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32話 正反対な二つのグループ
しおりを挟む【藤原優花】
8月27日
探偵が消えた。
探偵から社長について行くとあるビルに着いたとの連絡が来た。
それ以来、探偵からの連絡は来なかった。
(あれ? ビルに着いたの連絡が来てから何も来なくなった。 捕まっていないといいんだけど。)
復讐したい気持ちが強いせいで、ずっと調べものをしていると、あっという間に9時になっていた。
それからお風呂に入り、ゆっくり過ごして寝ることにした。
そして次の日の朝
6階建てマンションの6階に住んでいるため、直接窓から太陽の陽をが入り、それを浴びながら目が覚めた。
毎日同じ動きで枕の横に置いているスマホを見た。 だが探偵からの電話と連絡がまだ来ていなかった。
(大丈夫かな? 捕まってなきゃいいんだけど。)
不安になり思わず電話をかけてしまった。
「プルル......プルル.......」と5回鳴いた時だった。
「誰だい? 」
(あれ? 声が違うしかも私の事を知らない!)
「あの真理吾郎さんですか?」
「誰だねそれは?」冷たい声だった。
「あなたこそ誰なんですか?」
「それは教えられないなー。 もしかして昨夜私を尾行してた人の仲間かな?」
(尾行してた人? もしかして宇佐美社長?)
「その人は今どこなんですか?」
「それは言えないなー。 でもその人は今大変な目にあってるって事だけは教えてあげよう。」
それを聞いた瞬間寒気がした。
(最悪だ! また私のせいで犠牲者が出てしまう!)
「場所はどこなのか教えなさい! 私は警察官なのよ!」
つい焦って口が滑ってしまった。
「警察官? まさかあなたは藤原優香さんかね?」
「なんで知ってるの!」
「そりゃあね。 私を怪しんで尾行するなんて藤原優香さんしかいないんだよ。 まぁ頑張ってるんだね。」と相手は笑いながら切った。
(なんで私を知っているの? 本当に社長が私の親を殺したの? もしそうなら絶対に場所を突き止めてやるから!)
[みさき達]
「いいみんな? 作戦通りにやるよ! あと敵以外の人は傷つけないでね! 」
とビルの前でバットを隠しながら持っている皆に言った。
皆の返事が来たが、緊張しているのかいつもより声に覇気があった。 何とも言えない緊張感が漂っている。
正義はビルに着いた瞬間、みんなと別れ近場のカフェに入り、地下室への入り方を探っていた。
そして5分後に正義から連絡が来た。
「正義くんの連絡によると、地下室は入って目の前にある受付嬢の後ろにあるみたいだわ。」
「おお了解! でもどうして分かったんだ?」と不思議そうに剛士が聞いた。
「それは分からない。 正義くんはパソコンのプロしか知らないの」
「そうなのか」剛士は微妙に理解していなかった。
「みんなマスクした? 行くよ!」
ハロウィンで付けそうな季節外れのマスクを付け、ビルに入っていった。
それから作戦通り先に遠距離部隊が入り騒ぎを起こす。 そして中の人たちを混乱させた。
「なんなのこの人たち!」「警察を呼ぶぞ! お前たち!」「何なんだよ! お前ら!」
と遠距離部隊がまあまあ広いエントランスで「おりゃあああ!」と叫びながらバットで物を壊したり騒ぎを起こしている。
おかげで怒号や悲鳴で溢れかえっていた。
突撃部隊であるみさきらは、混乱して気を紛らわしている状態にビルに入り、受付に向かって歩いた。
だが受付にいる女性が電話で警察を呼ぼうとしている。
みさきは急いで駆け寄り電話を切った。
「こめんね。」
「なんなの? あなたたち!」
「ねぇ正義くん、今だけ電話線って切れる?」と入る前に始めたグループ通話で聞いた。
「出来るか分からないけど、試してみる!」
「ありがと」
とみさきは言い、受付の女性の後ろの地面を見たが開ける所が無かった。
「ねぇ正義くん! どうやって入るの?」
「受付のパソコンで、シフトキー押しながらUSAMIって打ってみて!」
「ありがと!」
受付の女性からパソコンを奪い、指示通り打った。
「ねえみさきちゃん! なんか動いたよ!」と背後から悠里が叫んだ。
みさきは振り返ると地面に付いていたドアが、開いた。
「ねぇみんな! 集まって!」
みんなが一斉にドアの周りに集まった。
「よし! 行くよ!」
[なぎ達]
「ねぇ、やつの支店に着いたけど、準備はいい?」
15階建ての都内からだいぶ離れた所にあるビルの前で言った。
「私は大丈夫だよね!」
「ああ、おれも大丈夫!」
「遠すぎだよここ。 早く行こう」
各々の武器を握り締め、「バンッ!」と大きいドアを大きい音を立ててマッチョが蹴破った。
するとエントランスにいた大勢のスーツを着た人たちの視線が一気に入り口の方に行った。
テニス野郎が右手に持った銃で近くにいた人の頭に向かって撃った。
バタッと倒れた瞬間に次々と他の人も撃っていった。
「いいね! テニス野郎!」
「俺にもちゃんと名前あんだけど?」
なぎはそれをフル無視し、ナイフを両手にうめと一緒に人をバッタバッタ斬っていった。
「ちょっと君たち1人で突っ走るなよ!」とマッチョがソファや机を投げながら言った。
「そうだ、このビルの支店長の部屋って何階なの?」
とエレベーターの前に立って聞いた。
「確かね、15階だった気がするね!」とうめ。
柴から聞いた情報だった。
「うめは14階に行って! テニス野郎は13階ね! マッチョはここで警察とかを食い止めて!」
「おいおいなぎ、良いとこ取りすんなよ!」
と一瞬で治った腕でテニスラケットで人を殴りながら言った。
「まあまあ雄飛くん、許してあげなよ!」
とマッチョが言った。
テニス野郎の名前は雄飛ゆうひで、マッチョはこのチームの保護者みたいな立場になっていた。
「はいはい。今回だけだからな!」
「ほら早く入ってよね!」
先にエレベーターに入ったうめが言った。 それからすぐにみんなエレベーターに入った。
「気を付けるんだよ! 君たち!」と心配なマッチョ
そしてうめは14階、雄飛は13階、なぎは支店長がいる15階で降りた。
14階に入ったうめは、次々と目の前にいる人を斬っていった。
「こんなに人を斬ったの久しぶり! もう普通の殺し屋に戻れないけどね!」
殺し屋界では、依頼に関係ない人を殺すと懸賞金がかけられる仕組みになっていた。
「復讐のためなら、まあいいや!」
そしてうめは目の前にいる女性の足を斬り捕まえた。「ねぇ、ここの階にお偉いさんっている?」と首にナイフを当てて聞いた。
「ここから突き当たりを右に行くと、目の前の部屋にいます!」と捕まったスーツを着た女が恐怖で震えながら言った。
「ありがとね!」
「どうか殺さないで!」泣きながら。
聞き終わった瞬間にうめは、女の首に当てているナイフを横にサッと振った。
すると首から血がブシャァと吹き出した。
「ちょっと目に入ったじゃん! もう!」
目をごしごしこすった。
それからうめは教えてもらった偉い人の部屋に向かった。
雄飛は彼のめんどくさがりが出たのか、エレベーターから降りた時に目の前にいた男性の足を撃ち、動かなくする。 それから偉い人がどこいるかを脅した。
居場所を聞くと、その男性の頭に銃を押し付け人質にしながら向かった。
「やめてくれよ。俺は何もやってねえよ!」新人なのか若かった。
「恨むならお前の会社の社長を恨みなよ。」
人質を持つと見事に、周りの人間は離れて行った。
「人質って楽ちん。」
偉い人の部屋に着き、人質と一緒に入った。
なぎの方は、部屋の場所を知っていたため、通り道にいる人をバッサバッサ斬りながら一直線に向かった。
そして支店長の部屋に着き、勢いよくドアを開け入った。
すると目の前にいた支店長に見覚えがある人だった。
驚きの余りなぎは腰が抜けそうになった。
「噓でしょ? なんであなたがいるのですか?」
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