Edenー終わりと幕開けの欠片

序章

ー異変ーエデン③

（いつからだろうか。
  この世界が当たり前に思えてきたのは。
  

  いつだって、人間は世界で一番だ。
  こんな考えが大昔はあったのかもしれない。
  今じゃ考えられないけどね。
  
  まあ、とにかく今日も同じ事の繰り返し。
  生きて生きて、いつか必ず、、、)


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世界に混沌とした、矛盾が生まれてから数千年。
そして、この世界に、光という絶対的審判者と
闇という、絶望的な悲劇が起きてから、数百年

かつて《人類》による、生物の統制が敷かれていた地球。

現在は、《人類》が『日本』と呼んだ場所に、神秘的かつ恐怖の樹。

かつては『アフリカ』と呼んだ場には、深い闇の世界。
『南アメリカ』と言われた場所は、全てを弾く、まさに〈聖〉と呼ばれるような世界。

この星の〈人間〉という生物が、神さえ得ない技術で、あるモノを創った。
そのため、自爆したが、、、

そんなこんなで、世界は大きく三つの勢力に分かれた。
ー通称 『天使』と呼ばれる、容赦無い攻撃、その勢力領域は白く染まる侵略者。信仰対象でもある。

ー通称 『悪魔』と呼ばれ、最も世界に好まれない存在。全てではないが、その残虐性と能力は世界の脅威。

ー上の二者が現れた事によって、異常な進化を遂げた者たち。呼び名はないが、ひとくくりに『モンスター』と呼ばれた。


そして、かつての《人類》は世界のそこら中に、ちりじりになった。
その中でも集団を作る者がいくらかいた。(それ以外、ほとんどがこの世を去っている。）
今まで、世界を自らの意のままに、と勘違いしていた人連は、いくつかの組織に吸収、分解されていった。
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～そんな世界、崩壊したある廃村で一人の少年が、ある夢を想っていた。
                                                静かな情熱と信念を胸に～