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第13話 アララスタ王国に目を付けられました
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奴隷達30人を保護すると、彼等は無我夢中で玉蜀黍を食べていた。
カイルはジーバ執事長とリラメイド長と合流する。
どうやらカイルの覚悟を察した2人はにこやかに話しかけてきた。
「それでガチャ品はどんなものが?」
「今から回す所なんだが」
「楽しみですわね」
カイルは取り合えずとばかりにガチャを回す事に。
相変わらず代わり映えのしないカプセルが出現して。
【SR=冒険者ギルド】
【SR=伝説の鍛冶屋】
【SR=伝説の防具屋】
【R=自動牧場】
【R=モンスター牧場】
【SR=地下闘技場】
【R=種製造所】
【UR=死別ダマスカ】
【UR=音楽家ジージージ】
【UR=ユーゴ】
緑マップにて建物系を設置させる。
冒険者ギルドは3階建てになっており、1階が酒場兼用で受付、2階がクエスト受ける場所で、3階がテスト会場とされる。
伝説の鍛冶屋と伝説の防具屋は魔力発電所から得られる魔力エネルギーの筒を利用する事で、画期的に武器と防具を製作出来る。ミハミハとコルクの仕事場になりそうだった。
自動牧場も魔力エネルギーを設置する事で、動物が生れ続けるという、恐ろしい建物。
これさえあれば、肉系統の食事には困らないだろう。
増えすぎたら動物達には悪いけど、肉となってもらう。
モンスター牧場についてはユーゴと言う人物に任せるつもりで、情報によると、モンスター系統を操るスキルを持っているのがユーゴだった。
ユーゴはぼさぼさ頭に、青色のコート、黒色のズボンを身に着けている。
右肩には小さなドラゴンが座っているが、ドラゴンはこちらを真っ直ぐ見て、ちろちろと舌を出している。
翼がある事からドラゴンモドキではない事は明確だ。
「よぉ、モンスターを集めたいんだが」
「モンスター牧場ならあるんだけど」
「そうかい、あとは任せてくれ」
そう言ってユーゴはモンスター牧場の方角へと消えていった。
地下闘技場については、城の地下深くに闘技場を設置した。
そこでは絶対的なバリアによって超人的なバトルでも崩壊しないような作りになっている。
のちのちジスタ領地を経営していく中で使えるかもしれない。
種製造所は魔力エネルギーを使って、多種多様な種を製造出来る。
音楽家ジージージは目が無くなっており、玩具の眼鏡を身に着けている。
それはどこからどう見ても、人をあざ笑ったような眼鏡だったが。
「これはこれは、音楽を奏でる必要があるようですねぇ」
そう言いながら彼は何かしらのスキルを発動して、楽器を召喚して見せる。
その数は数えきれない程だったのだが、1人で全てを演奏してしまう程で。
歌歌のアイもそうだったが、音楽家ジージージの演奏は何かおかしかった。
まず、音楽に合わせて、空模様が変わった。
先程まで雨が降りそうだったのに、一瞬にして晴れになった。
音楽家ジージージの力を借りれば、天候を操る事が出来そうだ。
死別ダマスカは嘆くような仮面を身に着けており、両手を鎖で締め上げていた。
まるで誰かを襲わないようにしているかのような戒めぶりであったが。
「やぁ、わたくしを呼んでくれてありがとう、わたくしの質疑応答にはあまり答えないほうが良い、死ぬから」
彼はにんまりと笑って見せたのだろう、仮面で笑顔は見えなかったが。
「スパイがいたら見つけることが出来るよ、それくらいしかできないから残念だよ、戦闘も出来るけど、あまりお勧めはしない、相手が必ず死ぬから」
死別ダマスカの淡々とした発言。
どことなく話し方は違うが裏世界キャンベルと通じるものを感じさせた。
まだクエストガチャが発生していない。
その時、城門の外から声がした。
カイルがそこに向かうと。
多くの兵士がいた。
どこからどう見ても武装している。
カイルとリラメイド長とジーバ執事長がゆっくりと近づいていくと。
1人の老将軍みたいな人物が前に進み出た。
そいつはアララスタ王国の将軍であるバナレスだった。
一度ギャンブルで勝利した事があって、因縁を付けられた事がある。
「これはこれは、カイル・オリゲートではないでしょうか、リラメイド長も健康そうでなにより、どうですかな、またギャンブルでもしてリラメイド長をよこしてくれませんかな?」
バナレスは女好きであり、ギャンブルで女を獲得しては酷い事をしている事で有名だ。
「ギャンブルはもうやめたので」
「そうですか、それより、なぜここに国があるんですかな?」
「普通に建てたけど」
「1日で? あなたがジスタ領地に追放されたのは国中の笑い話になってるんですよ? あれですか、ジェイグルンド共和国の繋がっていて神の力を使ったと? 報告させていただいてもよろしいですかな」
「どいう事だよ」
「これは完全なる反逆行為ですよ? 国王の許可なしに城や城壁を作る事はね、今日ここを没収しようと思いましてね、住んでる人も、後あの不思議な技術力も全てね、ここから見えてますよ?」
「お前そこまで腐ってるんか」
カイルが睨みつけると。
「あまり、ふざけた目でバナレス様を見ないほうが良い」
1人の筋骨たくましい男が前に進んできた。
確かバーナード隊長だったはず。
その筋力でどんな敵も倒して来たとされるが。
カイルの右腕を掴もうとして。
異変に気付く。
バーナード体調の力が全く及ばない。
むしろカイルの左手でバーナードの手をわしづかみにすると、彼の目がみるみるうちに苦痛の表情に切替わっていく。
「ぐぐぐ、お前、いつからそんなに」
バーナード隊長が下がって、バナレスに耳打ちする。
「ここは引き下がろう、だが、また来る。その時は、国王の名目でこの城やら何やらを没収させていただく」
「好きにしろバナレス」
「ふはははっは、リラメイド長ももらい受けるとしようかなその時に」
そんな下品な笑い声を上げてバナレス達が立ち去っていく。
「あのおっさん、分かりやすいな」
カイルが呟くと。
「どうせ夜にでも梯子使って侵入してくんだろうさ」
「さすがはカイル様」
ジーバ執事長が頷き。
「それにしても、あのおっさんリラの事好きだよなー」
「知りませんわよ」
「じゃあ、どうするか、作戦会議と行こうか」
その日クエストがまだ発生していない事に。
カイルは少し不気味さを感じていた。
カイルはジーバ執事長とリラメイド長と合流する。
どうやらカイルの覚悟を察した2人はにこやかに話しかけてきた。
「それでガチャ品はどんなものが?」
「今から回す所なんだが」
「楽しみですわね」
カイルは取り合えずとばかりにガチャを回す事に。
相変わらず代わり映えのしないカプセルが出現して。
【SR=冒険者ギルド】
【SR=伝説の鍛冶屋】
【SR=伝説の防具屋】
【R=自動牧場】
【R=モンスター牧場】
【SR=地下闘技場】
【R=種製造所】
【UR=死別ダマスカ】
【UR=音楽家ジージージ】
【UR=ユーゴ】
緑マップにて建物系を設置させる。
冒険者ギルドは3階建てになっており、1階が酒場兼用で受付、2階がクエスト受ける場所で、3階がテスト会場とされる。
伝説の鍛冶屋と伝説の防具屋は魔力発電所から得られる魔力エネルギーの筒を利用する事で、画期的に武器と防具を製作出来る。ミハミハとコルクの仕事場になりそうだった。
自動牧場も魔力エネルギーを設置する事で、動物が生れ続けるという、恐ろしい建物。
これさえあれば、肉系統の食事には困らないだろう。
増えすぎたら動物達には悪いけど、肉となってもらう。
モンスター牧場についてはユーゴと言う人物に任せるつもりで、情報によると、モンスター系統を操るスキルを持っているのがユーゴだった。
ユーゴはぼさぼさ頭に、青色のコート、黒色のズボンを身に着けている。
右肩には小さなドラゴンが座っているが、ドラゴンはこちらを真っ直ぐ見て、ちろちろと舌を出している。
翼がある事からドラゴンモドキではない事は明確だ。
「よぉ、モンスターを集めたいんだが」
「モンスター牧場ならあるんだけど」
「そうかい、あとは任せてくれ」
そう言ってユーゴはモンスター牧場の方角へと消えていった。
地下闘技場については、城の地下深くに闘技場を設置した。
そこでは絶対的なバリアによって超人的なバトルでも崩壊しないような作りになっている。
のちのちジスタ領地を経営していく中で使えるかもしれない。
種製造所は魔力エネルギーを使って、多種多様な種を製造出来る。
音楽家ジージージは目が無くなっており、玩具の眼鏡を身に着けている。
それはどこからどう見ても、人をあざ笑ったような眼鏡だったが。
「これはこれは、音楽を奏でる必要があるようですねぇ」
そう言いながら彼は何かしらのスキルを発動して、楽器を召喚して見せる。
その数は数えきれない程だったのだが、1人で全てを演奏してしまう程で。
歌歌のアイもそうだったが、音楽家ジージージの演奏は何かおかしかった。
まず、音楽に合わせて、空模様が変わった。
先程まで雨が降りそうだったのに、一瞬にして晴れになった。
音楽家ジージージの力を借りれば、天候を操る事が出来そうだ。
死別ダマスカは嘆くような仮面を身に着けており、両手を鎖で締め上げていた。
まるで誰かを襲わないようにしているかのような戒めぶりであったが。
「やぁ、わたくしを呼んでくれてありがとう、わたくしの質疑応答にはあまり答えないほうが良い、死ぬから」
彼はにんまりと笑って見せたのだろう、仮面で笑顔は見えなかったが。
「スパイがいたら見つけることが出来るよ、それくらいしかできないから残念だよ、戦闘も出来るけど、あまりお勧めはしない、相手が必ず死ぬから」
死別ダマスカの淡々とした発言。
どことなく話し方は違うが裏世界キャンベルと通じるものを感じさせた。
まだクエストガチャが発生していない。
その時、城門の外から声がした。
カイルがそこに向かうと。
多くの兵士がいた。
どこからどう見ても武装している。
カイルとリラメイド長とジーバ執事長がゆっくりと近づいていくと。
1人の老将軍みたいな人物が前に進み出た。
そいつはアララスタ王国の将軍であるバナレスだった。
一度ギャンブルで勝利した事があって、因縁を付けられた事がある。
「これはこれは、カイル・オリゲートではないでしょうか、リラメイド長も健康そうでなにより、どうですかな、またギャンブルでもしてリラメイド長をよこしてくれませんかな?」
バナレスは女好きであり、ギャンブルで女を獲得しては酷い事をしている事で有名だ。
「ギャンブルはもうやめたので」
「そうですか、それより、なぜここに国があるんですかな?」
「普通に建てたけど」
「1日で? あなたがジスタ領地に追放されたのは国中の笑い話になってるんですよ? あれですか、ジェイグルンド共和国の繋がっていて神の力を使ったと? 報告させていただいてもよろしいですかな」
「どいう事だよ」
「これは完全なる反逆行為ですよ? 国王の許可なしに城や城壁を作る事はね、今日ここを没収しようと思いましてね、住んでる人も、後あの不思議な技術力も全てね、ここから見えてますよ?」
「お前そこまで腐ってるんか」
カイルが睨みつけると。
「あまり、ふざけた目でバナレス様を見ないほうが良い」
1人の筋骨たくましい男が前に進んできた。
確かバーナード隊長だったはず。
その筋力でどんな敵も倒して来たとされるが。
カイルの右腕を掴もうとして。
異変に気付く。
バーナード体調の力が全く及ばない。
むしろカイルの左手でバーナードの手をわしづかみにすると、彼の目がみるみるうちに苦痛の表情に切替わっていく。
「ぐぐぐ、お前、いつからそんなに」
バーナード隊長が下がって、バナレスに耳打ちする。
「ここは引き下がろう、だが、また来る。その時は、国王の名目でこの城やら何やらを没収させていただく」
「好きにしろバナレス」
「ふはははっは、リラメイド長ももらい受けるとしようかなその時に」
そんな下品な笑い声を上げてバナレス達が立ち去っていく。
「あのおっさん、分かりやすいな」
カイルが呟くと。
「どうせ夜にでも梯子使って侵入してくんだろうさ」
「さすがはカイル様」
ジーバ執事長が頷き。
「それにしても、あのおっさんリラの事好きだよなー」
「知りませんわよ」
「じゃあ、どうするか、作戦会議と行こうか」
その日クエストがまだ発生していない事に。
カイルは少し不気味さを感じていた。
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