しあわせのあしどり

伊澄(ism)

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ベッドに座った俺の膝に座る光太。
首筋を、ちろりと舐める。

「ちょ、こた、くすぐったい……っ!」

「だまれ。これからだから!」

だまれって、言われましても……。
まじでくすぐったい。
ちゅくちゅく、と、いやらしい音を立てて肩口を舐めている光太。多分、間違ってる。すごくえろいけど。

「うーん……。」

悩んでる。
ガリッ。

「って!!」

「あ、ごめん。」

こうして、俺の首筋にはキスマークではなく歯型がつきました。
明日の部活で絶対からかわれるじゃん……。

「まぁ、いいけどね。これが光太の愛情の証ってことで……。」

「恥ずかしいこと言うなよ!」

永遠に残ればいいのにな。なんて、ちょっと思ったりして。

「さ、ご飯にしようか?」

「ま、まって!」

「なに?」

「……す、していい?」

え?なんだって?
みるみるうちに赤くなる光太。
うつむき加減になる。

「キス!して、……いい、か?」

何このかわいい生き物。

「いいよ!」

いま、俺、鼻の下伸びてるかも。
て言うか、ダメなわけが無い。
と、キスしようとすると両肩に手を置き突っぱねられた。あれ?

「ちが、う……。おれ、おれから、するから……!」

「あ、ああ。わかった。」

「目、つむれ。」

言われた通りに目をつむる。
顔が近づいたり離れたりする気配がする。

ちゅ。

ちゅ……。

ちゅー。

躊躇いがちに唇が何度か重なる。
ぐいっと引き寄せて口を開かせる。ごめん、光太、でももう我慢の限界。

「んっ、ふ。……はっ、あ。まって、……り、ひとっ、……んん。」

舌を絡めとる。口腔内を余すことなく舐めるようにする。
お互いの唾液が混ざりあってどこからが自分なのか分からなくなってしまうくらい深く口付けた。

「……きっ!すき、りひ、と……っ!すき……!」

蕩けきった顔。

「光太、俺も好き。」

もしかして、ちゃんと"好き"って言われるのこれが初めてじゃない?
光太の気持ちがわかったのが嬉しくて、堪らない。
ぐいっと体勢を変える。
傷に障らないように気をつけながらベッドに押し倒す。
光太の中心はとっくにたちあがっている。

「クチでイって?」

スウェットとパンツを一緒に下げて、光太のペニスをむき出しにする。
固くなったそれの裏筋を舐める。玉を優しく揉むようにして、先端に舌を差し込む。

「あっ、あっ、だめ!」

もっと乱れてる光太が見たい。
光太と一緒になってから色んな欲望が増えていく。

「ふぁっ。くっ、あん……!」

だめだ、俺、変態だ。

「りひとっ、りひとぉっ!」

俺の名前を呼びながら光太は達した。

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