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第3章 悪意の証明
第27話 混乱
しおりを挟むそれ以降もアイセルとエラルドは社交界を渡り歩き、貴族たちの動向を探った。
あの夜目撃した公爵夫人ルベリカと中年の貴族が陰謀の中心人物だろうと確定したのは、約一か月後のことだった。
「ルベリカ・マクノートン公爵夫人、そして彼女の実家の兄であるアーガス・クロウェン伯爵か……。それほど意外性はなかったな」
王子の身もふたもない感想にアイセルが苦笑いを浮かべている。
今日、エラルドとアイセルの二人は調査結果を報告し合って今後の対策を練るために、王子の執務室に呼び出された。
部屋にはもちろん、ダリルとエンゾの姿もある。
「この二人が北のフリギアスと共謀して、結界の消滅を目論んでいる、というわけだな」
「はい。少なくとも十年前からフリギアスの工作員と連絡を取り合っていることが分かっています」
ダリルの報告に王子が深いため息を吐いた。
「これも結界の欠陥だな。悪意のある人間の侵入を防ぐことはできるが、防げるのは人だけだ。それ以外の物や動物の出入りは自由。……となれば、こういう形で外国からの破壊工作を受けるのは必然だったというわけだ」
調査結果によれば、最初に接触してきたのはフリギアスの方だった。フリギアスからの輸入品の中に、公爵夫人への手紙が紛れていたのだという。
「クロウェン伯爵家の令嬢がマクノートン公爵の後妻に入ると聞いた時も、きな臭いと思っていたんだ」
アイセルの母の死後、彼女の父であるマクノートン公爵が後妻として迎え入れたのがルベリカだ。
彼女の実家であるクロウェン伯爵家とは家格が違い過ぎるので当時は話題になったものだった。
いくら公爵家といっても高位貴族の令嬢を後妻にするのは気が引けたため家格の劣る伯爵家から妻を迎えたのだろうと言われ、噂はすぐに鎮静化したが。
さかのぼって調査できたのはルベリカが公爵家に嫁いでからのことだけだったが、ルベリカの兄も関わっているとなれば結婚前からフリギアスと接触していた可能性は高い。
「あの婚姻から、この計画は動き出していたのかもしれないな」
十数年の時をかけて、この計画は綿密に準備されてきたのだ。
「自分たちの私利私欲のために国を売るとは」
彼らは結界の消滅と同時にフリギアスで貴族籍と領地を与えられることになっているという。
フリギアスはリヴェルシアよりも広大な土地を持つ強国。おそらく今よりも贅沢な暮らしができるだろう。
それこそが、ルベリカとその兄の目的なのだ。
「とにかくアイセル嬢の安全を確保することが重要だ。奴らはアイセル嬢を殺せば目的を達成することができるんだからな」
結界を消滅させるためには、二か月後に迫っている生贄の儀式にアイセルを行かせなければいい。
儀式当日の日没までに生贄が捧げなければ、結界は消滅すると言われているからだ。
生贄に代わりはいない。
神に愛された証である黄金の瞳を持つ娘でなければならないのだ。
彼らが目的を達するための一番簡単な方法は、アイセルを殺してしまうことなのだ。
「警備は万全です」
これにはエラルドが答えた。
「アイセル様にはご不便をおかけしていますが、騎士がアイセル様から目を離す瞬間は一秒たりともありません」
現在、エラルドを中心に警備担当班を編成し、交代で彼女に張り付いている。
それこそ一分の隙間もないほど。
「エラルド卿以外の騎士は信用できるのか」
「身辺調査から最近の素行まで、ダリルの協力で調査済みです。あまり気乗りはしませんが信心の深い者を選んでいますので問題ないかと」
信心が深いということは、アイセルを生贄として捧げることに対して強い義務感を持っているということだ。
エラルドやセディリオ王子とは目的が異なるが、アイセルを守り抜くという一点にといてだけは彼らの力を借りるのが理に適っている。
「だが、信用し過ぎるなよ。神殿の動きも読めんからな」
「神殿は早々にアイセル様の身柄を確保したい、ということですか?」
「ああ。今のところ王家と公爵家の牽制がきいているが、神殿にも過激派がいる。彼らの動きには特に注意が必要だ」
「承知いたしました」
いまこの国の情勢は複雑だ。貴族だけでなく神殿まで一枚岩ではない。
(決して目を離さないようにしなければ……)
エラルドはぐっと拳を握りこんだ。
その様子を見て、アイセルが肩を落としながら小さくため息を吐いた。
「……本当に不便よ」
ため息と一緒に、ボソリと不満がこぼれる。
「バスルームに入る時も、女性の騎士が見張ってるのよ!?」
仕方のないこととはいえ、アイセルはバスルームですら一人になることができない。
それが心苦しくないわけがない。
「申し訳ありません」
エラルドが眉を下げると、アイセルがブスッと唇を尖らせた。
「社交界に出るときの方が気が休まるなんて、変な話よね」
彼女の発言の真意がわかって、思わず頬が熱くなる。
本来であれば、公爵令嬢であるアイセルと一介の騎士でしかないエラルドでは身分が釣り合わない。
だが、アイセルは十八歳の誕生日に生贄となって死ぬ。
彼女にはそもそも結婚する予定がないため、二人の関係に文句をつける人がいないのだ。
父であるマクノートン公爵も黙認している。
そのため、彼女が夜会や舞踏会に出るときには、必ずエラルドがパートナーとして一緒に出席している。多くの貴族たちが二人を恋人同士だと勘違いしてくれているので、二人あてに招待状が届くことも珍しくない。
その、二人で出席する社交界の方が家にいる時よりも気が休まる、と彼女は言っているのだ。
「……まったく、のろけならよそでやってくれ」
セディリオ王子が深いため息を吐いた。
「とにかく、アイセル嬢の安全を確保してくれ。その間に、他に計画に加担している者がいないか、徹底的に調べるんだ」
この時点でルベリカとクロウェン伯爵を逮捕することはできる。だが、もしも他に計画に加担している者がいれば、計画自体を止めることができないのだ。
「二人にはまだまだ働いてもらうぞ」
この王子は人使いが荒い。
だが、アイセルを守るためには必要なことだ。
チラリ、エラルドはアイセルの方を覗き見た。
いつも通り、たおやかにほほ笑んで頷いている。
結界を破棄したいと言った王子の計画に乗るか否か。
彼女はまだ、その答えを出していない。
* * *
その夜、アイセルとエラルドはとある伯爵の夜会に出席した。
マクノートン公爵家の親戚筋の伯爵が開いた慈善目的の夜会ということで、公爵も夫人を伴って出席している。二人の娘であるミーナも。
公爵家本家の家族が勢ぞろいするということで、この夜会への参加を希望する貴族が殺到したという。
件の伯爵家自慢の大ホールには、華やかな衣装に身を包んだ貴族たちがぎゅうぎゅう詰めになっていた。
「これはまた」
「すごい人ね」
その光景に、エラルドもアイセルも思わず目を剥いた。
フロアには人があふれていて、踊るのもやっと、という状態なのだ。
「まあ、これならお父様たちと顔を会わせずに済むでしょう」
確かにそれはありがたいことではあった。
家族とはいえ、アイセルと公爵夫妻、そしてミーナは彼女が旅から帰って来た日以来顔を合わせていない。
今夜ももちろん、別々の馬車で会場に来ている。
夜会の場で顔を合わせれば挨拶をしないわけにはいかないので、この状況は逆にありがたいというわけだ。
それはエラルドも同じ。
(恋人だと勘違いされているからな……)
正直、公爵と顔を合わせるのは気まずいことこの上ない。
(とにかく、今日も調査だ)
二人は早々に『少しだけ耳がよくなる魔法』を使って、貴族たちの話に聞き耳を立て始めた。
夜会も中盤、という頃。
その耳が、外から近づいてくる大勢の人の足音を聞きつけたのだ。
「いったい何でしょうか」
「剣のぶつかる音が混じっている。兵士だわ」
夜会に兵士。
これほど不釣り合いなものはない。
何かが起こっているのだ。
逃げ出そうかとも考えたが、会場の中は人だらけで逃げ場がない。
「私から離れないでください」
「ええ」
ややあって。
大広間の扉が開いた。
そこにいたのは覆面を着けた神官が数名と、神殿の私兵たちだった。
「アイセル・マクノートン嬢を差し出せ!」
「生贄を差し出せ!」
「生贄を逃がすな!」
神官と兵士たちは、怒鳴り声を上げてフロアの中になだれ込んできた。
次いで、貴婦人たちの悲鳴とグラスの割れる音が響いて。
「きゃー!」
大広間が大混乱に陥ってしまった。
「まさか神殿が動くとは!」
エラルドは素早くアイセルの肩を抱いて身を翻した。
「過激派でしょうか」
「おそらく。誰かがけしかけたのかもしれません」
この状況はまずい。
大広間にあふれんばかりの人、恐慌状態で押し入って来た兵……。
(もしもこの混乱が意図されたものだとしたら……!)
とにかくアイセルを安全な場所まで連れ出さなければ。
「きゃあ!」
焦りから、歩調が速くなり過ぎていた。
アイセルが落ちていた何かに躓いてよろめいてしまった。
「アイセル様!」
すぐに助け起こそうとした。
そこに、人波が押し寄せてきた。
「きゃああ!」
「押さないで!」
「足が!」
貴婦人たちの悲鳴が響いて、人が将棋倒しになっていく。それを避けようと、また人波が大きく動いて。
エラルドは咄嗟にアイセルを抱え込もうと手を伸ばした。
だが、間に合わなかった。
「アイセル様!」
二人の間に、貴婦人の一団がなだれ込んできたのだ。
「エラルド!」
手が、離れる。
「アイセル様!」
人波をかき分けるように進もうとしても身動きが取れない。
「アイセル様! アイセル様!」
叫んでも叫んでも返事はなく。
彼女の姿は、すぐに見えなくなってしまった──。
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