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丘の上の王様とお妃様 2
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「それにしても、あの帝国財閥の会長がここのお隣に引っ越しとわね。しかもこんなにイケメンの独身だったなんて。タマちゃん、上客ってなもんだなぁ。」
私は、若干顔がひきつりながら営業用の笑顔をする。これは、OL時代に取った杵柄だ。
王さんが、隣に引っ越してきてからわずか一日。この街の誰もがその話題で持ちきりだ。なにしろ、まさか、天下の帝国財閥のトップが、こんなど田舎の喫茶店で、楽しそうにお茶をしているんだなんて...
しかし、当のご本人様は、近藤のおじさんと普通に会話を楽しんでいるようなのだが。その会話の内容は、こんな田舎でするような内容で無いことを理解しているのか? と、疑問に思ってしまう。
「いえ、たまたま父の代に建てた別荘で。丁度本社からヘリで30分圏内の立地条件が気に入りまして。」
「そうかい。そりゃあ親父さんもここの土地を買ったかいがあったってもんだ。」
...ヘリで30分かかるなら、東京の自宅の方が近いだろう。それにおじさん。買って30年間も放置していた別荘に帝都財閥のトップが、突然こんな喫茶店に一人で来るなんて...どう考えてもおかしいでしょう!?
たったの10分。近藤のおじさんと帝国財閥の会長である王 聖(おう こうき)は、まるで親戚の人みたいだ。
でも、近藤のおじさんは本当の王 聖という人物を知らない。私は、ふと昨日の事を思い出していた。
昨日、突然王さんは、私に挨拶に来た。
「...直接話をした方が早いのでね。」
王さんは、そう言って私に席をすすめた。私は、一礼してから対面の席に座った。そして、真っ正面から王さんの顔を見たとき。私の脳裏に『帝国財閥会長』というものが急に浮かんできた。確か『帝国財閥』の創設家は『王一族』だったような...
そして、『帝国財閥の現会長』の名前って...
私は、思わず息を飲んだ。そう、今私の目の前にいるのは...
そんな私の思いをよそに、王さんは、低い声で話しかけてきた。
「話というのは、他でもない。君のご両親の件だ。」
「両親⁉」
突然の言葉で混乱中の私の頭は、一瞬にして活動を停止した。
「君のご両親、環さんは、俺の親戚。そのお付き合いをしていたのが木崎 響さんでね。響さんは、俺の父のお気に入りだった。学生の頃から優秀だった響さんは、大学を卒業したら帝国財閥の本社に就職する予定だった。しかし卒業と同時に学生時代から付き合っていた環さんと、家で同然で結婚してしまってね。しかも、一族の同意もなくこの喫茶店を始めてしまったんだ。」
王さんは、私の頭が話についていっていない事などお構いなしに話を続けた。
「何度も戻ってくるように説得をしたんだが。響さんは、環さんとの生活が大切だったんだろうね。ガンとして頭を横に振るばかり。そのうち環さんが妊娠。そして、君が生まれた。響さんを気に入っていた私の父は、それならばと、この喫茶店の隣に別荘を建てた。」
つまり、「幽霊屋敷」は、お父さんのために作られたと言うこと...⁉ そんなバカな話ってあるわけ無いじゃない! でも、そのバカな事をやった人が、目の前に座っている方のお父さんと言うわけで...私は、この話の顛末にとても不安なものを感じてしまった。
「俺も響さんは、兄のような存在だった。だから父と時々この喫茶店にやって来ていたんだ。」
王さんは、ティーカップを優雅に取ると、紅茶をコクンと、一口だけ飲んだ。そして、ひと息つくと再び話始めた。
「しかし、君が5才になる頃。突然『隣の家が幽霊屋敷』と言い出してね。そこからやってくる私達の事を異常なほど怖がる様になってしまってね。流石の響さんと環さんも困ってしまって。それから30年、ここに来ることは無くなってしまったんだ。」
つまり、隣の屋敷を本当の『幽霊屋敷』にした張本人が私で、両親は私のために親戚との付き合いを止めてしまったと言うこと⁉ そんなバカな話って無いでしょう‼
ああ、お父さんにお母さん。何で生きている時にこう言う話をしなかったのか?
「じ、じゃあ。急に貴方がお隣に越してきたのは?」
両親が他界した今。私は、会社を辞めてこの喫茶店の後を継いだ。帝国財閥との関わりは全く無くなった訳で。それなのにわざわざ、隣に今さら引っ越してくるなんて。どう考えても変な話だ。
王さんは、真面目に悩む私を見て一瞬、吹き出しそうな顔をした。
「ああ、響さんたちから、まだなにも聞いていなかったんだね。」
そう言うなり王さんは、私の顔を真剣に見つめながら、とんでもないことをサラリと言ったのだ。
「いや。俺と君は親同士の話し合いで、君が生まれたときから『婚約』をしているんだよ。」
「えっ?婚約⁉」
思わず私は椅子から立ち上がってしまった。そんな話、両親から一度だって聞いたことがない!
「じょ、冗談でしょ?」
「いや、至って真面目な話だ。本来なら今年中には君と結婚することになっていたんだが。」
私は、まるで塩をかけられたナメクジのごとく、ヘナヘナと力なく椅子に座りこんだ。
「だが、響さんと環さんの事もあるから。来年の6月に結婚式をする事になった。結婚届けなら、いつだしてもかまわないけれど...」
王さんは、私を見るなり深くため息をついた。
「まあ、とりあえず。君が現状を把握するまでは、書類は無理なようだな。俺としても、こんな情況の君とは結婚したくはないし。当分は、ここの喫茶店に通いつめることとしよう。」
王さんは、そこまで話終わると、生きた屍状態の私の前に『これしか持っていないから』と、一万円札を置くと、
「では、また明日。」
と、不敵な笑いを浮かべて店を後にしたのだ。その時、外はすっかり暗くなっていた。
つまり、王さんは、『押しかけ亭主』よろしく、愛想よく近藤のおじさんを手な付けてしまったのだ。
「タマちゃん、本当にいい隣人が出来て良かったな。おじさんも安心ってもんだよ」
その言葉で、私が軽いめまいがしたことをおじさんは知らない。
「おっと。タマちゃん、お会計。ここ置いとくよ。俺もそろそろ帰らないと、母ちゃんに怒られるからな。王さん、ごゆっくり🎵」
近藤のおじさんは、やたらニコニコしながら店をでていった。
そう、また。二人だけの時間ながやって来たのだ。
「タマちゃん...ね。」
王さんは、私がカップや皿を洗う正面のカウンターに優雅に座った。
「近藤のおじさんは、昔から私の事をそう呼んでいるの。」
私は、洗い物をかごに入れ、紙タオルで手を拭く。
「じゃあ、俺もそう呼んでもいい?」
王さんの綺麗な笑顔は、ある意味の「悪魔の微笑み」である。まるで、私の心のなかを見透かすような...魅力的な分、その腹黒さを推し測ることはできない。
「や、やめてください!近藤のおじさんは、私の事を自分の子供のように思っているだけで。貴方みたいに、私をからかうために言っているんじゃありません。」
お皿を布巾で拭きながら私は、できるだけ王さんを見ないようにした。
「では、何と?」
「え?」
「珠子て呼んでもいいか?」
...昨日会ったばかりで、しかも年上だからって。それに、さっきまでの『温厚で大人』な雰囲気は、全く感じず。逆に肉食系の黒豹のように、したたかな余裕が漂っている...私は、王さんが言う一言にピリピリと反応してしまっている始末だ。
「べ、別に構わないけれど。」
「俺のことは、聖(こうき)って呼んでくれていい。」
思わず、私は、王さんの顔を見てしまった。だって彼は、帝国財閥の会長なのだ。庶民の私がいくら許嫁(昨日聞いたばかりで、まだ受け入れられないけれど)であったとしても、呼び捨てなんて...
「そ、そんなこと言われても...」
「ターマ子🎵」
「ちょっと、ふざけて呼ぶのは、やめてください!」
「俺のことも、ほら。こうきって。」
「い、いや、あの...」
「ターマちゃん♥」
「い、嫌ー!」
「じゃあ、呼べよ」
...完全に遊ばれている。私より5才年上のこのセレブ男に...
私は、諦めも含めて本当に小さく。ボソリと囁いた。
「...」
「タマちゃん聞こえないよ?」
ブチン...
私の中で、何かが切れた音がした。そして、私は、ニッコリと笑いながら。そして、ハッキリと。言ってしまったのです。
「ウゼーんだよ、バカキ! 私は、木崎珠子だわ。マタタマ猫みたいに呼ぶんじゃねーよ‼」
シーン...。
一瞬、気持ちの悪い静けさが二人の間に漂った。
次の瞬間。
「あはは...珠子は、今も変わらず面白いね🎵」
「バカキ」と呼ばれた当の本人が、嬉しそうに私を見つめ、私は、サーッと血の気の引いていくのが分かった。
出会って二日目にして、私は、帝国財閥会長の許嫁と言う名の「オモチャ」と化してしまったのである。
私は、若干顔がひきつりながら営業用の笑顔をする。これは、OL時代に取った杵柄だ。
王さんが、隣に引っ越してきてからわずか一日。この街の誰もがその話題で持ちきりだ。なにしろ、まさか、天下の帝国財閥のトップが、こんなど田舎の喫茶店で、楽しそうにお茶をしているんだなんて...
しかし、当のご本人様は、近藤のおじさんと普通に会話を楽しんでいるようなのだが。その会話の内容は、こんな田舎でするような内容で無いことを理解しているのか? と、疑問に思ってしまう。
「いえ、たまたま父の代に建てた別荘で。丁度本社からヘリで30分圏内の立地条件が気に入りまして。」
「そうかい。そりゃあ親父さんもここの土地を買ったかいがあったってもんだ。」
...ヘリで30分かかるなら、東京の自宅の方が近いだろう。それにおじさん。買って30年間も放置していた別荘に帝都財閥のトップが、突然こんな喫茶店に一人で来るなんて...どう考えてもおかしいでしょう!?
たったの10分。近藤のおじさんと帝国財閥の会長である王 聖(おう こうき)は、まるで親戚の人みたいだ。
でも、近藤のおじさんは本当の王 聖という人物を知らない。私は、ふと昨日の事を思い出していた。
昨日、突然王さんは、私に挨拶に来た。
「...直接話をした方が早いのでね。」
王さんは、そう言って私に席をすすめた。私は、一礼してから対面の席に座った。そして、真っ正面から王さんの顔を見たとき。私の脳裏に『帝国財閥会長』というものが急に浮かんできた。確か『帝国財閥』の創設家は『王一族』だったような...
そして、『帝国財閥の現会長』の名前って...
私は、思わず息を飲んだ。そう、今私の目の前にいるのは...
そんな私の思いをよそに、王さんは、低い声で話しかけてきた。
「話というのは、他でもない。君のご両親の件だ。」
「両親⁉」
突然の言葉で混乱中の私の頭は、一瞬にして活動を停止した。
「君のご両親、環さんは、俺の親戚。そのお付き合いをしていたのが木崎 響さんでね。響さんは、俺の父のお気に入りだった。学生の頃から優秀だった響さんは、大学を卒業したら帝国財閥の本社に就職する予定だった。しかし卒業と同時に学生時代から付き合っていた環さんと、家で同然で結婚してしまってね。しかも、一族の同意もなくこの喫茶店を始めてしまったんだ。」
王さんは、私の頭が話についていっていない事などお構いなしに話を続けた。
「何度も戻ってくるように説得をしたんだが。響さんは、環さんとの生活が大切だったんだろうね。ガンとして頭を横に振るばかり。そのうち環さんが妊娠。そして、君が生まれた。響さんを気に入っていた私の父は、それならばと、この喫茶店の隣に別荘を建てた。」
つまり、「幽霊屋敷」は、お父さんのために作られたと言うこと...⁉ そんなバカな話ってあるわけ無いじゃない! でも、そのバカな事をやった人が、目の前に座っている方のお父さんと言うわけで...私は、この話の顛末にとても不安なものを感じてしまった。
「俺も響さんは、兄のような存在だった。だから父と時々この喫茶店にやって来ていたんだ。」
王さんは、ティーカップを優雅に取ると、紅茶をコクンと、一口だけ飲んだ。そして、ひと息つくと再び話始めた。
「しかし、君が5才になる頃。突然『隣の家が幽霊屋敷』と言い出してね。そこからやってくる私達の事を異常なほど怖がる様になってしまってね。流石の響さんと環さんも困ってしまって。それから30年、ここに来ることは無くなってしまったんだ。」
つまり、隣の屋敷を本当の『幽霊屋敷』にした張本人が私で、両親は私のために親戚との付き合いを止めてしまったと言うこと⁉ そんなバカな話って無いでしょう‼
ああ、お父さんにお母さん。何で生きている時にこう言う話をしなかったのか?
「じ、じゃあ。急に貴方がお隣に越してきたのは?」
両親が他界した今。私は、会社を辞めてこの喫茶店の後を継いだ。帝国財閥との関わりは全く無くなった訳で。それなのにわざわざ、隣に今さら引っ越してくるなんて。どう考えても変な話だ。
王さんは、真面目に悩む私を見て一瞬、吹き出しそうな顔をした。
「ああ、響さんたちから、まだなにも聞いていなかったんだね。」
そう言うなり王さんは、私の顔を真剣に見つめながら、とんでもないことをサラリと言ったのだ。
「いや。俺と君は親同士の話し合いで、君が生まれたときから『婚約』をしているんだよ。」
「えっ?婚約⁉」
思わず私は椅子から立ち上がってしまった。そんな話、両親から一度だって聞いたことがない!
「じょ、冗談でしょ?」
「いや、至って真面目な話だ。本来なら今年中には君と結婚することになっていたんだが。」
私は、まるで塩をかけられたナメクジのごとく、ヘナヘナと力なく椅子に座りこんだ。
「だが、響さんと環さんの事もあるから。来年の6月に結婚式をする事になった。結婚届けなら、いつだしてもかまわないけれど...」
王さんは、私を見るなり深くため息をついた。
「まあ、とりあえず。君が現状を把握するまでは、書類は無理なようだな。俺としても、こんな情況の君とは結婚したくはないし。当分は、ここの喫茶店に通いつめることとしよう。」
王さんは、そこまで話終わると、生きた屍状態の私の前に『これしか持っていないから』と、一万円札を置くと、
「では、また明日。」
と、不敵な笑いを浮かべて店を後にしたのだ。その時、外はすっかり暗くなっていた。
つまり、王さんは、『押しかけ亭主』よろしく、愛想よく近藤のおじさんを手な付けてしまったのだ。
「タマちゃん、本当にいい隣人が出来て良かったな。おじさんも安心ってもんだよ」
その言葉で、私が軽いめまいがしたことをおじさんは知らない。
「おっと。タマちゃん、お会計。ここ置いとくよ。俺もそろそろ帰らないと、母ちゃんに怒られるからな。王さん、ごゆっくり🎵」
近藤のおじさんは、やたらニコニコしながら店をでていった。
そう、また。二人だけの時間ながやって来たのだ。
「タマちゃん...ね。」
王さんは、私がカップや皿を洗う正面のカウンターに優雅に座った。
「近藤のおじさんは、昔から私の事をそう呼んでいるの。」
私は、洗い物をかごに入れ、紙タオルで手を拭く。
「じゃあ、俺もそう呼んでもいい?」
王さんの綺麗な笑顔は、ある意味の「悪魔の微笑み」である。まるで、私の心のなかを見透かすような...魅力的な分、その腹黒さを推し測ることはできない。
「や、やめてください!近藤のおじさんは、私の事を自分の子供のように思っているだけで。貴方みたいに、私をからかうために言っているんじゃありません。」
お皿を布巾で拭きながら私は、できるだけ王さんを見ないようにした。
「では、何と?」
「え?」
「珠子て呼んでもいいか?」
...昨日会ったばかりで、しかも年上だからって。それに、さっきまでの『温厚で大人』な雰囲気は、全く感じず。逆に肉食系の黒豹のように、したたかな余裕が漂っている...私は、王さんが言う一言にピリピリと反応してしまっている始末だ。
「べ、別に構わないけれど。」
「俺のことは、聖(こうき)って呼んでくれていい。」
思わず、私は、王さんの顔を見てしまった。だって彼は、帝国財閥の会長なのだ。庶民の私がいくら許嫁(昨日聞いたばかりで、まだ受け入れられないけれど)であったとしても、呼び捨てなんて...
「そ、そんなこと言われても...」
「ターマ子🎵」
「ちょっと、ふざけて呼ぶのは、やめてください!」
「俺のことも、ほら。こうきって。」
「い、いや、あの...」
「ターマちゃん♥」
「い、嫌ー!」
「じゃあ、呼べよ」
...完全に遊ばれている。私より5才年上のこのセレブ男に...
私は、諦めも含めて本当に小さく。ボソリと囁いた。
「...」
「タマちゃん聞こえないよ?」
ブチン...
私の中で、何かが切れた音がした。そして、私は、ニッコリと笑いながら。そして、ハッキリと。言ってしまったのです。
「ウゼーんだよ、バカキ! 私は、木崎珠子だわ。マタタマ猫みたいに呼ぶんじゃねーよ‼」
シーン...。
一瞬、気持ちの悪い静けさが二人の間に漂った。
次の瞬間。
「あはは...珠子は、今も変わらず面白いね🎵」
「バカキ」と呼ばれた当の本人が、嬉しそうに私を見つめ、私は、サーッと血の気の引いていくのが分かった。
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