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学園編 シャルロット婚約者との蜜月
その夜① 優しい弟と優しい兄の兄弟愛は深まる。
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今宵、アマルティス公爵家ではそれぞれがいつもと違う思いを抱き過ごしていた。
今シャルロットの兄、エリオットとクラウスは、シャルロットと良く性的お勉強をした魔道具の部屋のベッドに居た。
エリオットは頭の後ろで腕を組みベッドに寝そべり、クラウスはその端に腰掛け大きな窓から見える月を眺めていた。部屋の灯りは付いていないが、月の光で部屋の中は十分に明るかった。部屋のサイドテーブルにはワインが入ったグラスが二つ、まだ手付かずのまま置かれている。
その横には三色の魔導石が埋め込まれた四角い片耳用のピアスが二つ、どこか物悲しげに転がっていた。
それと反対に今夜の明るい月明かりのせいで嵌め込まれた石はやたらと眩く無神経なほど輝いていた。
「ついに今夜、シャーリーと殿下は一つに結ばれるんだな……。」
「…………違うよ兄さん。ついに食べられるんだよ大魔王に」
エリオットはだらしなく仰向けで寝そべったままどこを見るでも無くただ正面の天蓋に顔を向けて話す。
月明かりに照らされた色白で美しい中性的な顔は日頃の良く変わる表情はなりを潜め、ただただ無表情だった。そうしていると明るい金髪とも相まって大天使や女神様の様にも見える。
いつに無い珍しい弟の反応にクラウスは窓から目を離し後ろにいる弟へ振り向いた。
「エリオットお前………拗ねてるのか?」
「別に。……拗ねてなんて無いよ。ただ……」
「ただ?なんだ?」
「…………ただちょっと……寂しかっただけだよ。今までは三人でシャーリーを可愛がってきたのに…今夜からは違うんだなって……。」
「エリオットお前……やっぱり拗ねてたのか」
「違うってば!」
エリオットはがばりっと上半身を起こし兄に向かって抗議した。その時エリオットが見た兄の表情は昔からの頼れる自慢の兄の優しい微笑みだった。エリオットはつい昔のように甘えたくなり、ベッドの端に腰掛ける兄の隣りに自分ものそのそと腰掛けた。
「…くす…」
「…………」
クラウスは弟の何時になく甘えた行動に昔を思い出して軽く笑った。
エリオットは自然といつもの感情がのった表情に戻り、それは今珍しく少し甘えて照れた表情だった。
「でもさ………だってそうだろ?三人でシャーリーを守るために着けたピアスもシャーリーを抱く時はそれぞれ外す事になったし…。なんか僕達三人の絆が壊れてしまうような感じがするって言うか……」
「何だ?エリオットお前は俺たちから監視されたいのか。」
「なんでそうなるんだよ!」
「そうなるだろう。あのピアスはシャーリーを守るため腟内に何か入ったら感知して俺たちに知らせる。指も陰茎もな。要するにそれは、いつ入れて、どれほどの時間していたか、何度くらいしたかがおおよそで分かるという事だ。」
「…あぁ、なるほど………」
「それに付けていたくも無いだろう。一緒にいない所で可愛い妹が他の男にどう抱かれているのかを逐一知らされるんだからな。……それが例え殿下やお前だとしても…」
「……じゃあ一緒にいる時は良いの?だって僕達は今までだって三人でシャーリーとそうして来たわけだし」
「……まぁな。別にお前や殿下がシャーリーを抱く事に不満がある訳じゃないさ。エリオットの言うとうり、これまでも三人でシャーリーを愛し可愛いがり大切に育てて来たんだからな。……ただ俺の中でセックスが解禁になった事で新たに湧いて出たまだ消化出来ていない醜い嫉妬なだけだよ。これからは常に三人一緒という訳じゃ無い。自分の知らない所でシャーリーが誰かと二人愛し合っているのを詳しく知りたくないし、感じたくも無い。いろいろ想像してしまうだろうからな。それに知られたくも無い。それは多分殿下も一緒だろう。だからピアスを外す事にしたんだろうからな。」
「そっか……まぁ確かに言われてみれば……面白くは……無い?…か?でも兄さん達とは昔から一緒にしてるし…これからだって多分三人でする事もあると思うし?お互いの可愛いがり方だってクセだって全部見てきたしな……恥ずかしいとかも無いし……まぁのけ者はヤダけど。う~ん。」
首を傾げて唸りながら考えるエリオットを横から見てクラウスは思わずくすりと苦笑した。
「お前は本当に素直で真っ直ぐな良い奴だな。俺と殿下は多分お前より少しシャーリーへの愛が重いんだろう。だから独占欲も…ある。別にエリオットのシャーリーへの愛が軽いとかいうわけじゃないからな。勘違いするなよ」
「分かってるよ。俺だって一緒にいて兄さん達程じゃないなって自分でも思うし。もちろんシャーリーの事はすごく愛してるし、兄さん達以外には負ける気はしないけど」
「ああ、そうだな。だが俺にとってはシャーリーだけじゃなく、お前や殿下もすごく大切何だ。ずっと見守って来たやんちゃで可愛い弟達だからな。三人とも絶対に幸せになって欲しいと心から思ってるんだ。そう思ってるのに…俺は情けない」
精悍で男らしい顔を苦しげに歪めて俯むくクラウスに、エリオットは焦って思わず叫ぶ。
「情け無く何て無いって!それに僕だって兄さんに幸せになって欲しいと思ってるよ!」
大声で子供のように宣言するエリオットに、クラウスは、思わず顔上げて弟を見た。優しい弟に救われた気がして自然と微笑んでいた。
「ふふ、ありがとうな、エリオット。分かってるよ。…それに殿下も、俺達に言わずともそう思ってくれているだろう。あの方は本来シャーリーを他人と分かち合うなんて絶対に有り得ないし許さない人だ。なんせ悪魔並の執着だからな。」
クラウスは冗談めかしクスっと笑う。それにエリオットも乗っかる。
「ははは、マリウスは悪魔並じゃなくてその頂点の大魔王だって兄さん。でもそういう兄さんだって溺愛してるだろ」
「ああ、溺愛している。だが俺なんて殿下の足下にも及ばないだろうさ。………そんな殿下が俺達にはシャーリーの側にいる事を許してくれている。きっと、俺達が知らない所であの方はかなりの葛藤を抱いてきた筈だ。それはきっと、今もだろう。」
「まぁそうだよな……。あいつ腹黒くて冷酷なくせに変なとこ情深いって言うか……俺達が幼なじみだからってさ……。器用なくせに不器用っていうか……アホみたいに頭は良いのにバカなんだよ」
「………お前本当に殿下に遠慮ないな。少しは臣下になる身として敬え。」
「ははっ……そのうち敬うから大丈夫だって。」
弟の笑いながらの軽い返事を聞いてクラウスは小さくため息を零した。実際は、エリオットのこの態度はマリウスの親友として少しでも近い距離で一緒にいたいからだった。いつかこの容易さが普段許され無くなっても、彼は二人きりの時は何時までもマリウスを親友として扱わせてもらおうと決めていた。
「………本来は俺何かが焼きもちを焼く何て許されないんだよ。あの方の事を考えたらな……。だけど、やはりセックスというのは今までとは違うと言うか……これからも三人でシャーリーを共有させて貰えるとしても、俺には一度気持ちの整理と切り替えが必要なんだ。多分殿下も胸の内ではそうじゃないかと思う。……でも今後もし、シャーリーが俺達の求婚を正式に受けてくれるとしたら、殿下には申し訳ないが今までのようにずっとシャーリーの側に居させて欲しいと思っている。そうなればまた…殿下は更に苦しまれるだろうがな」
クラウスはせっかく上がった顔をまたフイっと苦しげに俯けた。
「……う~ん。そうかなぁ?あいつはもうどっか腹括ってるんじゃないかな……。確かに葛藤もあっただろうが、何だかんだでマリウスの奴僕と兄さんの事好きだからさ。兄さんもさっき言ってただろ?あんなにシャーリーの事好きで腹黒冷徹な大魔王のくせに今まで僕らはずっと一緒にいたんだ、って。あいつの歪んだ性格的に普通なら有り得ない、ってさ。それにメアリーの事マリウスが認めた時、マリウスの器は大きいとか何とか忘れたけど、ドヤ顔で褒めちぎって言ってたのも全部兄さんじゃなかった?そんなに理解してる自慢の主なんだったら、その主の事もっと信じてやったら?」
予想外のエリオットの言葉に、クラウスはいつの間にか顔を上げエリオットの顔を見つめていた。その表情があまりにもエリオットらしい、わざと作ったケロッとした涼しい表情で、優しい弟の気遣いに思わずクラウスは密かに泣きそうになった。
「…………そうだったなエリオット。俺だ。全部俺が言ったんだ。ありがとうな、エリオット。全く本当に…お前には敵わないな。殿下の次にだけどな。」
クラウスはどこか吹っ切れたようにニッと弟に笑った。その表情を見たエリオットはいつもの大好きな優しい兄の顔に戻っていた事に内心ひどく安堵した。
そしてエリオットはこっそり思った。
シャーリーの事になると、真面目で愛情深い兄はいろいろと思う所もある様だが意外と凹み易いな。と……。
「でも僕はマリウスに剣ではギリギリ勝つかもよ?筋肉でも」
「はははっ……確かにお前ならそこは勝てるかもな。ところで……エリオット。俺は殿下の事あんな言い方でこきおろしてはいないが。」
「あっ……そうだっけ?まぁ本人聞いてないし、いんじゃない?それより喉乾いたからワイン飲もうよ」
エリオットはさっさとサイドテーブルに置いてあるワインをとった。
「まったく……。ああ、そうだな。飲むか」
この後、二人は色々な変化を遂げた複雑な長い一夜を楽しく飲んで過ごしたのだった。
__________________
普段口が悪く感情的に揉めてるシーンが多いが、彼はとってもお兄ちゃんっ子の優しい子♡エリオット。
めちゃくちゃ長くなってしまいました。Σ(゚д゚;)ページ黒っ!頑張って長々読んで下さり有難うございますm(*_ _)m
今シャルロットの兄、エリオットとクラウスは、シャルロットと良く性的お勉強をした魔道具の部屋のベッドに居た。
エリオットは頭の後ろで腕を組みベッドに寝そべり、クラウスはその端に腰掛け大きな窓から見える月を眺めていた。部屋の灯りは付いていないが、月の光で部屋の中は十分に明るかった。部屋のサイドテーブルにはワインが入ったグラスが二つ、まだ手付かずのまま置かれている。
その横には三色の魔導石が埋め込まれた四角い片耳用のピアスが二つ、どこか物悲しげに転がっていた。
それと反対に今夜の明るい月明かりのせいで嵌め込まれた石はやたらと眩く無神経なほど輝いていた。
「ついに今夜、シャーリーと殿下は一つに結ばれるんだな……。」
「…………違うよ兄さん。ついに食べられるんだよ大魔王に」
エリオットはだらしなく仰向けで寝そべったままどこを見るでも無くただ正面の天蓋に顔を向けて話す。
月明かりに照らされた色白で美しい中性的な顔は日頃の良く変わる表情はなりを潜め、ただただ無表情だった。そうしていると明るい金髪とも相まって大天使や女神様の様にも見える。
いつに無い珍しい弟の反応にクラウスは窓から目を離し後ろにいる弟へ振り向いた。
「エリオットお前………拗ねてるのか?」
「別に。……拗ねてなんて無いよ。ただ……」
「ただ?なんだ?」
「…………ただちょっと……寂しかっただけだよ。今までは三人でシャーリーを可愛がってきたのに…今夜からは違うんだなって……。」
「エリオットお前……やっぱり拗ねてたのか」
「違うってば!」
エリオットはがばりっと上半身を起こし兄に向かって抗議した。その時エリオットが見た兄の表情は昔からの頼れる自慢の兄の優しい微笑みだった。エリオットはつい昔のように甘えたくなり、ベッドの端に腰掛ける兄の隣りに自分ものそのそと腰掛けた。
「…くす…」
「…………」
クラウスは弟の何時になく甘えた行動に昔を思い出して軽く笑った。
エリオットは自然といつもの感情がのった表情に戻り、それは今珍しく少し甘えて照れた表情だった。
「でもさ………だってそうだろ?三人でシャーリーを守るために着けたピアスもシャーリーを抱く時はそれぞれ外す事になったし…。なんか僕達三人の絆が壊れてしまうような感じがするって言うか……」
「何だ?エリオットお前は俺たちから監視されたいのか。」
「なんでそうなるんだよ!」
「そうなるだろう。あのピアスはシャーリーを守るため腟内に何か入ったら感知して俺たちに知らせる。指も陰茎もな。要するにそれは、いつ入れて、どれほどの時間していたか、何度くらいしたかがおおよそで分かるという事だ。」
「…あぁ、なるほど………」
「それに付けていたくも無いだろう。一緒にいない所で可愛い妹が他の男にどう抱かれているのかを逐一知らされるんだからな。……それが例え殿下やお前だとしても…」
「……じゃあ一緒にいる時は良いの?だって僕達は今までだって三人でシャーリーとそうして来たわけだし」
「……まぁな。別にお前や殿下がシャーリーを抱く事に不満がある訳じゃないさ。エリオットの言うとうり、これまでも三人でシャーリーを愛し可愛いがり大切に育てて来たんだからな。……ただ俺の中でセックスが解禁になった事で新たに湧いて出たまだ消化出来ていない醜い嫉妬なだけだよ。これからは常に三人一緒という訳じゃ無い。自分の知らない所でシャーリーが誰かと二人愛し合っているのを詳しく知りたくないし、感じたくも無い。いろいろ想像してしまうだろうからな。それに知られたくも無い。それは多分殿下も一緒だろう。だからピアスを外す事にしたんだろうからな。」
「そっか……まぁ確かに言われてみれば……面白くは……無い?…か?でも兄さん達とは昔から一緒にしてるし…これからだって多分三人でする事もあると思うし?お互いの可愛いがり方だってクセだって全部見てきたしな……恥ずかしいとかも無いし……まぁのけ者はヤダけど。う~ん。」
首を傾げて唸りながら考えるエリオットを横から見てクラウスは思わずくすりと苦笑した。
「お前は本当に素直で真っ直ぐな良い奴だな。俺と殿下は多分お前より少しシャーリーへの愛が重いんだろう。だから独占欲も…ある。別にエリオットのシャーリーへの愛が軽いとかいうわけじゃないからな。勘違いするなよ」
「分かってるよ。俺だって一緒にいて兄さん達程じゃないなって自分でも思うし。もちろんシャーリーの事はすごく愛してるし、兄さん達以外には負ける気はしないけど」
「ああ、そうだな。だが俺にとってはシャーリーだけじゃなく、お前や殿下もすごく大切何だ。ずっと見守って来たやんちゃで可愛い弟達だからな。三人とも絶対に幸せになって欲しいと心から思ってるんだ。そう思ってるのに…俺は情けない」
精悍で男らしい顔を苦しげに歪めて俯むくクラウスに、エリオットは焦って思わず叫ぶ。
「情け無く何て無いって!それに僕だって兄さんに幸せになって欲しいと思ってるよ!」
大声で子供のように宣言するエリオットに、クラウスは、思わず顔上げて弟を見た。優しい弟に救われた気がして自然と微笑んでいた。
「ふふ、ありがとうな、エリオット。分かってるよ。…それに殿下も、俺達に言わずともそう思ってくれているだろう。あの方は本来シャーリーを他人と分かち合うなんて絶対に有り得ないし許さない人だ。なんせ悪魔並の執着だからな。」
クラウスは冗談めかしクスっと笑う。それにエリオットも乗っかる。
「ははは、マリウスは悪魔並じゃなくてその頂点の大魔王だって兄さん。でもそういう兄さんだって溺愛してるだろ」
「ああ、溺愛している。だが俺なんて殿下の足下にも及ばないだろうさ。………そんな殿下が俺達にはシャーリーの側にいる事を許してくれている。きっと、俺達が知らない所であの方はかなりの葛藤を抱いてきた筈だ。それはきっと、今もだろう。」
「まぁそうだよな……。あいつ腹黒くて冷酷なくせに変なとこ情深いって言うか……俺達が幼なじみだからってさ……。器用なくせに不器用っていうか……アホみたいに頭は良いのにバカなんだよ」
「………お前本当に殿下に遠慮ないな。少しは臣下になる身として敬え。」
「ははっ……そのうち敬うから大丈夫だって。」
弟の笑いながらの軽い返事を聞いてクラウスは小さくため息を零した。実際は、エリオットのこの態度はマリウスの親友として少しでも近い距離で一緒にいたいからだった。いつかこの容易さが普段許され無くなっても、彼は二人きりの時は何時までもマリウスを親友として扱わせてもらおうと決めていた。
「………本来は俺何かが焼きもちを焼く何て許されないんだよ。あの方の事を考えたらな……。だけど、やはりセックスというのは今までとは違うと言うか……これからも三人でシャーリーを共有させて貰えるとしても、俺には一度気持ちの整理と切り替えが必要なんだ。多分殿下も胸の内ではそうじゃないかと思う。……でも今後もし、シャーリーが俺達の求婚を正式に受けてくれるとしたら、殿下には申し訳ないが今までのようにずっとシャーリーの側に居させて欲しいと思っている。そうなればまた…殿下は更に苦しまれるだろうがな」
クラウスはせっかく上がった顔をまたフイっと苦しげに俯けた。
「……う~ん。そうかなぁ?あいつはもうどっか腹括ってるんじゃないかな……。確かに葛藤もあっただろうが、何だかんだでマリウスの奴僕と兄さんの事好きだからさ。兄さんもさっき言ってただろ?あんなにシャーリーの事好きで腹黒冷徹な大魔王のくせに今まで僕らはずっと一緒にいたんだ、って。あいつの歪んだ性格的に普通なら有り得ない、ってさ。それにメアリーの事マリウスが認めた時、マリウスの器は大きいとか何とか忘れたけど、ドヤ顔で褒めちぎって言ってたのも全部兄さんじゃなかった?そんなに理解してる自慢の主なんだったら、その主の事もっと信じてやったら?」
予想外のエリオットの言葉に、クラウスはいつの間にか顔を上げエリオットの顔を見つめていた。その表情があまりにもエリオットらしい、わざと作ったケロッとした涼しい表情で、優しい弟の気遣いに思わずクラウスは密かに泣きそうになった。
「…………そうだったなエリオット。俺だ。全部俺が言ったんだ。ありがとうな、エリオット。全く本当に…お前には敵わないな。殿下の次にだけどな。」
クラウスはどこか吹っ切れたようにニッと弟に笑った。その表情を見たエリオットはいつもの大好きな優しい兄の顔に戻っていた事に内心ひどく安堵した。
そしてエリオットはこっそり思った。
シャーリーの事になると、真面目で愛情深い兄はいろいろと思う所もある様だが意外と凹み易いな。と……。
「でも僕はマリウスに剣ではギリギリ勝つかもよ?筋肉でも」
「はははっ……確かにお前ならそこは勝てるかもな。ところで……エリオット。俺は殿下の事あんな言い方でこきおろしてはいないが。」
「あっ……そうだっけ?まぁ本人聞いてないし、いんじゃない?それより喉乾いたからワイン飲もうよ」
エリオットはさっさとサイドテーブルに置いてあるワインをとった。
「まったく……。ああ、そうだな。飲むか」
この後、二人は色々な変化を遂げた複雑な長い一夜を楽しく飲んで過ごしたのだった。
__________________
普段口が悪く感情的に揉めてるシーンが多いが、彼はとってもお兄ちゃんっ子の優しい子♡エリオット。
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