私のスキルは相手に贈り物をするスキルです~スキルを使ったらお代吸収によっていきなり最強となりました~

厠之花子

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一章 云わば、慣れるまでの時間

49. これから君たちに仕事内容を説明する

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「ますたー! 私のおしごとは何ですかー?」

「あっあたしもますたーの役にたつー!」

「ずるーい! 私が1番先にやるんだからぁ!」


 キャッキャッと無邪気に騒ぐ姿は歳相応で、見ていて微笑ましい。フェデルタも、初めは主の前だからと厳しく注意していたが、この3人はこれで良いと言うと、穏やかな表情で見つめるようになった。
 きっと彼女も私と同じように微笑ましく思えるのだろう。

 壁掛け時計をちらりと見ると、いつの間にか数時間が経っていた。道理で眠いわけだと小さく欠伸をする。明日は居眠りをしてしまうかもしれない。
 ・・・・・・うーむ、それはよくない。

 よし、と私は3人を見回す。小さく咳払いをすれば、不気味な程ピタリと3つ子たちの声は止んだ。


「これから君たちに仕事内容を説明する」


  実際の仕事内容はそこまで複雑なものでもない。この子たちに任せるのは、注文内容の書き取りと接客、案内・・・・・・そのくらいだ。読み書きや家事、そこそこの戦闘くらいは出来るが、そこまで頭が回るわけではない。見た目よりも少し良い程度である。


「ヒイはこの家を訪ねてくる人たちの接客だ。何かを求めている客であれば注文を聞いて氏名と共にメモ、そうでなければ丁重にお帰り願え」

「はぁい!!」

「客には後日来てくれと頼むように。日付けの指定は私がメモを見た後に行うのでな・・・・・・その時に日付け指定した紙を渡せ」


 どうしても数度来させてしまうが・・・・・・商売コレが公となっていない今はまだ大丈夫だろう。知名度もそう高くはない。
 ──〝悪〟側の人間によって危険に晒され、国と対立することにはならないはず・・・・・・。


(その時は国を上手く交渉できればいいがな・・・・・・)


 戦闘能力はそこそこあるとはいえ、この子たちは人間だ。丈夫だという条件も言わせたが、最悪人間の手によってでも死ぬこともありえる。せっかくの人手だ、失いたくはない。

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