40 / 43
それを選んじゃダメなのかい?
しおりを挟む
それでも、都合のいい選択肢を求めて……空那達はここに来た!
炙山父は、抑揚のない声で言う。
「計画は頓挫した。よって、私はもうしばらくこの星で生きていかなければならない。私は今、消耗している。君達に協力する余力はない」
彼は鋭い爪を動かし、湯飲みを傾けて、胸の穴に緑茶を流し込む。目の前には、雪乃の家から持ってきたヨウカンが切って置いてある。
すでに一時間近く、空那達はここで話をしている。
なだめ、すかし、卑屈に愛想笑いし、時には強い口調を織り交ぜ、必死に説得を試みる。それでも炙山父は協力してくれない。
時計を見ると、すでに六時を過ぎていた。
町の外部も昨夜から続く異常事態に、もう気づいてるに違いない、下手したら自衛隊が動いているだろう。
うんざりした砂月が、不満そうに眉を寄せる。腰に両手を当てると、胸を張って言った。
「あのねえ、当然でしょ!? あんた、アタシ達の住んでる町で、戦争起こしたんだよっ! アタシのお母さんだって連れてかれそうになって、下手したら部品になって宇宙に飛んでいっちゃったんでしょ!? そんな事しようとしたら、やり返されるの当たり前の事じゃないのっ!」
炙山父は、冷静に答える。
「そうだな。ゆえに協力できない。私と君たちは対立状態だ。さっさと出て行くがいい」
砂月は涙目になり、ぐうの音も出ずに黙り込む。
助力を求めにきて高圧的に説教しても、もちろん断られるだけであろう。
雪乃が、穏やかな口調で言う。
「とにかく、町の半壊の責任問題は、あなたにあります。責任を取ってください!」
「責任というならば。まずは、この星の代表として私の身体を解体し、奪った責任を取ってほしい。その際、私が浪費した時間については責を問わない事とする。しかるのち、私も謝罪をし、できる限りの償いはしよう」
言い返され、雪乃は言葉に詰まる。
「そ、それは……? 私達に、責任とれって言われてもぉ……? そんなの、困りますぅ……」
「ならば、私の身体の責任を取れる人物と、改めて話をする事になる。その後、必要があれば、君達とも交渉しよう。よって、今この場で、君達に協力する必要はない」
まったくもって正論だった。
あうあうと言葉を捜す雪乃は、結局、真っ赤な顔でお茶を飲み始める。
空那が言う。
「これだけ大騒ぎを起こしたんだから、そっちもタダじゃすまないぞ!」
「この町では、この星の科学レベルでは、通常起こりえない種類の破壊活動が行われた。それについて、君達が関与した証拠は山ほど残っている。だが、私の関与した証拠はなにも残っていない」
「じゃあ、俺はあなたの事を皆に言いふらす。宇宙人がいるって、みんなに言う。そしたらまた、研究所だかに逆戻りじゃないのかよ?」
「ならば、私はこの地より逃亡する。新しい土地で計画をやり直すとしよう」
空那は、ゆっくりと首を振る。
「俺達が逃がさない。仮に逃げても、絶対に捕まえる!」
「逃亡が失敗した場合、私は自分の価値を大々的に喧伝し、科学レベルの発展に協力する事を見返りに、この国の人々に助力を願う。結果論になるが、君たちの他に怪我人はいない。病人、胎児を含め、人的被害はゼロである。よって、この付近の住人を巻き込んだ事についても、一定の理解を得られると考える」
「ハァ? ふざけんなよっ! 何千人も殺しかけたんだぞ!? それだけの人生と引き換えになるものなんて、あると思ってるのか!?」
「妙なことを言う。数だけならば、もっと殺した人間もいるだろう。大量殺人者が組織の長として、あるいは英雄扱いされて、なにも制裁も受けずに社会生活を送っているのは、なぜだ? 大国のエゴ、戦闘命令、大企業の未必の故意まで……何故、彼らは人を殺しても罰されてない? そちらは許されないと思わないのか?」
逆に問われて、空那は黙り込む。
そんなの今は関係ない! 屁理屈いうんじゃないよ! ……そう断じて封殺するのは簡単だ。
だけど、その屁理屈を論破して協力する気を起こさせなければ、空那達に明日はない。
と、炙山父が机の上を爪でパンパン叩きながら畳み掛けた。
「そもそも、私は殺すつもりはなかった。私は住民達を借りただけで、時期が来ればそっくりそのまま返そうと考えていたのだぞ」
「……それ、本当?」
炙山父は、偉そうに胸を張ってみせた。
「本当だ。付近の惑星でクローンを培養し、送り届けようと考えていた」
「おいぃっ!? 全然ダメじゃねーかっ! それじゃ意味ねーだろっ!?」
「記憶まで再現した完璧なクローンだ。どこに不満があるというのか? 説明を求める! 君たちのことだって、殺すつもりはなかった。ギリギリまで痛めつけて性能を引き出そうとしただけだ!」
あまりにも無為に過ぎる言い合いだった。
馬鹿らしくなった空那は、うんざりしながら言う。
「……はぁ。んっとにもー……最初から、話し合いで解決って道は、なかったんですか?」
「計画が成功すれば、今頃の私は宇宙にいたはずだ。話し合いよりもリスクが低く、成功の確率が高かったので、こちらの計画を進めた。君達は想定外の要素であった。いずれにしても、今さら意味のない仮定である」
「だったら、今から俺が、スキーズブラズニルであなたを宇宙に送りますよ。もう、それでいいでしょ?」
「演算器官もなしに宇宙に放り出されても、星空間移動はできない。また、私は自分の計画で宇宙へ帰る事に、一定の価値を見出しつつある。よって、その申し出は辞退する」
炙山父は頑なだった。正に、ああ言えばこう言うだ。空那はすっかり閉口する。
彼には、正義も法律も道徳も通用しない。それが通用するのは通常の社会の中だけなのだと、空那は痛感していた。
例え彼を引っ張っていって、「こいつ! こいつ! こいつが悪いの!」と声高に周囲に訴えても、まったく解決しないのだ。
正道の通じないイレギュラーな存在は、それだけで強い。そしてまた、彼の協力なしに、この事態を収拾できるとも思えなかった。少なくとも、四人が元の生活に戻れるような結末にはならないだろう。
一万人近くを巻き込んで宇宙に帰ろうとした宇宙人は、どこまでも頑固だった。
八方塞りの中、空那は溜め息をつく。
と、アニスが空那の袖を引っ張った。
「ん、どうしました? 先輩?」
顔に耳を近づけると、小さな声が聞こえた。
「すねてる」
なるほど。
炙山父は理屈を捏ね回しているが、結局それがどうこうではないのだ。実のところ、空那達に邪魔されたのが、悔しくて仕方ないのだろう。
要は、気持ちの整理がつかなくて、拗ねているのだ。
だが、こればっかりはどうしようもない。
粗品もヨウカンを渡した。散々頭も下げている。これで機嫌を直してくれないなら、あとは何ができるだろうか?
(……宇宙人でも、へそを曲げるんだなぁ)
と、妙な親近感を抱きつつ感心していると、パタリ。背後で小さな足音が聞こえた。
振り向くと、女性が一人立っていた。小柄な女性で、手に紙袋を持っている。
そして、空那達を見ると、にっこりと微笑んだ。
「とても、とても珍しいわ。ここに、誰かが来るなんて……」
女性はそう言って、首を傾げた。どこかぼんやりとした、眠そうな目をしている。なんだか見覚えがあるような……?
というか、この顔は……写真に写ってた女性では!?
と、女性は机の上に紙袋を置いて、言う。
「コロッケ、食べる? ごめんなさいね。こんなものしかないのだけれど、たくさんあるから」
アニスが女性に近づき、袖を引っ張る。
「どうしたの?」
「おかね」
女性が笑って、鞄からいくつか通帳を取り出す。それを持ってアニスは、とてとて歩いてくる。空那に開いて見せると、そこには子供の馬鹿話に出てくるみたいな桁の数字が、いくつも並んでいた。
空那は、自分の顔が引きつるのを感じる。
「こ、これ……」
さらに、アニスが炙山父を指さす。
「すねてる」
女性はすこし困った顔で首を傾げると、炙山父の顔を愛しげに抱いた。
「ねえ……愛する子供のやったことでしょう? 許してあげましょう」
しばらく黙っていたが、炙山父は折れたらしい。
「残ったケイ素生物に命令を与える。町の人間をできるだけ元の場所に戻すように、指紋、監視カメラをはじめ、痕跡を可能な限り消去するように。同時に、周辺地域のデータを改竄し、局地的な災害が発生した事にする。残っているケイ素生物に総動員を掛ければ、おそらく数十分で終わるはずだ」
そう言うと、目の前のヨウカンをマニュピュレーターでつかんで穴に放り込む。
空那は、何度か胡散臭げに炙山父と女性を見てから、アニスを見て口を開く。
「あ、あの……アニス先輩のお母さんって、死んだんじゃなかったんですか……?」
アニスがサクサクとコロッケを齧りながら、ぶんぶか首を振った。
炙山父は、抑揚のない声で答える。
「私は、アニスの母体は廃棄したと答えた。廃棄とは、自分にとって価値のなくなった物の所有権を放棄する行為である。殺害した場合は処分したと答える。彼女は町の外に暮らしていて、週に三日、アニスに会いにくる。ちなみに祖母は、とある山奥で温泉旅館を営んでいる」
炙山父は、抑揚のない声で言う。
「計画は頓挫した。よって、私はもうしばらくこの星で生きていかなければならない。私は今、消耗している。君達に協力する余力はない」
彼は鋭い爪を動かし、湯飲みを傾けて、胸の穴に緑茶を流し込む。目の前には、雪乃の家から持ってきたヨウカンが切って置いてある。
すでに一時間近く、空那達はここで話をしている。
なだめ、すかし、卑屈に愛想笑いし、時には強い口調を織り交ぜ、必死に説得を試みる。それでも炙山父は協力してくれない。
時計を見ると、すでに六時を過ぎていた。
町の外部も昨夜から続く異常事態に、もう気づいてるに違いない、下手したら自衛隊が動いているだろう。
うんざりした砂月が、不満そうに眉を寄せる。腰に両手を当てると、胸を張って言った。
「あのねえ、当然でしょ!? あんた、アタシ達の住んでる町で、戦争起こしたんだよっ! アタシのお母さんだって連れてかれそうになって、下手したら部品になって宇宙に飛んでいっちゃったんでしょ!? そんな事しようとしたら、やり返されるの当たり前の事じゃないのっ!」
炙山父は、冷静に答える。
「そうだな。ゆえに協力できない。私と君たちは対立状態だ。さっさと出て行くがいい」
砂月は涙目になり、ぐうの音も出ずに黙り込む。
助力を求めにきて高圧的に説教しても、もちろん断られるだけであろう。
雪乃が、穏やかな口調で言う。
「とにかく、町の半壊の責任問題は、あなたにあります。責任を取ってください!」
「責任というならば。まずは、この星の代表として私の身体を解体し、奪った責任を取ってほしい。その際、私が浪費した時間については責を問わない事とする。しかるのち、私も謝罪をし、できる限りの償いはしよう」
言い返され、雪乃は言葉に詰まる。
「そ、それは……? 私達に、責任とれって言われてもぉ……? そんなの、困りますぅ……」
「ならば、私の身体の責任を取れる人物と、改めて話をする事になる。その後、必要があれば、君達とも交渉しよう。よって、今この場で、君達に協力する必要はない」
まったくもって正論だった。
あうあうと言葉を捜す雪乃は、結局、真っ赤な顔でお茶を飲み始める。
空那が言う。
「これだけ大騒ぎを起こしたんだから、そっちもタダじゃすまないぞ!」
「この町では、この星の科学レベルでは、通常起こりえない種類の破壊活動が行われた。それについて、君達が関与した証拠は山ほど残っている。だが、私の関与した証拠はなにも残っていない」
「じゃあ、俺はあなたの事を皆に言いふらす。宇宙人がいるって、みんなに言う。そしたらまた、研究所だかに逆戻りじゃないのかよ?」
「ならば、私はこの地より逃亡する。新しい土地で計画をやり直すとしよう」
空那は、ゆっくりと首を振る。
「俺達が逃がさない。仮に逃げても、絶対に捕まえる!」
「逃亡が失敗した場合、私は自分の価値を大々的に喧伝し、科学レベルの発展に協力する事を見返りに、この国の人々に助力を願う。結果論になるが、君たちの他に怪我人はいない。病人、胎児を含め、人的被害はゼロである。よって、この付近の住人を巻き込んだ事についても、一定の理解を得られると考える」
「ハァ? ふざけんなよっ! 何千人も殺しかけたんだぞ!? それだけの人生と引き換えになるものなんて、あると思ってるのか!?」
「妙なことを言う。数だけならば、もっと殺した人間もいるだろう。大量殺人者が組織の長として、あるいは英雄扱いされて、なにも制裁も受けずに社会生活を送っているのは、なぜだ? 大国のエゴ、戦闘命令、大企業の未必の故意まで……何故、彼らは人を殺しても罰されてない? そちらは許されないと思わないのか?」
逆に問われて、空那は黙り込む。
そんなの今は関係ない! 屁理屈いうんじゃないよ! ……そう断じて封殺するのは簡単だ。
だけど、その屁理屈を論破して協力する気を起こさせなければ、空那達に明日はない。
と、炙山父が机の上を爪でパンパン叩きながら畳み掛けた。
「そもそも、私は殺すつもりはなかった。私は住民達を借りただけで、時期が来ればそっくりそのまま返そうと考えていたのだぞ」
「……それ、本当?」
炙山父は、偉そうに胸を張ってみせた。
「本当だ。付近の惑星でクローンを培養し、送り届けようと考えていた」
「おいぃっ!? 全然ダメじゃねーかっ! それじゃ意味ねーだろっ!?」
「記憶まで再現した完璧なクローンだ。どこに不満があるというのか? 説明を求める! 君たちのことだって、殺すつもりはなかった。ギリギリまで痛めつけて性能を引き出そうとしただけだ!」
あまりにも無為に過ぎる言い合いだった。
馬鹿らしくなった空那は、うんざりしながら言う。
「……はぁ。んっとにもー……最初から、話し合いで解決って道は、なかったんですか?」
「計画が成功すれば、今頃の私は宇宙にいたはずだ。話し合いよりもリスクが低く、成功の確率が高かったので、こちらの計画を進めた。君達は想定外の要素であった。いずれにしても、今さら意味のない仮定である」
「だったら、今から俺が、スキーズブラズニルであなたを宇宙に送りますよ。もう、それでいいでしょ?」
「演算器官もなしに宇宙に放り出されても、星空間移動はできない。また、私は自分の計画で宇宙へ帰る事に、一定の価値を見出しつつある。よって、その申し出は辞退する」
炙山父は頑なだった。正に、ああ言えばこう言うだ。空那はすっかり閉口する。
彼には、正義も法律も道徳も通用しない。それが通用するのは通常の社会の中だけなのだと、空那は痛感していた。
例え彼を引っ張っていって、「こいつ! こいつ! こいつが悪いの!」と声高に周囲に訴えても、まったく解決しないのだ。
正道の通じないイレギュラーな存在は、それだけで強い。そしてまた、彼の協力なしに、この事態を収拾できるとも思えなかった。少なくとも、四人が元の生活に戻れるような結末にはならないだろう。
一万人近くを巻き込んで宇宙に帰ろうとした宇宙人は、どこまでも頑固だった。
八方塞りの中、空那は溜め息をつく。
と、アニスが空那の袖を引っ張った。
「ん、どうしました? 先輩?」
顔に耳を近づけると、小さな声が聞こえた。
「すねてる」
なるほど。
炙山父は理屈を捏ね回しているが、結局それがどうこうではないのだ。実のところ、空那達に邪魔されたのが、悔しくて仕方ないのだろう。
要は、気持ちの整理がつかなくて、拗ねているのだ。
だが、こればっかりはどうしようもない。
粗品もヨウカンを渡した。散々頭も下げている。これで機嫌を直してくれないなら、あとは何ができるだろうか?
(……宇宙人でも、へそを曲げるんだなぁ)
と、妙な親近感を抱きつつ感心していると、パタリ。背後で小さな足音が聞こえた。
振り向くと、女性が一人立っていた。小柄な女性で、手に紙袋を持っている。
そして、空那達を見ると、にっこりと微笑んだ。
「とても、とても珍しいわ。ここに、誰かが来るなんて……」
女性はそう言って、首を傾げた。どこかぼんやりとした、眠そうな目をしている。なんだか見覚えがあるような……?
というか、この顔は……写真に写ってた女性では!?
と、女性は机の上に紙袋を置いて、言う。
「コロッケ、食べる? ごめんなさいね。こんなものしかないのだけれど、たくさんあるから」
アニスが女性に近づき、袖を引っ張る。
「どうしたの?」
「おかね」
女性が笑って、鞄からいくつか通帳を取り出す。それを持ってアニスは、とてとて歩いてくる。空那に開いて見せると、そこには子供の馬鹿話に出てくるみたいな桁の数字が、いくつも並んでいた。
空那は、自分の顔が引きつるのを感じる。
「こ、これ……」
さらに、アニスが炙山父を指さす。
「すねてる」
女性はすこし困った顔で首を傾げると、炙山父の顔を愛しげに抱いた。
「ねえ……愛する子供のやったことでしょう? 許してあげましょう」
しばらく黙っていたが、炙山父は折れたらしい。
「残ったケイ素生物に命令を与える。町の人間をできるだけ元の場所に戻すように、指紋、監視カメラをはじめ、痕跡を可能な限り消去するように。同時に、周辺地域のデータを改竄し、局地的な災害が発生した事にする。残っているケイ素生物に総動員を掛ければ、おそらく数十分で終わるはずだ」
そう言うと、目の前のヨウカンをマニュピュレーターでつかんで穴に放り込む。
空那は、何度か胡散臭げに炙山父と女性を見てから、アニスを見て口を開く。
「あ、あの……アニス先輩のお母さんって、死んだんじゃなかったんですか……?」
アニスがサクサクとコロッケを齧りながら、ぶんぶか首を振った。
炙山父は、抑揚のない声で答える。
「私は、アニスの母体は廃棄したと答えた。廃棄とは、自分にとって価値のなくなった物の所有権を放棄する行為である。殺害した場合は処分したと答える。彼女は町の外に暮らしていて、週に三日、アニスに会いにくる。ちなみに祖母は、とある山奥で温泉旅館を営んでいる」
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる