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第4章 普通のデートがしてみたいだなんて、絶対誰にも知られたくない!
第15話 好きだって、ちゃんと言いたい(※)
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「うううっぅぅぅ」
あまりのことに、涙が出てきた。
「こんなの……っ。んぅっ……!」
私は喘ぎとも嗚咽ともつかない声を漏らしながら、必死で自慰にふけっている。
「んっ」
声が漏れてしまわないように枕を噛んだ。それでも涙は止まらないし、自分の指も止まらない。
「イケない……っ!」
昨日までと同じようにサイラスくんの声を聞きながら嬲っているのに、イケないのだ。イケなければ眠気は来ないので、当然眠れない。それ以前に中途半端に昂ぶった身体では、にっちもさっちもいかない。
「んっ、んっ、ふっ、んんんっ」
(情けない……)
また涙が溢れた。彼が帰ってくるのは、予定では4日後。とても耐えられそうにない。
(クレアちゃんの言ってた通りだ)
欲求不満で我慢できないだなんて。恥ずかしくて死んでしまいたい。
ちらっと視線を動かせば、魔導通信機があった。今は録音してあるサイラスくんの声をひたすら流している。これを少しばかり操作すれば、彼にメッセージを送ることができる。
(でも、そんなことして、嫌われたら……)
こんなふしだらで我慢ができない私を知られたら。軽蔑の眼差しで私を見るサイラスくんを想像して、背筋が凍った。
(こんなに好きになるなんて……!)
やっぱり私は前世から何も変わっていないのだ。
(ホストにハマってた頃と同じじゃない。何が【高嶺の花】として誇り高く生きる、よ)
情けなくて、また涙が溢れた。
その時だ。
──プルルルルルル。
魔導通信機が音を立てた。驚いて涙も引っ込む。この端末に連絡を入れてくるのは、首都で暮らす家族くらいなのに。その家族が、こんな真夜中に連絡を寄越すはずがない。
「……はい」
恐る恐る通信に出た。魔導通信機は前世の電話と違って、魔法の力で耳に直接音声が届く。無線イヤホンのように。私の耳に初めに伝わってきたのは、ほっと息を吐いた気配だった。
『ボクです』
次いで聞こえてきた声に、思わず息が止まる。
「さ、サイラスくん?」
『はい。エミリーさん、寝てましたか?』
「ううん。起きてた」
『よかった。……どうしても声が聞きたくて。我慢できずにかけちゃいました』
サイラスくんが恥ずかしそうに言った。その声を聞いて、またポロポロと涙が溢れてきた。
「うっ、ひっく……」
みっともなく嗚咽まで漏れる。
『エミリーさん? ……泣いてるんですか?』
返事はできなかった。
『エミリーさんっ?』
焦った声で名前を呼ばれて、不意にクレアちゃんの言葉を思い出す。『エミリーさんは、一人で悩んだら駄目なタイプです。絶対に!!!!』と、真剣な顔で忠告してくれた。
すると、今度は怒りがこみ上げてきた。
(そもそも、私が一人で悩む羽目になってるのは、この男のせいじゃないか!)
泣いたり怒ったり、あまりにも不安定な情緒に自分で自分が心配になるが、今はそれどころではない。
(私の身体を、こいつが、こ、こんな風に変えたんだから……!)
「……サイラスくんのせいだよ」
『え?』
サイラスくんは、さらに焦りを募らせているようだが、知ったことではない。
「サイラスくんのせいで、寂しくて、切なくて、眠れないんだよ……!」
ぐしぐしと流れる涙を拭いながら、一度こぼれた言葉は止まらなかった。
「私、こんなふしだらじゃなかったのに! だいたい、私のこと好きって言ってくれたけど、それって本当なの? カラダ目当てだったんじゃないの? そうだよ。最初の夜だって、なんで避妊薬なんか持ち歩いてたのよ! 他の子と遊んで、その帰りに私をひっかけたんじゃないの⁉」
次から次に、抱えていた不安が溢れ出す。
(こんなの、嫌われちゃうのに……!)
それでも、止まらなかった。言わずにはいられなかった。
「わ、わたしはこんなに好きで、苦しくて、切なくて。寂しくて、自分で触ってもイケないのに! 私だって声聞きたかったけど、我慢してたのに!」
わっと叫びだしそうになって、今度こそ枕に顔を埋めた。
(これでお終いだ)
初めての恋人ができて舞い上がるだけならまだしも、情緒不安定になって泣きながら不満をぶつけて。十代の小娘でも、こんなことはしないだろうに。
『エミリーさん、エミリーさん』
サイラスくんの声が聞こえる。
(切れてない?)
呆れて切られたと思ったが、そうではないらしい。
『お願いですから、返事してください。お願いします』
切羽つまった声音だ。
「……なに」
思わず返した言葉は、可愛げのかけらもない。それでも、サイラスくんはほっと息を吐いた。
『ぜんぶ、ボクのせいですね』
喉から絞り出されたような声に、私も思わずきゅっと胸が締め付けられた。
『ボクが、ちゃんと話さなかったから。ごめんなさい。……浮かれてたんです』
(サイラスくんも……?)
『エミリーさんは覚えてないと思いますけど、ボクたちが最初に会ったのは4年も前なんです』
「え?」
まったく覚えていない。
『ボク、当時は隣の町の孤児院にいたんです。そこに、エミリーさんが来た』
そんなこともあったかもしれない。公営ギルドは公の機関であるが故に基本的に人手不足だ。あまりにも業務が回らないと泣きつかれて、何度かヘルプに行ったことがある。
『すごく美人でかっこいい人が来たって、あの町でもすぐに噂になったんですよ』
(それは知らなかった)
『ボクも御多分に漏れず、噂の美女を覗き見しに行ったんです。そしたら、破落戸みたいな冒険者に絡まれて。「薄汚い!」って怒鳴られたんです。確かに、当時はそんなに綺麗な格好はしてなかったけど、ボクは思わず喧嘩を買っちゃって』
ここまで聞いて、ようやく思い出した。
「あの、男の子……! ひょろひょろのくせに、冒険者を素手で殴りにいった!」
そういえば、あの子もミルキーブロンドのふわふわの可愛らしい髪型だったことを思い出した。サイラスくんと、同じだ。
『はい。当時は、負けないと思ったんですよね』
サイラスくんが、照れくさそうに笑っている。
『でも、ボクが殴り掛かる前にエミリーさんが止めに入ってくれて。冒険者の男に謝るように言ってくれたんです』
「そうだっけ?」
『そうですよ。……嬉しかったんです。ボクら孤児は、あの男の言う通り薄汚くて、社会のお荷物です』
「そんなことないよ!」
『あのときも、そう言ってくれました』
一瞬の沈黙の後、サイラスくんが深く息を吸ったのがわかった。
『あの時から、あなたのことが好きでした。あなたのことを追いかけて、冒険者になったんです。だから、カラダ目当てなんて、そんな寂しいこと言わないでください』
ボボっと音を立てて、火が着いたように私の頬が熱くなった。
「4年も前から?」
『はい』
「ずっと?」
『そうです。ずっとエミリーさんだけが好きでした』
「でも、いっぱい遊んだんじゃないの?」
『まさか』
「だって、避妊薬持ってたし」
『あれは、エミリーさんといつかは、って思って。お守り代わりに持ち歩いてたんです』
「せ、せ、セックスだって、上手じゃない」
『……これは、できれば言いたくなかったんですけど』
「……うん」
『エミリーさんが初めてです』
「え」
『エミリーさんと一緒。あの日が、初めてでした』
言いにくそうに言われた言葉に、さらに身体に熱が灯る。
「う、うそだ……」
『嘘じゃないです』
「だって、じゃあ、なんであんなに上手なの?」
『勉強しました』
(こんなことって……)
『ねえ、エミリーさん』
「……うん」
『会いたいです』
「……うん」
『早く、顔を見て話がしたいです。好きだって、ちゃんと言いたいです』
また、涙があふれた。今度は嬉し涙だ。
「私も。……会いたいよ」
『あと数日、頑張ります』
「うん。でも、無理しないでね」
『はい』
ようやく、サイラスくんの声がいつも通りの明るさを取り戻した。
(話せてよかった)
またしてもクレアちゃんに感謝だ。彼女の言葉がなければ、一人でグジグジ悩んで取り返しのつかないことになっていたかもしれない。
『……ところで』
ひくっと、背中に冷たいものが伝った。嫌な予感がする。
『さっき、一人じゃイケないって、言ってましたよね』
「……言ってない」
『言ってました。……一人で、してたんですか?』
何をとは言われなかった。それでも、全てを見透かされたようで。カッと身体が熱くなる。
『ねえ、エミリーさん』
甘さを含んだ声が、鼓膜から腰に伝わる。少しばかり収まっていた熱が疼きだして、ジュンっと音を立てて蜜があふれた。
あまりのことに、涙が出てきた。
「こんなの……っ。んぅっ……!」
私は喘ぎとも嗚咽ともつかない声を漏らしながら、必死で自慰にふけっている。
「んっ」
声が漏れてしまわないように枕を噛んだ。それでも涙は止まらないし、自分の指も止まらない。
「イケない……っ!」
昨日までと同じようにサイラスくんの声を聞きながら嬲っているのに、イケないのだ。イケなければ眠気は来ないので、当然眠れない。それ以前に中途半端に昂ぶった身体では、にっちもさっちもいかない。
「んっ、んっ、ふっ、んんんっ」
(情けない……)
また涙が溢れた。彼が帰ってくるのは、予定では4日後。とても耐えられそうにない。
(クレアちゃんの言ってた通りだ)
欲求不満で我慢できないだなんて。恥ずかしくて死んでしまいたい。
ちらっと視線を動かせば、魔導通信機があった。今は録音してあるサイラスくんの声をひたすら流している。これを少しばかり操作すれば、彼にメッセージを送ることができる。
(でも、そんなことして、嫌われたら……)
こんなふしだらで我慢ができない私を知られたら。軽蔑の眼差しで私を見るサイラスくんを想像して、背筋が凍った。
(こんなに好きになるなんて……!)
やっぱり私は前世から何も変わっていないのだ。
(ホストにハマってた頃と同じじゃない。何が【高嶺の花】として誇り高く生きる、よ)
情けなくて、また涙が溢れた。
その時だ。
──プルルルルルル。
魔導通信機が音を立てた。驚いて涙も引っ込む。この端末に連絡を入れてくるのは、首都で暮らす家族くらいなのに。その家族が、こんな真夜中に連絡を寄越すはずがない。
「……はい」
恐る恐る通信に出た。魔導通信機は前世の電話と違って、魔法の力で耳に直接音声が届く。無線イヤホンのように。私の耳に初めに伝わってきたのは、ほっと息を吐いた気配だった。
『ボクです』
次いで聞こえてきた声に、思わず息が止まる。
「さ、サイラスくん?」
『はい。エミリーさん、寝てましたか?』
「ううん。起きてた」
『よかった。……どうしても声が聞きたくて。我慢できずにかけちゃいました』
サイラスくんが恥ずかしそうに言った。その声を聞いて、またポロポロと涙が溢れてきた。
「うっ、ひっく……」
みっともなく嗚咽まで漏れる。
『エミリーさん? ……泣いてるんですか?』
返事はできなかった。
『エミリーさんっ?』
焦った声で名前を呼ばれて、不意にクレアちゃんの言葉を思い出す。『エミリーさんは、一人で悩んだら駄目なタイプです。絶対に!!!!』と、真剣な顔で忠告してくれた。
すると、今度は怒りがこみ上げてきた。
(そもそも、私が一人で悩む羽目になってるのは、この男のせいじゃないか!)
泣いたり怒ったり、あまりにも不安定な情緒に自分で自分が心配になるが、今はそれどころではない。
(私の身体を、こいつが、こ、こんな風に変えたんだから……!)
「……サイラスくんのせいだよ」
『え?』
サイラスくんは、さらに焦りを募らせているようだが、知ったことではない。
「サイラスくんのせいで、寂しくて、切なくて、眠れないんだよ……!」
ぐしぐしと流れる涙を拭いながら、一度こぼれた言葉は止まらなかった。
「私、こんなふしだらじゃなかったのに! だいたい、私のこと好きって言ってくれたけど、それって本当なの? カラダ目当てだったんじゃないの? そうだよ。最初の夜だって、なんで避妊薬なんか持ち歩いてたのよ! 他の子と遊んで、その帰りに私をひっかけたんじゃないの⁉」
次から次に、抱えていた不安が溢れ出す。
(こんなの、嫌われちゃうのに……!)
それでも、止まらなかった。言わずにはいられなかった。
「わ、わたしはこんなに好きで、苦しくて、切なくて。寂しくて、自分で触ってもイケないのに! 私だって声聞きたかったけど、我慢してたのに!」
わっと叫びだしそうになって、今度こそ枕に顔を埋めた。
(これでお終いだ)
初めての恋人ができて舞い上がるだけならまだしも、情緒不安定になって泣きながら不満をぶつけて。十代の小娘でも、こんなことはしないだろうに。
『エミリーさん、エミリーさん』
サイラスくんの声が聞こえる。
(切れてない?)
呆れて切られたと思ったが、そうではないらしい。
『お願いですから、返事してください。お願いします』
切羽つまった声音だ。
「……なに」
思わず返した言葉は、可愛げのかけらもない。それでも、サイラスくんはほっと息を吐いた。
『ぜんぶ、ボクのせいですね』
喉から絞り出されたような声に、私も思わずきゅっと胸が締め付けられた。
『ボクが、ちゃんと話さなかったから。ごめんなさい。……浮かれてたんです』
(サイラスくんも……?)
『エミリーさんは覚えてないと思いますけど、ボクたちが最初に会ったのは4年も前なんです』
「え?」
まったく覚えていない。
『ボク、当時は隣の町の孤児院にいたんです。そこに、エミリーさんが来た』
そんなこともあったかもしれない。公営ギルドは公の機関であるが故に基本的に人手不足だ。あまりにも業務が回らないと泣きつかれて、何度かヘルプに行ったことがある。
『すごく美人でかっこいい人が来たって、あの町でもすぐに噂になったんですよ』
(それは知らなかった)
『ボクも御多分に漏れず、噂の美女を覗き見しに行ったんです。そしたら、破落戸みたいな冒険者に絡まれて。「薄汚い!」って怒鳴られたんです。確かに、当時はそんなに綺麗な格好はしてなかったけど、ボクは思わず喧嘩を買っちゃって』
ここまで聞いて、ようやく思い出した。
「あの、男の子……! ひょろひょろのくせに、冒険者を素手で殴りにいった!」
そういえば、あの子もミルキーブロンドのふわふわの可愛らしい髪型だったことを思い出した。サイラスくんと、同じだ。
『はい。当時は、負けないと思ったんですよね』
サイラスくんが、照れくさそうに笑っている。
『でも、ボクが殴り掛かる前にエミリーさんが止めに入ってくれて。冒険者の男に謝るように言ってくれたんです』
「そうだっけ?」
『そうですよ。……嬉しかったんです。ボクら孤児は、あの男の言う通り薄汚くて、社会のお荷物です』
「そんなことないよ!」
『あのときも、そう言ってくれました』
一瞬の沈黙の後、サイラスくんが深く息を吸ったのがわかった。
『あの時から、あなたのことが好きでした。あなたのことを追いかけて、冒険者になったんです。だから、カラダ目当てなんて、そんな寂しいこと言わないでください』
ボボっと音を立てて、火が着いたように私の頬が熱くなった。
「4年も前から?」
『はい』
「ずっと?」
『そうです。ずっとエミリーさんだけが好きでした』
「でも、いっぱい遊んだんじゃないの?」
『まさか』
「だって、避妊薬持ってたし」
『あれは、エミリーさんといつかは、って思って。お守り代わりに持ち歩いてたんです』
「せ、せ、セックスだって、上手じゃない」
『……これは、できれば言いたくなかったんですけど』
「……うん」
『エミリーさんが初めてです』
「え」
『エミリーさんと一緒。あの日が、初めてでした』
言いにくそうに言われた言葉に、さらに身体に熱が灯る。
「う、うそだ……」
『嘘じゃないです』
「だって、じゃあ、なんであんなに上手なの?」
『勉強しました』
(こんなことって……)
『ねえ、エミリーさん』
「……うん」
『会いたいです』
「……うん」
『早く、顔を見て話がしたいです。好きだって、ちゃんと言いたいです』
また、涙があふれた。今度は嬉し涙だ。
「私も。……会いたいよ」
『あと数日、頑張ります』
「うん。でも、無理しないでね」
『はい』
ようやく、サイラスくんの声がいつも通りの明るさを取り戻した。
(話せてよかった)
またしてもクレアちゃんに感謝だ。彼女の言葉がなければ、一人でグジグジ悩んで取り返しのつかないことになっていたかもしれない。
『……ところで』
ひくっと、背中に冷たいものが伝った。嫌な予感がする。
『さっき、一人じゃイケないって、言ってましたよね』
「……言ってない」
『言ってました。……一人で、してたんですか?』
何をとは言われなかった。それでも、全てを見透かされたようで。カッと身体が熱くなる。
『ねえ、エミリーさん』
甘さを含んだ声が、鼓膜から腰に伝わる。少しばかり収まっていた熱が疼きだして、ジュンっと音を立てて蜜があふれた。
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