Cランク魔術師からSSランク魔術師を目指す!

ルルル

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28話 ストーンガン

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 私たちは最初に敵と戦ったところまで逃げる、亀裂は私たちを追うように入る、そしていきなり音が止まる。

「はあ、はあ、はあ」

 走るのが苦手な私にとって、すごい疲れた、来た時はそんなに疲れなかったのに、今となっていきなり疲れが出る。
 最後に入った亀裂から人とは思えない人が出てきた。

「ウルク、久しぶりだな!」

 姿を現したのは、全身が岩で覆われていて、背は人間離れしている、「怪物」だ。
 この人とも知り合いなのか。

「久しぶりだな、ストーンガン」
「そう、かしこまるな、今まで通りストーンでいいさ」

 全身が岩で覆われていることにより、生身を攻撃するのは難しい。

「リュウガイに勝ったのは正直驚いた、あいつすごい訓練してたからな」

「戦ったからそのことはわかる」

 重そうな身体だが素早く動き、こちらに向かってくる。

「ここに潜入して来て、脱落者は0人、褒めてやろう、だがな、それももう終わりだ、俺が倒す」

 先手必勝、岩の手で地面を殴りつけた。
 それにより大きな揺れが発生。
 まともに立つことができない。

「きゃあ!」
「まずいぞ、ウルク」
「わかってる」

 揺れが止まるのを待ってる暇はない、この状態で戦うしか。

「ウルク、勝負だ」

---

「どうだ? いい案だと思わないかい?」
「確かに彼女とウルクは魅力的、でも何でそこまでして彼女を欲しがるの?」
「黎明期、必要なのさ、彼女が」

---

 先生は一度戦ったことあるのか、なかなか魔法を打たない。

「ほれほれ、どうした?」

 この人の能力が私たちにはどういったものかわからない。
 やっと先生は動き出す。

「火球」

 だがカスリもしない、地面が揺れているせいで、まともに狙うことができなくなっている。

「おい、大丈夫か?」

 リュウガイは私たちを狙わなかったがこの人は別だ。

「岩(ストーン)」

 周りの岩や石が宙に浮き、それらが矢のように放たれた。
 先輩がいち早く発動する。

「壁(ウォール)」

 だが少しずれている、それをカバーするように私とユアンも発動する。
 やっとの思いで回避することができた、流石にこれは持たない。

 次は先生が仕掛ける、敵の足元まで走り、水系魔法を撃つ。

「固めたまえ、水結界(ウォーターバリア)」

 すると敵の左足が水の結界で固められた、すると少し動きづらそうだ。

「いつに間に、というか水系の魔法いつのまに覚えたんだ」

 先生は努力して、沢山の魔法を使えるようになりレベルもあげた、その努力が今役に立ってる。

「解除だ」

 その合図とともに、水の結界が破裂する。

「くっそ!」

 左足を地面につける、どうやら水が苦手らしい。

「もう一回だ」

 敵とは少し距離を取り、次は違う魔法を発動させる。

「雨矢(レインロー)」

 すると敵の周辺が雨の矢が降り注ぐ、水が苦手な相手なら効果抜群だ、しかしあまり効果はない。

「残念だな、強度を上げた、さっきと同じ強度ならやられてたわ」

 一瞬で強度を上げていたらしい、やはりトップに入るくらいの実力者はレベルが違う。

「じゃあ行くぜ、「岩石星(ロックスター)」

 この一帯に岩石が空から降ってくる。
 最初は弱かったが、徐々に量が増えていく。

「くそ、ユアン、ヴイ、壁だ」

 すかさず壁を発動させたが、持たない、すると先輩は地面に手を置き、魔法を発動させる。

(動きづらい状況を打破するにはこれしか思いつかねえ)

「アースクエイク!」

 揺れには揺れをと対抗する、発動された瞬間はすごい揺れだったが、徐々に揺れが収まって来た。

「考えたね、だけど岩石星を耐えることができるか?」

 こちらを岩石星で対応して先生と戦う。
 強度をあげられたことにより、その強度を壊せるくらいの威力にしないといけない。
 私はそんな魔法を一つしか持っていない、使えるのは一度だけだ。

 先生の方に亀裂が向かっている、それに気づき、ジャンプで避けるが、ついてくる。

「頑張れよ」

 地面めがけて、火球を撃つ、その爆風を利用し、敵に近づく、隙だらけだと思えるが、そんなことはない。

「おい、自分から来るなんて」

 敵の頭上まで上がると、次は炎射矢(ヴァンロー)を発動する準備に入る、それに気づき、「岩壁(ロックウォール)」を発動し、回避する。
 岩壁を利用し、敵の背後に回る。

「なに!」

 そのまま背後に、「巨流水(メガウォーター)」を発動する。

「巨流水!」

 なぜ背後に回ったかというと、敵は岩に壁で守った際、前はあまり守らず、背中を中心に守った、ということは背中は急所だということだ。

 ユアンが使う、流水よりも何倍もの魔力で水が敵の背中にあたり、前に倒れてしまう。

「ばればれだぞ」

 倒れる瞬間、対抗しようとしたが、ユアンが流水(ウォーター)を発動させる。

「流水(ウォーター)」

 足に直撃し、さらに体制を崩して倒れた。

「ユアンさすが!」

 イオリが褒める、恥ずかしいのかムズムズしている。
 倒れた敵はすぐに立ち上がった。

「威力は弱かったが、よくあのタイミングで当てて来たな、褒めてやる、だがな、お前たちのバリアそろそろ潰せるようだな」

 ユアンが解除したことにより、私一人で耐えていたがすぐにヒビが入った、ユアンは焦って発動させたが、もう遅い、壁が崩れて、「岩石星(ロックスター)」が私たちを攻撃する。

「よし、始末したな、あとはウルクだけだ!」
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