5 / 112
シャルロット幼少期
マリちゃんと今日も一緒
しおりを挟む
あれからシャルロット達は買い物を切り上げて帰宅すると、リビングにお茶を用意させ一息吐いていた。
「あのさマリウス、お前まで何でここにいるんだ?」
「ん?帰って来たんだから当然だろ?」
エリオットは目の前で何時の間にかシャルロットを自分の膝の上にキープしている親友に、またかと呆れながら聞いていた。何せ彼はこの家に二日と開けずシャルロットに会いに来る。毎回泊まりで……。
「いや、そもそも殿下の家じゃ無いですから。影の護衛の方々も毎回大変だと思いますし、早くお城に戻られた方が良いんじゃないですか?」
いつもは自身の膝の上に居る筈のシャルロットは、婚約者の特権でマリウスが居る時はいつも彼に取られる事になるので、その不満からかクラウスの口調はぞんざいだ。
「気にしなくていい。今日もシャルロットが離れるのを見逃し、僕より見つけるのが遅かったんだ。影が聞いて呆れるよ。鍛え直すためにも丁度良いんじゃないか?」
「いや、殿下の護衛の為の影ですから。殿下と共に居るのに殿下より早く見つける何て、無理に決まってますよ」
呆れた顔でもっともなツッコミをしたクラウス。
それを、シャルロットにクッキーを食べさせながら「美味しいかい?」などと彼女に微笑むマリウスは、クラウスに視線もよこさず訂正する。
「クラウスそれは違うよ。彼らは僕の側にはいなかった、手分けしてシャーリーを捜していたからね」
「えっ?」
クラウスは有り得ない言葉につい耳を疑った。
「僕は彼らに言ってあるんだよ、シャーリーに何かあれば僕よりそちらを優先しろと……。僕の護衛は勿論だが、僕の未来の王妃も守って貰わないとね。余程の事が無い限り僕は一人でも何とかなるけど、シャーリーは違う。しかも王太子の僕より常に危険な子だからね。ね?シャーリー?」
「ん?なぁに?マリちゃん」
きょとんと頭上のマリウスの顔を仰ぎ見るシャルロット。その口元には今食べたクッキーの食べかす。
「あ、シャーリーお口についてる」
そういうと、嬉嬉としてすぐ様シャーリーの唇に舌を這わせて口付けする。ちゅっちゅっと軽くしたら今度は素早く口の中に舌を滑らせくちゅくちゅと貪り始めた。
「ふぅ…んっん……はぁん」
その時、マリウスの「僕よりシャルロットを優先しろ」という信じられない発言にクラウスとエリオット、ミリアンネは固まり、マリウスのシャルロットへの執着と溺愛の深さを改めて感じていた。
「「「…………」」」
家族の目の前で堂々と、シャルロットに貪る様な口付けを続けるマリウスへ、三人は生暖かく見つめるだけで何も言わない。いつもの事だし、婚約者なので止める理由もない。
理由があるとすれば兄達の嫉妬だけれども、こういう時クラウス達は邪魔しない。マリウスが満足するまで好きにさせる事にしている。邪魔したら後が怖いのと、自分達の時も後でイチャイチャを邪魔されたくないからだ。
マリウス自身もクラウス達の事は了承している。
なにせ、この世界の貞操観念は緩い。男女比7対3で女が少ないので男を溢れさせない為にも一妻多夫制は勿論の事、同性婚、近親婚、など結婚の形も様々だ。近親者同志でも、親子以外は魔道具や専用の薬などあり、血や遺伝に何の問題も無いため、結婚相手を探すのも大変なので案外こちらも一般的だったりする。
こども同士の戯れにしては少しませている様に感じ無い事も無いが、男女の性に緩く寛容な世界だからか婚約者や兄弟に至っては教育や練習の為にもなるので、親が何かを言う事は無い。寧ろ応援される場合もある。
この家のように…………。
「殿下は今日もお泊まりになられますか?」
「ちゅっ。ええ、そのつもりです」
シャルロットとの濃厚なキスを一通り堪能したマリウスは、先程のねっとりキスとは正反対な爽やかな微笑みをミリアンネに向けた。
「じゃあお部屋はまたシャーリーちゃんの部屋で良ろしいですわよね?」
「はい、いつもお世話になります」
((そう思うなら帰ればいいのに))
と、兄達の心の声。
「はぁ……はぁっ…マリちゃんと……今日も一緒に寝れるの?」
まだ慣れない激しい口付けに息を乱しながら、マリウスの膝の上でとろんとするシャルロットは嬉しそうだ。
「ああ、今日も一緒に寝れるよ。僕の可愛いシャーリー」
マリウスは極上に甘い微笑みをシャルロットへ向けた。
「あのさマリウス、お前まで何でここにいるんだ?」
「ん?帰って来たんだから当然だろ?」
エリオットは目の前で何時の間にかシャルロットを自分の膝の上にキープしている親友に、またかと呆れながら聞いていた。何せ彼はこの家に二日と開けずシャルロットに会いに来る。毎回泊まりで……。
「いや、そもそも殿下の家じゃ無いですから。影の護衛の方々も毎回大変だと思いますし、早くお城に戻られた方が良いんじゃないですか?」
いつもは自身の膝の上に居る筈のシャルロットは、婚約者の特権でマリウスが居る時はいつも彼に取られる事になるので、その不満からかクラウスの口調はぞんざいだ。
「気にしなくていい。今日もシャルロットが離れるのを見逃し、僕より見つけるのが遅かったんだ。影が聞いて呆れるよ。鍛え直すためにも丁度良いんじゃないか?」
「いや、殿下の護衛の為の影ですから。殿下と共に居るのに殿下より早く見つける何て、無理に決まってますよ」
呆れた顔でもっともなツッコミをしたクラウス。
それを、シャルロットにクッキーを食べさせながら「美味しいかい?」などと彼女に微笑むマリウスは、クラウスに視線もよこさず訂正する。
「クラウスそれは違うよ。彼らは僕の側にはいなかった、手分けしてシャーリーを捜していたからね」
「えっ?」
クラウスは有り得ない言葉につい耳を疑った。
「僕は彼らに言ってあるんだよ、シャーリーに何かあれば僕よりそちらを優先しろと……。僕の護衛は勿論だが、僕の未来の王妃も守って貰わないとね。余程の事が無い限り僕は一人でも何とかなるけど、シャーリーは違う。しかも王太子の僕より常に危険な子だからね。ね?シャーリー?」
「ん?なぁに?マリちゃん」
きょとんと頭上のマリウスの顔を仰ぎ見るシャルロット。その口元には今食べたクッキーの食べかす。
「あ、シャーリーお口についてる」
そういうと、嬉嬉としてすぐ様シャーリーの唇に舌を這わせて口付けする。ちゅっちゅっと軽くしたら今度は素早く口の中に舌を滑らせくちゅくちゅと貪り始めた。
「ふぅ…んっん……はぁん」
その時、マリウスの「僕よりシャルロットを優先しろ」という信じられない発言にクラウスとエリオット、ミリアンネは固まり、マリウスのシャルロットへの執着と溺愛の深さを改めて感じていた。
「「「…………」」」
家族の目の前で堂々と、シャルロットに貪る様な口付けを続けるマリウスへ、三人は生暖かく見つめるだけで何も言わない。いつもの事だし、婚約者なので止める理由もない。
理由があるとすれば兄達の嫉妬だけれども、こういう時クラウス達は邪魔しない。マリウスが満足するまで好きにさせる事にしている。邪魔したら後が怖いのと、自分達の時も後でイチャイチャを邪魔されたくないからだ。
マリウス自身もクラウス達の事は了承している。
なにせ、この世界の貞操観念は緩い。男女比7対3で女が少ないので男を溢れさせない為にも一妻多夫制は勿論の事、同性婚、近親婚、など結婚の形も様々だ。近親者同志でも、親子以外は魔道具や専用の薬などあり、血や遺伝に何の問題も無いため、結婚相手を探すのも大変なので案外こちらも一般的だったりする。
こども同士の戯れにしては少しませている様に感じ無い事も無いが、男女の性に緩く寛容な世界だからか婚約者や兄弟に至っては教育や練習の為にもなるので、親が何かを言う事は無い。寧ろ応援される場合もある。
この家のように…………。
「殿下は今日もお泊まりになられますか?」
「ちゅっ。ええ、そのつもりです」
シャルロットとの濃厚なキスを一通り堪能したマリウスは、先程のねっとりキスとは正反対な爽やかな微笑みをミリアンネに向けた。
「じゃあお部屋はまたシャーリーちゃんの部屋で良ろしいですわよね?」
「はい、いつもお世話になります」
((そう思うなら帰ればいいのに))
と、兄達の心の声。
「はぁ……はぁっ…マリちゃんと……今日も一緒に寝れるの?」
まだ慣れない激しい口付けに息を乱しながら、マリウスの膝の上でとろんとするシャルロットは嬉しそうだ。
「ああ、今日も一緒に寝れるよ。僕の可愛いシャーリー」
マリウスは極上に甘い微笑みをシャルロットへ向けた。
26
あなたにおすすめの小説
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる