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8 わたしは聖女?それはテンプレ外です
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「大変だ!キャサリン、君は聖女だったのか...」
「聖女かって?そんなことわかるわけないでしょ?あなた、一応、キャサリンと婚約者だったのよね?こんな風にキャサリンは誰かの傷を治したことはなかったの?」
二人ともまるで頭を鈍器で殴られたような衝撃で、その回復の変化をマジマジと眺める。
だが、先ほどまで腫れ上がっていた足は、明らかに戻っている。
更に、アーサーは、思考が停止したのだろう。
わたしの脚を思わず触って、本当に治っているのか確認する暴挙にで始めたので蹴り飛ばす。
「あのね、アーサー、婚約解消する女の足に触れるその行為はどうなのかしら?」
いくらキャサリンが美しいからって、どさくさに紛れるんじゃないわよ。
あれでリリーが、張れるぐらいの美少女なら、アーサーに同情もするけど、頭が悪いのに目も悪いわ。
どうみても、これはキャサリンの勝ちよ。
「そ、その件なのだが...あ、いや、その前に聖女!!ああ、考えなくてはいけないことだらけじゃないか?とりあえず、君のことを王たちに報告しなければ...」
アーサーは、蹴られた顎を押さえながら、焦ったようにあーでもない。こうでもないとオロオロしている。
「報告って?ちょっと!他の人に言うのは勘弁してよね。アーサーわかってるの?わたしはもしかしたらこんな風に、困っている他の人の怪我も治せるかもしれないわ。でも、明日治せるかどうかはわからないの」
「どういうことだ?」
アーサーはきょとんとしている。
「そのままよ。わたしは今この瞬間にもキャサリンに戻るかもしれない。でも、キャサリンは聖女なのかはわからない。少なくとも今まではそんな力を発揮したことはなかったんでしょう?」
わたしは腕を組み、ベッドから立ち上がる。
わたしは異世界から転生してきたから、聖女でもおかしくないけど、キャサリンはこの世界の人なんだから...あれ?
異世界って何でしたっけ?
転生ってなに?
ここじゃない世界......わたしは、ここじゃない世界を知っている?
「そうなんだよね。彼女は氷属性が得意なんだけど、聖属性は...」
「ちょい待った。何よそれ?氷属性とか、聖属性とか」
まるで魔法の世界みたいじゃないの!
あら?.......この反応...こんな風に興奮するということは、私が元々いたところは、魔法の世界ではないところなのかしら?
「えっ?君は相当な氷の使い手なんだけど覚えてないの?僕が家に謝罪に行った時も、ご両親が玄関ホールの温度をわざと下げて怒りを伝えてきてただろう?
君も同じ事をよくしてきたよ。僕は火属性が得意なんだけど、何度も脚を凍らされて、溶かすのに時間が掛かって凍傷になったもんだよ」
「足を凍らされて、火属性で溶かす...?」
だめだわ。
キャサリンの記憶が全くない。
でも、アーサーが家に来た時寒い気がしたのは、本当に怒りを伝えるためにわざわざ魔法で気温を下げていたのね。
これが魔法の世界───
しかし、キャサリン、あんたも大概ね。
しっかりお灸は据えてたわけか。
「あなたも、結構な目にあってきたのね。それなのになんで真実の愛を見つけるまでキャサリンと別れなかったのよ」
我が家の支援がなかったとしても、別の金がある領土を持った貴族の女をさっさと捕まえておけば良かったのに。
「てっきり、キャサリンは僕が好きで意地悪をするんだと思ってたんだ。まさか、本当に嫌いだから意地悪するとは思わないだろう?だって婚約者だったんだから。」
「だとしても、アーサー?あなたはどうだったの?キャサリンが好きだったの?」
「そんなキャサリンそっくりのキャサリンに言われても困るよ」
まあ、そうよね。わたしがキャサリンじゃないと言っても、キャサリンなのは確か。
もしかしたら多重人格かもしれないんだし。
「まあ、即答せず、しかも真実の愛に溺れてる段階で、どうでも良かったか、好きじゃなかったんでしょうね。余計なお世話だけど、キャサリンが目覚めたらちゃんと話し合ってお互いの道に進む事をお勧めするわ。二人とも若いんだし、顔だけはどちらもいいじゃない?次の出会いがあるわよ」
「自分で顔がいいっていうのもすごいな?」
「だって、わたしの顔じゃないんですもの。いいわね。わたしが婚約破棄をキャサリンが目覚めるまで延期させてあげるって言ってるんだから、その代わり、聖女かもしれないこともそれまで内緒よ。」
ぐっ...
アーサーは不服そうだ。
まだ自分の立場をこのおバカは分かってないのか?
「仕方ありませんわね。経済封鎖と食糧制限をしながら究極のダイエットをなさって?私は聖女かもしれないし、聖女じゃないかもしれないから、領地に引き篭もりますわ。ほら、今使えても二度と使えないかもしれません。私の気分次第ですからね」
私が聖女だとどうやって証明する気だ?
私が何のことですかと言えば良いだけだ。
ふふっ、こんなダイナマイトボディーの極悪令嬢な聖女ってなかなかシュールでいいんじゃないかしら?
ニンマリと私は微笑んだ。
「聖女かって?そんなことわかるわけないでしょ?あなた、一応、キャサリンと婚約者だったのよね?こんな風にキャサリンは誰かの傷を治したことはなかったの?」
二人ともまるで頭を鈍器で殴られたような衝撃で、その回復の変化をマジマジと眺める。
だが、先ほどまで腫れ上がっていた足は、明らかに戻っている。
更に、アーサーは、思考が停止したのだろう。
わたしの脚を思わず触って、本当に治っているのか確認する暴挙にで始めたので蹴り飛ばす。
「あのね、アーサー、婚約解消する女の足に触れるその行為はどうなのかしら?」
いくらキャサリンが美しいからって、どさくさに紛れるんじゃないわよ。
あれでリリーが、張れるぐらいの美少女なら、アーサーに同情もするけど、頭が悪いのに目も悪いわ。
どうみても、これはキャサリンの勝ちよ。
「そ、その件なのだが...あ、いや、その前に聖女!!ああ、考えなくてはいけないことだらけじゃないか?とりあえず、君のことを王たちに報告しなければ...」
アーサーは、蹴られた顎を押さえながら、焦ったようにあーでもない。こうでもないとオロオロしている。
「報告って?ちょっと!他の人に言うのは勘弁してよね。アーサーわかってるの?わたしはもしかしたらこんな風に、困っている他の人の怪我も治せるかもしれないわ。でも、明日治せるかどうかはわからないの」
「どういうことだ?」
アーサーはきょとんとしている。
「そのままよ。わたしは今この瞬間にもキャサリンに戻るかもしれない。でも、キャサリンは聖女なのかはわからない。少なくとも今まではそんな力を発揮したことはなかったんでしょう?」
わたしは腕を組み、ベッドから立ち上がる。
わたしは異世界から転生してきたから、聖女でもおかしくないけど、キャサリンはこの世界の人なんだから...あれ?
異世界って何でしたっけ?
転生ってなに?
ここじゃない世界......わたしは、ここじゃない世界を知っている?
「そうなんだよね。彼女は氷属性が得意なんだけど、聖属性は...」
「ちょい待った。何よそれ?氷属性とか、聖属性とか」
まるで魔法の世界みたいじゃないの!
あら?.......この反応...こんな風に興奮するということは、私が元々いたところは、魔法の世界ではないところなのかしら?
「えっ?君は相当な氷の使い手なんだけど覚えてないの?僕が家に謝罪に行った時も、ご両親が玄関ホールの温度をわざと下げて怒りを伝えてきてただろう?
君も同じ事をよくしてきたよ。僕は火属性が得意なんだけど、何度も脚を凍らされて、溶かすのに時間が掛かって凍傷になったもんだよ」
「足を凍らされて、火属性で溶かす...?」
だめだわ。
キャサリンの記憶が全くない。
でも、アーサーが家に来た時寒い気がしたのは、本当に怒りを伝えるためにわざわざ魔法で気温を下げていたのね。
これが魔法の世界───
しかし、キャサリン、あんたも大概ね。
しっかりお灸は据えてたわけか。
「あなたも、結構な目にあってきたのね。それなのになんで真実の愛を見つけるまでキャサリンと別れなかったのよ」
我が家の支援がなかったとしても、別の金がある領土を持った貴族の女をさっさと捕まえておけば良かったのに。
「てっきり、キャサリンは僕が好きで意地悪をするんだと思ってたんだ。まさか、本当に嫌いだから意地悪するとは思わないだろう?だって婚約者だったんだから。」
「だとしても、アーサー?あなたはどうだったの?キャサリンが好きだったの?」
「そんなキャサリンそっくりのキャサリンに言われても困るよ」
まあ、そうよね。わたしがキャサリンじゃないと言っても、キャサリンなのは確か。
もしかしたら多重人格かもしれないんだし。
「まあ、即答せず、しかも真実の愛に溺れてる段階で、どうでも良かったか、好きじゃなかったんでしょうね。余計なお世話だけど、キャサリンが目覚めたらちゃんと話し合ってお互いの道に進む事をお勧めするわ。二人とも若いんだし、顔だけはどちらもいいじゃない?次の出会いがあるわよ」
「自分で顔がいいっていうのもすごいな?」
「だって、わたしの顔じゃないんですもの。いいわね。わたしが婚約破棄をキャサリンが目覚めるまで延期させてあげるって言ってるんだから、その代わり、聖女かもしれないこともそれまで内緒よ。」
ぐっ...
アーサーは不服そうだ。
まだ自分の立場をこのおバカは分かってないのか?
「仕方ありませんわね。経済封鎖と食糧制限をしながら究極のダイエットをなさって?私は聖女かもしれないし、聖女じゃないかもしれないから、領地に引き篭もりますわ。ほら、今使えても二度と使えないかもしれません。私の気分次第ですからね」
私が聖女だとどうやって証明する気だ?
私が何のことですかと言えば良いだけだ。
ふふっ、こんなダイナマイトボディーの極悪令嬢な聖女ってなかなかシュールでいいんじゃないかしら?
ニンマリと私は微笑んだ。
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