丘の上のお姫様~姫島 皐月の場合~

よしき

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丘の上のお姫様 ~姫島皐月の場合~ 3

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  あれから、エステには毎週月・水・金・の3日間、通うこととなった。もちろん、プロデュースしている皐月さんも一緒に来てくれる。
「エステサロンのプロデュースは、前々から皐月が企画していたものだから、タマちゃんは、いい広告塔って訳さ。」
  聖さんは、私との時間を作れるように、その曜日以外は、隣の別宅へ来てくれる。私もその日は、聖さんに料理を作ってあげる日だ。そのあとは...朝までゆっくり二人っきりで過ごしている。今は、丁度食事も終わり、居間のソファーで、聖さんとお茶をしていた所だった。
  「まあ、タマちゃんが綺麗になるのは嬉しいけれど、俺としては複雑だな。」
「?聖さん、エステのことをあまり良く思っていないの⁉」
  聖さんは、少し照れ臭そうに笑う。
「違うよ。あまりの綺麗になっていくから、他のやつらに見せるのがね。男としては、複雑な気持ちなんだよ。」
  私は、聖さんの蒼い瞳に映る自分の姿を見つめながら、悪態をついた。
「私なんて、皐月さんに比べたら『月とすっぽん』なのは、分かってますよ?」
  そんな私を笑いながら、聖さんは、私の頬にキスをした。
「俺にとってどんな女性であっても、タマちゃん以上の女性なんて、いないよ」
「もう、聖さんのったら。

  私は、顔を真っ赤にしながら、聖さんの胸に顔を埋める。
「でもね、一寸だけ。皐月さんと、月島さんのことが心配なの」
「皐月のこと?!」
  私は、コクンと頷いた。
「なんだか、皐月さんと一緒にいた月島さんがね...その気になるの」
「ふ~ん。自分のことは鈍感なタマちゃんが?他人のことは敏感なんだね?」
  聖さんは、からかうように私を見つめる。
「何て言うか、温度差があるって言うか...」
「俺たちも、今温度差があるな。」
  ?
  あら、なんか...聖さんってば、色っぽい⁉  でも私は、皐月の事を心配していて 、今日はそんなつもりは...
  しかし、聖さんは、何やらフェロモンを醸し出しながら、私を見ている。あの、そんな艶のある目で見られたら...
「珠子が綺麗なのは、俺だけが知っていればいい。他のやつに見せるほど、俺は余裕がないんだけれど...」
  聖さんは、側によってくるなり私の耳元で甘く囁く。
「でも、あ、聖さ...」
  そして、私が何かを言おうとしたその時、私の唇をキスで優しくふさいだ。
  「他のやつらの話をまだ続けるつもりなら...」
  私はソファーの上で聖さんに押し倒された。
「聖さんの意地悪。」
  私が甘えるような声を出すと、聖さんがは、
「本当に...珠子は、俺を煽るのだけは、この世で一番だよ。」
  そう言うと、聖さんは、再びキスをした。
  そして、私を隣の部屋の寝室へと連れていった。
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