ちる音が聞こえた。
足元を見ると、人形達が力なく倒れている。
包丁が傍に置かれていて、首筋に当てられたのは包丁なのだろうとゾッとして首筋に触れた。
ホルダーから手を離し人形を避けてシリウスの傍に向かうと、カウンターの向こうから人影が見えた。
「おやおや、シリウス様ではないですか…こんにちは」
「お前の店だったのかリアヴォルト」
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