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終幕~わたしはもう死に戻らない④~
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「……それで、どういうことなんですか?」
場所は変わって、ウルスラの自室に移動している。
後は若い二人で…ということになるが、ウルスラの背後にはすぐ近くにユーリスとラルフがいる。二人っきりで甘い時間という雰囲気ではない。
なにせ、フェリクスはまだ婚約を申し込んだにすぎず、正式に婚約者になったわけではない。当然二人っきりなどありえないし、本当なら令嬢の私室に招くのも憚られるが、ウルスラの用事を考えると仕方ない。
場所を移したウルスラは、ひとまずフェリクスをソファーに座らせ、自分はその直角の位置に座る。そして、リラックス効果のあるハーブティーをユーリスに淹れさせ、一口飲んで気分が落ち着いた所でようやく口を開いた。まだちょっと頬が赤い。
「ん?ああ、婚約の話かい?」
一方、フェリクスはのんきにハーブティーをすすっている。その平然さが今のウルスラにはなんとも恨めしい。自分だけがこの婚約話に浮ついているようで、恥ずかしくなってくるのだ。
「ええ、そうです。どうして……」
「君が好きだからだよ、ウルスラ」
「ブッ!」
ウルスラの後ろで誰かが噴き出した音が聞こえた。振り返ると、ユーリスがせき込み、その背をラルフが優しく支えている。
それは驚くだろう。こんな面前で、不意打ち気味に告白する剛の者が、一体どこにいるだろうか。しかも雑談をするかのように気軽に。
とはいえ、さすがに王族の告白に噴き出すのは不敬だ。フェリクスは笑って済ませているが、本来なら重い罰を受けてもおかしくない。それはユーリスも分かっているだろうが、衝撃というのは人の理性を軽々と破壊するものだ。
「す、すみま…ゲホッ……」
「…ああ、うん、大丈夫。あなたの気持ちはよくわかるわ。ちょっと離れてていいわよ」
「…ん゛ん゛…いえ、もう大丈夫です。殿下、大変申し訳ございませんでした」
「ん?ああ、いいよ、気にしないで」
さすがは侍女として優れた才能を発揮するユーリス。もう立て直したのは流石である。
「後ろの彼女が、例の娘かい?」
「はい。侍女になったユーリスですわ」
フェリクスの問いに、ウルスラはうなずいた。そう言えば、結局モートンとの復讐劇で、浮気相手だったユーリスとフェリクスが顔を合わせるのはこれが初めてだ。…勝手にのぞき見された前科については今は触れない。
紹介を受けたユーリスは頭を下げた。サラリと黒髪が落ち、髪の毛1本1本が細かにこぼれる。
それはそれとして、ユーリスが噴き出したせいで、ウルスラはすっかり驚くタイミングを逸してしまった。本来ならフェリクスの気持ちが聞けて嬉しさと恥ずかしさが共存するところなのに、すっかり冷静になってしまっている。
とはいえ、言われたことが無かったことにはできない。「好き」というのが本当なら、嬉しいに越したことは無いし、それにちゃんと答えなければならないのだから。
「ええと……その、殿下。さきほどのは…」
「君が好きだと言ったこと?うん、事実だよ」
「っ!そ、そ、そうなん…です…ね」
しかし、改めて告げられた同じ言葉に、今度こそウルスラは顔を真っ赤にした。好きな人から、好きと言ってもらえたのだ、嬉しくないわけがない。
フェリクスを見ると、そこに初めての彼の顔を見た気がする。笑みとは違う、慈しむような、穏やかな顔だ。面白がってる雰囲気は微塵もない。純粋な好意が、ウルスラに向けられている。
(そんな顔、今までされたことないのに、何で今……うぅ、やっぱり恥ずかしくて見れないわ)
気付くと顔をそらしてしまう。でもやっぱり気になって見てしまうと、変わらず見ているフェリクスと目が合うわけで。
その様子を見ていたユーリスはすぐに悟る。これは相思相愛であると。
(あんな男が婚約者で、ずっと苦労なさってたんですもの。それなのに、こんなに想ってくれる男性がお嬢様にいらっしゃる。この方なら、きっとお嬢様を幸せにしてくれるでしょう)
ウルスラがユーリスの幸せを願うように、ユーリスもまた自分をすくいあげてくれたウルスラの幸せを願っている。
まさかその男性が第三王子であるというのには驚きだが、決して悪くない組み合わせだ。第三王子であるフェリクスは臣籍降下すると聞いているし、それならウルスラが結婚してからもユーリスは彼女に仕えることができる。
敬愛する主人の、ようやく訪れた春にユーリスの顔はつい緩んでしまった。
それをフェリクスは、ウルスラへと目を向けながらしっかりとチェックしている。モートンとの決別のシーンは見ているし、ウルスラからも心から仕えていることは聞いている。だが、それでも人の闇を好むフェリクスだからこそ、又聞きでは信用しないという一面も併せ持っていた。
その彼の目から見て、ユーリスは本気でウルスラを敬愛しているのが分かる。モートンの浮気相手だから、どこかで仕掛ける危険性は無いかと窺っていたが、その心配は皆無だと胸を撫で下ろす。
「…あの、殿下……?」
「何だい、ウルスラ嬢」
意識をウルスラに戻すと、相変わらず彼女の顔は赤いままだ。ちょっと頭を下げ、上目遣いに見てくる彼女がかわいくてたまらない。赤らんだ顔に、水色のウェーブがかった可愛らしい髪がものすごくよく似合う。
こんなにも女性を可愛いと思うだなんて、すっかり自分は彼女にほれ込んでいるなと内心苦笑しながら、ウルスラの言葉を待った。
「その……殿下は、私のどこを好きに…?」
「どこを好きに…か」
そう聞かれ、フェリクスは腕を組んだ。その様子に驚いたのは3人だ。まさか定番とも言える質問なのに、そこまで悩むようなことなのだろうか。
しばし考え込んだフェリクスは、ようやく口を開いた。
「ごめんね」
「えっ?」
思わぬ言葉に、ウルスラは固まった。
ごめんねとはどういうことだ。聞かれて困らせてしまったのだろうか。それとも実は全然好きでもないことに気付いた?どんどん悪い方向にだけ想像が膨らんでいく。
フェリクスはさらに言葉を続けた。
「まだ、ぼくの中でウルスラ嬢のどこが…っていうのが、言葉にできてないんだ。ただ、君のことが漠然と好きだって分かって。そう思ったら、もう陛下に許可を取って、君の父上に婚約を申し込んでたんだ。だからごめんね」
「そ、そう、なのですね…」
なんだそれは、下手にどこが好きと言われるよりもよっぽど恥ずかしいことじゃないか。ウルスラの赤面がますます熱を持っていく。
これが好きと言われれば、それはつまるところ、これが無くなれば好きじゃなくなるとも言える。好きな理由があるというのは、好きじゃなくなる理由になるということだ。
だがフェリクスの答えは、それが無い。ただ漠然と、そこに好きがある。一見不確かなようで、それは壊れない好きだ。
フェリクスは続ける。
「君が、モートンに命を狙われる…そう思ったら、君がいなくなるのがとても怖くなったんだ。4つ子を信用していないわけじゃないけど、それでも万が一のリスクはある。その万が一すら許したくないんだ。だったら、ぼくが君のパートナーになれば君を守れる。万が一をゼロにしたい。ウルスラ、君を失いたくない。ぼくは君が好きだ。ぼくに君を守らせてほしいんだ」
初めてみる、彼の真剣で熱のこもった黒い瞳。そんな瞳で見つめられ、フェリクスの混じりけの無い本音をぶつけられれば、それはもうウルスラの許容範囲を超えてしまっている。
真っ赤なリンゴのように熟れてしまったウルスラは、もはや何も言葉を紡げない。何を返したらいいのか分からず、うるさいほどの心臓の音がやけに耳に響く。
もう、彼の瞳から目を離せなかった。見つめられるほどに、ウルスラの中の熱が高まっていく。自分が踏み出せなかった壁を、いとも簡単に超えてきたフェリクス。
そんな彼に、どう応えたらいいのか。沸騰しそうな頭で、たった一言をなんとか絞り出した。
「……私も、好き、です……」
場所は変わって、ウルスラの自室に移動している。
後は若い二人で…ということになるが、ウルスラの背後にはすぐ近くにユーリスとラルフがいる。二人っきりで甘い時間という雰囲気ではない。
なにせ、フェリクスはまだ婚約を申し込んだにすぎず、正式に婚約者になったわけではない。当然二人っきりなどありえないし、本当なら令嬢の私室に招くのも憚られるが、ウルスラの用事を考えると仕方ない。
場所を移したウルスラは、ひとまずフェリクスをソファーに座らせ、自分はその直角の位置に座る。そして、リラックス効果のあるハーブティーをユーリスに淹れさせ、一口飲んで気分が落ち着いた所でようやく口を開いた。まだちょっと頬が赤い。
「ん?ああ、婚約の話かい?」
一方、フェリクスはのんきにハーブティーをすすっている。その平然さが今のウルスラにはなんとも恨めしい。自分だけがこの婚約話に浮ついているようで、恥ずかしくなってくるのだ。
「ええ、そうです。どうして……」
「君が好きだからだよ、ウルスラ」
「ブッ!」
ウルスラの後ろで誰かが噴き出した音が聞こえた。振り返ると、ユーリスがせき込み、その背をラルフが優しく支えている。
それは驚くだろう。こんな面前で、不意打ち気味に告白する剛の者が、一体どこにいるだろうか。しかも雑談をするかのように気軽に。
とはいえ、さすがに王族の告白に噴き出すのは不敬だ。フェリクスは笑って済ませているが、本来なら重い罰を受けてもおかしくない。それはユーリスも分かっているだろうが、衝撃というのは人の理性を軽々と破壊するものだ。
「す、すみま…ゲホッ……」
「…ああ、うん、大丈夫。あなたの気持ちはよくわかるわ。ちょっと離れてていいわよ」
「…ん゛ん゛…いえ、もう大丈夫です。殿下、大変申し訳ございませんでした」
「ん?ああ、いいよ、気にしないで」
さすがは侍女として優れた才能を発揮するユーリス。もう立て直したのは流石である。
「後ろの彼女が、例の娘かい?」
「はい。侍女になったユーリスですわ」
フェリクスの問いに、ウルスラはうなずいた。そう言えば、結局モートンとの復讐劇で、浮気相手だったユーリスとフェリクスが顔を合わせるのはこれが初めてだ。…勝手にのぞき見された前科については今は触れない。
紹介を受けたユーリスは頭を下げた。サラリと黒髪が落ち、髪の毛1本1本が細かにこぼれる。
それはそれとして、ユーリスが噴き出したせいで、ウルスラはすっかり驚くタイミングを逸してしまった。本来ならフェリクスの気持ちが聞けて嬉しさと恥ずかしさが共存するところなのに、すっかり冷静になってしまっている。
とはいえ、言われたことが無かったことにはできない。「好き」というのが本当なら、嬉しいに越したことは無いし、それにちゃんと答えなければならないのだから。
「ええと……その、殿下。さきほどのは…」
「君が好きだと言ったこと?うん、事実だよ」
「っ!そ、そ、そうなん…です…ね」
しかし、改めて告げられた同じ言葉に、今度こそウルスラは顔を真っ赤にした。好きな人から、好きと言ってもらえたのだ、嬉しくないわけがない。
フェリクスを見ると、そこに初めての彼の顔を見た気がする。笑みとは違う、慈しむような、穏やかな顔だ。面白がってる雰囲気は微塵もない。純粋な好意が、ウルスラに向けられている。
(そんな顔、今までされたことないのに、何で今……うぅ、やっぱり恥ずかしくて見れないわ)
気付くと顔をそらしてしまう。でもやっぱり気になって見てしまうと、変わらず見ているフェリクスと目が合うわけで。
その様子を見ていたユーリスはすぐに悟る。これは相思相愛であると。
(あんな男が婚約者で、ずっと苦労なさってたんですもの。それなのに、こんなに想ってくれる男性がお嬢様にいらっしゃる。この方なら、きっとお嬢様を幸せにしてくれるでしょう)
ウルスラがユーリスの幸せを願うように、ユーリスもまた自分をすくいあげてくれたウルスラの幸せを願っている。
まさかその男性が第三王子であるというのには驚きだが、決して悪くない組み合わせだ。第三王子であるフェリクスは臣籍降下すると聞いているし、それならウルスラが結婚してからもユーリスは彼女に仕えることができる。
敬愛する主人の、ようやく訪れた春にユーリスの顔はつい緩んでしまった。
それをフェリクスは、ウルスラへと目を向けながらしっかりとチェックしている。モートンとの決別のシーンは見ているし、ウルスラからも心から仕えていることは聞いている。だが、それでも人の闇を好むフェリクスだからこそ、又聞きでは信用しないという一面も併せ持っていた。
その彼の目から見て、ユーリスは本気でウルスラを敬愛しているのが分かる。モートンの浮気相手だから、どこかで仕掛ける危険性は無いかと窺っていたが、その心配は皆無だと胸を撫で下ろす。
「…あの、殿下……?」
「何だい、ウルスラ嬢」
意識をウルスラに戻すと、相変わらず彼女の顔は赤いままだ。ちょっと頭を下げ、上目遣いに見てくる彼女がかわいくてたまらない。赤らんだ顔に、水色のウェーブがかった可愛らしい髪がものすごくよく似合う。
こんなにも女性を可愛いと思うだなんて、すっかり自分は彼女にほれ込んでいるなと内心苦笑しながら、ウルスラの言葉を待った。
「その……殿下は、私のどこを好きに…?」
「どこを好きに…か」
そう聞かれ、フェリクスは腕を組んだ。その様子に驚いたのは3人だ。まさか定番とも言える質問なのに、そこまで悩むようなことなのだろうか。
しばし考え込んだフェリクスは、ようやく口を開いた。
「ごめんね」
「えっ?」
思わぬ言葉に、ウルスラは固まった。
ごめんねとはどういうことだ。聞かれて困らせてしまったのだろうか。それとも実は全然好きでもないことに気付いた?どんどん悪い方向にだけ想像が膨らんでいく。
フェリクスはさらに言葉を続けた。
「まだ、ぼくの中でウルスラ嬢のどこが…っていうのが、言葉にできてないんだ。ただ、君のことが漠然と好きだって分かって。そう思ったら、もう陛下に許可を取って、君の父上に婚約を申し込んでたんだ。だからごめんね」
「そ、そう、なのですね…」
なんだそれは、下手にどこが好きと言われるよりもよっぽど恥ずかしいことじゃないか。ウルスラの赤面がますます熱を持っていく。
これが好きと言われれば、それはつまるところ、これが無くなれば好きじゃなくなるとも言える。好きな理由があるというのは、好きじゃなくなる理由になるということだ。
だがフェリクスの答えは、それが無い。ただ漠然と、そこに好きがある。一見不確かなようで、それは壊れない好きだ。
フェリクスは続ける。
「君が、モートンに命を狙われる…そう思ったら、君がいなくなるのがとても怖くなったんだ。4つ子を信用していないわけじゃないけど、それでも万が一のリスクはある。その万が一すら許したくないんだ。だったら、ぼくが君のパートナーになれば君を守れる。万が一をゼロにしたい。ウルスラ、君を失いたくない。ぼくは君が好きだ。ぼくに君を守らせてほしいんだ」
初めてみる、彼の真剣で熱のこもった黒い瞳。そんな瞳で見つめられ、フェリクスの混じりけの無い本音をぶつけられれば、それはもうウルスラの許容範囲を超えてしまっている。
真っ赤なリンゴのように熟れてしまったウルスラは、もはや何も言葉を紡げない。何を返したらいいのか分からず、うるさいほどの心臓の音がやけに耳に響く。
もう、彼の瞳から目を離せなかった。見つめられるほどに、ウルスラの中の熱が高まっていく。自分が踏み出せなかった壁を、いとも簡単に超えてきたフェリクス。
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